熊本弁一覧表(共通語五十音順) (工事中!)  「熊本弁一覧表」「熊本弁よもやま」

共通語から熊本弁を探す一助になればと,熊本弁一覧表を共通語の「読み」で五十音順に並べ替えただけです。(見出し語数:1074 最終更新:2021/01/02)

共通語 熊本弁 備考(語源・用例・類語など)
挨拶 ものいい 隣かるモノイイにコラシタばい(隣から挨拶に来られたよ) 単に「物を言う」ことを意味する場合も
愛情,優しさ 煩悩(ぼんのう) 共通語と違って良い意味。アータに煩悩ンあるけん言ワスとタイ(貴方への優しさからおっしゃるんだよ)
愛想がいい えしゃくのよか 愛嬌があって人当たりが良い。アンしたエシャクのヨカばい(あの人は愛嬌があって人当たりがいいよ)
赤い/明るい あかか アカカつバはいよ(赤いのを下さい) もうアカカばい(もう明るくなったよ) 「アコなった」は「赤く」や「明るく」に
明るい/赤い あっか 外はアッカばい(外は明るいぞ) アッカつバはいよ(赤いのを下さい)
赤んべ,拒否・軽蔑の意 あかちゃかべっちゃか 瞼(まぶた)の下を引き下げ赤目を見せる動作。民謡オテモヤンの囃(はや)しにも「アカチャカ ベッチャカ チャカチャチャ」と
空き缶(大きいもの) がんがん 一斗(18リットル)缶など大きな空き缶を指す。たたくとガンガンと大きな音がするから?小さい缶をカンカン
空き缶 ぐゎんがら グヮンガラ打ッテサルク(空き缶を打って歩く,五木の子守唄の一節) ガンガンとも
悪童,いたずら小僧 わるごろ ワルゴロどみゃあ イーンマ罰んアタルばい(悪童たち 今に罰が当たるぞ)
開け閉め あけせき 元々は水門等の開塞から(?) コン戸はアケセキん悪カばい(この戸は開け閉めに問題があるよ)
(穴を)あける ほがす 「ほがす」で「穴をあける」の意味もあるが「穴をほがす」とも。接頭語が付きウッポガス,ツッポグ,ウッポグとも
朝早く,朝っぱら あさっぱち 朝腹(あさはら,朝食前の空腹)から早朝を意味し,音変化してアサッパチ。余りないことを言う場合も
麻(あさ)でできた袋,麻袋 とうまいぶくろ 唐米袋(?),トウキビ(唐黍)と同じく中国伝来の意味か(?)
足(ふくらはぎ)がつること からすまがり 泳ぎよったらカラスマガリのしてウンブクレヨートしたばい(泳いでいたら足がつって溺れようとしたよ)
明日の朝 あすなさ あすのあさ(ASUNOASA)が長ったらしいので,連続母音を詰めて(Oが抜け)ASUNASA(あすなさ)に
足の裏 足のはら 足のハラばアルーテかる上ガンなっせ(足の裏を洗ってから上がりなさい) 足指を頭や手とすれば足の腹?
味わい,奥深さ みじょう コン書はミジョウのアルごたる(この書は見ていてしみじみと味わいがあるようだ)
一過性の新しもの好き わさもん マイナスイメージに使うことが多い,熊本にはワサモンが多い(?) ワサモンズキ(初物好き)とも
辺り,そば ねけ そこんネケにゃナカかな(そこら辺りには無いの) (投稿) ニキ,ネキ,ニキャ,ネキャとも
あたりかまわず やるばなし 共通語の遣りっ放し(何かして後始末をしない)とは違い「自制心をなくした行動」を指す。ヤリバナシとも
あっ,わっ わいた ワイタしもた(何か遣り損なった時に発する言葉,「あっ しまった」) アイタ,ワイサギとも
暑い,暖かい ぬっか 暑いだけでなく,心地よい暖かさも。今日はヌッカなー(今日は暖かいね) ヌッカは県南,県北ではアツカ(またはアチー)
熱くなる(固体にも) たぎる 共通語では液体だけだが,熊本弁では固体や気体についても使う 石んタギットル(石が熱くなっている)
あっちへ あっちゃん アッチサン,アッツァンとも。コッチャン(こっちへ),ソッチャン(そっちへ),ドッチャン(どっちへ)も
あてずっぽう あてっぽし 確かな根拠なく単なる勘に頼ること。ナンデチャ アテッポシじゃイカン(何でも当てずっぽうではダメ)
当てにならない,無理だ むねこん そっじゃ ムネコンばい(それでは当てにならないよ) 「納得できない」の意味も
後片付けする,終わる かじめる もうソンくりゃでカジメなはらんカ(もうその辺で片付けて終りにしませんか)
(ドア等を開けた)後閉め あとぜき 「開けた戸は自分で閉める」が「アトゼキ!」の一言で。アトゼキを共通語と思っている熊本人は多い。後塞き?
穴,空洞 スンヒャアッタ大根(スカスカの大根),ジゴ(尻)ンス(尻の穴),ハナ(鼻)ンス(鼻の穴),ミミ(耳)ンス(耳の穴)
穴があく ほげる 壁ンホゲトル(壁に穴があいている) ホガス,ホグ,ホグル,強意のウッを付けてウッポグルなどとも
あなた(二人称) あーた,あた アータ方はヨウがまだしナハル(あなた達はよく働らかれます)アータ,アタ,アンタ,ジン,ワル,ワリャと敬意度が低くなる
貴方,君 じぶん 自分ナ何ば シヨルと(君は何をしてるの) 一人称が二人称として使われるようになった経緯? ジンとも
貴方,君/人 じん ジンな ナンバしょっと(貴方は何をしているの) 「仁(人)」から? ジュンとも
穴をあける うっぽぐ 壁や板などを一気に突き破るときに使う,ツッポグとも 強意の接頭語「ウツ」+動詞「ほぐ」 ウッポガスも
穴をあける つっぽぐ 「突きほがす」からか。ツッポグルやツッポガスも。ツッコグ(折ってしまう),ツッポシャグ(つぶしてしまう)
あのパン あんパン アンは「あの」。「あんパンば下さい」は「あん入り」パンか?それとも「あの」パンなのか?(投稿)
あばた(疱瘡の痕など) ぐじゃっぺ 民謡「オテモヤン」の歌詞「ご亭ドンが グジャッペだるケン まーだサカズキャせんだった・・・」
暴れる,もがく ばたぐらう 手足をバタバタして狂うように暴れることから。釣ッタ魚んバタグライヨル(釣った魚が暴れてる) バタクラウとも
あべこべ,反対に あっちゃこし アータはTシャツばアッチャコシ着とるバイ(あなたはTシャツを反対に着ているよ) 
あまり,それほど あんまし 「あまり」の撥音化した「あんまり」が更に音変化。こらアンマシ好カンばい(これはあまり好きではないよ)
飴(あめ)玉 あめがた 主に米のでんぷんを麦芽で糖化して作った昔ながらの硬い米飴(麦芽糖)だが,キャンディ全体もさす
謝る/許可を得る ことわる しかつコトワリも キラントかい(ろくに謝りもできないのか) 共通語に無い謝るの意味も。名詞は断り
荒々しい,乱暴 荒くたましか 動作・人物などが荒々しいこと。アイツァ アラクタマシカケン スカン(あいつは乱暴だから嫌い)
ありがとう,これはこれは だんだん 段々,「段々有難う」の省略形で「幾重にも礼を言う」意味。最近は死語。重畳(ちょうじょう)とも
ありがとう,感謝の言葉 ちょーじょー 重畳(ちょうじょう)は「重ね重ね」の意味,「重畳ありがとうございます」の「ありがとうございます」を省略したもの
ありません/ありますか あるかいた いつまっでちゃアルカイタ(いつまでもありません) まあだアルカイタ(まだありますか) 意味に注意! (投稿)
ありもしないのに ありばしするごつ 強調反語のバシ 言いバシするゴツ(言いもしないのに) 寒むバシあるゴツ(寒くもないのに)
あるだけ全部 あるしこ アルシコ持ってイキナッセ(あるだけ全部持って行きなさい) (投稿)
あれ,あいつ ある,あっ アルが欲シカ(あれが欲しい),アルげ行コか(あいつの家に行こうか) アッとも。コル,ソル,ドルも
あれがほら あっがほう 福岡で飲みに行った時「あっがほう」と口から出た熊本弁に周りの人達が「ななな、何ですか?」と (投稿)
あれだけ,あのくらい あしこ アシコあんならヨカでっしゅ(あれだけあれば良いでしょう) アガシコ,アギャシコとも。ソシコ,コシコ,ドシコも
とても慌(あわ)てて たぐろち タグロチハッテカシタ(とても慌てて出て行かれた) バタグロチからか? 宇城地区 (投稿)
安心,心配いらない 世話なし コシコしとくとセワナシたい(これだけしておけば安心だよ)
あんなもの あぎゃんと アギャントもコギャントもナカたい(あんなものもこんなものもないよ) ギャン(こんな)ト(もの)
~い ~か 形容詞の語尾は「カ」。ウストロカ(恥ずかしい),暑カ(暑い),ヒョウナカ(妙だ)
いや,いいえ,違う んにゃ 「ワカンなはったカ?」「ンニャ いっちょん解リマッセン」(「解られましたか?」「いや 全く解りません」)
いや,いいえ,違う んーね 否定するときに用いる言葉。ンーネ,そぎゃんジャなかと(いいえ,そうではないの)
適当,いい加減 えーころかげん エーコロカゲンな話シャアせんでハイヨ(いい加減な話はしないで下さい)
荒っぽい,いい加減な ばさらっか アンなんナ本にバサラッカな(あの人は本当にいい加減ですね)バサラシカとも 梵語のバサラ(金剛)から
いいように,好きなように よかごつ ヨカゴツしてヨカな(いいようにしていいの) アアタがヨカゴツしナッセ(貴方が好きなようにしなさい)
家,うち 古語「イヘ(家)」の音変化。わらエ(藁家)。更に誰がエ(誰の家)の「がエ」が縮まり「ゲ」に。だるゲな(誰の家か)オルゲ(私の家)彦一ゲ(彦一の家)
(~の)家 アタゲクル(貴方の家に行く)「~の家」が「~ガ・エ(家)」→「~ゲ」と音変化。オルゲ(私の家),ヌシゲ(あなたの家)など。「オルゲント(私の家の物)」とは,まるでドイツ語?
いきなり,急に ぽすと ポスト 止マット 危ナカバイ(急に止まると危ないよ) (投稿) ポースト,ボスト,ヒョクットとも
行く/(辞書などを)ひく くる 辞書ば繰リ そっちゃん来ルケン(辞書を引きにそっちの方に行くから) 話し相手の所に行く場合に使う。「来る」が「行く」,I'm coming と同じだが,最近は??
行く,行ってしまう,亡くなる はってく アッチさん ハッテカシタ(あちらへ行ってしまわれた) (投稿) 「行ってしまう」ことから「亡くなる」意味も
行く,来る,居るの敬語 おいずる どけオイズルか(どちらへ いらっしゃいますか) オイデナハルも
行く,帰る いぬる そろそろ イヌロカ(そろそろ帰ろうか) 「居なくなる」からか? 飲んだ時,よく口にした友が懐かしい
(食べ物に関して)意地汚い いやしか イヤシカこつぁ シナはんナ(意地汚いことはしてはいけません) 共通語と違って主に食事に関して
いじめる/できる こなす 子ドンばコナスもんじゃナカ(子供をいじめるものではない)/食いコナサン(食べきれない)
意地悪/わざと にくじ 故意の意地悪。あらニクジしよっとダロ(あれはわざと意地悪しているのでしょう) 憎事?
威勢(いせい)がいい,凄(すご)い いばしか 荒っぽい,いかついイメージ。イバシーやイバチー,イバチカとも。名詞形はイバッサ (投稿)
以前,昔,最初 しょて ソギャンとは ショテンこつタイ(そういうことは昔のことです) 将棋や囲碁の初手(最初の手)から
忙しい/うるさい せからしか 特に騒音や忙しさに対して。名詞形が「セカラッサ」,強調して「セカラッサー」とも (投稿)
急ぐ/混雑する せく そぎゃんセカセンデはいよ(そんなに急がせないで下さい) 今日はセートッど(今日は混雑しているだろう)
急ぐ もがう あた、てれーっとして…さっさつモガワンかい!遅刻するばな!(あんた、ボーッとして…さっさと急ぎなさい!遅刻するよ!(投稿)
急ぐ,あわてる もだゆる そぎゃん モダエチ どぎゃんシナハッタツな(そんなに急いでどうされたのですか) モダエルとも
傷む,壊れる そずる,そぜる 畳がソズルと言うが食べ物がソズルとは言わない。質的でなく,形態や機能が悪くなること 「損ずる」から? ソデルとも
到る所,どこもかしこも どこんかしこん ドコンカシコン痛してナラン(いたる所痛くて仕方ない) ドコンココンとも
イチゴでも 苺(いちご)どん イチゴドン食をカ(苺でも食おうか)「イチゴ(苺)丼」と聞こえそうですね,イチゴ(名詞)+ドン(でも,助詞)
一度にまとめて いっぺんたくりん イッペンタクリンに言うケン分からんタイ(一度にまとめて言うので分からないよ) イッショクタンとも
一度に,いっぺんに ひとたくり いっぺんにということは,十把一絡げと言う意味も付加されるようだ。ヒトマクリ,イッドキ等も
1 2の 3(掛け声) いち のーが さん 重い物を複数人で持ち上げる掛け声(球磨弁?,投稿) 「イチ(1)逃(2)が さん(3)」から変化?
一日中,終日 ひして 「日一日」のヒヒトヒがヒヒテ,ヒシテと音変化。ヒシテじゅうとも。一日おきをヒシテゴシ,ヒシテオキとも。
一日中(昼間中) 日のいちんち 日ノイチンチ遊(あす)どったテナ(一日中遊んでいたとのことですね) 日の一日(一日と言っても昼間中)
一番良い,都合が良い いっちょか ナンデンいっちぇーじ 酒ドン飲んどっとがイッチョカ(何でも放って酒でも飲むのが一番良い)
一向に いっこん アンしたアルかるイッコン見らんゴタル(あの人はあの時以来一向に見ないようだ) (投稿)
一緒に ちのじ チノジ行キまっしゅ(一緒に行きましょう) 「手を繋いで」や「因んで」からの変化か,「チノヂ」か (投稿)
一緒に行く,連れ立つ ちなむ ほんならチナンで行コカ(それなら一緒に行こうか) ツンナウ,チョナムとも
一緒に行く,伴う つんなう ホンナラ ツンナオカ(それなら一緒に行こうか) ツンノウとも 「連れ合う」からか (投稿)
行ってしまわれる はってきなはる 買うちハッテキナハル(買ってお行きなさい) 「ハッテク」は「這って(腹這って)行く」と聞こえそうですね
休憩,一服 たばっがい 「タバコでも」というのが語源?かと芦北の方から,田浦ではタバンマンやタバクマンとも (投稿)
いっぺんに,一気に ひとまくり 安したけんヒトマクリ売れちシモタ(安くしたので いっぺんに売れてしまった) ヒトタクリとも
いつもいつも,始終 いつかるしじゅう 何時から始終? イツカルシジュウせからしかコツ(いつもいつも忙しいことだ) イツカラシジュウとも
いつも,ずっと とーし トーシ遊ソンドル(いつも遊んでる) イツカルシジュウも同じ意味 (通し?)
井戸,泉 いがわ ココんイガワん水ァうまか(ここの井戸の水は美味しい) 井川,飲料水を川に頼っていた名残り。井川という井戸替わりの用水路的な物が昔あったとも(投稿)
田舎もの(蔑称?) じゃごんべえ オッドンナ ジャゴンベエタイ(私たちは田舎者だよ) ジャゴベエとも (投稿)
稲束,稲を積み重ねたもの とーべ トベとも,稲わらを円く積み重ねたものも。元々は稲を積んだ上に笠のように載せたものを指した
いのこづち(ヒユ科の多年草) ばか 果実が動物の体や衣服に付いて遠くに運ばれる。イノコヅチに限らずオナモミ等くっ付きやすい果実の総称
今に,そのうち いんま 「そぎゃん悪ごつばしよると,インマ罰かぶるばい」(そのように悪いことをしていると,そのうちに罰が当たるよ) 
妹さん(敬意?) いもっじょ イモッジョは嫁に行きナハッタな(妹さんは結婚されましたか)オトッジョ,アネジョもだが,アニジョとは言わぬ
いや(否),違う いんね イヤ,インヤ,インニャ,ウンネ,ウンニャ,ンニャ,ンネなども
いや,いいえ うんにゃ 「ワカンなはったカ?」「ウンニャいっちょん解リマッセン」(「解られましたか?」「いや全く解りません」) ンニャとも
嫌々,仕方なし,適当に しょうこつなし ショウコツナシにシヨット間違うバイ(仕方ないと思って適当にすると間違うよ)「する事なし」からか
嫌だ,耐えられない のさん,ぬさん 困り果てる,うるさい,どうしようもない。 暑してノサンな-(暑くて嫌ですね) ノスコッジャナカとも (投稿)
いら立つ,いらいらする 頭ん毛んうずく 名前ばドギャンシテン思い出せん。頭ン毛ンウズク(名前をどうしても思い出せない。いらいらする)
いらっしゃる,居られる おんなさる 社長さんなオンナサルですカ(社長さんは居られますか) 「居る」の敬語,「女猿」ではないよ
いらっしゃる,居られる おんなはる オイデナハル,オイデル,オイヅル,オンナサルも「居る」の敬語。否定形はオンナハラン,オンナサラン
いんげん豆 あくしゃ豆 柔らかい莢(さや)を食べる。「アクシャウツ(あきれる,嫌になる)ほど生り続ける」豆の意味
白のインゲン豆 とろくすん 十六寸と書いて「とろくすん」,この豆を10個並べると6寸(約18cm)程あることからの名称とのこと
飢(う)える かつるる 昔はカツレとるモンが多かったそうだが,飽食時代の今では死語か。カツレルとも
いお,いを イヲん骨んノドんヌカッて痛ウしてオコナエン(魚の骨が喉に刺さって痛くて仕方がない)
動く いごく ソコかるイゴキなすなよ ソケじっとシトキナッセ(そこから動かないでね そこにじっとしていて下さい)
臼(うす) くぼ 餅などを臼で搗(つ)く時の一度に搗く量,助数詞。餅あ何クボつくナ(餅は何臼搗くの)
薄(うす)める うべる 熱いお湯に水を加えて温度を下げる場合に使う。隙間などを「埋める」場合はウメル,ウムル(?) ウブルとも
薄める,冷やす んベる 熱いお湯に水を加えて温度を下げる 「隙間を埋める」のウメル,ウムルからの音変化? ウベルとも
嘘(うそ),つくり事 そらごつ ソラ(空)+ゴツ(事) そらソラゴツたい(それはウソだよ)
打ち壊す いっくやす アラクタマシカこつバすっとイックヤスばい(乱暴なことをすると壊してしまうよ) イックザスとも
美しい,清らか うつくしか ココン水は美シカ(ここの水は澄んできれいだ)単なる美しい以外に,「清潔さ」も意味する
腕(うで) えだ エダん痛ウしてオコナエン(腕が痛くて仕方ない) 枝みたいな手足から,関西では足をエダというらしい(投稿)
奪い合う,競って取り合う ばかう 安カちゅーて バコチ買いヨラス(安いといって 奪い合って買っておられる) バコウテがバコチに
馬(幼児語) だだ 語源は歩くときの音から,それとも馬に命令するときの口調から(?) ダダヒンとも
んま 馬の発音は「ウマ」でなく,まさに「ンマ」。語源は中国語の発音(ma)(?)
埋まってる いかっとる 「石がいかっとる」⇒石の上部が少し見えている状態で,その石を掘り出してみたら,想定外に大きかった。このような場合,「石が埋まっとる」でなく「石がいかっとる」と使いわける (投稿)
んめ 梅干も「ンメボシ」となる。ンメボシば食オごたる(梅干を食いたい)
埋(う)める/薄める うむる 水を足して温度を下げる場合はウベルもウムルも使うが,土に埋める場合はウムルか(?) ウブルとも
うろつく,歩き回る さるく ちょっとサルキませんか(ちょっと歩きませんか,「猿来ませんか」じゃない) サロク,サルキマワルとも
うろつく,歩き回る さろく ソギャンしこってサロキなすな(そんなに格好つけて うろつきなさるな) サラク,サルク,サレクとも
うわぁ,どうだろうか どうか 感心した時,驚いた時,あきれた時などに出る「うわぁ,どうだろうか」と言った感動詞 (投稿)
上手,上位 うわんだん 上の段(うえのだん)の音変化。まあだウワンダンのオラシタ(もっと上の方がいらっしゃった)
上手,上位 うわんちょ 上手(うわて)から音変化(?)。ああたよりウワンチョばい(あなたより上手だよ)
あーたはフの(フン)良カばい(あなたは運がいいよ),フの(フン)悪ルカ(運が悪い) フウとも,符か?
アータはンのヨカ(貴方は運が良い) オドンなンの悪カ(私は運が悪い) フやフウとも
うんともすんとも うんとんすんとん ウントンスントン返事んナカバイ(うんともすんとも返事がないよ)
(牛馬の)えさ はみ 馬んハミゃあヤンなはったナ(馬のエサはやられましたか) 「食(は)む」からか,馬を飼う家も少なく死語(?)
