「おおもうけバカボンLive」 トップ>ナゴムコレクション>おおもうけバカボンLive
作詞/おーつきモヨ子 作曲/はやぶさユウイチロウ
大槻「どーもこんにちは〜 か〜ら〜て〜バカボンでーす。
あーOK? ケラさんOK? ウッチーOK?
えーと内田くんのギターと我々のヴォーカルだけで、ちょっとフォークっぽくやってみようと思います。
えー・・・えーあのー、えー
おおもうけバカボンという曲を・・・」
(内田の伴奏スタート)
ララララララララララララ〜
ツッターツッターツッタカタッター
沼に沈んだ姉さんが 叫ぶよ 僕に助けてと
坊や お願いこのままじゃ アタシ 溺れて死んじゃうわ
そいつはスゲーや こりゃ素敵 金貨千枚でどうですか
とんとん拍子に売り払い 僕も今日からお金持ち
※バカボン バカボン バカボン バカボン バカボン バカボン
バカボン バカボン バカボン バカボン バカボン バカボン
沼に沈んだ姉さんの 死体見つけたお金持ち
坊や綺麗な姉さんの 死体私に売っとくれ
そいつはスゲーや こりゃ素敵 金貨千枚でどうでしょう
とんとん拍子に売り払い 僕も今日からお金持ち
※繰り返し
沼のほとりの姉弟は 姉と弟の二人きり 仲良く 暮らしていました
けれどとある日 最愛のお姉さんが ちょっとだけ 目が不自由だったもので
沼の深みに足を踏み入れて 溺れてしまいました
姉さんが死んで オロロンと泣いていた弟の許に お金持ちが現れて
「坊や。綺麗な姉さんの死体を、どうか僕に売ってくれないか」
そう言いました
「よござんすよござんす、お売りしましょう。金貨千枚ぐらいでならどうでしょうか」
「いいだろう。金貨千枚で、そんな姉さんの綺麗な体が手に入るならば、わたしは幾らだって出そうじゃないか」
そう言って お金持ちから金貨千枚を貰って 少年バカボンはお金持ちになりました
夜毎夜毎のパーティーを開いて 最初のうちは楽しく暮らしていましたが
そんな暮らしも十日 二十日と過ぎていくと 飽きていってしまうものでございます
遊び疲れた少年バカボンが ふと沼に出ますと
あろうことか 沼のほとりに あの綺麗な姉さんが
こちらを向いて 手を振っているじゃございませんか
沼にはまった姉さんが 叫ぶよ 僕に助けてと
たとえ その身は売られても 愛しているよ姉さんを
※繰り返し
ケラ「バカボンさま〜」
大槻「ラーメンソーメン ヒヤソーメ〜ン
どうも」
ボーナストラックのトリ2は1989年5月27日、汐留PITにて開催された「第4回日本フォークジャンボリー」出演時のもの。出演メンバーはBLACK KUSH、無礼男の音楽隊、KYOZO&BUN、空手バカボン、友川かずき、大江慎也(ザ・ルースターズ)、シバ、アンジー、加川良、TEARDROPS、高田渡(合掌)、有頂天、南正人&RIVER、遠藤賢司バンド、ラフィン・ノーズとなっている。有頂天が出ていることから、空手バカボン単発の話ではなく、まあ有頂天の序でに大槻と内田をゲストに呼んで・・ということだろうか。この時期の大槻と内田は、筋肉少女帯のメジャー3rd『猫のテブクロ』発売を7月に控えており、有頂天のほうは『G∧N』を前年に発売して再度インディーズに潜り込んでいた頃。
ちなみにこの5ヶ月後にはナゴムが閉社している。
実はこのライブ、『第4回全日本フォークジャンボリー 1989年5月7日ライブ!!』と題して東芝EMIから2枚組のオムニバスアルバムとして出ていたのだが、とうに廃盤の上、空バカは未収録の模様。当然といえば当然である。「おおもうけバカボン」はギターの伴奏のみというアレンジで辛うじてフォークジャンボリーの名に準じているものの、次の
「パヤパヤ」はバックトラックがもろにスタジオヴァージョンなので、ちっともフォークではない。出演メンバーを見るとフォークではない純然たるバンドも少なくないので、そのへんは別にどうでもいいようだ。能天気な歓声を上げているのは有頂天目当ての客か。大槻の歌声がナゴム時代に比して旨くなっているため、空手バカボン度は幾分薄れている。また曲終盤になると、大槻による長い語りが挿入される。
『空手バカボン ナゴムコレクション』CDケースの台紙裏面に内田所有のカセットテープの写真が掲載されており、その一番上、見切れスレスレのところに「フォークジャンボリー '89.5.7?」と書かれたTDKのテープケースが見える。恐らくこのテープがマスター音源。
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