カルトア人物こぼれ話(2)
ジェフド:「二回目だー。嬉しいなあ。」
サラ:「ほら、あなた。はしゃいでないで。」
ジェフド:「そうだった…。晴れて『美術館』に夫婦揃って肖像画が飾られました♪」
サラ:「喜びのあまり、作者文月は二枚を見比べて、放心状態になっておりますわ。」
ジェフド:「だから、かわりに再登場!」
テイト:「実はお二人ともお互いに見とれております。」
ジェフド・サラ:「え!?それは…。」
文月:「まさか、自分に見惚れてたんじゃないでしょうね。ナルシストな性格にした覚えはないんだけど。」
ジェフド:「何だ!?どこから入ってきた!?曲者!」
文月:「あ、いいのかな〜。そんな事言って。」
サラ:「あなた、逆らわないほうが。」
テイト:「カルトアの命運がかかってます。陛下。」
文月:「そうそう。何だったらサラを国に帰らせちゃうことだってできるんだよー。」
ジェフド:「卑怯な!」
サラ:「大丈夫よ。今更グレジェナには戻ったりしないから、安心して。」
ジェフド:「ありがとう!さすが私の妻。」
文月:「こらこら。世界を作らないように。」
ナーサ:「お邪魔をすると馬に蹴られますよ。」
テイト:「ほっときなさい。蹴られた方がいいんだ。文月は。」
文月:「円満な結婚させてやった恩を忘れたな〜。」
テイト:「別にあなたのおかげじゃありませんから。」
文月:「かわいくない奴。他国に仕官させてやろうか。」
テイト:「その気があるなら、もっと前に出てってます。」
ジェフド:「カルトアの人間は結束が固いんだ!」
文月:「まあ、生意気な!人が持ちキャラ一の綺麗な顔と特技まで付けてあげたのに。」
ジェフド:「全部お前の趣味だろう!」
文月:「いつから口答えするような子になったの!?美人の奥さんに忠臣まで揃えた親心がわからないなんて、ひどい…。もう帰る!」(文月退場)
ジェフド:「塩!いや、聖水がいいのか!?両方まくんだ!」
サラ:「ちょっと、あなた。」
テイト:「まったく、あのような輩が入ってくるとは。城の警備を強化しないといけませんね。」
ナーサ:「後で災いが起きませんか?」
サラ:「そうね。ジェフド、気を身の回りに気をつけたほうがいいわ。」
ジェフド:「まさか。怪我はしないよ。」
テイト:「陛下の場合、外見が気にいられてますから。多分、心理的苦痛を味あわせるとか。」
サラ:「ジェフドが一番こたえることは…。」
サラ・テイト・ナーサ:「吟遊詩人ごっこができない!」(笑)
ジェフド:「笑うな!はもるな!『ごっこ』じゃないもん!」
サラ:「ないもんって、あなた。子供じゃないんだから。」
ジェフド:「だって違うもん!」
テイト:「陛下。もう、諦めてください。」
ジェフド:「嫌だ!髪だって、伸びてきたのに。」
サラ:「あなたの銀髪、目立つのよ。素のままはやめたほうがいいわ。」
ジェフド:「じゃ、金髪にしよう。サラとお揃い♪」
サラ:「あら、それも似合いそうね♪」
テイト:「陛下!王妃様も止めてください。」
ナーサ:「でも陛下のコンセプトが…。」
ジェフド:「そう。『騎士で王子の吟遊詩人♪』」
テイト:「もう王子じゃないでしょう。国王陛下。」
ジェフド:「そんな真面目な顔しなくても。」
テイト:「大体、今は二人もお子様がいらっしゃるんですよ。」
ジェフド:「う〜ん。子持ちの吟遊詩人は確かに違う感じが…。どちらかというと旅芸人一座?」
テイト:「ナーサ。くれぐれもライクリフ様とエルリーナ様から、目を離さないように。」
ナーサ:「お子様に芸を仕込む事はないと思いますけど…。」
ジェフド:「そうだ、そうだ。エルリーナは人前にださないぞー。かどわかされたらどうする!?」
サラ:「あなた。息子ならいいの?」
ジェフド:「え!?本人が望めば…。」
テイト:「いけません!ライクリフ様はまともに育っていただきます!」
ジェフド:「失敬な!私がまともじゃないと!?」
サラ:「自覚ないのね。」
ジェフド:「音楽は高尚な趣味だ!」
テイト:「竪琴じゃありません。吟遊詩人です。何度申し上げればわかるんですか。」
ジェフド:「財政に負担かけない実益かねた趣味じゃないか。」
テイト:「実益は考えなくて結構です。いつかばれますからね。他国のおたずね者だと忘れないでください。」
ジェフド:「うっ、それは困る。やっぱり城でおとなしくしてよう。」

  ちなみにジェフドの部屋着は裾長の詩人衣装が多い。自分で調達しているらしい…。

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