うるさい/偉い/煩わしい やかましか ヤカマシモンにナラシタ(お偉方になられた) ヤカマシカッタな(面倒かけました,お邪魔しました)
木製の台,腰掛け,縁台 ばんこ 木製の大きな腰掛け台,ポルトガル語bancoが語源(英語のbench)からの外来語とのこと
おいしい んまか,んみゃー コンにか ンマカ(この肉は美味しい。「この肉は馬か?」ではない,「馬刺し」も熊本名物ですが)
美味しいもの うまかつ ウマカツば食ヲごたる(美味しいものを食いたい) 馬肉カツではない ンマカ(美味しい)
おいしくない んもにゃ ウモニャと書いても良いが,発音はまさに「ンモニャ」。ンモナカ,ンモンドーンニャなどとも
牡(お)牛,強健な牛 こってうし 特に大きな牡牛。コッテウシゃ 気ン荒かケン 危なかバイ(牡牛は気が荒いので危ないぞ)
大変多い(県北)/元気がいい(県南) いさっか 同じ言葉でも県南と県北では違った意味で使われている,両方の意味を使い分けている地域も。八代市では喧嘩っ早い人を指す(投稿)
大きい,大,多い うう ウウアジ(大味),ウウザケノミ(大酒飲み),ウウバカモン(大馬鹿者),ウウバンギャ(大ざっぱ)
大ざっぱ,ルーズ ううばんぎゃ アン人(しと)ハ ウウバンギャー バイタ(あの人はおおざっぱな人だよ) 大番外
母さん,奥さん かくさん オルげん カクサンな 怖カバイ(うちの母さんは怖いよ) カカサンがカクサンに?
ご飯のおかず/おまけ かて 糧(かて,食べもの)から転じたのか? ご飯にカテル(加える)もの即ち副食の意味? シャアとも
おかず しゃ,しゃあ コラ 飯のシャアにヨカナ(これはご飯のおかずによいね) 菜(さい)の変化か? カテとも
お金 じぇんじぇん ジェンジェンの欲シュシテたまらん(お金が欲しくてたまらない) 銭(ぜに)の音変化
起き抜け ごすとき 今朝ゴストキ釣り行カシタばい(今朝起き抜けに釣りに行かれたよ) 「ゴスト起キ」がゴストキに(投稿)
行なわれつつある(進行形) あっている 会議んアッテイル(会議が行われている)(投稿) 「アットル」が方言で「アッテイル」は共通語と思っていた
しつつある(進行形)/済んだ(完了形) あっとる 試合はあっトル(試合は今行われている,進行/試合は既に終わっている,完了)
怒る,しかる がる ワルコツばっかしシヨット ガラルルばい(いたずらばっかりしていると怒られるよ)
怒る,腹を立てる はらかく 元は「悔しがる」意味。ジンナなんばハラカキよっと(貴方は何を怒っているの) ハルカク,ハリカクとも
押しつぶす つっぴしゃぐ フばツッピシャグと臭カばい(カメムシを押しつぶすと臭いよ) ツピシャグ,ツンピシャグとも
不正を押し通す/潜水する もぐる 間違ってると解っていても自分の意見や行動をごり押しする。文句をいう。名詞はモグリ(ごまかし,不法,不正)
おしまい,終わり しみゃー コッデ話ゃーオシミャー(これで話はおしまい)は,お婆さんの昔話の最後のセリフ (投稿)
押し曲げる,曲げてしまう ひんまぐる 曲グル(曲げる)に動作を強調する接頭語ヒンが付いて「無理に曲げる」などの意味を付加する
雄(オス) おっちょ オッチョは鳴くバッテンが メッチョは鳴かんバイタ(オスは鳴くけどメスは鳴かないよ) オンチョとも
お世辞(せじ) りこうぐち 利口(りこう)口のイッチョデン タタクルゴツ ナンナッセ(お世辞の一言でも言えるようになりなさい)
遅い おすか ヨウべはオスカッたっだろう(ゆうべは遅かったのでしょう 「お酢買った」ではない)
恐(おそ)ろしい,怖い おぜー,おじー 主に阿蘇地方。オジーは大分や宮崎弁にも。阿蘇には大分・宮崎の日豊方言の影響も
恐ろしい おとろしか 地震なオトロシカ(地震は恐ろしい) オトロシカが一般的だが,県北ではエスカ,阿蘇ではオゼーやオジー
お多福カゼ ふうとばれ お多福カゼは「ほほ」が腫れるから「ホホバレ」から「フウトバレ」に音変化? ホホを「フウ」とも
(果物や汚れが)落ちる あゆる,あえる 台風で栗のアエチしもた(台風で栗の実が落ちてしまった) 石鹸バ使わんとアエンばい(石鹸を使わないと落ちないよ) アヤス(落す)
転ぶ,落ちる,倒れる つこくる ソギャンこつバ しよっと ツコクルばい(そんな事していると転ぶよ),ツコカス,ツッコクル,ツッコケルなども
おっくうな,不精な ふゆか アンした フユカ(あの人は不精だよ) 仕事を面倒がること 「フユカ人」のことをフユウジ
弟さん(敬意) おとっじょ おとつ(弟),おとっじょ(弟さん) オトッジョはドケおらすと(弟さんはどこに居られるの) イモッジョ(妹さん)
おどけ者 ひょうげもん ヒョウナ(変な)のヒョウが動詞化したものがヒョウグル。ヒョウグル者がヒョウゲ者と変化? ヒョウキンタンとも
おどける,ふざける ひょうぐる ぬしゃヒョウゲモンだったモンナ(あなたはおどけ者だったね)おどける人がヒョウゲモン
(果物や汚れを)落す あやす ンメばアヤシテはいよ(梅を落として下さい) 汚ればアヤシとって(汚れを落としておいて)アユル(落ちる)
落す こかす ちゃんと握っとらんとコカスばい(ちゃんと握っておかないと落すよ) 語感を強めたツッコカスやツコカスも
落す,倒す つこかす ツコカサンごつシテはいよ(落さないようにして下さい) コカス,ツッコカス,チャイカス,ヒッチャイカスとも
一昨日の晩 きのんばん キノ(昨日)ンバンとは昨夜でなく「昨日の前(オトトイ)の晩」のこと!昨夜はヨウベ(ゆうべ)
驚(おどろ)く,ビックリする たまがる 強意の接頭語・接尾語を付けて「ヒッタマガル」「ウッタマガル」「ウッタマゲタ」「タマガリコナサン」とも
驚く,たまげる ひったまがる ヒッ(強意の接頭語) 震度7ん地震にゃヒッタマガッタばい(震度7の地震にはとても驚いたよ) ウッタマガルとも
同じ,等しい おなんじょ こっとオナンジョかつはナカとな(これと同じものはないのですか) オナージュ,イチョーとも
同じ おんなし オンナシバイ(同じだよ,「女芝居」ではない)「同じ」からの変化,オンナシタイ,オンナシカ,オンナジカ,オナシカも
お兄さん あんじゃもん アンジャモンなイサッカばい(お兄さんは元気がいいよ)敬意を込めるとアンジャヒト アネジョ(姉さん)
お人形さん(幼児語) にんにんさん ニンニンサンば コウチやるばい(お人形さんを買ってあげるよ)
(木をたたき切る)斧(おの) ちゅうの チョウナ(材木を削る斧)を指すとも。手斧(テオノまたはチョウノ)から「チュウノ」に音変化(?)
溺(おぼ)れる/太る うんぶくるる ウンブクレンごつシナッセ(溺れないようにしなさい) ンブクルル,ウンブクレルとも。「玉名出身の奥様が〈1.ふくれる。ふとる。2.溺れる。〉の意味で使う,「〈溺れる〉というのは,溺死体が〈ぱんぱんに膨れる〉様から派生した意味で,もともとは〈ふくれる〉という意味だろう」との投稿も
溺(おぼ)れる んぶくるる ソギャンとこっで泳ギよっとンブクルルばい(そんな所で泳いでいると溺れるよ) ウンブクルルとも
お前,あなた わる,わりゃ,われ 我からの変化,ジンも自分からの変化,ワルがきつい。一人称から二人称への変化に興味が!
お前,あなた 明日,ンがエ来るケン(明日,あなたの家に行くから) ンが,ンな,ンどみゃ等と
お前は ぬしゃー 「主(ぬし)は」がヌシャーに変化,同輩や目下に対して男性が使う,ニシャー(宇城地区)とも
ご亭主,お婿さん ごてどん ゴテードンガ グジャッペダルケン(婿殿が天然痘のあとが残っているので,民謡おてもやんの歌詞) ご亭殿
重い おむか こらオムカ,ヒトッじゃ抱えキランばい(これは重い,一人では抱え切れないよ) オモカとも
重い おんか ひとっじゃオンカけんカセシテはいよ(一人じゃ思いので手伝って下さい) オムカ,オブカとも
思う存分,たくさん おもさん オモサン 食べちハイヨ(思う存分食べて下さい) 「思うしこ」「思う様」から(?)「重さん」じゃないよ
居られる おらす 一般的には敬意が低いようだが,敬意を高くみる地域も 「先生がオラシタ」は使えない地域が多い
下りる,降りる おじる ソギャントコにゃ居ランデ 早うオジッテきなっせ(そんな所には居ないで早く降りてきなさい)
(思わず)折ってしまう つん折る 棒など細いものを折る時に使う。トッパサキば ツン折ッテはいよ(先端の方を折って下さい) ツンモルとも
仕事が終わらない ぶしまい ブシマイのゴタルな カセしゅうか(仕事が終らないようだ手伝いましょうか) 「不仕舞イ」 ブシミャアとも
終わる/たたく はつる シゴツのハツル(仕事が終わる) ビンタばハツル(ほほをたたく)
音信不通,便りがない おとんことんなか オトンコトンナカばってん元気シトラスとダロカ(音信不通だけど元気にして居られるのだろうか)
おんぶ(幼児語) えんえん エンエンしてモロチよかね(おんぶしてモラッテ良いな) カイカイとも
おんぶ(幼児語) かいかい カラウ(背負う)の幼児語。カイカイしまっしゅカ(おんぶしましようか) エンエンとも
か(助詞) とや 疑問の助詞。今日は行かんでちゃエエトヤ(今日は行かなくても良いのか)
か(疑問を表す助詞) ヌシャ行かんとヤ(お前は行かないのか) 同じく疑問を表す助詞の「ト」や「ナ」より乱暴で同等・目下に使用
蛙(かえる) げーら 「ゲーラ」鳴き声からか。ゲーラコ(ゲーラの子即ち蛙の子だからオタマジャクシ) (投稿)
カエル,トノサマガエル たんぎゃく 大きなカエルをワクド,タンガク(ガマの古語タニグクからか),小さなものをビキタン,ワッコ,ワッコサンとも
蛙(かえる) びき,びきたん アマガエルなど小さな蛙をビキやビキタン,ヒキガエルなど大きな蛙をワクドと。ビッキンタンとも
蛙(かえる),ヒキガエル わくど 食用ガエルをウシワクドとも,大きな蛙をワクド,タンギャク,タンガク(ガマの古語タニグクからか)。小さいのをビキタン,ワッコ,ワッコサン
顔色が悪い(青い) あおたるる 朝ッパチかる青タレチ どぎゃんシタと(朝っぱらから顔色が悪いぞ どうしたの)
(足の)かかと あど アドぼざ アライナッセ(かかとは洗いなさい) アドボンサン,アドボズ,アド坊主とも
かがむ,しゃがむ かごむ ミツカランごて カゴンどきナッセ(見つからないように しゃがんでおきなさい)
(エンジンが)かかる おこる 寒カけんエンジンの起コランばい(寒いからエンジンがかからないよ)
関わる,相手にする うちあう アギャンとにゃウチアイなすな(ああいうのには関わらないよ)ウッチャウとも。否定形はウチアワン,ウッチャワン
独り占めする,かき集める がじめる 何でんかんでん ガジメチしまわす(何でも独り占めにしてしまわれる) ガジムルとも
かき集める,独占する ぐゎじむる ナンデチャかんでちゃ グヮジムッとはイカン(何でもかんでも独り占めするのはだめ)
かき集める さづる,さでる アルしこサデちキなっせ(あるだけ全部かき集めてきなさい) サデ集ムル,サデ寄スルとも
かき集める(強調) さでよする 強意の接頭語サデ:サデコクル,サデマワス,サデクリカヤル,サデアツムル等々
かき回す,探す あせぐる そぎゃんアセグランでちゃヨカ(そんなにかき回さなくてもいい) アセル+強意のグル。アセクルとも
かき回す,あさる/触る あせる かき回して良いものを探し出すこと。アセルに強意の「ぐる」を追加してアセグルやアセグリマワスとも
かきむしる,引っ掻く かかじる そぎゃんカカジッとしゃが血ンずるバイ(そんなにかきむしったら血が出るよ) カッカジル,カカジッタクルとも
柿もぎ竿 ぐぁさ 下から突き上げて割れ目に小枝を挟んでねじり,柿の実を枝ごと折り取る竹ざお。グァッソ,ガサとも
(においを)かぐ かざむ ネマットランどか カザンデみなはり(腐ってないだろうか においを嗅いでみて) カズムとも
(においを)かぐ かずむ 腐ットランか カズンでミナッセ(腐ってないか匂いをかいでみなさい) カザムとも
(思わず)欠いでしまう つっかぐ 鉛筆ば ツッカイヂしもうたバイ(鉛筆をつい折ってしまったよ) ツンカグとも
(思わず)欠けてしまう つんかぐる 一部が欠けたり折れてしまう。そぎゃんスット歯んツンカグルばい(そんなことすると歯が欠けてしまうよ)
掛(か)ける,立てかける なんかくる 風邪ひくバイ,何なっと ナンカケときナッセ(風邪ひくよ,何か掛けておきなさい) 「何か来る」ではない
手のカサカサ がさくれ 手の肌がヒビでカサカサになっていること。カサカサをガサガサというから 動詞はガサクレル
かさご(フサカサゴ科の魚) がらかぶ ぎょろりとした大きな目や口,背ビレの鋭いトゲなど見た目は厳つい姿だが,味は最高かと
かさぶた,吹き出物 かさっぱち 傷の治りかける時にできる固い皮のこと,皮膚にできる小さなできものを指すことも
かさぶた/カニの甲羅 つ,つう ツんハガレち イタカ(かさぶたが剥がれて痛いよ)「ち(血)」の後に出来るので「つ」との説も
賢(かしこ)い こうしゃか コマンカ子ばってん コウシャカばい(小さい子だけど賢いね) 巧者か(?)
賢い/元気(県北) さかしか サカシカ子供タイ(賢い子供だよ/元気な子供だよ) 県南が「賢い」で県北が「元気,健康」?
貸した/書いた/描いた きゃあた カシタ,カイタがキャアタに音変化。カイカけんキャアタらアコなった(痒いので掻いたら赤くなった)も
かじる,しゃぶる こぶる 「齧(かぶ)る」の音変化。するめナット コブッときナハリ(するめでもかじっておきなさい)
火葬場 やっごいば ま~,タバコばやんなさんなぁ~ 煙とぉてヤッゴイバのごとあんどぉ(タバコを吸いなさるな 煙くて火葬場のようですよ)(球磨弁,投稿)
数(かぞ)える かずゆる カンネル,カズヌル,カンヌルなどとも,「~える」が「~ユル」と変るのも多い
数える かんぬる ソルば カンネちハイヨ(それを数えてください) カズヌル,カズユル,カズネル,カズエルとも
固(かた)い こわか 共通語の「強(こわ)い」から。「怖か」とは別。コン餅ゃコヲなっとる(この餅は固くなってしまってる)
肩車 ひゅーひゅーどんが おとうさん、ヒューヒュードンガしてー(お父さん、肩車してー) (投稿)
片づける/修理する/治す なおす 自転車ば ナオシときナッセ(どちらの意味かに注意!) 「ナワス」は片付ける
片づける,移す なわす そるがシモウタラ こらナワシときナッセ(それが終わったら これは片づけておいて下さい) ナオスとも
肩にのせる,担ぐ かたぐる そらオモカけん カタゲなっせ(それは重いから肩にのせなさい) カタゲルとも
塊(かたまり) どんぐれ サトン(砂糖の)ドングレ(かたまり) 他に土や粉など本来なら顆粒状の物が塊りになった状態をいう
がっかり,気を落とす がっぱり 試験ニ落チテ ガッパリしとらす(試験に落ちたのでがっかりして居られる) ガッパシとも 
がっかりする ぐらりする ホークスん負ケチ グラリシタばい(ホークスが負けてがっかりしたよ) グラッスルとも
かつぐ,になう いなう イナウは天秤(てんびん)棒を用いて運ぶもので,カタグル(カタゲル)は肩に乗せて運ぶ場合に使うとも
担(かつ)ぐ,担ぎ上げる かたむる そらオモカけん カタゲなっせ(それは重いから肩にのせなさい) カタグル,カタゲル,カタメルとも
かっこいい,見栄えがいい むしゃんよか 心身ともにかっこいいこと。「武者振りが良い」から 武者=武士。ムシャノヨカとも。反対はムシャンワルカ
買った こうた 「買って来る」は熊本弁では「コウチ来る」,「借りて来る」が「カッテ来る」,カッテキテは「借りて来て」
金槌,とんかち しゃあづち 釘バ打つけんシャアヅチばトッテハイヨ(釘を打つので金槌をとって下さい) 石鎚(しゃくづち)からか?
かに(蟹) がね こんガネはウマカね(この蟹は美味しいね) ガネミソ(カニ味噌)とも
お金持ち よかし 「良か衆」 五木の子守唄の歌詞にも「あん人たちゃ良か衆 良か衆良か帯 良か着物」
南瓜(かぼちゃ) ぼうぶら ボウフラ(蚊の幼虫)ではない,細長いかぼちゃのこと。ポルトガル語(abobora)?
ガマガエル,食用ガエル うしわくど 牛のように大きな蛙を意味する。ワクドは大きな蛙,小さな蛙をビキやワッコと
叺(かます),稲わら製の袋 かまげ 稲わらで編んだ頑丈なふくろで,米など穀物を入れるのに使用した
構(かま)わない,放っとく ほっぱらかす 接頭語「ホッ」が付いて,意味を強調する。ホッチラカス(散らかす)なども
噛(か)み砕(くだ)く かんぽしゃぐ のど飴はカンポシャガンでナメときなはり(のど飴は噛み砕かずになめておきなさい) カンピシャグとも
亀(かめ) がめ 亀だけでなく,スッポンも言う。八代妙見祭りに登場する想像上の動物「亀蛇(きだ)」の愛称がガメ
カメムシ(悪臭の昆虫) フのニンメのすんね? くしゃーたい!」と言ったら、「カメムシの臭いがする? 臭い!」 (投稿)
痒(かゆ)い かいか 蚊にササレチたいがカイカ(蚊に刺されてとても痒い) カユカとも
痒(かゆ)い かゆか 背中んカユカけんカイテはいよ(背中が痒いので掻いて下さい) カイカとも
から かる あーたハ どこカル 来ナハッたつナ(あなたは どこから来られたのですか)
から(接続助詞) けん 走ってこらしたケンきっちゃシトラス(走って来られたので苦しそうにしておられる)
空,はずれ しいら 殻ばかりで実が入ってない籾(もみ),転じて中身が空の状態を言う。シイラ豆,シイラくじ,シイラ餅など
からかう,茶化す おちょくる オチョクッテばっかしオラントよーと考エチみなっせ(茶化してばかりいないで良く考えてみなさい) チョチョクルとも
からかう,じらす せびらかす そぎゃんセビラカシなすな(そんなに からかわないで) 赤ん坊や子供に対して
からかう ちょちょくる インば チョチョクリよっと カマルルばい(犬をからかっていると噛まれるよ) チョクラカスとも
からかう とごやかす コドンバ トゴヤカシナスナ(子供をからかわないで) チョクラカス,チョチョクルとも
身体 ごご ゴゴんカナワンごつナッタばい(身体が思い通りにならなくなったよ)
カラタチ(ミカン科) げず 太くて鋭いとげがあり,昔は侵入防止の為に生垣に使われた。柑橘類の台木に使用。ゲエズ,ゲスとも
空(から),空っぽ かんぽす 中が空の状態。オルガ頭はカンポスタイ(私の頭は空っぽだよ,頭が悪い) 
借りてくる かってくる 「自転車ばカッテキタ」と言った場合,「買って来た」と間違えそうだが「買って来た」は「コウチキタ」
かろうじて,どうにか かっつかっつ カッツカッツ10キロはあっど?(かろうじて10kgはあるでしょう) カツカツやカツガツとも
可愛い,愛らしい むぞらしか コン赤ちゃんナたいがムゾラシカ(この赤ちゃんはとっても可愛い)(投稿) ムゾカ,動詞はムゾガル
可愛がる むぞがる 蝶よ花よとムゾガッてバッカシたい(蝶よ花よと可愛がってばかりですよ)
かわいそう,悲しい ぐらしか アギャンなっと グラシカなー(あんなになると かわいそうだ) グウラシカとも 語源は「業らしい」
かわいそう/かわいい むぞか ムゾラシカと語源が近い? ムゾカは無残からの音変化だそうだが「可愛い」の意味も。八代では「みじょか」(美女か?)で,かわいいと言うよりは美人という意味(投稿)
かわいそう/可愛い むぞなげな 「かわいそう」と「可愛い」の両方の意味が,愛憎は紙一重。無残→無憎(むぞう)→可愛い ムゾゲとも
可愛らしい,愛らしい こやらしか 「小愛らしか」から? 小さなものや子どもに対して使う。カワイカ,ムゾラシカ,モゾラシカとも
乾(かわ)く いらく センタクもんノ イライとったラ なおしトッテ(洗濯物が乾いていたら片付けて置いて) 「のどがイラク」とは言わぬ。イロク,ヒアガルとも
(身を)かわす/あやす すかす 「隙間を作る,おだてる」等の他に「身をかわして相手の攻撃を避ける」や「子供をあやす」という意味も
変り者,変人 いひゅうもん 肥後の異風者(いひゅうもん),モッコスと比べると少々プラスイメージか (投稿)
頑固もの,偏屈もの,石頭 もっこす 「アン人ぁ モッコスだけん・・・」など,元々マイナスイメージとして使っていたが,良い意味での反骨魂にも
乾燥させる,干す ひぼかす 魚を保存食にするために火にあぶって干物にすること。その干物のことをヒボカシと (投稿)
簡単だ,取るに足りない ひゃあんごたる ヒャア(灰?,蠅?)。ソギャアンこつぁ ヒャンごたっタイ(そんなことは簡単だよ)
簡単に,短時間で ちょっとがけ ソギャン面倒かつな チョットガケにゃデケン(そんなに面倒なのか 短時間ではできない)
気,気持ち,波長 アータとはハが合うバッテンがアッとはハの合わん(あなたとは気が合うがアン人とは合わない)(投稿)
黄色 きな きなこ(黄粉)や(卵の)きなみの「きな」。キナイロとも。形容詞はキナカ,キンナカ,キーンナカ,キーロカとも
黄色い きんなか 「金ナカ」か? キンナカ→キンナ→キナ キンナカ色をキナ色とも
服装が立派のさま/着飾る うったつ そぎゃんウッタッテ どけイキなはるカ(そんなに立派な服装で何処に行かれますか)
気が強い いとしか イトシカおなごバイ(気が強い女性だよ) 共通語「いとしい」は「かわいい」,「可愛い」と「気が強い」関連は?
