陽だまりのひととき(3)

 
皆様、御機嫌よう。クラウドです。
 もう「陽だまりの庭」も二十六話になりました。
 里帰りしてたティアラ・サファイアがようやく帰ってきて、これでドルフィシェも落ち着きます。
 ではなくて、話も進み始めます。
 「陽だまり時間」が存在するらしく、ダンラークとドルフィシェで日数の経ち方が違うようなので。
 
 今回はドルフィシェについてのお話をさせていただきます。
 作中出てきますが、ドルフィシェは商業都市国家の性格が強いです。
 そのため商人の力も強く、中には貴族と結託する者も多く、頭が痛いところです。
 ダンラークとは隣国ですが、気候風土も文化も違います。
 宮廷行事の多さは比較になりません。
 現在、私は父王の補佐として国政に携わっているため、名代として顔を出すことも多いです。
 おかげで自由時間が少ないです。
 生活習慣が変化したティアラは大変だったと思いますが、いつも笑顔です。
 豊かな国力を誇る反面、人間関係が複雑な面もあり、決して華やかなだけではありません。
 ダンラーク視察の旅は良い経験でした。
 個人的にはティアラを得たことが、何より大きな収穫です。

まだ、連載は続きます。
ダンラーク同様ドルフィシェにも目を向けていただければ幸いです。
 もうしばらく、「陽だまりの庭」にお付き合いくださいますよう、お願い申し上げます。
 
 
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