お屠蘇事件
お酒は慣れだと言う人もいるが、そうでない人間もいる。
代表がこの私。
元々、お酒に弱かった私が、金輪際呑まない!と心に決めた出来事がある。
今じゃ笑い話だけど、できれば忘れてしまいたい…。
友人同士で初詣旅行した時のこと。
お正月なので、ホテルでも朝食はお雑煮だった。
あらかた食べ終わった頃、
「お屠蘇はいかがですか?」
着物をきたおねえさんが席にきた。
「縁起物だからいただこうかな。」
手前に座っていた私ともう一人が手をだした。
三々九度に使うような朱杯が重なっていて、私が取ったのは二番目。
これが間違いだった。
部屋に戻った途端、酔いが回って起き上がれない!
チェックアウトの時間になっても、ふらふら。
とりあえず部屋は出ないといけないから、友達が鍵を掴んで、一足先にフロントへ。
私は動けないから、ロビーで休んだまま。
結局、お酒が抜けて、酔いが醒めるまで、足止め。
しばらくして元気になったけど、どうなる事かと思った。
もう二度とお酒は口にしない!
元旦早々、散々な目にあった私は心に誓った。
介抱させられた友人達も同様。
絶対に飲ませちゃいけない!
当時は、ここまで駄目とは皆も知らなかったんだよね。
以来、お酒を使ったメニューには私より周囲が敏感。
外でへろへろになられたら、たまらないもんなー。
今でも、チーズフォンジュやアサリのワイン蒸しで顔が赤くなるくらい弱い。
おかげでクリスマスもお子様用シャンペン。
ブランデーケーキもダメ。
カクテルなんてもってのほか。
あれはベースがウォッカやジンだから、結構強いんだ。
極甘の果実酒だって、おちょこ一杯が限度。
私にとって、お酒は調味料以外の何物でもない。
好きとか嫌い以前に、体質が合わない。
何度か試して、諦めもついた。
苦しい思いをするのはこりごりです…。
食べたり飲んだりは楽しくないといけません♪
H.15.3.22