気位,自尊心 きぜん アンした キゼンのタッカけん 話ニッカばい(あの人は気位が高いので話し難いよ)
奇跡,よくもまあ じんべん 予想外の滅多にない良い結果に使用。ジンベン試験に通ったコッタイ(よくもまあ試験に合格したことよ)
汚い(主に性格?) きさにゃ あやつぁキサニャけん(あいつは汚いから)のように主に性格が悪い場合に使うことが多い。県北 (投稿)
汚い べべか ベベカ手ジャ カカンナスナ(汚い手では触らないで) ベベタカ,ベッベとも
汚いこと/着物(幼児語) べべ そらベベカけん カカンナスナ(それは汚いから触らないで) オベベ(着物),ベベカ(汚い)とも
来たね/汚い きたにゃー ようキタニャーのキタニャーは「来たね」の意味だが,「汚い」と勘違いされた(投稿) 「暗い」も「クリャア」
きちんと,完全には よーと ヨート聞イチけ(きちんと聞いて来い) ヨート覚えトラン(完全には覚えていない) ユートとも
きちんとている,丁寧だ かったるか アータはカッタルカ(あなたはきちんとしている) 副詞はカッタル。「かったるい」ではない
きっちりと しきしき あの人は何でんシキシキさすなあ(あの方はなんでもきっちりされるなあ) (投稿) 式式からか?
来なさい/着なさい きなっせ 「来ル」+「ナッセ」 こけキナッセ(ここに来なさい) コルばキナッセ(これを着なさい)
君の家 ぬしげ NUSIGAIEの母音が続くAIEが省略されてEになってNUSIGEに。アタゲ,ジンゲ,ワルゲとも (投稿)
逆,あべこべ ひっちゃこし 物事が反対,裏返しになっていること。考え方んヒッチャコシたい(考え方が逆だよ)
灸(きゅう) やと 「やいと(灸)」の音変化。ヤトばスユルばい(お灸をすえるよ)
急な階段 むなつきがんぎ 胸突きは急な坂,雁木とは雁が編隊飛行しているように木や石を積んだことから階段
急に,慌てて,取り急ぎ あたじゃ アタジャこらすモンだけんオオゴツたい(急に来られるもので大変です) アタージャ,アタジャー,アタデとも
突然,急に ごすと ゴスト起キ(ゴストキ,急に起きること) ポスト,ヒョクット,ゴーストなども
凝灰岩 ひゃあいし 火山灰が集積・凝結してできた岩石(熊本では阿蘇凝灰岩)で,熊本に多い「石造めがね橋」の石材にも
狂牛病 よろけ 昔から、原因は全く不明で牛が涎を垂らしながらよたよたして死んでいく病気がありまして、この病気をよろけと呼んでいました。これこそ狂牛病の症状でしたねえ。イギリスやアメリカで発祥した原因は骨粉飼料(共食い)だと言われていますが、菊池の酪農農家では、そんだけじゃなかろ?と話していましたねえ (投稿)
共同で もよち 「物を共有したり,仕事などを共同でする」というモヤウから。そらモヨチしなっせ(それは共同でしなさい)
きょろきょろして落ち着かない きょそつく 何ばキョソツイとっとナ(何をきょろきょろしてるのか) キョソキョソスルとも
切り揃える つまゆる 散髪や庭木の剪定などで切り揃える時に使う。頭ばツマエチ来なっせ(髪を切り揃えて来なさい)
(手で引っ張って)切る つっきる 長いものを手で引っ張って切る場合に用いることが多く,刃物で切るときには使わない
(思わず)切れてしまう つん切るる 接頭語「ツン」:ツンキル(切る),ツンクザス(壊す),ツンポグ(ほがす),ツンマガル(曲がる)
具合が悪い,言い難い なんしか ヒョクット行くとナンシカばい(突然訪問すると具合が悪いよ)(投稿) ナンシカ話バッテン(言い難い話だけども)
食い合わせ がっしょく(合食) テンプラとスイカはガッショクてバイ(テンプラとスイカは食い合わせとのことです) 迷信が多い?
食う ぷー 天草下島南部では,食うことをプー,食えをペー,食わないをパンと言う(秋山正次著「肥後の方言」より)
臭(くさ)い臭(にお)い にめー 「におい」 が訛って「にめー」に。フのニメーのすんね?くしゃーたい!(カメムシの臭いがする?臭い) (投稿)
腐(くさ)る/話がもつれる(芦北)/物事がうまくいかない(県北) ねまる こらネマットルばい(これは腐っているよ) 腐敗前の「酸っぱい臭いがする程度」を指すことも。芦北では「話がもつれる」意味も。「腐る」から「だめになる」「うまくいかない」と意味が変化したのか
葛(くず),葛根 かんね 葛根から,葛をカンネカズラとも。秋の七草で,花は美しいが太いツルを伸ばして繁茂する害草
ぐずぐずいう,ごねる ぐぜる もうネムカツばい グゼリよる(もう眠いんだろう ぐずぐず言ってる) 口説(?)
くすぐったい,こそばゆい こそばいか 「恥ずかしい」という意味も。コソバユカ,コチョバイカとも。動詞はコソグル,コチョグル
崩(くず)す/壊(こわ)す くやす お金や土の塊などを細かくする意味にも。1万円ばクヤシテくだはり(1万円をくずして細かくして下さい)
崩(くず)す/壊(こわ)す いっくざす 土手んイックザレタ(土手が崩れた) 自転車ばイックザシタ(自転車を壊してしまった) イックザルルも
くすぶる,焦げる すぼる タキモンのスボレヨルばいた(焚き木がくすぶってるよ) スボラカス(焦がしてしまう) 名詞形はスボレ
壊れる,崩れる うっくざるる こん家は,いんまウックザルルばい(この家は,そのうちに壊れてしまうよ) ウックザスも (投稿)
下さい,頂戴 はいよ こるばハイヨ(これを下さい) 送ってハイヨ(送って下さい) 返事ではない。「拝領」が語源
~下さい(敬意の助動詞) まっせ お出でマッセ(お出で下さい) 「お出でナハリマッセ」とナハリを付ければ更に敬意が増す,クダハリマッセも
下さる くだはる わたしぃクダハリますか(私に下さいますか) クダハリ,クダハランカ,クダハリマッセ,クダハリマッセンカ
口ごたえ,弁解 へんぱく (目上の人に)屁理屈をこねて反論すること,口ヘンパクとも。口ヘンパクばっかしシテ(口答えばかりして)
口先だけで実行が伴わない あごばっかし 「顎(あご)即口ばかり」から。あんしたぁアゴバッカシたい(あの人は口先だけで実行が伴わないよ)
くちびる/唾液 つば 長い間泳いでいると「ツバん青ナットル(唇が青くなってる)」とか「ツバん色バ失うトル」などとも
くも(蜘蛛)/昆布 こぶ kumoがkobuのように,uとo,bとmの音変化は多い。朝鮮語ではkom,関連は? 黄白の横縞入りをシマコブと
くもの巣/やに(脂) やね 頭にコブのヤネんヒッツイトルばい(頭に蜘蛛の巣が引っ付いてるよ)/松ヤネ(松やに),目ヤネ(目やに)
悔しい,じれったい はがいか ホンナコツ ハガユシテならんバイ(本当に悔しくて仕方ないよ) 「憎らしい,腹が立つ」意味も
くらいは,だけは どま お礼ドマ言うトカントいかんタイ(お礼くらいは言っておかねばいけないよ) ドミャとも
(物陰の)暗がり くらすみ クラスミにゃ 何カ隠レトルごたる(暗がりには何か隠れているようだ) 暗隅か
食らわす,なぐる かまする 強く殴る。一発カマセル(一発食らわす),屁ばカマスル(屁を食らわす)
来てしまう,やって来る はちくる 「ハチ」は強調及び「思わず」とか「一気に」等の意味を付加する接頭語。ハチケ,ハチコライ,ハチキトルとも
クレソン たいわんぜり なーんがクレソンな?武者つけちかる。こら昔かる台湾ぜって言いよったたい(何がクレソンだよ。格好つけてからに。これは昔から台湾芹って言ってたよ。)(投稿)
苦労,難儀 しんど シンドば カケマスな(ご苦労をかけますね) 「辛労,心労」から? 形容詞はシンドカ,動詞はシンドスル
加える,仲間に入れる かつる,かてる オドンたちもカテチはいよ(私たちも仲間に加えて下さい) ヨカばいカツルばいた(いいよ加えますよ)
食わせもの つかませもん 外見は良いのだが中身が良くない物や人物,偽もの・いかさまもの・悪い品をツカマセルから
(仲間に)加わる かたる 「語る」とは別。オドンたち カタンなっせ(私たちの仲間になりなさい) カテル、カツルとも
消す きやす 「(電気とか火を)消しなさい」は「キヤサンカ」「キヤセ」「キヤシナッセ」「キヤシナハリ」などと
削り取る,かき集める かする 残り全部をかき集めること。鍋ン底まじカスッてシモタ(鍋の底まで残りは全部食べてしまった)
削る,削り取る,引っかく こさぐ 五木の子守唄に「煮えちゃおれども喉コサグ(煮えてはいてもノドを引っかく)」 接頭語「コ」+削
けち,けちん坊,ずるい こすたくりん アイツぁ コスタクリンだけん(あいつはけちん坊だから) コスタクレとも,形容詞はコスカ
下品な,下劣だ げさっか そぎゃん ゲサッカ話ぁ シナスナ(そんな下品な話はするな) 「下作」から?
毛虫,ムカデ おこぜ アタが背中にゃ オコゼんホウドルたい(あなたの背中には毛虫が這い歩いているよ) ヒゲムシとも
下痢(げり)する,下す たるかぶる ソギャン食うと タルカブルばい(そんなに食べると下痢するよ) タリカブルとも 小のほうは「シカブル」
蹴(け)る,蹴り上げる けたぐる タグル(タクル)は前の動詞を強調する接尾語。ケタクルやケッタクルとも
体が消耗して元気がない がほんなか ガホとは気力? 風邪ヒイち ガホンナカばいた(風邪を引いて元気がでないよ) ガホンニャーとも
片足跳び,けんけん すっけんぎょ 片足で跳ぶ子供の遊びで,「すっけんぎょう」や「すっけんけん」とも (投稿) 修験行?
来い け,けぇ コケケ(ここに来い) トットトやスースースなどと同じく,似た音が並ぶと面白い
濃(こ)い こゆか,こゆい コユカは方言でコユイは共通語と思ってる熊本人は多い。コユカコーヒーば飲もゴタル(濃いコーヒを飲みたい)
高価な,希少な,貴重な こうだいか 貴重,希少,高価を総合した意も。そぎゃんコウダイカつバ(そんなに貴重で希少で高価なものを) 高大か(?)
交互に,片方ずつ かちゃりごし 交代交代,かわるがわる。カチャリゴシ使いマッシュ(交互に使いましょう) カタリゴシ,カチャッポゴシも
小エビ(アミ)の塩漬け つけあみ ツケアミのアットしゃが飯ノいくるバイタ(小エビの塩漬けがあればご飯がすすみますよ)
甲(かぶと)虫,黄金虫,玉虫 つーむし 「ツウ」すなわち「かさぶた」みたいに堅いもので覆われた虫の意味か(阿蘇にはツームシ山が)
こける,落ちる さでこくる 「コクル」に強意の接頭語「サデ」を付加したもの。他にもツッコクルや更に強意のサデクリコクルも
ここに来い こけけ コケ(ここへ)+ケ(来い)。単語でないが文にすると面白いもの:トットット(とっているの)など (投稿)
ここへ,ここに こくさん 普通「ここ」だが,助詞「サン」に続く時「コクサン」に。ソクサン,ドクサンも。ココサン,ソコサン,ドコサンも
お寺のご住職さん おじゅっつぁん 「お住職さん」が縮まったもの,住職の奥さまのことはボウモンサン(坊守さん)
コジュケイ(キジ科の鳥) ちょっとこい 中国原産のウズラに似た鳥で,鳴き声が「チョットコイ」と聞こえることからの名前
こすり付ける,なでつける にじっつくる 汚れた手ばニジッツケンデはいよ,キタニャアバイ(汚れた手をこすり付けないで下さい,汚いよ)
こすり付ける,なすり付ける にじる 汚れが付いた手・足・指を物にこすり付けること。ニジクルとも,より強意にニジッタクルやニジッツクル
こすり付ける ねじったくる 「ネジル」+強意の「たくる」。汚れた手ばネジッたくらんで(汚れた手をこすり付けないで) ニジッタクルとも
ご馳走(ちそう) ごっつぉ ぎゃんゴッツォはハジメチ食うたばい(こんなご馳走は初めて食ったよ)
ご馳走になる よばるる オジサンゲで夕飯ばヨバレチキタ(おじさんの家で夕食をご馳走になってきた)
こちらへ こっちゃん コッチサンがコッチャンに。アッチャン(あちらへ),ソッチャン(そちらへ),ドッチャン(どちらへ)。コッツァンとも
小遣い銭 遣(つか)い銭 千円やるけん余ッタツァあたん使イ銭たい(千円あげるので余ったのは貴方の小遣い銭だ) ツキャセンとも
骨粗鬆症(こつそそうしょう) むっからぼね 歳を取って骨が折れやすくなることをこう言っていました。昔からありましたよ(投稿)
ごっそり,全部/急に がばっと ガバット持ってハッテカシた(ごっそり持っていかれた) ガバット起き上がラシタ(急に起き上がられた)
こっそりと/うとうと すれーっと スレーット居らんごつナットル(いつの間にか居なくなっている) スレーットしとっタ(うとうとしていた)
こと(事) こつ いらんコツァしなはらんデチャよかバイタ(余計なことはしないでいいよ)
小生意気(早熟の意味も) こしゃくれ 「こましゃくれ」からか? アンしたコマンカ時かるコシャクレとらした(あの人は小さい時から小生意気だった)
小生意気(早熟) こぜらしか アンした コマカ時かる コゼラシカったつ(あの人は小さい時から生意気だった) 
このくらい こんくりゃ コンクリャあっとヨカな(このくらいあると良いの) ソンクリャ,アンクリャ,ドンクリャなども
このように,~のように ぎゃん ギャンすっとタイ(このようにするのです) コ,ソ,ア,ドがついてコギャン,ソギャン,アギャン,ドギャンも
このように,こんな こぎゃん コギャンとはヨカ(こんなものは要らない) ギャンとも。「ソ・ア・ド」が付いてソギャン,アギャン,ドギャン等も
こぼれ散らばる ばいぎゃる 用心せんとバイギャルばい(用心しないとこぼれ散らばるよ) (宇城地区の方からの投稿)
困った/呆れた あくしゃな アクシャは悪性(あくしょう)からの変化(?) アクシャナこっタイ(困ったことだよ) (投稿)
困(こま)る,嫌になる あくしゃうつ 持て余して大いに困ったり怒っている状態。ホンナこて アクシャウツこつバッカシたい(本当に嫌になる事ばかりだ)
凝る,筋肉が痛くなる こわる 久しぶり走ったケン足んコワッとるばい(久しぶりに走ったので足の筋肉が痛くなってるよ)
これ こる コルが良カ(これが良い) アル(あれ),ソル(それ),ドル(どれ) 「コルハ」は音変化してコラ
語呂合わせで意味なし すってん 愛の恋の スッテンの ドギャンでちゃヨカコツ(愛とか恋とかスッテンとか どうでも良いこと)
転げ落ちながら つっこけまんこけ 蹴つまづきながら。ツッコケ(思わず転げ落ちる)が主,マンコケは語呂で取っ付けた(?)
転ぶ,落ちる/接尾語 こくる 接頭語を付けて「サデコクル」とか「ツッコクル」とも。強勢の接尾語としても「笑イコクル」等
怖い,気味が悪い えずか,えじい あんシはエズカ(エジイ)ばい(あの人は怖いよ) 他にエスカ(県北)やオジー(阿蘇)を使う地域も
壊(こわ)す つっくざす 新品テカラン もうツックザシとる(新品なのに もう壊してる) ツンクザスとも
壊れる いっくぁゆる そぎゃんアラクタマシュウすっとイックァユルたい(そんなに荒々しくすると壊れるよ) (投稿)
壊(こわ)れる うっくぁゆる ソギャンすっと ウックァユルばい(そんなにすると壊れるよ) ウッカエル,イックァエルとも 強調の接頭語ウッ
最後の一つを残しておくこと いっちょ残し 盛られたお菓子や果物の最後に残った一つを残すこと,最後は神様へのお供え。「肥後のイッチョ残し」とも
はかり(秤),さおばかり ちきり 分銅の吊り合う位置で重さを量る道具。チキリぁ キチンとハカンなっせ(はかりは正確に量りなさい) 
逆に反り返った傘/番匠笠 ばっちょがさ 竹皮製の番匠(ばんじょう)笠からの変化か。子供の頃,わざとバッチョガサにして遊んだことも
反対に,逆さまに さかたくり シャツば サカタクリ きとっド(シャツを反対に着ているんでしょう) サカタクリン(真っ逆さま)も
魚(幼児語) じじ ダダ(馬),マンマンサン(仏壇),テテ(手),ブブ(湯)など,幼児語は同じ語の繰り返しが多い
逆らう,反抗する もがう あらぁモゴウチばっかし(あいつは逆らってばかり) 南関方言(福田精一編著)には「からかって面白がる」と
さがる,後戻りする すざる 車ン来るケン ウシロサン スザンナッセ(車が通るから後ろのほうへ下がりなさい) 後スザルとも
(後ろに)下がること あとすざり 前を向いたまま後ろに下がること。アトスザリしなっせ(前を向いたまま後ろに下がりなさい)
(花が)咲く さす(咲す) シガンバナんサシトル(ヒガンバナが咲いている) サシトルをサイトルとかシャアトルとも
裂(さ)ける,割れる わしける 栗イガん熟れちワシケトッタばい(栗のイガが熟して裂けていたよ) ワシクル,ワシケトルとも
木(木材)のささくれ せら セラんヌカッタ(木のささくれが刺さった) 八代地区(投稿) ササクレも使い方次第では方言?
突き刺さる,刺さる ぬかる(貫かる) イゲんヌカッてイタか(とげが刺さって痛い) 雨で地面がドロドロになることやそれに入り込むことも「ヌカル」
座禅豆,大豆の甘辛煮 ざぜまめ 僧侶が座禅の前に小用を減らす為に食べたという座禅(ざぜん)豆が音変化してザゼマメ
さっき,先刻より さっかる サッキカルがサッカルに。サッカルかる待ットットバイタ(先ほどから待っているんですよ) サッカルカルとも
さっさと,はやく さっさつ サッサツせんナ(さっさとしないか) サッサ(ササ)は時間経過? えーサッサ(長い間),どがササ(どの位の間)
熊本名物のサツマイモの団子 いきなりだご 生のサツマイモ(カライモ)を輪切りにし,イキナリ(そのまま,直に)小麦粉で包んで蒸した団子,最近はサツマイモと小豆あんを挟んだものも。イキナリとは「直に,そのまま」以外に「突然,すぐ」の意味もあり,すぐできる団子の意味だと紹介しているものもあるが,すぐにはできない
サツマイモ入り餅 こっぱ餅 コッパ(サツマイモを輪切りにして干したもの)をもち米に混ぜてついた餅。天草名物。
サトイモ(里芋) いも イモと言ったら全国的にはサツマイモのようだが,熊本では里芋を指す。サツマイモはカライモ
寂しい,退屈だ とぜんなか 一人じゃ トゼンナカケン遊びにキナッセ(一人ではさびしいので遊びにお出で) トゼンニャアとも
錆(さ)びる さぶくるる サブクレチシモトルバイ(錆びてしまっているよ) 名詞はサブクレ
寒い さんか(寒か) サンカサンカ たいぎゃサンカ(寒い寒いとても寒い) 今日はサンカモニカ♪(ダジャレ)
寒さが身にしみる,痛む すびく 冬,すごく寒くて芯から冷えた時に「あ~足がすびきよる!」 古語の「けいれんを起こす」意味から
冷める,覚める うっさむる 冷めては困る時に冷めてしまう場合や覚めては困る場合に覚めてしまう時に使われる
左右不揃い かたっぽごし 履物や手袋などが左右で違っているさま。靴下ばカタッポゴシひゃあとる(靴下を左右違うのをはいている)
百日紅(さるすべり) こそぐりの木 コソグルとは「くすぐる」,すべすべした木肌から触(さわ)ると擽(くすぐ)っているように見えるから(?)
