だいぶ前に、サイト巡りをしていて、ハイザックとジムU、どちらが高性能か。と言う議論があったことを知りました。まぁ、どちらでも良いし、どちらでもあり得るのですが、一応、私の論を展開しておきましょう。
ちなみに、一般的には、ジムUの方が高性能と思われているようです。
その論拠として、ハイザックは、ジェネレーター容量から、ビームライフルとビームサーベルを同時に使用できない。と言うのが、主な論拠のようです。
まぁ、確かに構造的な欠陥なのですが、ビームサーベルとビームライフルの同時使用。と言う状況を考えた場合、それは、ビームサーベルを抜刀、つまりビームの刃を発生させている状況で、ビームライフルを発射する。と言う状況のみです。
要するに、アンペア数が足りないのに、テレビとビデオとオーディオとエアコンが使えない。と言うのならば、同時使用しなければ良いだけの話。特にビームサーベルとライフルの同時使用の状況というのは、相手のビームサーベルを、自分のビームサーベルで受けて、動きを止め、そこにへビームライフルで射撃する。と言う状況のみ。
ビームサーベルを展開している時は、ライフルを撃たず。ライフルを撃っている時は、ビーム刃をしまっておけばいいダケの話。と言う解釈も成り立ちます。
さらに、元々の性能を考えた場合でも、ジムUという機体は、ジムのマイナーチェンジでしかありません。公式でも、サブセンサーを搭載し、ジェネレーターと装甲材を若干強化しただけの機体。となっていた気がします。しかし、ハイザックという機体は、ジオンの進んだMS技術を接収して作られた機体で、いわば、連邦の技術とジオンの技術の合作です。バイクで言うならば言うなれば、ホンダとヤマハの共同開発の様なものです。
まぁ、技術融合したからと言っても、高性能な機体が出来るとは限りませんけども。
状況的な証拠を挙げますと、ティターンズが制式採用していた。と言う点が上げられます。一般に言われるように、ハイザックは、ビームライフルとビームサーベルが同時に使用できない。と言う欠陥があり、地球至上主義者の集まりであるティターンズが、外見はモロにジオンモビルスーツの代名詞ザクのハイザックに喜んで乗るでしょうか?。
普通に考えれば、意地でも連邦系モビルスーツを希望しそうなものです。それでも尚、ハイザックが制式採用された裏には、ジムUとは、比べものにならない性能差があったとも考えられます。ビームライフルとビームサーベルを同時に使用できず、外見まんまザクの機体を制式に採用しなければならないほど、ジムUは時代遅れの機体だったのかも知れません。
だからこそ、ガンダムMkUの開発が、急がれていたのではないでしょうか?
まぁ、単純に考えても、ジオン系の優れた駆動性、操縦性と、連邦系の優れた装甲材と剛性を併せ持った機体ならば、それなりの性能を持っていそうなものです。日本の繊細な機動性と、ソ連の無駄なまでの頑丈さを併せ持った戦闘機ならば、ソコソコの性能がありそうな様に。
そもそも、Ζガンダムには、(ガンダム対モノアイモビルスーツ)と言う分かりやすい構図を優先したが為に、設定との歪みがちょっとあります。私個人としては、エゥーゴにマラサイを。ティターンズにネモを配置して欲しかったですねぇ。
一応の設定としては、マラサイはエゥーゴに回すはずだったのを、アナハイムの政治判断でティターンズに。と言う設定があったとは思いますが。連邦軍なのに、モノアイ採用で、エゥーゴがガンダム系デュアルセンサー採用だもんなぁ。逆を言うならば、ジオンのモノアイは、それだけコストと性能のバランスが良かった。と言うことでしょうかね?
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