WEEKLY INTERVIEW 再録

 

(毎週土曜or日曜更新)時々臨時休業


               
   

    第37回 出典:「FASTBREAK」
         緊急再録。藤田千章&美奈子さん
         ”SPELL”について 他 (後半)
         (FM−FUJI 97.10/29)
         提供:佐藤敏久さん(ありがとう)

      

藤田(以下C)「え〜 ”グスリ”というコーナーです。クスリとしたことについて
   お手紙紹介していきたいと思います」
吉田(以下M)「最近、結構泣けちゃったことなんですけど、うちのネコ、16歳な
   んですけど、病気で、直らない病気なんですよ。それで死期が今日か、明日か
   っていう時になって下半身不随になっちゃったんですよ。お医者さんも、もう
   ダメだって言ってて、もう4日間寝たきり状態で5日目になって急に”ゴハン
   食べる”って言い出して食べ始めて、6日目に親身なお医者さんが、ネコに輸
   血してくれて今も頑張っているんですけど、やっぱり人間、16年も一緒にい
   るとジタバタするんですよ相当に。その姿を彼はじっと見てたんでしょうね、
   それで意志を持ってもうちょっと”この人が悟る”まで頑張ってあげようと明
   るく振る舞うわけですよ、勝手にそう思うんですけどね。そういうのに頭下が
   ちゃうんですよ、獣医さんも”これは奇跡の子だ!”って驚いてて。赤血球比
   が5パーセントしかなくなっちゃってるんです。それで輸血した後、今日まで
   1ケ月くらい頑張っての。もう本当に頭下がって余計泣けちゃってましたね」
C 「本当にグスリとしてしまう話ですね、名前なんでしたっけ?」
M 「DADA」
C 「DADA、頑張ってほしいですね」
M 「アルバムを今回、役得で彼のためにトリビュートして最後に”トリビュート”
   という曲が入ってるんですけどね、それは彼にあげた曲なんです。」
C 「来月に美奈子さん、11月21日からのクラブチッタ川崎を皮切りにクラブサ
   ーキットツアーがスタートしますね」
M 「しますねえ、体力続くかなあ?13ケ所20公演」
C 「すごいねえ」
M 「こんなゲストに出せてもらってるのに言うのも何んですけど、ミュージシャン
   が日頃、四の五の何か言っているよりも、実際に音楽で空気振動を起こしてい
   る方がミュージシャンらしいんじゃないかと。普段、青森とか広島とか行かな
   いじゃないですか。実は東京はピットインで、神戸はチキンジョージで、それ
   以外は行ったことないんですよ」
C 「それ以外全部?」
M 「全部。で、それも楽しみなんで、そういうのも1回やっておきたいと思って」
C 「この近場だと、東京はピットイン?」
M 「六本木のピットインは”ぴあ”は売り切れちゃったんですけど、ピットインの
   手持ちのチケットがあるみたいで連絡とってみてください。」
C 「わかりました。12月19,20,21日の3日間ですねこれは楽しみですね
   、沼澤さんは?」
M 「尚(沼澤尚)ちゃんもやります」
C 「お手紙いただいてます。質問ですね、”美奈子さんにとって歌は自分のために
   歌うものですか?音と言葉が絡み合うあうから難しいと思うんですけど”」
M 「歌は難しいですよ。だけど、難しいと思う前に、声というのは世界中で自分し
   か持っていない声ですから、自分自身に敬意を表してあげていいんですよ」
C 「は〜 だから自分自身にできる役割があると」
M 「必ずあります。この人 歌ってる人なのかな?」
C 「たぶんそうでしょう。歌の方、頑張って頂きたいですね」
   〜CM〜
C 「今回のステージ どんな感じで考えてますか?」
M 「バンドのメンバーが尚ちゃんもそうなんですけど、長年いっしょにやってる人
   達なんでレスポンスが早いんですよ、メチャクチャ」
C 「なるほど、こっち、こう〜〜やると答えがドッ と返ってくる」
M 「もうもう、うるさいくらい返ってくる(笑)。ほら、歌もののポップスって様