さわる,扱う かかる ウックァユルけん カカランでハイヨ(壊れるからさわらないで下さい) セセルとも
触(さわ)る,いじる せせる 汚ルルけんセセランデはいよ(汚れるから触らないで下さい) セセグル,セセクリマワスとも
さん,ちゃん/美人 しゃん 敬称でサンとチャンの中間位。姉シャン,ネーシャン,アンシャン,オッカシャン,誰々シャンなどと
~し終っている/しつつある しとる 雨ン降ットル(雨が既に降り終わってる/雨が現在降りつつある) 完了と進行の両方が
しかし あって 「~を持ってケー(来い)」と言われ,それが無かった時「あって,なかもん(しかし,有りません)」と (投稿)
だけど,しかし ばってん 古語の接続語「ばとて」の変化。東北の「バッテやバテ」と同じ。英語のbut then からという説(?)も
仕方ない,困る おこなえん 「行なう」の否定「行なえん」から。今日は寒ウして オコナエン(今日は寒くて仕方ない) (投稿)
仕方ない,どうしようもない しょんなか 居ったちゃ ションナカけん キョアー戻ろか(居ても仕方ないので帰ろうか) ションニャーとも
直に,直接 じきたくり ヨゴルルケン ジキタクリ触ランデはいよ(汚れるので直に触らないで下さい)
(地縁血縁の)しがらみ 引っ張りこっぱり 引っ張りコッパリのアルモンだけんションなかバイ(地縁血縁のしがらみがあるので仕方ないよ)
しかる,怒(おこ)る おごる たいぎゃオゴラレタばい(こっぴどく叱られたよ 「ご馳走になった」ではない)
時間の無駄遣い 暇暮らし 今日は暇暮ラシさせましたナ(今日は時間を無駄遣いさせてしまい申し訳ない気持ちです)
勢い良く茂る ほこる 夏草ンホコットルばい(夏草が生い茂っているよ) 県北ではシコルとも
茂る,育つ(県北)/威張る しこる 本来の意味は「勢いを増す」,植物が「繁茂する」ところから転じて「威張る」にも。ヤサヤーようシコットル(野菜は良く育っている)/シコッてサロクな(威張って歩くな)
静かだ,物音一つしない おとんことんせん コトンは付け足し。オトンコトンせん ダルもオランとダロか(物音一つしない 誰も居ないのだろうか)
べーろ 恥(ハツ)カシかっタツばい ベーロば出サシタ(恥ずかしかったのだ 舌を出された)
七,質/強意の接頭語 ひち シとヒが入れ替わって,数字の「七」を「ヒチ」,「質屋」を「ヒチヤ」と。ヒチクドカ,ヒチメンドクシャなども
しつこい,すごくくどい ひちくどか オンナシこつバッカシいうな ヒチクドカばい(同じことばかり言うな しつこいよ)
しつつある(進行形) ありよる 映画ンありヨル(映画が上映されつつある) サッキマジ雨ン降りヨッタ(先ほどまで雨が降りつつあった)
~しつつある しよる 座リヨル(坐りつつある),食イヨロか(食べ始めておこうか) 動作や変化の進行中を表わす助動詞
~しつつある(進行中) ~よる 花ン散りヨル(花が散りつつある),食イヨロか(食べ始めておこうか) 動作や変化の進行中を表わす助動詞
~している ちょる 動作の結果が現在も続いていることを表す 今でちゃソギャン思うチョル(今もそう思っています) (阿蘇地区)
~し終っている/しつつある ~とる 桜は散っトル(既に桜は散っている) 猫バ飼うトル(現在猫を飼っている) 完了と進行の両方が
~しているの とっと アットット(会っているの),イットット(行っているの),ウットット(売っているの)・・・。動作の進行や完了を
~しておく とく SITEOKUの連続母音EOのEが消えSITOKU きゃートク(書いておく),とっトク(とって置く)
~してご覧なさい,なさい なっせ 尊敬語ナスの命令形。キナッセ(着てご覧なさい,来てご覧),行キナッセ,言ウテミナッセ。否定はナスナ
自動車(幼児語) ぶっぶ 警笛の音から。ブッブが来るケンあぶなかバイ(自動車が来るので危ないよ) (投稿)
~しなければ じゃこて 行カジャコテ(行かねば) ~しなければならない 自分の意思や義務,他人への勧誘
しなければならない(義務) せなん 県北はセニャン,県央がセナン,県南はセンバン,天草はセンバツマランと県内でもいろいろ
死ぬ/文句を言う ごぬる くたばる/長々と文句や不平を言い続ける。ゴネ徳(長々と文句言ってゴネて得する)とも
死ぬ/文句を言う ごねる あんましゴネてバッカシおると 良かゴネカタはセンばい(あまりに文句言ってると良い死に方はしないよ)
しばらく,長い間 えーささ かなり,相当な時間という意味 エーササ会ウトランたい(長い間会ってないよ) エーサッサとも
自腹を切る だしかぶる 会計係が帳尻を合わせる為,自腹を切って埋め合わせをすること。「出す」+「被(かぶ)る」?
自腹を切ること てだし 共通語と同じ意味の外に「自分で費用を負担する」意味も ダシカブルとも
渋抜(しぶぬ)きをした渋柿 あおし柿 渋柿を焼酎などで渋抜き(さわす)したもの。甘柿や果物が多く出回り最近は見かけない。動詞はアオス
仕舞い込むこと(幼児語) ないない 見えないところに隠したり仕舞い込んだりすること。箱ん中にナイナイしなっせ(箱の中に仕舞いなさい)
あっ,しまった/痛い あいたー アイター,門な閉マッとる(しまった,門は閉まってる) アーイタ,アイータ,ワイタ(しまった)とも
しまった/終わった しもた 間違ったり失敗した時に発する言葉,「シモター」と伸ばせば強意に,ゆっくりだと「終わった」の意味
閉まる せかる 窓んセカッとらんバイ(窓が閉まってないよ),門なセカッとったバイ(門は閉まっていたよ)
地味,パッとしない こうとか 年令に対し地味なさま。そんキモンナ あーたにゃコウトカばい(その着物はあなたには地味だよ)
閉める/痛い せく アトゼキば シナッセ(ドアや障子など,後閉めをしなさい) 腹んセク(腹・胃が痛い)
地面,土地 じだ ジダに ジキタクリ すわっと キタナカたい(地面に直に座ると 汚いよ)
地元民,田舎者 じごろ ジゴロじゃナカラン分からんバイ(地元の者じゃなければ分からないぞ) 
邪魔する,妨害する じゃまくる ジャマクッテばかしオランデあーたもカタンナッセ(邪魔ばかりしないで貴方も加わりなさい) (投稿)
しゃもじ,飯杓子 めじゃくし ご飯をよそおうのに使う道具。飯杓子(めしじゃくし)からの音変化。メシギャとも
じゃんけんぽん えいとんち じゃんけんぽんの時の掛け声,「えい!頓知」か? (投稿)
米や麦の収穫 しの シノんカセにイクバイ(収穫の手伝いに行くよ) ムギシノ(麦の収穫期),アキジノ(秋の収穫期) 収納?
熟(じゅく)した柿,熟柿 ずくし(熟柿) 良く熟して柔らかくなった柿。ジュクシがズクシに変化(?) ズクッショとも
しよう(誘いの言葉) しゅい 誘いかけの言葉。野球ばシュイ(野球をしよう) 命令形はシェ。勉強ばシェナン(勉強をしなければならぬ)
冗談,デタラメ ぞーたん ゾータンのゴツ(冗談のように,冗談だろう,冗談じゃないの) 動詞はゾウクル(からかう) (投稿)
冗談,本気の反対 わやんき,わやき ゲームで,本当に取り合いをするときは「本気」,取り合いをしないで嘘の勝負のときは「わやんき」と (投稿) 枉惑(わわく)→ワヤク→ワヤキ→ワヤンキと音変化(?)
衝突 がっちゃんこ ガッチャンは衝突の時の擬音。ソギャンもだゆっとガッチャンコするバイ(そんなにあわてると衝突するよ)
ジョウビタキ(小鳥) ひんこっちょ 窓ントケ来トッとが ヒンコッチョたい(窓の所に来ているのがジョウビタキだよ) ヒンコツとも。セキレイ説も
醤油(しょうゆ) しょい そこんショイばトッテはいよ(そこの醤油をとってください) 醤油の実はショイノミとかションション
醤油の実(しょうゆのみ) なっと(納豆) 大豆に麦麹(むぎこうじ)を混ぜて漬(つ)け込んだもの。醤油のもろみ。共通語で言う「納豆」はネバナット
女郎蜘蛛(くも),黄金蜘蛛 きんこぶ キン(金)+コブ(くも),金色の蜘蛛(くも)の意味 「金色」は「キナ色」即ち「黄色」
女郎蜘蛛(ぐも),黄金蜘蛛 しまこぶ 棒の上で二匹のシマコブを戦わせる蜘蛛合戦も。キンコブ(金色の蜘蛛の意)とも
知らんぷりする ぬすくる 罪を他人に塗りつけることからの変転? ヌシャア何ばヌスケとっとナ(君は何で知らんふりしているのか)
尻(県南)/内臓(県北) じご 県南と県北では異なる意味,語源は? 肛門のことをジゴンス,肛門から遡れば内臓に繋がるので一緒か
ひゅう ヒュウタブラんハルルごつウタレタ(尻べたの腫れるほどブタレタ) ヒュウタブラ:尻べた (投稿)
芯がある(生煮え)ご飯 ごっちん飯 こん飯(めし)ゃゴッチン飯たい(この飯は芯があるご飯だよ) 単に「ゴッチン」とも
真実,本当のこと んなこっ ンナコッだん(本当そうですよ) (投稿)「阿蘇だけか?」とあったが他地域でも。「本ナコツ」の音変化?
姻族だけでなく親戚一般 えんかうち 縁家(婚姻関係がある家,共通語)内。アタゲとは縁家内バイ(あなたの家とは親戚だよ)(投稿)
心底,精一杯,心から しんかり シンカリ歌わすケン本なこつ良カ(心の底から歌われるので本当に良い) 「心から」の変化か? シンカルとも
陣取り かいせん 今日はカイセンばシュイ(今日は陣取りをしよう(陣取りをしよう) 開戦? (投稿)
心配だ,気が気でない きのせく キガセクやキンセクとも。気が焦(あせ)る,気が急く。気のセータばい(焦ったよ) (投稿)
新品,新しいこと あば アータンくつぁ アバンごたるナ(あなたの靴は新品のようだね) 産毛のウブと関連は?
ジンマシンのブツブツ ほろせ 体いっぴゃホロセンできちカユシテならん(体いっぱいジンマシンのブツブツができてかゆくてならない)
親密である,近い ちこらしか 人間関係がチカカ(近い)親しい間柄を言う チコシトル,チカラシカとも
(水滴が)落ちる すたる 水ンスタリヨルバイ(水滴が落ちてるよ) スタムル(水滴を切る)も
随兵寒合 ずいびょうがんや 9月中旬に行われる藤崎宮例大祭の随兵(武者行列)の頃になると急に涼しくなること (投稿)
(風が)スウスウしている すーすーす すーすーすったい,あとぜきばしなっせ(スースーと風が入るから,開けた出入口は自分で閉めて下さい)
(ずーっと)好き,好いている しいとる 好キタイ,好キバイにない微妙なニュアンスが,過去から未来まで続く長期の進行を付加(?)
好き すいとる スイトットネ スカントネ(好きなの 好きじゃないの) 「吸い取る」でなく「好いトル」。シートルとも
丁度よい量/好きなだけ よかしこ ヨカシコ持ってイキナッセ(好きなだけ持っていきなさい) エエシコ(かなりの量)とも
すごい/なぜ どうし こらドウシ(これはすごい!立派な時もひどい時も) ドウシ来んと(何で来ないの) 「なぜ」の場合ドシとも
すごく,最高潮に のーうっ出す 「今日の暑さはノーウッ出スごたる」暑さにしか使わない「脳が出てしまうほど」の意味?
少し,完全でない おろ オロ痛うなった(少し痛みが減った),オロ甘か(余り甘くない) 「少しは」という意味を付加する半否定かつ半肯定の接頭語
少しは ちった,ちーった 「チットハ」が「チッタ」に変化。チッタ上タイ(少しは上だよ) チーッタ酸イカばい(ちょっと酸っぱいよ)
かまどや煙突のスス へぐろ 竈の黒墨(へっついのくろすみ)から(?) なべ底ンヘグロ(なべ底のスス) 最近は竈(かまど)もなく死語
すずめ(雀,幼児語) ちゅんちゅん そけチュンチュンさんが来トンナハルばい(そこにスズメさんが来ておられるよ) 動物にも「さん」付け敬語を
一切合切,すっかり ごろっと 共通語では大きな岩などの動きを表す擬態語だが「ごっそり」の意味にも
酸っぱい すいか こらスイカ(これは酸っぱい。スユシナン(「スユシテならん」の短縮形,酸っぱくてならない)) スユカとも
酸っぱい すゆか もうスユなっとる(もう酸っぱくなっている) こらスユしてならん(これは酸っぱくて仕方ない) スイカとも
素っ裸 むちん 海パンば忘れたけんムチンで泳いだバイ(海水パンツを忘れたので素っ裸で泳いだよ) ムッチンとも
捨てる,失くす うしつる (自分の意思で)捨てることをウシツル,ウシテルとも 。(知らずに,思わず)失うことをウシタル
すねる,ふくれる ぶすくるる 何か知ランばってん ブスクレトラス(何故か知りませんが機嫌を悪くしてすねておられる) ブスクレルとも
ずばり,間違いない,図星 まっぽし 物事が的中すること。マッポシあてちミナッセ(ずばり 当ててみて下さい) 真星(?)
すみません,申し訳ない すんまっせん 「スンマッセーン!」は元々お詫びの言葉ではあるが,呼びかけの挨拶言葉にも使われる
スモモ(李) いくり 辞書には庭梅(漢名は郁李)のことと,熊本ではスモモ(李)。スモモとイクリ(郁李)が同じものとは!
すりむく,表面を削り取る うっぺする 体の表面をすりむくこと 手ばウッペスッテしもた(手をすりむいてしまった)
する,(具合で)ある ある どうアリますか,どうアラレますか(どうされましたか,どんな具合ですか) どぎゃんアット(どんな具合なの)
ずるい,けち こすか コスカ人はけちん坊。ずるい人のことをコスタクリン。あらコスタクリンばい(あいつはずるい奴だ) ズルカとも
ずるい すすどか 元の「すばしこい」意味が「ずるい」に。スードカとも。大分では「すばしっこい」ことをスージーとかサジーと
ずる賢いなまけ者 すったくろ 反対に働き者を「がまだしもん」,しっかりしている人を「かったるじん」
座る/落ちる ちーんする そけチーンシときなっせ(そこに座っていなさい) 危なかチーンスルばい(危ない落ちるよ)
精一杯(せいいっぱい) めいっぴゃ はかりの「目盛り一杯まで」の「めいっぱい」が音変化し「メイッピャ」。ギリギリまで努力する気持ち
精出す,励む,働く がまだす アータがたハ よう ガマダシなはるナ(貴方たちは実によく働かれますね) がマダス人をガマダシモン
精出す,本腰を入れる はまる 共通語の意味の外に,真剣に頑張る意味が。こんだハマッテやるバイ(今度は精出してやるぞ)
背が高くなる,成長する ふとなる フトナッタね(成長したね,「肥えたね」ではない) 「背が高くなる」から「成長する」に。フトルも
背負う/責任を負う からう リュックばカローチ来なっせ(リュックを背負って来なさい) 共通語と思っている熊本人は多い
咳(せき)をする こずく コズキかたんヒドカばい病院ニ行きナッセ(咳の仕方がひどいよ病院に行きなさい) 名詞はコズキ(咳)
強意の接頭語 うち ウチ壊す,ウチ割る,ウッ覚むる,ウッぺする,ウッぽがす 次に続く動詞の音によって「ウチ」や「ウッ」に
強意の接頭語 うっ ウッ覚むる,ウッぺする,ウッぽがす,ウチ壊す,ウチ割る,次に続く動詞の音によって「ウチ」や「ウッ」に
強意の接頭語 つん ツンオル(折る),ツンカグ(欠ぐ),ツンキル(切る),ツンクズス(壊す),ツンコクル(転ぶ),ツンピシャグ(つぶす)
強調の接尾語 ~くさい あやつがクサイ,そっじゃムネコン(アンあいつが,それじゃ当てにはならないね)
背中/身体 ごちゃ ゴチャんカイカ(背中がかゆい) (投稿) 「五体」を「ゴチャ」と読み「身体」を意味する地域も
背中 へき ヘキの痛(いと)シュウテでけん(背中が痛くてしょうがない) 壁(?) 県南,県北ではゴチャ
狭い せばか 入口んセバカばってん通ルッドか(入口が狭いが通れるだろうか) セマカからの音変化?
せめて何か,何か なんなっと ナンナットなかろか(せめて何かないだろうか) 「何なりと」の「何でも」でなく,「少しでも」「最低」の意味が
世話役,仲人 きもいりどん 肝イリ(肩入れする,世話をする)をする人。民謡おてもやんの歌詞に「村役鳶(とび)役肝(きも)入りどん」
先端,端 とっぱさき 物の一番先の部分。竿ントッパサキ(竿の先端),話んトッパサキばっかし聞イチ(話の端ばかり聞いて)
全部,みんな そうよ あるもこるもソウヨ持ってはってけ(あれもこれも全部持っていってしまえ) 総容から? ソウヨトメとも
葬式,葬礼 そうれ 葬礼(そうれい)からの変化。今日がヨトギで明日がソウレたい(今日が通夜で明日が葬式だよ)
そうすると すとしゃが 行ッテみなっせ ストシャガ分かる(行ってみて下さい そうすると分かる) スットシャガ,ソストシャガとも
そうすると そすとしゃが 押シテみなっせ ソストシャガ良かろ(押してみて下さい そうすると良いでしょう) ストシャガ,スットシャガとも
~そうだ,~とのこと ぎな 伝聞を意味する言葉で「あん人の言ったギナ」など,「ぎなぎなばなしはうそばなし」とも(投稿) 球磨弁? ゲナに近い?
~(だ)そうだ,~とのこと ~げな 昔々のこつゲナ(昔々のことだそうだ) 伝聞,外部情報からの推量を表わす ゲニャとも
そうだ やーま 相手の話の中で共鳴することがあると,すかさず「ヤーマ!そげんたい」と。但し,若い人には?(投稿)水俣弁?
そうだよね じゃいよ,じゃ,じゃーじ ジャ~イヨ,ジャッジャ~~(そうよね~,そうそう) 相手の話に深く賛同する時には重複使用も。ジャジバイも同意味で会話の流れで使い分けされている(球磨弁) (投稿)
~そうにする,~がる ~しゃする 恥ズカッシャスル(恥ずかしそうにしてる) 寒シャシトル(寒そうにしている) 嬉ッシャしとル(嬉しがってる)
そこへ そくさん ソクサンなおして(そこに移動して) ソッチャン,ソコサン,ソケも アスコサン,ココサン,ドコサンなども
そっちへ,そちらへ そっちゃん ソッチサン,ソクサン,ソッチサンとも アッチャン(あっちへ),コッチャン(こっちへ),ドッチャン(どっちへ)
そっと,静かに そーらっと ソーラット捕マエント逃グルバイ(そっと捕まえないと逃げるよ) ソロットとも 「そろりと」から?
そっと,静かに,ゆっくり そろっと ここは病院バイ ソロット歩キナッセ(ここは病院だよ 静かに歩きなさい) ソーラットとも
そっと,静かに,ゆっくり ようらっと ワカランごつ後ろかるヨウラット近付かんと(気付かれないように後ろからそっと近付かないと) (県北?)
