83年5月のデビューライブ後、リハーサルや1stソノシート『バカボンのススメ』のレコーディング等を挟んで9月15日に行われた、通算5回目の(なんとワンマン)ライブ時の音源である。場所はまたもや渋谷ナイロン100%。内田も当然参加で、名目上はソノシート発売記念ギグ。プレスが遅れて発売自体は間に合わなかったという。
大槻とケラによるヨーデルの掛け合いは空手バカボンの定番コントだったようで、4年後の「冗談画報」収録時にも曲の始まる前に似たようなのが収録されていた。
冒頭からキング・クリムゾンの「エピタフ」をテキトーな歌詞で歌い出し(ちなみに「冗談画報」ではザ・ブルーハーツの「リンダリンダ」だった)、プログレを称揚した挙げ句グレッグ・レイクに言及するなど、折角の客を遥か彼方へ置き去りにしているかのようだが、なぜか客の受けはいい。
両名による呵々大笑でコントは締め括られ、次の曲「バカが戦車でやってくる」に突入する。
大槻「Confusion will be my epitaph. As I crawl...
プログレはいいなぁ。よし、山に登るにはプログレが一番だ。
グレッグ・レイク元気かい? なんて・・・
んーーー・・・
ヨロレイヨロレイヨロレイヒー」
ケラ「ヨロレイヨロレイヨロレイヒー」
大槻「誰だ、こんなうまいヨーデルを唄う奴は。どこにいるんだ。
ヨーデルにはヨーデルを、ヨロレイヨロレイ、
ヨロレイヒー」
ケラ「ヨロレイヨロレイ、ヨロレイヒー」
大槻「誰だ。谺じゃないな。よーしもう一発、いくぞ!
ヨロレイヨロレイ、ヨ、ロ、レ、イ、ヒー」
ケラ「ヨロレイヨロレイヨロレイヒー」
大槻「ヒー・・・」
ケラ「レイヨロレイヨロレイヨロレイヨロローレイローレイローレイ・・・」
大槻「畜生(?) あんたプロだね!」
ケラ「兄さんもね!」
二人「ハーッハッハッハッハッハ アーッハッハッハッハ アーッハッハッハッハッハ アーッハッハ」
大槻「アー」
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