陽だまりの庭 完結記念
〜王様達の座談会〜
エンリック:「ようやく連載が終了しました!」
クラウド:「良かったです!」
エンリック:「特別にお客様を迎えています。『琴の調べは波の音・・・』シリーズ、ジェフド六世王!」
ジェフド:「お二人ともはじめまして!完結おめでとうございます。」
エンリック・クラウド:「ようこそ。会うのを楽しみにしてました。」
ジェフド:「私もです。」
クラウド:「皆の国が全然違うってところが面白い。」
ジェフド:「時代も少し離れてるようだし。」
エンリック:「人物像も変わってる。」(笑)
クラウド:「でも二人は典型的主役容姿じゃないですか。髪は金、銀で目が青い。所詮、私は脇だから。」
ジェフド:「お金持ちのくせにすねてる〜。」
クラウド:「それはティアラの嫁いでくる国だから。」
エンリック:「まったく他国から妻を娶るなんて、図々しい。おまけに旅の途中で。」
クラウド・ジェフド:何も言えず無言
エンリック:「大体、人の娘に三人も四人も子供産ませて。」
ジェフド:「お言葉ですが、子沢山なのは同じでは?」
クラウド:「そうですよ。ティアラが生まれた時、父上、何歳でしたっけ。」
エンリック:「十四。」
ジェフド:「早っ!」
エンリック:「だって私が待ってるうちに、フローリアが他所に嫁に行っちゃうかも知れないじゃないか。」
クラウド:「そういえば年上でしたね。」
ジェフド:「二度目の奥さんが未亡人。人畜無害な振りして、侍女に手を出すなんて…。」
エンリック:「妙な言い方しないでくれ!」
クラウド:「でも実家の力が強い妻は大変ですから。」
ジェフド:「わかるなー。その気持ち。」
エンリック:「ティアラー!いつでも孫と帰っておいでー!」
クラウド:「止めてください!!」
ジェフド:「まあま政略結婚じゃないんですから。」
エンリック:「そんなことできるか!」
クラウド:「考えないあたりが、何とも国王らしくない。」
エンリック:「もしかして娘や妹、利用しても平気なのか?」
ジェフド:「金権政治の王なら仕方ないでしょう。」
クラウド:「人が気にしてることを…。」
エンリック:「ダンラークは清い政治がモットーです♪」
ジェフド:「また臣下が揃ってるよね。」
クラウド:「財政難になったことないんだって。」
ジェフド:「すごすぎる!」
エンリック:「私は側近がいないからって、文月の温情です。」
クラウド:「あれだけ揃ってれば、私だって、もっと国を大きく…。」
ジェフド:「他国に侵攻するつもり!?。こういう人間がいるから、カルトアみたいな国が苦労するんだ!やだやだ欲張りは。」
クラウド:「騎士国家の王なら当然だと…。」
ジェフド:「弱い者いじめは騎士道精神に反する!」
エンリック:「ティアラー!人質になる前に帰っておいでー!」
クラウド:「しません!」
ジェフド:「私もドルフィシェに生まれてたら、のんびり竪琴弾いて暮らせたかな。」
エンリック:「いいなー、優雅で。」
ジェフド:「趣味です。竪琴がトレードマーク♪自分で手にして様になるものある?」
クラウド:「えっと、剣…?」
エンリック:「…錫杖…?」
ジェフド:「ティーカップじゃなくて!?」
クラウド:「スコップでしょう!?」
エンリック:「ほら、国王だから。」
クラウド・ジェフド:「ずるい!」
ジェフド:「登場時に国王と王子じゃ差があったのか。」
クラウド:「確かに元から賢王ってなってる。」
エンリック:「王になる前、遊んでないもんね。」
ジェフド:「何やってたんですか。」
エンリック:「子育て!寝るのも一緒♪お風呂も一緒♪」
クラウド:「ティアラとですか!?」
エンリック:「そうだよ。親子三人腕枕♪」
ジェフド:「いいな〜。」
エンリック:「大きくなったらできなくてね。」
ジェフド:「エルリーナはまだ間に合うかも。」
クラウド:「ウチの娘達もまだ小さいし。」
エンリック:「孫とはまだだなー。」
ジェフド:「孫…。」
クラウド:「エンリック父上と私は十歳くらいしか離れてないんですけどね。」
エンリック:「結婚遅いんじゃないか。」
ジェフド:「貴方は早すぎです。」
クラウド:「その分大切にしてます♪」
ジェフド:「奥さんは大事にしないとね♪」
エンリック:「共通点は愛妻家?」
ジェフド:「そうです。私達は
愛妻家であって恐妻家じゃありません!」
クラウド:「どうしたんです。急に。」
ジェフド:「文月の書き方が下手なせいで、恐妻家と間違われることがあるんだ。」
エンリック:「全然意味が違うぞ。」
クラウド:「まったく。」
ジェフド:「妻に優しいのは当たり前。」
クラウド:「同感です!」
エンリック「惚れた弱みがあるから、誤解されやすんだな。」
ジェフド:「なるほど。」
クラウド:「では、今後の対策について話し合いましょう。」
エンリック:「長くかかりそうだから、場所を移そう。皆様、ご愛読ありがとうございました!」