そのくらい そんくりゃ ソンは「その」の音便化。ソンウチ(そのうち),ソンナラ(それでは)も コンクリャ,アンクリャ,ドンクリャ
くもんはら 雲の原,ほ、クモンハリャ雁(かり)の飛びよる(ほら、空に雁が飛んでいる) (投稿)
そら豆 とるまめ 「県北でナツマメ,県南ではトルマメ」 同一県内だが南北で異なる方言が他にも
反り返る そねる ソヌルとも。程度が大きい場合,ソネカヤル,ソネクリカヤル,ソネバル,ソネクリカエス,ソネクリカヤスなども
(大きく}反り返る そりくりかえる 「(板などが)反り返る」の他に「ふんぞり返る」などの意味も。ソネクリカエルとも
それ,そいつ そる ダルが ソルば イックァヤシたつナ? ソラ あっタイ(誰がそれを壊したの? それはあいつだよ)
それじゃあ なんなら ヨウジャ済ンダケン ナンナラ戻ロウカ(用事は住みましたのでそれじゃ帰りましょうか)
それだけ そしこ,それしこ ソシコあっとヨカロ(それだけあれば良いでしょう) ソガシコとも コレシコ,アレシコ,ドレシコも
それで ほっで アスナサは早カばい。ホッデ早ヨ寝ランと。(明日の朝は早いよ。それで今日は早く寝ないと)
それなら,それじゃあ ほんなら ホンナラかえろか(それなら帰ろうか) ソンナラ,ンナラとも
それなら,それじゃあ んなら それなら→ソンナラ→んなら。 ンナラ今日はこの辺で(それなら今日はこの辺で) ホンナラとも
そわそわ,キョロキョロ けそけそ 落ち着かない様子,ケソケソスルとかケソツクなどの動詞も キョソキョソとも
そんなに そぎゃん ソギャン言うタッチャ もうオスカたい(そんなに言うても もう遅いよ) コギャン,アギャン,ドギャン
大して,ほとんど,ろくに しかつ シカツ仕事(シゴツ)もセンデ(大して仕事もしないで) 副詞 シキャーツとも 「確(しか)と」から?
大変,おおごと,お断り たいせつ 入試前に病気どんサスンならタイセツ(入試前に病気でもさせるなら大変) タイセーツとも (投稿)我が身「大切」から
倒す,倒産させる たわす うっタワシてシモタ(強意の「ウツ」,つい倒してしまった),タワルル(倒れる)
倒れる/病気で寝込む ねんたわるる あんデンシンバシラは,いんまネンタワルルばい(あの電柱は,今に倒れてしまうよ) (投稿)
(価格,高度,気温が)高い たかか,たっか 1万円テナ そらタッカばい(1万円と言うことですか それは高いよ) (投稿) タカカー,タカサーと伸ばすと強意
(背が)高い,大きい/太い ふとか 「太い,横に大きい」以外に「縦に大きい,背が高い」,「ふてえ」には「大変,ひどい」の意味も
だから だるけん,だけん 熊本の民謡「おてもやん」の歌詞に「グジャッペダルケン(あばた顔だから)」。「ダケン」の古語で今は使わない
薪(まき,たきぎ) たきもん クドに タキモンば クベちハイヨ(かまどに薪を燃やしてください) 焚き物からの音変化
たくさん,いっぱい あばかん イサッカ,イッピャ,オモサン,オオカ,グッサリ,シコタマ,ホーラツカ,ヨンニョ,「たくさん」を意味する熊本弁は多い
たくさん いっぴゃこっぴゃ イッピャ(たくさん)にコッピャを語呂がよいように追加した言い回し。イッパイコッパイ,イッペコッペとも
たくさん,ひどく えらしこ エラシコおごられた(ひどく怒られた) エライシコとも,エライシコがエラシコに。優れてる意味の場合,語尾がエラカやエロウ等に
どっさり,たくさん ぐっさり,ぐっさる ソギャン グッサラ イランバイ(そんなに沢山は要らないよ) グッサラとも物を深く突刺す音から
沢山ある/途方もない ほうらつか ソギャンた ホウラツカたい(そんなのは沢山あるよ) ホウラツカコツばっかし(途方もないことばかり)
思う存分,たくさん ほーいっぴゃ ホーイッピャ食いナッセ(思う存分食べなさい) ホーイッピャとは腹一杯 ホイッピャ,ホウイッパイとも
たくさん,余計 よんにょ そぎゃんヨンニョもらわんデチャよかバイタ(そんなに沢山もらわなくてもいいよ) ヨンニュとも
沢庵(たくあん)漬け こるもん こんコルモンな コリコリしてウマカ(この沢庵はコリコリしていて美味い)
だけ,分/もの がつ その分だけ,それに値するだけ。ソルば1000円ガツはいよ(それを1000円分だけ下さい) ガタとも
だけ,ほど しこ よかシコ持ってケ(良いだけ持って行け) 量,程度を表す。コレシコ(これだけ),シコタマ(たくさん,懸命)のシコ
竹かご めご 目籠(めかご)からの音変化。今では竹カゴも珍しく死語に近いか?
竹の筒 たかんぽ 竹の筒を水筒や弁当箱にした。タカンは「竹の」「タケン」の,ポは「筒(とう)」の音変化?竹ぼうきをタカボウキとも
竹製のざる しょうけ ソコン芋ば ショウケに入レチおいてハイヨ(そこの芋をざるに入れておいてください)
竹の地下茎(根っ子) ねんぶち 竹の根で作った棒や鞭も含めて言う。支持棒代わりにネンブチを持ってた先生が懐かしい。ネブチとも
出した ぢゃあた モウ会費はヂャアトル,まだヂャアトラン(もう会費は出してしまってる,まだ出してない)
尋(たず)ねる たんぬる 分カランときゃ タンヌッたい(分からない時は尋ねなさい) タズヌル,タンネルとも
畳(たた)む たとむ 「たたむ」の音変化。洗濯モンばタトンどってハイヨ(洗濯物をたたんでおいてください)
たびごと,その都度 たんべん ~するタンベンに~(~するたびに~) タンベン,タンビニとかタンビタンビとも
食が進む/(上部を出して)埋める いくる あーたァまだイクッど? ンニャもうイケン(あなたはもっと食が進むでしょう?いや もう食べられません) こけソン石ばイケチはいよ(ここにその石の上部を出して埋めて下さい)
食べる,(食事を)済ます しまう 元々ただ「終わる」の意味だが,「食事を終わる」の意味に。「未だシモウトラン」などと
だめ(幼児語) め,めー ソギャンすっと メ!(そんなことしちゃ だめ!),メーする(だめよ)とも。「駄目(だめ)」の「目」からか?
だよ,~と思う(協調) ばい いやバイ(嫌だよ) 「知っているのか」という気持ちが。バイ,バイタ,デスバイの順に敬意度が上がる
(整理整頓に)だらしない,不精 いきなるか ギャンほっちらかしてイキナルカばい(こんなに散らかして だらしないよ) イキナリダゴに「イキナルカダゴ」説(?)も
だらしない ゆうけむにゃあ ほんにヨカ人ばってんユーケムニャアとこんのある(本当に良い人だけどだらしない所がある) ジュケムニャとも
だらしない人 ずんだれ しまりのない人物をさす。ズンダレトルバイ(締まりがないぞ)。動詞はズンダルル
誰(だれ) だる,だっ ダルもコン(誰も来ない),ダッちゅうハなか(誰という訳じゃない) ダッでんカッでん(誰でも彼でも) ダとも
誰も だーん 「誰」が「ダ」,更には「誰も」が「ダモ」,「ダーン」と変化。ダーン居らん(誰もいない) ダーン来ん(誰も来ない)
たわむ,曲る,考えを変える ひおる ソウニャふとか魚だったケン 竿ンたいぎゃヒオッタばい(大きい魚だったので竿がとてもたわんだよ)
だんだん,次第に,自然に ねんねんと なんさま水ヤツがネンネントいみって来てカル,このジュッタンボも膝坊主までキャーぬかって,ドギャンモコギャンモ歩かれんゴツなったっですタイ (投稿)
田んぼ,田 たんなか アタゲん タンナカは ヨウしこっとるナー(お宅の田んぼは良く育っていますね) (投稿)
小さい こまか 単なる「小さい」以外に,「縦に小さい,背が低い」の意味があるのが特徴,コマンカ,コマンチョカとも
小さい こんちょか コマカ,コマンカ,コマンチョカ,コンチョカと変化していったのか 動詞はコマムル,コマメル
小さい ちびんちょか チビンチャ,チビンチャカ,チンチョカ,チンチャカも。チビット(少し)
近づく,近寄る ちかまる 試験の近マッタばい(試験が近付いたよ) 民謡「オテモヤン」の歌詞にも「追々彼岸も近まれば」と
縮(ちぢ)まる,縮こまる がじゅまる ガジュマランカ(密接して集まろう) 絡(から)まるの意味も,沖縄の熱帯樹「ガジュマル」の語源?(投稿)
縮む がじゅむ 寒ウシテ指ンガジュンドル(寒くて指が縮んでる) ガジュマル(縮まる,縮こまる)も
中途半端,いい加減 みところはん 何でちゃカンでちゃミトコロハンじゃイカンばい(何でも中途半端ではいけないよ) ミトコルハン,ミトコリハンとも 三所半?
宙に浮いてる ちゅうしとる ソン椅子ア 脚ンチュウシトルケン危ナカバイ(その椅子は脚が宙に浮いているから危ないよ)
蝶(ちょう) ちょちょけ チョチョケんイッピャおる(蝶がいっぱいいる) 「蝶々来い」の「チョウチョ(蝶々)ケ」から? チュチュケとも
丁度,ぴったり がっつり ①米を一升マスで量ったとき「がっつり一升」。②材木を鋸で切断,寸法がぴったしだった場合、「がっつり合うた」。③食事の量が自分の胃袋にぴったし収まったとき「がっつり戴きました」。合釣(?)(投稿)
チョークのような石 おんじゃく 石を焼いて布に包み体を温めるものとは別に,固い地面や壁へ落書きができる軟らかくて白っぽい石
直接,寄り道せずに つーっと 「直通で」とか「真っ直ぐ」の意。 ツーットはってかシタ(寄り道しないでそのまま行ってしまわれた)
ちょっと,少し ちょろっと ドケ行ッタツだろかチョロットおらんごつナッタ(どこに行ったのだろうか ちょっとの間に居なくなった)
ちょんかけ独楽(こま) ちょんかけ ひもを利用して,空中で回して様々な技を披露する熊本の独楽(こま)
軽い決断,強意の接頭語 きゃあ キャア巡ろう,キャア飲ム,キャア逃グル等々,後に続く動詞の語意・動作・決断を強調または促進する
苦しい,つらい きつか 三千段の石段バ登ろうてニャたいぎゃキツカばい(三千段の石段を登るのはとてもつらいよ)
苦しがる,疲れる きっちゃする 喫茶ではない。アンシハたいぎゃキッチャシトラス(あの人はとても疲れておられる)
(衣服の)継ぎ当て,繕い ふせ キモンの破れたけんフセシテはいよ(着物が破れたので継ぎ当てして下さい) (投稿)
次々と,片っ端から,少しずつ かつがつ カツガツしていかんとシミャアならんバイ(片っ端からやっていかないと終わらないよ) カーツガツとも
ツクツクボウシ つくっしょ せみの一種。鳴き声からの名称。他にも鳴き声からヅクッショ,ツクンショ等いろいろ,共通語のツクツクボーシも
うぬぼれる,付け上がる づにのる ケンカの時など「わりゃヅニノルナよ(お前はうぬぼれるなよ) ヅは頭,ズニノルとも
どろ 共通語では水混じりの軟らかい土のことだが,乾いた土も含んだが今では微妙
つっつく,突きまわす つくじる 目ば ツクジッテ アーコなっとる(目を突っついたので赤くなっている) ツックジルとも
つねる,つまんでひねる ねずむ 指先で皮膚を強くつかんでひねること。ネズムけん痛カたい(つねるので痛いよ)
椿(つばき)の木,椿の実 かたし(堅) 椿の実のことをカタシの実と言うが,カタシの実そのものをカタシとも。堅いからカタシ(?) カチャシとも
徹底してつぶす うっぽしゃぐ ウッ+ポグ+シャグ と思うが,ホグ(穴をあける)の意味が消え,シャグ(つぶす)意味を更に強調?
つぶす,押しつぶす しゃぐ シャグル,ビッシャグ,ヒッシャグル,ウッポシャグ,ツンシャグ,ツンポシャグなども
押しつぶす つんぽしゃぐ ゴミィ出サナンケン空き缶ばツンポシャイではいよ(ゴミに出さねばならないので空き缶を押し潰して下さい) 
潰(つぶ)す,ぺしゃんこにする びっしゃぐ 強調の接頭語「びっ」+動詞「シャグ(つぶす)」。ビッチャグ,ヒッシャグとも
つべこべ すっぺんこっぺん スッペンコッペン言いなすな(つべこべ言わないで) あれこれいろいろ
つまずく けまつるる ソギャンあわつっと ケマツルルばい(そんなに慌てるとつまずくよ) ケマツレル,ケツマヅクとも
つまらない,始末に困る つくれん なんとんツクレンコツたい(何ともばかげたことですよ) ツクレン(繕いができない)
何にもならない,つまらない なんとんつくれん ナントンツクレンこつバ言わす(何にもならないことを仰る) ナントンシレン(得体が知れない)も
つまらない事,分からない事 えしれんこつ エシレンコツあ シナスな(つまらないことはしないよ)(投稿) 「得知れん(得体の知れない)こと」から?
つまらないこと,余計なこと つうらんこつ またツウランコツばシテ(また余計な事をして) ツウサランコツ,ツウシレンコツとも
積む,積み上げる こづむ 空箱バ いっぴゃコヅンどる(空箱をたくさん積み上げている) (投稿) 「小積む」か?
(頭の)つむじ ぎりぎり キリキリ舞いからギリギリに。ギリギスとかギルギスとも。元々は共通語
て,で(接続助詞) ち,ぢ 「忘れてきた」の「て」は「忘れチきた」,「飲んでしまった」は「飲ウヂしもうた」と音変化
手遊び,手なぐさみ ててんご 授業中ばいた テテンゴはシナスナ(授業中ですよ 手遊びは止めなさい) (投稿)
ていかかずら ぜんぜんかずら キョウチクトウ科の常緑木質つる性植物,繁殖力尾旺盛,白い花をつける (投稿)
堤防,土手 とも あすこんトモにゃヒガンバナのイッピャさしとった(あそこの土手にはヒガンバナがいっぱい咲いてた)
竹製の手かご,びく てぼ 底が深い竹かご,魚釣りの時などに使う入れ物(ビク)や魚獲り用の罠。うなぎテボ(ウナギ捕りの罠)。手甫?
適当な量/かなりの量 えーしこ エーシコ持ってけ(適当な量を持って行け) エーシコかかろう(かなり必要だろう) ヨカシコとも
出来ない,いけない できーん 女性言葉,直にだったら「いけないお人」と言った甘え,陰で眉をひそめて言われたのなら軽蔑気味の陰口
出来ない,いけない でけん デクルの否定形。「困る,駄目」の意も。来はデケンど(来られはしないだろう) 痒ゆしてデケン(痒くて駄目だ)
(意志はあっても)出来ない ならん 歩きゃあナラン(歩けない),いごきゃあナラン(動くことが出来ない),食やナラン(食えない)
ルル・ラルルの否定 れん 今出らレンけん代ワリ出てハイヨ(今は出られないので代わりに出て下さい) 行かレン,来レンなど
出来もしないのに しきりばしするごつ 食イキリバシ スルゴツ(食べられないのに),知ッテバシ オルゴツ(知らないくせに)
~することができる(助動詞) ~きる 動詞の後に付いてそれが可能であることを付加。食べキル,行きキル,来キル
出来る しきる 運転なシキルナ(運転は出来るの) そぎゃんコツぁシキラン(そんなことは出来ない)
出来る でくる アータがデクルしこでヨカばい(貴方が出来る範囲でいいよ) 倫理的・道徳的可能の意味も
可能・受身・尊敬の助動詞 るる,らるる 5時まじ来ラルルな(5時まで来られますか) 犬カル噛み付かルルばい(犬に噛み付かれるヨ)
出しゃばる,邪魔する しゃまぎる おせっかいの意味も。いっでんシャマギッテ言わす(いつも出しゃばっておっしゃる) シャメギルとも
でしょう でっしゅ 推量を表す丁寧語。ソッデ良カデッシュカ(それで良いでしょうか) ソギャンデッシュガ・・・(そうでしょうが・・・)
でしょう,だろう 推測・質問等を表す助詞。.今日は居ンナハルド(今日はいらっしゃるでしょう) モウ来っド(もう来るだろう)
~でしょうが ~がいた 良カロガイタ(良いでしょうが) 念押しの終助詞。ガイタ,ガイ,ガの順に敬意度が無くなる
~ですか(敬意ある疑問) ~かいた 疑問の終助詞。よかカイタ(いいですか) ナハリマスカ,ナハルカ,カイタ,カナ,カイ,カの順に敬意度が低下
ですよ,~と思います ばいた 強意,念押しの終助詞。バイアータの変化,バイより敬意がある。よかバイタ(良いですよ) 帰ンナはったバイタ(帰られましたよ)
ですよ,よ(強調の助動詞) ばな コルガなばバナ(これがキノコですよ) 今日は飲もバナ(今日は飲もうよ) 普通は同輩に対して使う
手伝い,援助 かせ(加勢) カセしてハイヨ(手伝ってください) カセド(手伝い人) カセドはオオカほうがヨカ(手伝いは多い方がいい)
てっぺん,頂上,先端 とっぺん 山んトッペン(山の頂上)。トッペサキ,トッパサキなどとも。トッペンとテッペンどっちが方言か迷うことも
手に入らない,もらえない のさらん 遅レチシモタモンデ 何モノサランダッタバイ(遅れてしまったので何にももらえなかった)
手に入る,授かる のさる たまたま運よく授かるというイメージ。ヨカモンのノサッタばい(良いものが手に入ったよ) 否定形がノサラン
~ても,~でも(助詞) ~たっちゃ 何ちゅうタッチャ(何と言っても) 言うタッチャ(言ったとしても) ダッチャとも 誰ダッチャ良か(誰でも良い)
ても(助詞) てん テモの音変化。~しテンよか(~しても良い) あっテンよか(あっても良い) タッチャとも
でも,ても(助詞) でちゃ 茶デチャ飲モカ(茶でも飲もうか) ソギャンおめかんデチャ聞コユル(そんなに叫ばなくても聞こえる) テチャとも
でも(助詞) でん デモの音変化。いつデンよか(いつでも良い) 何デンかんデン(何でもかんでも)
でも(助詞) ~どん 西瓜(すいか)ドン食をか(西瓜でも食おうか) 「西瓜丼」と聞こえそう,スイカの丼ぶりなんて?
~でも ~なっと ケーキナット食オカ(ケーキでも食おうか) ケーキに納豆?「なっと(助詞)」を「納豆」と聞き違えそう
でも(強意の助詞) ばし 雨ン降りバシしたろか(雨が降りでもしたのか) ありバシするごつ(ありもしないのに)
出る づる アスナサは早よズルけん,早よ寝ナッセ(明日の朝は早く出るので早く寝なさい) ヅルとも
思わず出てしまう ひっと出(づ)る 腹ばヒット出シテ寝とっト風邪ひくバイ(お腹を出してしまって寝てると風邪ひくよ) ヒット出ル,ヒット出スも
電球,ランプのガラス枠 ほや ホヤン切レタケン換エンバ(電球が切れたので換えなければ) 香炉の蓋,ランプの筒「火屋(ほや)」から
てんてこ舞い ちんちろまい 忙しくて飛び回ってる様子。忙シュウしてチンチロマイたい(忙しくて てんてこ舞いだよ) チンチロミャアとも
天ぷら,さつま揚げ つけあげ こんツケアゲはウマカ!どっかるコウチきたト(この天ぷらはうまい!どこから買ってきたの) ツキアゲとも
と,ば(接続助詞) しゃが 「ト」+「シャガ」で「と」の意味に。コン道ばマッスグ行くとシャガよか(この道をまっすぐ行くと良い)
と(助詞)/のに(助詞) 先生や何テ言わしタな(先生は何とおっしゃったの) もう眠たかテ(もう眠たいのに)
と(助詞) てち 飯ば食びゅテチ思いよった(飯を食べようと思っていた) 「デチ」と濁ることも
~という ちゅう 助詞「テ」+動詞「イウ」からの音変化。タイギャうまかチュウ話タイ(とても美味しいという話だよ)
どう,どんな どやん ドヤンでんヨカ(どうでもいい) ドヤンでちゃナルばい(どうにでもなるよ) ドギャン,ドガン,ドゲンとも
どうしても,ぜひ しゃる(り)もっでん シャルモッデン行かんとイカントな(どうしても行かなければならないのね) シャルモジ,シャンモジとも
どうしても,絶対 しゃんむり シャニムニの変化。シャンムリ行かんとイカントな(どうしても行かねばならないの) シャルモッデンとも
どうしようもない,つらい じゅつにゃー 体んダルーして ジュツニャー(体がだるくてつらい) ジュツナカ,ズツナカとも (投稿)
どうしようもない のすこっじゃなか ノ(ヌ)サンナー,ノ(ヌ)スコッジャニャー,ノサンなど否定形では使うが肯定形の「ノス」の使用は少ない(投稿)
どうしようもない,滞る らちゃあかん 「埒(らち:物事の決まり)が明く(物事がはかどる)」の否定,ダチャアカンとも
どうでも,どうしても どうでん ドウデンこうでん(どうでもこうでも,どうしても) ドウデン良か(どうでも良い)
どうにかこうにか どうなりこうなり ドウナリコウナリでくるこたデケタごたる(どうやらこうやら出来ることは出来たようだ)
どうにかこうにか,ほどほどに どうろこうろ ドウロコウロでけたごたる(どうにかこうにか出来たようだ) ドロコロすっと(どうかすると)とも
どうにでもなれ えーもさいさい エーモは「えーい もう」,サイサイは「~せよ,~しなさい」。自らの決断を促す自問の掛け声
どうにもこうにも どんこん ギャンなっと ドンコンならんバイ(こうなると どうにもこうにもならないよ) ドギャンモコギャンモとも
とか(助詞) てろ 何テロ言いヨッタバッテン思い出さん(何とか言っていたけれど思い出せない)
とか(助詞),などと てろん 酒テロン焼酎テロンいっぴゃあった(酒とか焼酎とかいっぱいあった) テロノの音変化
どぎつい,けばけばしい どけだっか 甘味が強過ぎたり,色が派手過ぎる。見るからに下作で品が悪い様。ドゲダッカとも。毒気が高い(?)