   式が決まっているじゃないですか! そういうんじゃなくて こっちの合図で
   どこから弾くみたいなジャズ的な形で、もちろんサウンドはジャズじゃないで
   すけど」
C 「様式とかサイズとか決めずに、その場のノリや盛り上がりで自由に広げていく
   みたいに」
M 「そうです」
C 「ライブの醍醐味ですね、それって合図は美奈子さん?」
M 「そう、指揮。総指揮(笑)」
C 「(笑)」
M 「で、尚ちゃんはね、重要なポイントにあるんですよ。ほら、どうやって終わり
   にするかってことないですか?ライブやってて」
C 「あ ありますね」
M 「何回やったら終わって。シングライクトーキングはどうやってるのか知らない
   けど、リピートしてて、手を上げたらおしまい とかいう合図あるでしょう」
C 「ウチはいちおう決めてるんですけど、その時になって盛り上がってて”ブレイ
   ク””ブレイク”って続けたりしますよ」
M 「は〜 それじゃあ いつ終わるか、迷うじゃないですか!そういう時に尚ちゃ
   んは発揮するの。ほら、アメリカでライブバンドやってたでしょう。そういう
   の身についてて、実は彼が1番年下なんですけどセッションでね。ただライブ
   では親方になるんですよ。だから欠かせないんですけどね」
C 「沼澤さんも参加するということで楽しみなんですけど、僕もこの19,20,
   21のうちのどこか出かけたいと思ってます。 さあ、ここでもう1曲”SP
   ELL”からお送りします。この曲 僕、好きなんです」
M 「あ、ボクも好きなんですよ1番、”CROW”です」
  (ここで”CROW”が流れる)
C 「続いて 届いたFAXからです。”今日、ナマだと思いませんでした。美奈子
   さんがゲストなのでFAXしました。去年、美奈子さんのこと殆ど知らずに、
   渋谷公会堂のコンサートに行ったんですが、あんなに感動したのは初めてです
   。”」
M 「ありがとうございます」
C 「”美奈子さんの歌声のすばらしさに背筋がゾクゾクしてしまい、風邪をひいた
   かと思いました(笑)、それ以来美奈子さんの大ファンです。テレビ、ラジオ
   にほとんど、お出にならないので今日はとても嬉しいです。SPELLもちろ
   ん買いました。12月21日の六本木ピットイン楽しみにしています。12月
   23日のソルトナイトも行きます”」
M 「そう、出るんですよ、中野サンプラザで塩谷くんがやるやつ。(佐藤)竹善く
   んもでるんじゃないの?」
C 「ああ、その話か。オレも小耳にはさんだ気がする。 次のFAX.足立区の○
   ○(匿名)”私の好きな女性アーティストは3人いて、大貫妙子さんと矢野顕
   子さんと吉田美奈子さんです。”」
M 「ゲェ〜(爆笑)」
C 「(爆笑)”今日はゲストということでとても嬉しいです。美奈子さんのことを
   初めて知ったのは矢野顕子さんのライブアルバム『東京は夜の7時』です”」
M 「うそ〜。やってないよ!」
C 「”コーラスが山下達郎さんと吉田美奈子さんで豪華”」
M 「ウソ〜。」
C 「ウソ!て言われてるよ、足立区の○○。ちゃんとチェックしておくように」
M 「全然、記憶にございません」
C 「(笑)まあ、そこから美奈子さんのファンになったんでしょうねえ、ライブが
   美奈子さんの場合、ライブの説得力すごいから」
M 「じゃあ、今回も一緒に歌いますか?」
C 「(笑)頑張りましょう  今日は美奈子さん どうもありがとうございました
   」 
   
   〜おしまい

  ※DADA(ダダ)くんは、11月初めに亡くなったようで、本当にお悔やみ
   申し上げます。でも賢い子だったんですね。
   それと 足立区の○○というヤツ。見え透いたウソつくなよ!『東京は夜の7
   時で』で美奈子さんのコーラスですごいと思う奴なんて絶対いねえぞ。美奈子
   さんのコーラスソロなんて全然ないのに。だから、美奈子さんに読まれて、否
   定されたんだ。ただ単にYMO&矢野顕子&山下達郎、吉田美奈子の面子で名
   前でチェックしただけだろうに。 
 
  


95〜1index

HOME