ドクダミ どくだんそう そのものずばり毒断草(毒を断つ草)。生の葉をもんで腫れ物に貼ったり,煎じて利尿剤や駆虫剤に
とげ(刺),いが,小骨 いげ 栗んイゲンぬかってイタカッたい(栗のとげが刺さって痛いんだよ) 魚の小骨も
どこに,どこへ どくさん ドコ(場所)+さん(助詞)がドクさんに変化。ドクサン行きヨット(どこへ行っているの) ドッチサン,ドッチャンとも
どこへ どけ ドケ行キナハリマスカ(どこへ行かれますか) 「ドコヘ(dokoe)」が「doke」とo抜きの音変化 コケ,ソケ,アスケ
鶏(にわとり)のトサカ えぼし 普通の意味の外,鶏のトサカ(鶏冠)のことを県北ではエボシ,県南ではカブトと言う
鶏(にわとり)のトサカ かぶと 鶏のトサカ(鶏冠)のことを県北ではエボシ,県南ではカブトと言う
綴(と)じる くさる ソラ大事な書類ダケン紐(ひも)にクサッとってハイヨ(それは大事な書類だから紐に綴じておいて下さい)
閉じる,鍵をしめる つめる 玄関なツメタナ(玄関は閉じたか),ツメダス(閉め出す),他に共通語の「詰める」意味にも ツムルとも
どちらに,どっちへ どっちゃん ドッチャン行きナハルか(どちらに行かれますか) ドッツァンとも。アッチャン,コッチャン,ソッチャンも
取っているの とっとっと トットルトから変化。こら オルが取ットットばい(これは私が取っているのだよ) 既に過去から現在,未来も?
とって置く,貯蔵する たぼー なごータボーとくとシャガ ねまってシマウばい(長くとって置くと腐ってしまうよ) (投稿) タブー,タボムとも
とっても,大変 なばんごつ ナバンゴツきちー(大変きつい)マウゴツ,マゴ,ダゴを調べる中発見。ナバのようにとは? 若者言葉
とても(の最上級?) まうごつ,まご 舞い上がるほどから(?) マウゴツ(マゴ)忙シカ(とっても忙しい) マウゴツの短縮形がマゴ。「ダゴ」とも
とても,非常に そうにゃ 双無し(?) こらソーニャよかバイタ(これはとても良いです) ソウナ,ソウニ,イサギュー,ムゴーとも
とても/ほどほど,大体 たいぎゃ,たいが タイギャきつかバイ(大変きついよ)/タイギャでヨカばい(ほどほどのところでいいよ)  タイガとも,大概(?)
とても,大変/団子 だご ダゴキチー(とってもきつい)の「ダゴ」は「団子」でなく「ウダルゴツ」からではとの情報を戴いた
とても,非常に はうごつ 這う如く(腹ばいになるように)の音変化(?) ハウゴツきつかバイ(とてもきついよ) ハウゴテとも
とても,すごく むごう 白鵬はムゴウ強か大鵬ン記録バ超すばい(白鵬はとても強い,大鵬の記録を超すよ)
とても/茸(きのこ) なば ナバキチー(とてもきつい) ナバンゴツも,「とても」の意味は最近の若者言葉。漢字で「菜葉(?)」
何はともあれ,とにかく なんさま ナンサマ宜しゅうタノンます(とにかく 宜しく頼みます) ナンサン,ナンサンカンサンなども
殿 どん 殿の発音「DONO」の最後の「O」が抜けてドン,モノもモンに,「喉の痛か(NODONOITAKA)」も「喉ン痛カ」に
どのくらい(時間) どがっさっさ ドガッサッサ待たすっとか(どのくらい待たせるのか) エーサッサ(かなりの時間)も サッサは時間の経過? ドガササとも
どぶ,下水 ぜーたん 生活排水が流れる溝,下水が普及してゼータンも死語か ゼータンボ,ゼータンボリとも
途方もない,とんでもない ほーがくもにゃー ホウガクモニャーこつば言ワス(とんでもないことを言われる) トツケミニャアとも 「方角も無い?」
戸惑う,混乱する/間違う どまぐるる わけが分からぬ状態に陥(おちい)る/人の道を間違う。ドマグレルとも。人の道を間違った者をドマグレ
とりあえず,さしあたり さしより サシヨリ こるば着トキなっせ(とりあえず これを着ておきなさい)
捕る,手に入れる おとす 「落とす」の古語に「手に入れる」「自分のものにする」意味があるとのこと。今では違法の「めじろオトシ」
どれ どる ドルがヨカな?ドッでちゃヨカばいた(どれが良いですか?どれでもいいですよ) お金の単位のドルじゃないよ
どれだけ,いくつ どがしこ ドガシコでんヨカばい(どれだけでも良いよ) ドギャシコ,ドシコとも アガシコ,ソガシコ,コガシコも
どれだけ,いくつ,いくら どしこ ドシコてな,ソシコたい(どれだけ,それだけだよ) 球磨では「沢山」という意味も。アシコ(あれだけ)やコシコ(これだけ) 「ドレシコ,ドガシコ,ドギャシコ」とも
どれでも どっでん 「ドルが良カな(どれが良いの)」「ドッデン良かバイタ(どれでも良いですよ)」
泥(どろ)だらけ どろまくりん 「泥まくれに」や「泥まみれに」などからの音変化か? なしてドロマクリンになったト(なぜ泥まみれになったの)
泥棒(どろぼう) ぬすど ぬすど猫(野良猫),ぬすど食い(つまみ食い,特にこっそりつまみ食いすること) (投稿)
どんこ どんくぁっちょ カワアナゴ科の淡水魚,ハゼに似た形で頭部は扁平。ドンカッチョ,ドンカチとも
とんでもない,どうしようもない とつけむにゃ ワッどみゃトツケムニャーこつシタな(君たちはとんでもないことをしたね) トツケニャー,トツケムナカなども 取ッ付ケ無(ニャー)か?
どんど焼き,どんど どんどや 小正月の行事,正月飾りを焼く火祭り行事,最近では小正月前後の休日に行われる
とんとん,同程度 うっつかっつ 似たもの,どちらも同じ程度であるさまをいう。ウッツリカッツリ,オッツカッツとも
どんなに,どんな どぎゃん 地域によってはドガンやドゲン。ドギャンシテン(何としても),ドギャンデン(どうでも),ドギャンモコギャンモ(どうにもこうにも)
(昆虫の)トンボ へんぼ ヘンボんイッピャ飛びよる(トンボがたくさん飛んでいる) 天草では「ヘンプウ」「ヘンプ」「ヘンビュー」とも
なあに,いや,いいよ なあん 「どうってことないよ」という感。ナアン良かバイ おれ払ワセなっせ(何してるの良いよ,私に払わせて)
(久しく)無い ちーん 何かが長い間無いさま。チーン食わん(久しく食ってない) チーン見ん(長い間見てない) チンとも
無い なか 理髪店で「どこか痒(かゆ)いところは?」「ナカ!」「中のほうですね」「・・・?」 (投稿)
(徹底して見つけるが)無い なかなかなか なかなか(副詞)+なか(形容詞)。「なか」の繰り返しで面白い
ない(無い)/~ね にゃあ キタニャア(汚い),トツケミニャア(とんでもない) ヨウキタニャア(よく来たね,「汚い」ではない)
内出血,打ち身によるあざ くろち クロチのヨッとる(内出血している) クロチとは「黒血」,内出血すると黒い血が集まったように見えるから
長い/何か なんか 後一ヶ月もアットてな 待チナンカなあ(一ヶ月もあるんだって 待ち長いね)
長持ちしない でんなか 「こんロウソクはデンナカね。」等で「思ったより早く減ってしまう」ような意味も(宇土市の方より)
長持ちする/人気がある もつる モツルは共通語の「持つ」,モツルルは「縺(もつ)れる」混同しないように。否定はモテン
失くす,紛失する のうならかす ノウナル+カス 紛失して物をなくす時だけに使用。新しカツばノウナラカシタばい(新品をなくしたよ)
無くなる,亡くなる のうなる 「なくなる」が音変化? 紛失・費消ともに使用。ノシナル,ノウシナル,ヌシナル,ヌウシナルとも
無くなる のしなる 池ン水んノシナッテしもうたバイ(池の水が無くなってしまったよ) (投稿) ノウナル,ノウシナルとも
殴(なぐ)る くらわする クラスル,ウッタクル,ドヤス,ウチクラワスルとも クラワスルが音変化してコロス(殴る)に
投げ込む,投げ入れる なんこむ 闇鍋タイ 食わるっトハなんでんかんでんナンコムばい(闇鍋だよ 食べられるものは何でも投げ込むぞ)
投げ捨てる,放りやる はねくりやる そっちゃんハネクリヤットキなっせ(そちらのほうへ放りやっておいて) ハネヤル,ハネクリカヤスも
投げやりな気持ち えーくそ 自分の思うようにならず,投げやりになった時に発する言葉
投げやる,放りやる なんぎゃる 「投げやる」の音変化。ソラ こっちゃんナンギャッテはいよ(それはこっちへ投げやって下さい)
投げやる ぶりやる コッチサン ブリヤッテはいよ(こっちへ放り投げて下さい) 「振りやる」からか? ナンギャルとも
投げる 投ぐる あるがナグット勝つ(あれが投げれば勝つ) 共通語なら「殴る」と思いそうだが,「投げる」の意味も
~なさい(敬意の助動詞) なはり 自分より下位の者に対して用いるが「ナハリマッセ」とすると敬意度がかなり上がる
なさる,する,してしまう しなす 悪かこつぁシナスナ(悪いことはなさるな) イッダン悪うシナスばい(かえって悪くしてしまうよ)
~なさる(敬意の助動詞) なはる 食べよんナハル(食べておられる) 家に居んナハル(家に居られる) 自分より上位の者に対して使用
なぜ,どうして なし,なして ああたはナシおごっとっとナ?(あなたはなぜ怒っているの?) 「なにしに」が,ナシイ,ナシ,ナシテに
なた刃の鎌(かま) なたがま 厚くて幅も広い刃を持つ木を切る鎌。草刈り用の鎌は刃が薄く軽いのでカルカマ(軽鎌)と
なたまめ(刀豆) たちわけ 大きさが30cm程になる,若いサヤの味噌漬けはコリコリして美味い。タチワキ,タチワギとも
成ったように なったごつ ドギャンデチャよかナッタゴツたい(どうにでも良い 成ったようにだよ) que sera, sera (?)
納豆,糸引き納豆 ねば納豆(なっと) ネバネバと粘り気のある糸を引くことからの名前。以前は天草では食べなかったとのこと。ナットは「醤油の実」
撫(な)でる なずる ナゼルとも。やさしく撫でることを幼児語で「ナゼナゼ」,「頭ばナゼナゼしてあげるね」等と使用
何か長いのはないの なんかなんかつぁなかな ナンカ(何か)ナンカツァ(長いものは)ナカナ(ないの) 似た音が続くので面白い,トットットやスースースも
何だかさっぱり分からない つるくりゃわからん アータが言ウこつぁツルクリャワカランばい(貴方が言うことは何が何だかさっぱり分りません)
何事 なんごつ ナンゴツナ(何事ですか) ナニゴトが音便化してナンゴツに。ナントン(何とも),オオゴツ(大事)
何はともあれ,とにかく なんさんかんさん カンサンは付けたし。ナンサンカンサン宜しゅうタノンばい(何はともあれ 宜しく頼むよ) ナンサマカンサマとも
何もかも なんでんかんでん ナンデンカンデン ヨカバイ(何もかも良いよ) ナンデチャカンデチャ,ナンモカンモとも
なまけもの だのう,だの 八代地域,語源は「惰農(だのう):なまけものの農夫」からとの説も (投稿)
怠(なま)け者,無精者 ふゆうじ 「フユウヅの盆働き(諺)」(「怠け者は人が休む盆になって慌てて働かねばならぬ」の意味) 不用人(?)
生である,枯れていない なましか コン木はナマシカけん燃エン(この木は生だから燃えない) 未熟の意味も。古語「生し」からか
生煮え,固い がじがじ 半煮えで少し固いさま。コン芋はガジガジしとる(この芋は生煮えで中が少し固い)
なら(助動詞,接続語) 速よ歩かんバ間に合わんバイ(速く歩かないなら間に合わないよ) 食わんバ(食わないなら)
~しなければならない ~なん 義務を表す助動詞,動詞の未然形に接続。今日は行カナン(今日は行かなければならない)
~すると,~ならば としゃが ソッカル入って奥サン行くとシャガすぐタイ(そこから入って奥の方へ行くとすぐだよ) トシャガナ(ニャ)とも
なるべく,できるだけ なったけ ナッタケ 良かつバ はいよ(なるべく良いのを下さい) ナッダケとも
苗代(なわしろ) のどこ 稲の種をまいて苗を育てる田んぼ。ノトコ,ノウドコとも。苗床(なえどこ)からの音変化
何たる,何という なんちゅう ナンチュウこつか(何たることか) ナンチュウ顔ばシトット(何というひどい顔をしているの)
なんとか なんてろ ナンテロ言わしたつバッテン思い出せんタイ(何とか言われたのですが思い出せないよ)
何とでも なんてっでん ナンテッデン言うちゴネチばっかしオラス(何とでも言って文句ばかりおっしゃる)
に,へ,の方向に ちゃん あっチャン行きナッセ(あちらへ行きなさい) 方向や場所を示す助詞「サン」の音変化。コッチャン,ソッチャン,ドッチャンも
似合ってる/匂う におうとる 「そん帽子しゃニオウトル」とは帽子が「似合っている」のか「匂うている」のか?(投稿)
似合わない にやわん そらアータにゃニヤワン,こるがニオトルばいた(それは貴方には似合わない,これが似合っているよ)
臭(にお)い にんめ 「フのニンメのすんね? クシャーたい!」と言ったら「カメムシの臭いがする? 臭い!」 (投稿)
匂いをかぐ におう 共通語の匂いを「感じる」以外に「嗅(か)ぐ」意味が。こるばニオウちミナッセ(これを匂ってみて下さい)
苦瓜,ゴーヤー にがごり 苦瓜(にがうり)からの音変化か 今では沖縄方言のゴーヤーが全国共通語
肉桂(にっけい)入り飴玉 にっけだま 肉桂(にっけい,にっき)がニッケと音変化,「肉桂入りの飴玉」を短くしてニッケダマ
荷縄,車の荷物を縛る縄 にいの 大きな荷物を車に固定する太くて丈夫な縄のこと,ニノとも。荷縄?
(使い込んで)刃が鈍くなる ねぶれる コン小刀はネブレチしもうたゴタル イッチョン切れん(この小刀は鈍くなってしまったようだ全く切れない)
尿を漏らす,失敗する しかぶる し損なう,尿に限らず失敗全般。ションベンばシカブらした(小便を漏らされた) 大はタルカブル (投稿)
睨(にら)む ねらむ 「ニラム」の音変化した古語。アッチカルこっちばネランドルばい(あちらからこちらを睨んでいるよ)
京人形/木製人形 べんたさん おかっぱで振り袖姿の京人形を言ったり,こけしに似た丸木の人形を指す場合も (投稿)
泥水溜り,ぬかるみ じゅったんぼ ジュチャジュチャで田んぼみたいになった水溜り,ジッタンボとも。道路のジュッタンボ,最近は見かけませんね
抜け落ちる つっくぁんぐる 金槌の柄(え)んツックァンゲタ(金槌の柄が抜けた) 下駄んツックァンゲタ(下駄が抜けた) ツッカングルとも
盗む,強引に外す おっとる 自転車ばオットラレた(自転車を盗まれた) 飾りゃジャマんナルけんオットッタ(飾りは邪魔になるから外した)
塗りたくる,塗りつける ねたくる ところ構わず塗り付ける意。ネジクル,ネッタクル,ヌタクル,ヌッタクル,ヌタクリチラカス,ヌタクリツケルとも
塗りつける,塗りたくる ぬったくる 「塗る」+強意の「たくる」。ところ構わず徹底して塗り付ける。厚塗りする。化粧にも使う。ネタクルとも
ね,の,は(助詞) 食うナ,飲まんナ,母ちゃんナ。感動,確認,禁止等,時と場合に応じて様々な意味を付加する助詞
小ネギ,分葱(わけぎ) ひともじ ネギを「き」と一字で言ったから。ヒトモジのグルグル(ネギを小さく折って酢味噌をかけたもの,熊本の郷土料理)
寝転(ねころ)ぶ,横になる なんころぶ キツカろ ナンコロビなっせ(疲れたでしょう 横になりなさい) ネンコロブとも
ねたむ,やっかむ,そねむ しょのむ 人ば ショノミなすな(他人をねたむな) (投稿) ショナム,ソネムとも。名詞はショノミ,ショナミ
~ねばならない(義務) ~にゃん 勉強セニャンバイ(勉強しなければならないよ) 「勉強セナンバイ」のようにナンとも 
眠い ねぶか ネブしてナラン(眠くて仕方がない) 動詞「ネブル」は「眠る」の外に「独楽が一点に静止して回る」意味にも
寝る,眠る ぬる 熱ンあっとナラはよヌットよか(熱があるのなら早く寝るといい) 否定形はネン,ネラン
の,なの(疑問・断定の助詞) アタはパソコン同好会に入ったト?(貴方はパソコン同好会に入ったの?) とっとっト(とっているの)
~の,~のか(疑問の助詞) とな,と,な 「ドクサン行くトナ(どこに行くの)」が「ドクサン行くト」や「ドクサン行くナ」(どこに行くのか)より柔らかい
のほほんと,ぬらりと ぬれーっと のほほんとして厚かましいさま。オゴッたっちゃヌレーットしとる(叱っても のほほんとして反省もしない)
飲み会,酒宴 のみかた 飲み方。今夜はノミカタだけんメシャよかバイ(今夜は飲み会だから夕食は要らないよ)
思わず飲んでしまう ひん飲む ヒンノオダ,ヒンノジシモタとも。他にヒン握ル(思わず握ってしまう),ヒンネブル(なめてしまう)も
~のように ~んごつ 山ンゴツあるけん持ってイキナッセ(山のようにあるので持って行きなさい)「のごと」の音変化
のろい,鈍い とろか よく言えばゆったりとしてる,悪く言えば間が抜けているさまを言う
はい(応答の語) ねい 漱石の阿蘇を舞台とした小説「二百十日」で旅館のお姉さんが使用。ネエ,ネエイとも。現在では死語
灰/ハエ(蠅) ひゃあ 蠅(はえ)をハイと,そのハイがヒャアと変化し,よって灰も蠅もヒャアに。ハエは川魚のハヤのこと
入る ひゃある ヒャアん ヒャアッテきたバイ(ハエが入ってきたぞ) きゃあヒャアッタ(入るつもりはなかったのについ入ってしまった)
這(は)う,引っ付く はむ 食べたらカジメンとハイのハムばい(食べた後は片付けないとハエが這うぞ) 完了形はホウドル
生える/植える おゆる 草ンいっぴゃオエとる(草がいっぱい生えている) 松ばオエたバイ(松を植えたよ)
生える/植える おわる こらオワットットな,オワシタツな(これは生えてきたのですか,植えたのですか) オユル,オワスとも
ばか貝 んばがい ンバガイばコウチきたバイ(ばか貝を買ってきたよ) ウンバガイとも言うがンバガイが一般的
(仕事が)はかどらない さばけん イッチョンサバケン オソナルバイ(全く仕事がはかどらない遅くなるよ) 肯定はサバクル(はかどる)
はかどる,仕事が順調に進む はかんいく 今日は ハカンイクなー(今日は仕事が順調に進みますね) ハカ(量)。ハカイクとも。否定形はハカンイカン
はく,嘔吐する/上げる 上(あ)ぐる 胃から口に上がるから(?) 飲み過ぎち上ギュごたるバイ(飲み過ぎて吐きたくなったよ)
掃(は)く はわく はよハワカンね(早く掃きなさいよ) 共通語と思っている人も多い(掃くを「はわく」と読んでしまう)
歯茎(はぐき) はぎし ハギシン痛とうしてオコナエンと(歯茎が痛くて仕方ないの) 歯岸?
はぐらかす とちらかす トチラカサンデはいよ(はぐらかさないで下さい) トチルル(まごつく,へまをする)
(詰まって)挟(はさ)まる うっぱさまる 強意の「ウッ」+「挟まる」。引き出しのイゴカン何かウッパサマットル(引き出しが動かない何か挟まっている) (投稿)
事業に失敗する,破産する たきわる 炊き割る。 空っぽの釜を空焚きして釜を割った(壊した)というのが由来,貧乏して炊く米も無くなったこと
走る(阿蘇地区) とぶ 阿蘇では「跳ぶ,飛ぶ」の意味の他に。ハヨ トバンカ(早く走れ) 阿蘇以外では「跳ぶ,飛ぶ」だけ
気恥かしい,きまり悪い うすとろか ウストローして 外ニャ出られんバイ(気恥かしくて外出できないよ) ウストレ,ウスヌッカとも
気恥かしい,きまり悪い うすぬっか 男がアマカツばコウチ来っとはウスヌッカツたい(男が甘いものを買って来るのは気恥かしいんだよ)
恥ずかしい はつかしか ハツカシカばい コギャンともワカラッサン(恥ずかしいよ こんなのも分かられないとは)
恥ずかしい,浅はかな りゅうけむにゃ リュウケンナカ,ジュウケムニャ,ハズカシカ,ウストロカ,ウスヌッカ,ウスヌキーとも。料簡ナカ(考えがない)から(?)
恥かしがり屋 つらもたず ツラ持タズだけん人前ジャ話しキラッサン(恥ずかしがり屋だから人前では話せられない) ツラナシとも
外す うっぱずす 接頭語「ウッ」+動詞「外す」で,「外す」という動作に「すっきり,完全に」などの意味が追加される
外れる,とれる おっとるる 強意の接頭語「オッ」+「トルル」 ボタンのオットレタ(ボタンがとれてしまった) オットル(とり外す,取り上げる)
肌寒さ,冷たさ かんや,がんや 急に冷え込んだ時などに「カンヤンヨカ」と言う。9月の藤崎宮例大祭頃の肌寒さを「随兵ガンヤ」とも
肌寒さ(秋口の冷気),秋冷え みがん,みかん ミガンのヨウナリましたナア(肌寒くなってきましたね)挨拶言葉。「過ごしやすい季節になった」との意見も。「身寒」?「身感」?天水町の80代の女性より「”身寒”と書くのでは?秋が深まると使わない」とのアドバイス(2004/10/20)
鉢(はち)合わせ ごっつんご アワテチ逃げらしたつバッテン門でゴッツンゴ(慌てて逃げられたのですが門で鉢合わせ)
罰があたる,責任を負う ばちかぶる そぎゃんコツばっかしシヨット いんまバチカブルばい(そのようなことばかりしてると今に罰があたるよ)
(その日の)初一膳 おはつさん 神仏に供えるご飯で,その日最初に器に注いだもの。食べ物は神仏に供えた後に食べた習慣の名残。オハッツァン
バッタ,イナゴ ぎめ 昆虫は他にも女郎蜘蛛をキンコブ(金色の蜘蛛の意)とかシマコブと,トンボはヘンボと
這(は)っている,くっ付いてる ほうどる ハム(這う)の進行形・完了形。虫んホウドルばい(虫が這っているよ,「くっ付き動き回ってる」イメージ)
話にならぬ,ばかげている だらんごつ ナアンバ言うとっとかダランゴツ(何を言ってるの話にならない)
群飛する小さな羽虫 かぼか カボカンとびヨル(羽虫が飛んでいる) カボカん飛んどると雨。ユスリカ。カブカとも
ハヤ(川魚) はえ ハエ釣リ 行コカ(ハヤ釣りに行こうか) 腹が赤いのをアカタバエとも 蠅(ハエ)はハイとかヒャーと
早過ぎ,非常に早いこと はよおそ ハヤオソかる何バしよっと(そんなに早くから何をしてるの) 「早遅」は「早い」,「遅かれ早かれ」は「遅い」意味
ばる 地名の西原,託麻原,高遊原は「にしバル」,「たくまバル」,「たかゆうバル」と,言い易いからか
(ごみなどを)払い落とす つんぶらう 花粉のヒッ付イトル 外サン行ってツンブロウて来ナッセ(花粉が付いてる 外に行って払い落として来なさい)
腹が痛む 虫のせく 他に,好きな遊びや趣味等を我慢しているのを思い出して居た堪れなくなることも言う。ムシンセクとも
張り倒す うちこきゃくる 「打ちこかしてくれる」から 「わっどまウチコキャークルぅぞ!」と先生に怒られてました (八代市からの投稿)
熊本名物の春雨スープ たいぴーえん 漢字で「太平燕」と書くので,本当の中華料理と思っていたのですが,熊本だけの中華メニュー
晴れる/腫れる はるる 外に「映える」の意味も。アンシタ何ば着タッチャようハルル(あの人は何を着てもよく引き立つ)
反抗する,立ち向かう むかる ムカウの音変化。アアタにムカッテくるモンなオラン(あなたに反抗してくる者は居ない)
反抗する人 もぎゃーどん いつも逆らってばかりの人。「モガウ(逆らう)殿」からの音変化。モギャーモン(者)とも。(投稿)
万事休す,処置なし ぶて 無手(むて)からの音変化。雨ん降ルならブテばい(雨が降るなら万事休すだよ)
救急絆創膏(ばんそうこう) リバテープ 熊本の会社が製造するリバノール付き救急絆創膏の商品名(会社名もリバテープ)
ビー玉,ガラス玉 ラムネン玉 遊びに使うガラス玉。ラムネはレモネードの音変化。ラムネのビンの栓にガラス玉を使用しているから
日陰,陰,陰になった部分 かげぶら 暑ーしてタマランばい カゲブラがヨカばい(暑くてたまらないよ,日陰が良いよ) カゲビラとも
ピカピカ,照り輝き きんきらきん キンキラとはぴかぴか光る絹織物。キンキラキンの頭(ピカピカ照り輝く禿げ頭)
干からびる,水分がなくなる しわがるる 「声がしわがるる」以外に,「草や手などがシワガルル」等も。シワガヨルからか? 名詞はシワガレ
(車に)轢(ひ)かれる しかるる ソギャンモダユット車にシカルルばい(そんなに急ぐと車に轢かれるよ) 「尻にしかるる」なども
引きずる ぞびく 床に垂れ下がったまま引きずること。ゾロビクごたるスカートをハイトラス(床に付きそうなスカートをはいてる)
引きずる ぞろびく 床に垂れ下がったまま引きずること。ゾロビクごたるスカートばハイトラス(床に付きそうなスカートをはいてる)
引き抜く ひっかんがす ソン杭ばヒッカンガシてハイヨ(その杭を引き抜いて下さい) ヒックァングァス,ヒンヌクとも
(根から)引き抜く ひっこぐ ソコン草ば全部ヒッコイどってハイヨ(そこの草を全部根から引き抜いでおいて下さい) (投稿)
びくとも ぎすとん コン石ゃギストンせん(この石はびくともしない) エンジンなギストンせん(エンジンは掛かろうともしない)
男性の名前 ひこいち(彦一) 八代地方に伝わる民話「彦一とんち話」の主人公などの名前だが「肥後一」からという説も(投稿)
ヒゴタイ/曼珠沙華 ひがんばな 阿蘇ではヒゴタイ(キク科ヒゴタイ属の別名ルリタマアザミ)。曼珠沙華には1000以上の別名(方言)が
非常に,とても いさぎゅー イサギュー元気んヨカな(とても元気がいいですね) イサギー,ムゴーとも (投稿)
非常に,とても いじい こらイジイうまかナア(これはとても美味しいねえ) イジイこらっさんナ(いつまでも来ないな) (投稿)
額(ひたい),おでこ むこづら 広辞苑には「向こう面(むこうづら)」は「さし向いになっている人の顔の正面。相手方。敵方」とある
額(ひたい) めっけん 眉間(みけん,眉と眉の間)からの音変化か,メケンとも
動作を強調する接頭語 ひっ~ ナ行・マ行で始まる動詞にはヒン,その外の音で始まる動詞にはヒッ。ヒンマグル,ヒッキャブル,ヒッタマガル等
何度も引っ掛かりながら 引っかかりまんかかり 「まんかかり」は語呂,「万掛かり(?)」 ヒッカカリマンカカリ読みよらす(何度も引っ掛かりながら読んでおられる)
引っ掻きまわす さでくりかやす そぎゃんサデクリカヤサンでちゃヨカタイ(そんなに」引っ掻き回さなくても良いでしょう)
ひっくり返す ばちくりかやす バチクリカヤサンごつシナッセ(ひっくり返さないようにしなさい) バチカヤス,バチグリカヤスとも
(頭から)ひっくり返ること さんこつがやり ハシゴン上かるサンコツ返ヤリしたテナ(梯子の上からひっくり返ったそうだね) サンコツガエリとも
引っ越す,移る なわる どけナワンなはったつナ(何処へ引っ越されたのですか) 場所が変わる
びっしょり,ひどく濡れる じゅっくり 汗ジュックリ ナッタバイ(汗をびっしょりかいたよ) ジックリとも。ジュタジュタ(水に濡れている状態)も
人,御方 し,しゅ 衆(しゅう),人(しと)の音変化。ワッカシ(若い人),エラカシ(偉い人),アンシ(あの人)
しと アンシトタチャ ヨカシュ(あの人はお金持ちたち) 「ひ」を「し」と発音することは多い
なん アンナン(あの人),ドンナン(どの人),コンナン(この人) シトとかジンとも (投稿)
ひどい,無愛想 けんどか ケンドカ物言い(無愛想な物言い),ケンドカ人(ひどい行為をする人) 共通語のツッケンドンに近い
ひどい,残酷,かわいそう むげー ムゲー目にオウタばい(ひどい目にあったよ) ムゴカ,ムゴタラシカ,ムゲーコツ,ムゾーナゲとも
ひどい目 ふてーめ フテーメにオウタてたテナー(ひどい目にあったそうだね) フテー(フテエ:太い,大きい,大変な)
ひどく驚(おどろ)く うったまがる ヒッタマガルとも。「ウツ+動詞」は多い,動詞を強調する接頭語。うっぱがす,うっぱずす,うっぽがす
一つ いっちょ イッチョでちゃヨカ(一つでもいい) 肥後のイッチョ残し(出されたお菓子や果物の最後の一つを残す風習)
一つも,少しも,全く いっちょん イッチョン分からん(一つも分からない) イッチョン好かん(好きなところは一つもない) イッチョ(一つ)モが変化
人は した 「人は(しとは)」が縮まって(shitoha の oh が抜けて)「した」に。あんシタ良かナ(あの人は良いね)
一晩中,夜通し よのよふて 水俣弁? 「夜の夜ふけ」(?)からでしょうか。ヨノヨシテとも (投稿)
(手足を)ひねる こねる ケマツレチ足首ばコネチしもち,ソウナ痛かっタイ(転んで足をひねってしまって,とても痛いのよ)
ひび割れる 走る 「走る」という普通の意味の外に「ひびが入る,破裂する,はじけてして飛び散る」などの意味が
(コマの)ひも よな 独楽 (こま)を回す為の紐(ひも)。独楽のヨナは自分でナウ(よる)のが当たり前だった
腹がすく,ひもじい ひだるか ヒダルカけん ナンカはいよ(お腹がすいたので 何か下さい)ヒダリー,ヒモシカ,ヒモジカとも
冷やかし,からかうこと わまかし 反骨心を秘めたジョーク。ワサモン,イヒューモンとともに熊本人の性格・気質を表す言葉か(?) (投稿)
日雇(やと)い,アルバイト ひゆとり ヒユトリでちゃセナン(日雇いのアルバイトでもしなければならない) 日銭稼ぎ,日雇い人夫。ヒュウトリとも
ひょっこり,突然 ひょくっと ヒョクット帰ってコラシタケン ウッタマガッタ(突然帰って来られたので驚いた) ポストとも
開かない/だめだ あからん 「開かない」が一般的だが,八代では微妙なアクセントやイントネーションで「だめだ」。「か」を強くしたり文末を下げると「開かない」
(両足を左右に)開く はたがる 両足を左右に開く。ハダカルの変化。まちーっとハタガリなっせ(もう少し足を開きなさい)
開ける,すっきりする くぁいとなる 明るくなる意味も。剪定すっとクァイとなるばい(剪定すればすっきりするぞ) 語源は開と快からか?
ひらりと,ひょっこり ぴらっと ソケたい正義ン味方んピラット登場(その時だよ正義の味方がひらりと登場) 「ひらりと」の音変化
びり,最下位 どご,どごべす スタートはドゴベスだったバッテン ゴールじゃ一番(スタートはびりだったがゴールでは一番) ドゴジリとも
びり,最下位 どべ 遅(オス)カネ まーたドベコスタイ(遅いね,またビリだよ) ドゴ,ドゴッペス,ドベコス,ドンベとも
びり,最下位 どん ズン,ドゴ,ドゴジリ,ドゴッペス,ドベ,ドベコス,ドンベ,ドベ,ドンケツ,ドンコス,ドンケツ,ドンゴジリ等も
(屁を)放(ひ)る,体外に出す ふる 屁を放出することで,「ひ(放)る」からの音変化,屁だけに使う(?) ヘル,ヘヘルとも
(屁を)放(ひ)る へへる 身体の外に出す。屁ばヘヘッタロ,臭カバイ(屁を放ったでしょう,臭いよ) ヘル,フルとも
昼食 ひやがり そろそろヒヤガリィしまっしゅカ(そろそろお昼にしましょうか) ヒアガリとも,「昼上がり」の音変化?
動作を強調する接頭語 ひん~ 動作に「強引,うっかり」等の意味を付加。ナ行・マ行で始まる動詞にだけ,他はヒツ。ヒンナユル,ヒン曲グル等
(量が)増える いみる 雨ンフッテ 川ン水ン イミットル(雨が降って川の水が増えている) イミラカス(増やす)
深く味わう なめる 天草では焼き魚や煮魚は「食う」だが刺身は「ナメル」。魚の本場で刺身の味にうるさい天草だからこそ
吹き出物 でけもん デケモンのデキち痛カばい(吹き出物が出来て痛いよ) 「出来たもの」の音変化,デキモンとも
脹脛(ふくらはぎ) つと 脛(すね)の後ろの膨れた部分 ツトん痛ウシテたまらんバイ(ふくらはぎが痛くて仕方ないよ) 足のツトとも
ふざける おおくる (大戯る…か)主たちゃダイギャドコレにゃオオケトレ!(お前たちはふざけるのも大概にしなさい!) (投稿)
ふざける,からかう ぞうくる 真面目に話とっとに ゾウクッてハッテた(真面目に話していたのにふざけて行ってしまった)
ふざける,おどける とごゆる トゴエちバッカシおっと デケン(ふざけてばかりいると だめ) トゴエルとも。天草ではホタユル
だらしない,不精者 いうきゃなし 「言う甲斐が無い」つまり説教しても少しも効き目がない,しようがないやつだという感じ(投稿) ユウキャナシとも
無精者(ぶしょうもの) ひゅーじもん フユウジ,フューモン,ヒューズラとも。不用人がなまったのか(?)
無精者,だらしない人 ゆうきゃなし 「いうきゃなし」→「ゆうきゃなし」→「You can't do nothing(?)」 帰国子女の母が「何もできない無精者の事」と言ってました(投稿)
沸騰(ふっとう)する にえくりかやる ヤカンなニエクリカヤッとるバイ(ヤカンは沸騰しているよ) (投稿)
ふともも,大腿 ももたぶら 腿(もも)の特に膨らんだところをいう,お尻の膨らんだところを「尻たぶら」とも
不美人 おっぺしゃん 英語(opposite 反対の)とドイツ語(schön 美しい)からの造語(?)戦前の学生言葉,バックシャン(後姿美人)も (投稿)
踏み荒らす ふんたくる 花壇バ踏ンタクッテしもうたバイ(花壇を踏み荒らしてしまったよ) 踏み潰す,踏みにじる
踏み潰す ふんぽしゃぐ ソン空き缶ば フンポシャイでハイヨ(その空き缶を踏み潰してください) フンシャグとも
踏み抜く,踏み破る ふんぽぐ 踏んで床や底に穴をあけること。フンポガスやフンポグルとも。「踏みつぶす」はフンシャグやフンポシャグ
ふやかす,浸して柔かくする ほとびらかす そるばホトビラカシテはいよ(それを水に浸してふやかして下さい) ホトビルとも
ぶよ,ぶゆ せせり 数ミリほどの小さな昆虫で人や動物に食い付いて血を吸うこともある
ブランコ ゆっさんご 重いものが揺れ動くさまを意味する「ゆっさゆっさ」から揺れ動く遊具「ブランコ」の名前に (天草?)
ブレーキ こすたー 語源のコースターブレーキはペダル式ブレーキを言うが。コスターんウックァエとったい(ブレーキが壊れてるよ)
糞尿(ふんにょう)肥料 だら 人をののしる言葉にも。他に山菜の「タラの芽」を「ダラン芽」,タラの木を「ダラの木」と濁る
~へ,~に,~の方向に ~さん 熊本サン(熊本へ),北サン(北へ),上サン(上の方へ) 東北弁の「さ」と同じ(?) 「こっちサン」はコッチャンに
へそくり まつぼり お金に限らず,商品や産物などをこっそりと。今では死語か。動詞はマツボル
べちゃっと,べちゃべちゃ ねちゃっと 水気が多く舌触りが悪いさま。コン飯ゃネチャットしとるバイ(この飯はべちゃっとしているよ)
蛇(へび) くちなわ 「口の下が縄?」それとも「朽ちた縄?」それとも? マムシはヒラクチと
変な,おかしい ひょうなか 変な,変にゃ,変ないの「変」を「ヒョウ」「ヒュウ」「ヘン」と言うことも。ヒョンナ,ヒョウナと変化。ヒョウナカとも
法華経写経の法会 とんしゃえ 熊本では本妙寺の頓写会。毎年加藤清正の命日(7月23日)に行われる大法要,浴衣姿と露店で賑わう夏祭り
鳳仙花(ホウセンカ) つまぐれ 花びらをすりつぶして爪を染める。ツマグロとも。爪紅,爪黒? 県南では「トビシャゴ」と言う
鳳仙花(ホウセンカ) とびしゃご 数十年前の女子はこの花びらをすりつぶして爪を染めて遊んだ。県南では「ツマグロ」と言う
坊守(ぼうもり)さん ぼうもんさん お寺の住職の奥さまのこと,「坊守さん」が音変化。ご住職のことはオジュッツアン
ポケット/鳥を捕る仕掛 おとし 落とすことではなく,服やズボンの物を入れる袋,落とし袋。既に死語? 捕獲する行為を指すことも,目白オトシは違法
ほころび ほこれ 縫い目がほどけた所 ズボンの裾ン ホコレ(ズボンの裾のほころび) 動詞はホコレル,ホコルル
干し納豆 こるまめ 糸引き納豆に塩と米粉や片栗粉をまぶし天日乾燥させたもの。コロコロ転ぶからコルマメ(?)
放っておく,放置する いっちょく ソギャンとはイッチョキなっせ(そんなのは放っておきなさい) 買うちイッチョケ(買っておきな) ウッチョクとも
放っておく,置き去りにする うっちょく ワカランジャはウッチョケ(分らず屋は放っておけ),ウッチョカレ(置いてけぼり) イッチョクとも
ホテイアオイ(水草) たいわんなぎ 南米原産の帰化植物で,茎が浮き袋のようになって水に浮かぶ水生植物。ウォーターヒヤシンスとも
ホテイ(布袋)竹 ちんちく(沈竹) 昔は釣竿に用いられた,語源は重くて水に沈む竹ということから。チンチクダケとも
仏様,仏壇 ほときさん 「さん」を付けない時は「ほとけ」と言い「ほとき」とは言わない,単に発音のしやすさからか?
仏様,神様,お月様 まんまんさん 幼児語。人物・性格がすばらしい人のことを「マンマンサンのゴタル」と。マンマンチャンとも
ほどほどに たいぎゃどこっで タイギャドコッデ終わらんな(ほどほどにして終わりませんか) タイギャドケ,タイギャトコレとも (投稿)
ほほ/頭,ひたい びんた 球磨では頭「ビンタん良かばい」等と。(投稿)八代以北では「頬(ほほ)」。元々「鬢(びん,耳際の髪)」から
ほほ ほうべた ホウベタん腫れとるバイふうとばれダロカ(ほほが腫れているよオタフク風邪だろうか) ホーゲタとも
ほら(感動詞,感嘆詞) ほ,ほう 注意を引くための呼びかけの言葉で頻繁に使用。 ホウ あっタイ(ほら あれだよ) そるがホ 昨日たいホウ
ポンコツ,おんぼろ ちゃんくぁら 「壊れた」とか「品質が悪い」。ソン自転車はチャンクァラばい(その自転車はポンコツだ) チャンカラとも
本当の ほんな そりゃホンナこつバイタ(それは本当のことですよ) ホンナコツ,ホンナモンなど
本結び,真結び からむすび ホドケンごつ カラ結ビにシトキなっせ(解けないように本結びにしときなさい)
ぼんやり,だらしない様子 てれっと テレットしとるケン間違うトたい(ぼんやりしているから間違うんだよ) テレーットとも
まい(助動詞)/枚(数詞) みゃ,みゃあ 今日は帰リャさすミャ(今日は帰りはしないだろう) 1ミャ2ミャ3ミャ・・・(1枚2枚3枚・・・)
薪(まき)をつぎ足す,焚く くぶる,くべる 火ん消えよるゴタル もちっとクベチはいよ(火が消えそうだ,もう少し薪をつぎ足して下さい) クベルとも
強意の助動詞 たくる 動詞の後について,強調・連続等の意味を付加。打(う)ッタクル(何度も続けて打つ),蹴(け)ッタクル
~ましょう(勧誘) まっしゅ ソンナラ今カル行きマッシュ(それなら今から行きましょう) 勧誘の助動詞
混ぜてしまう,邪魔する まぜくりかやす マズル(混ぜる)に強意の接尾語を付けたのだが,「邪魔する,混乱させる」意味にも
~ません(気持ちを込めて) まっせん 知りマッセン,済んマッセン,ありマッセン,行きマッセン。~マッセンカ(~しませんか)の用法も多い
待ち遠しい まちなんか ナンもセンで待ットトも待チナンカね(何もしないで待っているのも待ち遠しいね) 待チナガカとも
真っ直ぐ,真っ直ぐな まっすんか マッスンカ棒(まっすぐな棒) コン道ゃマッスンカばい(この道はまっすぐしてるよ)
まで(助詞) なじ マデの変化。ちょっとソコマジ(ちょっとそこまで) 5時マジ帰るバイ(5時まで帰るよ)
まともな事,良いこと ろくなこつ ロクナコツぁセン(良い事はせず,悪事ばかりする)ロクナコツぁナカ(良い事はない,悪事ばかり)ロクナモンも
まぬけ ぬすけ 屈辱的な語。八代出身で県外在住の方より。ヌスケル(知らぬ顔をする),ヌスタレ(のらくら者)と関連は?
まぶしい まばいか テントサンのババイカ(太陽さんがまぶしい) 目映イカ,眩イカ(?) マバユカ,マブシカとも
マムシ(蝮) ひらくち ヒラクチの「ヒラ」はヒルと同じで刺されてヒリヒリすること。「クチ」はヘビの方言「クチナワ」を指す
鈍(にぶ)く(丸く)なったもの ぼすとこ 鉛筆ン ボストコダケン 研ギラントイカン(鉛筆の芯が丸くなったので削らないといけない)
見える 見ゆる ソッカル花火の見ユンナ(そこから花火が見えるますか) ミユールばい(見えるよ)
(大きいだけで)見かけ倒し いもがら イモガラボクト(芋茎木刀)とかイモガラゲンキ(芋茎元気)などと
見下す,軽く見る やすがう 「安買う」から(?) ドギャン相手でちゃヤスゴウとっと負クルばい(どんな相手でも軽く見ていると負けるよ)
みくびる,見下す みこなす あんシトばミコナシとったらイカンばいた(あの人を見くびっていたらだめですよ)
見苦しい,滅茶苦茶 ようじゃな アータガ部屋はヨウジャナこつ 片付ケなはり(あなたの部屋は乱雑で見苦しい片付けなさい) (投稿)
見苦しい,散々なさま ようだいな 熊本地震で家も道路もヨウダイナこったい(熊本地震で家も道路も滅茶苦茶で見られたものではないよ)
短い みしかか ちょっとミシカカごたるモちょっとナガカツァなかな(少し短いようだ,もう少し長いのは無いの) ミジカカとも
水や湯の幼児語 ぶぶ 関西では湯や茶だが,熊本では水も。ここんブブはウマカばい(ここのお水は美味しいよ) ブッブは自動車
水がたっぷり がんぶり 水がたくさん溜まっているさま。ツケモンノ水ン ガンブリ上ガットル(漬物の水がたっぷり上がっている)
水気が多い,ぬかるむ じゅちゃじゅちゃ 道路がぬかるんだり服などが濡れている状態をいう。ジュタジュタとも
水気が多い,ぬかるむ じゅるか コン飯ぁジュルカごたる(このご飯は水気が多いようだ) ジュルカ田んぼがジュッタンボ?
水気を切る(絞り出す) すたむる 急須のお茶などを最後の一滴までそそぐ時などに使う。スタマル(ひとりでポタポタと落ちる)
水しぶき,とばしり とばしゅる トバシュルの ヒッカカルばい(水しぶきがかかるよ) 飛んできた汁,シュルは汁 (投稿)
見たくもない 見ろごつもなか 毎日カップラーメンばっかし,もう見ロゴツモナカ(毎日カップラーメンばかり,もう見たくもない)
みっともない,とんでもない あられん 「あられもない」が語源か(?) あらアラレンコツば考えとる(あいつはとんでもないことを考えている)
見っともない,見掛け倒し ざまーにゃー 太カバッカシデ ザマーニャーナ(大きいだけで見掛け倒しだね)。ザマナカ,ザマンアカとも 「様無し」から
妙な,変な みょうなか そらミョウナカ話しばい(それは変な話だね) ヒョウナカとも
皆,全部 いっそとめ 「一掃」+「共」(?) イッソトメ持ってイキナッセ(全部持っていきなさい) イッソとも
皆連れだって,皆揃って みなづり たまたま皆が揃っている。ミナヅリ赤かつ着とる(偶然に皆が揃って赤いものを着ている) 県北(投稿)
皆揃って,皆と共に みなとめ すでに皆が揃っている,ミナヅリと微妙な違いが。ミナトメもう来とる(既に皆来てしまっている) 県北(投稿)
むかご かご 山芋の葉の付け根にできる珠芽(しゅが,養分を蓄えた塊),数珠のように針金に通して焼いて食べたものだ
むき出しのお金 はだかぜん 裸ゼンで悪かバッテン トットイテはいよ(むき出しのお金で悪いけど取っておいて下さい)
むきになって,意気込んで はっかみじゃーて 「歯をむき出して」のイメージ(?) そぎゃんハッカミジャーテおごらんデチャ(そんなにむきになって怒らなくても) ハッカミダシテの音変化
麦わら むっから 麦稈(むぎから)→ムギカラ→ムッカラ 音響的にもカラカラの麦わらのイメージにぴったし
うっとうしい,むさぐるしい やぜらしか ヤゼラシカけん アッチ行きナッセ(むさぐるしいのであちらへ行きなさい) ヤゼグルシカとも
蒸し暑い ほめく 今夜はほんにホメク 明日は雨じゃろ(今夜はとっても蒸し暑い 明日は雨だろう)
虫に喰われたもの 虫クレ 果物や野菜などで虫に喰われたもの。虫クレはコケ入れちハイヨ(虫食いはここに入れて下さい) ムシクリャとも
(草などを)むしり取る かがる ソコン草ば カガッといてハイヨ(そこの草をむしり取っておいて下さい)
蒸(む)す,ふかす うむす イキナリダゴば ウムシテはいよ(いきなり団子を蒸して下さい)
難しい,簡単ではない やおいかん どうもこうもならない状況。こらヤオイカンばい(これは難しい,容易ではないよ)(投稿) 柔オウ行カン?
結ぶ,しばる きびる チャンと キビッとかんとハズルルばい(ちゃんと結んでおかないと外れるよ) クビルとも
結ぶ,しばる くびる ほどけんゴツちゃんとクビッときナッセ(ほどけないようにきちんと結んでおきなさい) キビルとも
無鉄砲,勘が悪い かんなし 人の気持ちや場の雰囲気を無視した言動,またはそういう人。あっどみゃカンナシばい(あの人たちは無鉄砲だよ)
胸糞が悪い,不愉快だ けたくそわりー 朝かる茶碗の割れちケタクソワリー(朝から4茶碗が割れて不愉快だ) ケッタンクソワリーとも
棟上式に投げる餅 しとぎ餅,ひとぎ餅 新築の家の棟上げ式の行事「もち投げ」に使う,その「もち投げ」をシトギ。元々は神様に供える餅がシトギ
メス めっちょ,めんちょ ソンめじろ(目白)ハ メッチョたい(そのメジロは雌だよ) メジロのメスはさえずらないのでメッチョカスとも
女竹(めだけ),雌竹,篠竹 にがまだけ 直径2cm,高さ5mほどの細い竹,筍が苦いから。名前は竹だが,笹(ささ)の仲間。苦真竹?
目立ちたがり屋,外出好き でべそ 家に居るより外出するのが好きな人。アヤツァ デベソダケン(あいつは目立ちたがり屋だから) (投稿)
滅茶苦茶 しちゃくぁちゃ 乱れた様子。シチャカチャ,シチャクチャ,シチャンクァチャン,ヒチャクァチャとも 
滅茶苦茶(めちゃくちゃ) ひちゃかちゃ おるがこつばヒチャカチャ言いよるごたる(私のことを滅茶苦茶に非難しているらしい)(投稿) シチャカチャとも
~める,~する むる 形容詞に付いてその状態にする動詞を作る。短ムル(短める),細ムル(細める),ヤワムル(柔らかくする)
目を覚ます おずむ ソウド(騒動)すっと コドンのオズムばい(騒ぐと子供が目を覚ますよ) オゾムとも
メンコ(面子) ぱんぱん 絵入り厚紙の玩具,地面にたたきつけて風の力で他人のものを裏返して取り合う遊び。カッパ,ベタとも(投稿)
面倒くさい,うるさく思う ひっちゃかましか ヒッチャカマシカ話ャ ヨカバイ(面倒くさい話はお断りだよ) ヒチ(強勢)+ヤカマシカ(面倒くさい)
面目ない,情けない じゅうけむなか 恥ずかしい失敗をしたときに「ジュウケムナカー」とつぶやく。「了見無し」から?(投稿、宇城地区?)
もう,も ま,まあ マチット(も少し),マイッチョ(もう一つ),マア一杯ドギャンかいた(もう一杯いかがですか)
もう少し まちっと ソラたかかマチットまけちハイヨ(それは高いもう少し負けて下さい) マチーットとも
もぎとる,収穫する ちぎる 手でもぎとる時だけでなく,刃物で切り取る時も「ちぎる」と,その対象も果物の外にナスやスイカ等も
水に潜る すむ 3分なスムルばい(3分は水の中に潜っていることができるよ) 「住(棲)む」からか?
もの かつ,がつ ウマカツ(美味しいもの,馬肉のカツレツじゃないよ),アタガツ(あなたの物)オルガツ(私の物) (投稿)
物,(~の)もの つ,と ソラおるがツ,あたがツぁコル(それは私の物,あなたのはこれ) 赤カツ(赤いもの),太カツ(大きいもの)等も
物,~のもの ソラ子供んト あたガつぁコル(それは子供の物 あなたの物はこれ) 直前の音によって「もの」を意味する語が「と」や「つ」に
もの(者,物) もん 発音「MONO」の最後の「O」が抜けてモンに,「花の色(HANANOIRO)」は「HANAN IRO(ハナンイロ)」等々
(高床式の)物置 かんもんぐら 二階には櫃(ひつ)が収納される物置で、高床式で地上部分には農作業用の器具や収穫物、漬物等を収納。桿物倉?(投稿)
ものもらい,麦粒腫 いんのくそ まぶたの一部が赤くはれる病気。別名「お姫さん」と上品に言うと治らず,「犬の糞」と言うと早く治るとの迷信も
ものもらい おひめさん まぶたにできる出来物。オヒメサンのデケタごたる(ものもらいができたようだ) インノクソとも
ものやら,だろうか もねろ 不確かな気持ちを付加する。入試に合格するモネロ(入試に合格するものやら)
物をかけた勝負 ほんき,ほんぽ ビー玉遊びなどで,本当に賭けること。練習で賭けないのをウソンキ,ウソンポ。本気,本舗,嘘の気,嘘の舗?(投稿)
文句,憎まれ口,減らず口 はぶてぐち 四十数年関東暮らし。大切な故郷の言葉は残したい。今日ふと出てきました。「ハブテグチばタタク」よからぬ事とか文句を言う意味かな?と思います (投稿)
八重桜 ちょうちんざくら 花が提灯(ちょうちん)の様に垂れ下がっているところからついた名前(?)
役に立たない もねならん 「物にならん」の音変化。 あらモネナランばい(あれは役に立たないよ)
休み,休憩 よけ ヨコイとも,ヨコイが音変化してヨケ。今日はヨケだけんヨコトット(今日は休日だから休んでいるの)
休憩する,休む よこう そろそろヨコイまっしゅ(そろそろ休憩しましょう) 「憩う」の音変化? 名詞形はヨコイやヨケ
やせこける,やせ細る やせひぼくる 痩せて干乾しになるとの意味。アンシタ近頃ヤセヒボケチしもとらす(あの人は近頃痩せこけてしまわれた)
やせる,やせ細る ひごける ヤセヒゴケルとも。アンした ヤセヒゴケち シマワした(あの人は痩せてしまわれました)
やっと ようよ ヨウヤク(漸く)の音変化(?) ヨウヨようなったゴタル(やっと良くなったようだ) ヨウヨンコシとも
やっとのことで ようよんこつ ヨウヨンコツして宿題ノ終わったバイ(やっとのことで宿題が終わったよ) ヨウヨンコテ,ヨウヨウンコシとも
薮(やぶ) やぼくら 薮は草木が生い茂って「暗い」からか。ヤボ,ヤボクロとも。そんな薄暗いところを飛ぶ小さな虫を「ヤボカ」
引き破る,引き裂く ひっきゃぶる 障子ば張り替ゆるケン,ヒッキャブってヨカバイ(障子を張り替えるので,引き破っていいよ) 強意の接頭語ヒッ
やわらかい やぶらか,やわか コン肉ぁ ヤブロシテ うまかバイ(この肉は柔らかくて美味しい) ヤオシテうまか。ヤワカが一般的か,ヤワラシカとも
幽霊(ゆうれい),お化け ばんばん 暗(くろ)ナルとバンバンさんノ出らすバイ(暗くなると幽霊さんが出られるよ) 幼児語
床の下 よかんした ヨカンシタに子猫ンひゃーってシモタ(床の下に子猫が入ってしまった) 「予感した」ではない
ゆがむ,曲がる よがむ 「ゆがんでる」が「ユガンデオル」,更に音変化し「ヨガンドル」「ヨゴウドル」「ヨゴドル」と。ヒョガムとも
湯気(ゆげ) ほけ ホケん立チヨルまだヌッカばい(湯気が立っている まだ温かいよ) ホケンゴタル(馬耳東風,のほほんとしてる)
ユズリハ 鶴の葉 ユズリハ科の常緑高木。ウラジロとともに縁起物とされ正月のお飾りに用いられる。譲葉
ゆったりと,のんびりと ゆたーっと ユターット温泉デチャ行きマッシュ(のんびり温泉にでも行きましょう) ユルーットとも
よ(誘いの助詞) 「行こ+う+イ」の「う」が抜け「行こイ(行こうよ)」 「植+えよう+イ」の「えよう」が音変化し「植ゆい(植えよう)」
よ,だよ(念押し,断定) ~たい,~たいた,~た 「よかタイ,そぎゃんタイ,違うタイ」と言っても,魚の「鯛」じゃない。独り言にも使う,目上には使わない。「タイタ」なら目上にも。「タ」は男言葉
良い,香ばしい かばしか カバシカ話もナカばい(良い話もないよ),カバシカ匂イ(香ばしい匂い)
良い/充分だ,要らない よか 「そらヨカばい」は「それで(が)良い」のか,それとも「要らない」かに注意!
~のようだ/~したい ごたる 暑カゴタル,寒カゴタル(暑いようだ,寒いようだ) 帰ロゴタル,食ヲゴタル(帰りたい,食べたい)
~ように,~しそうに ごつ よかゴツしナッセ(良いようにしなさい) 指ン切るるゴツ冷タカ(指が切れるように冷たい)
上品,賢い こーとーか アスコン娘はコートーカ,よかカクサンにナラスばい(あそこの娘は賢く上品だ,良いお母さんになられるよ)
よく,全く,すっかり ゆーと ユート分からん(よく分からない,あまり分からない) ヨートとも。「言うと」とは別
良くない,新しくはない おろよか こらオロヨカばい(これはあまり良くないよ}「オロ」は少量の良さを付加。少し良い。音便化でオロイカとも
良くない,悪い かんばしゅうなか チカごら体ン調子のカンバシュウなかゴタル(近頃は体の調子が良くないようです)
良くやっている ようしたもん さすがアタガ子ばいヨウシタモン(さすがに貴方のお子さんですね良くやっている
余計なこと,つまらないこと いたらんこつ 「至らぬ事」即ち「目的に至らぬ余計な事」。イタランコツァしなすナ(余計なことはしないよ) (投稿)
余計に,一段と いっだん ソギャンすっとイッダン悪なっタイ(そんなにすると余計に悪くなるよ) イッダンよか(一段と良い)
(一緒に)寄せ集める そうたくる ソケあっとばソウタクッテ持ってキナッセ(そこにあるのをかき集めて持って来なさい) (宇城地区,投稿)
よそ,他(ほか),外部 はた ハタかる何ノかんノ言うコツァなか(外部からあれこれ言うことはない)
(ご飯を)よそう つぐ ご飯ばツイデはいよ(ご飯をよそって下さい) ツグを共通語と思っている人は多い
よだれ ゆだれ ウマカツば見ット ゆだれン出ちタマラン(美味しいのを見ると よだれが出て堪えられない)
酔(よ)っぱらい えーくりゃー エークリャーはモドンナッセ(酔っぱらいはお帰り下さい) エークライ,エクライとも,動詞はエークラウ
(鶏を呼ぶ)呼び声 とーとーと トートートートート(庭に放し飼いにしているニワトリを呼び寄せる呼び声) 今では放し飼いもなく死語か
余計,余分,無駄,余り よころ ヨコロモン(余計なもの,無駄なもの,「もの」は物や者) ヨコロニが縮まりヨコレに
よもぎ(キク科の草) ふつ 新芽を餅に混ぜてついたのがフツモチ(よもぎ餅,草餅)。ヤイト草とも言い,お灸の原料
寄りかかる なんかかる こけナンカカットキなっせ(ここに寄りかかっておきなさい) 投げかかるからか?ネンカカル,ナンカクルとも
寄りかかる ねんかかる 「寝る架かる」からか,「寝る」を「ネン」と発音した「ネン倒ス」「ネン転ブ」なども。ナンカカルとも
夜,夕刻 よさる,よさり 「宵(よい)が去る」からか サルは昔「来る,近付く」の意味も,即ち元々は「夜が来る,夜になる頃」の意味
夜の法会 よじょもん 民謡「おてもやん」に「熊本(くまんどん)の夜聴聞詣(よじゃもんみゃ)りにゆるゆる話も きゃあしゅうたい」
レンゲソウ,げんげ ふうぞばな フウゾバナば摘ンで遊ウどる(レンゲソウを摘んで遊んでる) 単にフウゾとも
わー(感嘆詞) わぁいさし ワァイサシ良カおもちゃバ持ットルね(わー良いおもちゃを持ってるね) 目上には使わない。ワイサシとも
(風呂を)沸かす/生やす たつる 普通の「立てる」以外に,風呂を「沸(わ)かす」とか髭(ひげ)を「生やす」などの意味にも
若者,若い衆 わきゃもん,わっきゃもん ほ、年寄りにさせちかる!ワッキャモンが動かにゃんたい!(ほら、お年寄りにさせてしまって!若い衆が動かないといけないよ!) (投稿)
分からずや わからんじゃ 単にわからず屋というより石頭かとも。アンシはワカランジャたい(あの人は分からずやだよ)
訳が分らない,支離滅裂 わけくちゃわからん 分口(わけぐち)は分け前だが,何が何だか分からないとの意味に。ワケクチャツカンとも
(つい)忘れてしまう うっちゃする シモター,ウッチャスレとった(しまった,つい忘れてしまっていた) 「ウチ(強意の接頭語)+忘レル」から
私,女性の第一人称 うち 主に若い女性,男性は使わない。ウチドミャ,ウチドミ,ウチドン,ウチタチャ等々と複数形は多い
私,自分 おどん オドマ(オドミャ) ボンギリ ボンギリ(私の奉公はお盆までお盆まで,五木の子守唄の歌詞) オドンハ→オドンナ→オドマ(オドミャ)
私(男)/居る おる オルがオルばってんダルモこん(私が居るけど誰も来ない) 居るの敬語「オンナハル」の短縮形疑問文「オンナッカ?」が「女か?」と笑い話にも(投稿) オンナサルカは「女猿か」
私の家の おるげんと オル(私)+ゲ(の家)+ント(の物)ですが,外国語みたい (投稿) 「あなたの家の」はアタゲントやワルゲント
俺(おれ)も,私も おいも 食堂で「連れと同じもの」との意味で「おいも(俺も)」と言ったつもりが「芋はありません」と。球磨弁(?) (投稿)
わっ!(驚いた時の感動詞) ばっ!,ば! 自分では多用しているとは思っていなかったのだが,県外人から指摘されたことが
鳥を獲る罠(わな) ばったり バッタリば仕掛ケタらバッタリこんゴツなった(罠を仕掛けたら急に来なくなった) 悪戯で草むらの草を結んで作った仕掛も
わら縄製の敷物 ねこぼく 穀物などを天日干しに使用した厚めの稲わら製の敷物。わら縄で織りあげた厚手の筵(むしろ)。ネコブクとも
割る,割ってしまう はちわる 「割る」に接頭語「ハチ」が付いた。頭ばハチワル(頭を大怪我する) ウチワルとも。ハチキルルなども
悪い事,いたずら わるこつ ワルコツァいかんバイ(いたずらはいけないよ) ワルコツする子供のことをワルゴロ
悪口,毒舌 破れ口 アヤツァいつでん破レ口ばタタキよっとタイ(あいつはいつでも悪口を言っているんだ)
を(助詞) 元々の「ヲバ」の「ヲ」が抜け「バ」に 何んバしよっと。本バ読んどット(何をしているの。本を読んでるの)
 

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