7月。ビックバンが2度も。しかし買い戻しや買い足しばかり。

 7" x 8枚 10" x 1枚 12" x 6枚 LP x 111 枚 CDx4枚

4日と6日。フジダイの催事で計6枚のレコード。そして移転が決まった Hot Line に立寄る。14日。近所の秘密の一箱レコードでムーンライダース等主に和モノを拾う。そしてここから小さいビックバンを含めると3度の幸運に出会う。19日には¥100 Vinyls で山達の "It's A Poppin' Time" 等10枚。19日 Hot Line 最終日にはプリンスの 12" や Nina Hagen の 1st UK 盤等。23日には MARZEN の催事(それにしてもこの頻度はどうなんだろう)。25日は姪っ子が出産のため帰京していたので会いに行ったのだけど(四日市から京都に戻って来た時に数年下宿させてもらっていた)、帰りにたまぁに立ち寄る古道具屋へ顔を出してみると沢山のレコード!YMO やムーンライダースや XTC 等以前の所有者が僕と同世代に違いないラインナップ。「全部で15枚なんだけど、おいくらですか?」「常連さんだから言い値で良いよ」「じゃぁ、3千円でどうですか?」交渉成立。翌々日にも再び覗くと少し内容が変わっていた。「全部無料で良いよ」ということで宇多田ヒカルのCD 4枚と所ジョージの 7" や Jam のアルバム等をありがたく頂きました。30日。再び MARZEN へ行くつもりで少し多めにお金を用意して早めに¥100 Vinyls に行くと凄いラインアップのレコードが大量入荷していた。シュガーベイブの再発を含むナイアガラ関連が10タイトル。山達2タイトル。Led Zeppelin の 2nd からライブまでの国内盤。(ポスター入り数枚)。Nazz を含む Tod Rundgren 。Kate Bush の 1st US 初回盤はジャケ違い。Joni Mitchell "Blue"等トータル50数枚。常連価格の1万円で購入。 大ビックバンだ。
ヒッキーの CD を聴くと彼女のイメージとして持っていた『オートマティック』を始めとする RB テイストは 1st だけで、さらにいろんな音楽を天才的で細かい打ち込みで作り上げて来たのだと驚愕した。4枚頂いたうち "Flaver Of Life" を含む "Heart Station" だけが傷だらけで再生できなかったのが残念だったので、これはどかかで買い戻そう。たしか長澤と上野が出演していた切ないドラマの主題曲でしたよね。
6日 TV で衝撃の出会いがあった。『マツコの知らない世界』で女性バンドの特集が組まれていて、そこで知ったのが Band-Maid 。メイド服に武装した彼女達が演奏するのが HR/HM なのだ。単なる HR/HM なら、これほどハマらなかったはずだけど、多少オルタナの香りを感じたからなのかもしれない。番組で取り上げられたのは "Different" だったのだけど、超ハードでヘビーそして高速。その日からネットの動画をチェックする毎日が始まる。 "Onset"はインストだけど、わけがわからないくらい上手くかっこ良い。途中のブリッジは変拍子(4/9 ?)でなおかつ怒濤。出世曲 "Thrill"は初々しい王道ハードロック。ここから彼女達の世界的な広がりが始まったらしい。
"Real Exsistence"は"Onset"と同様公式ライブ映像がお薦め。 "Blooming" "輪廻" "Manners" "Before Yesterday" 等好きな曲に出会った。これらの動画を見ていて気づいたのはコメントの殆どが英語なのだ。そして驚いていたりする文章なのだ。これに伴い海外の人達のリアクション動画を見ることになった。ひたすらため息をついたり、にこにこ、にたにた、笑顔だったりガッツポーズをしたり、曲を細かく分析する動画もある。3分から4分の曲に対して13分以上かかっている場合もある。連れに見てもらうと「上手いだけやん。アニソンだよ」と言われたけれど、アニソンというジャンルがある訳じゃないと思うのだけどね。ただ唯一「ドラムの茜が凄い」と褒めていた。若い人達はスタート時点で高い所にいるんだろうな。僕らがバンドを組んでいた時と隔世の感がある。
16日には First Take でエビ中の『なないろ』を見て泣いてしまった。作曲はレキシの人。メンバーの区別は未だに怪しいのだけど、曲がとにかく良い。以前 BiSH との2マン動画で『春の嵐』に感動したんだよ。イントロの衝撃は例えば Under World / Born Slippy に近い感じを受けた。そしてドラムン・ベースを取り入れて曲は進んでいくのがなんだか新鮮だった。 彼女達が取り上げた BiSH の『オーケストラ』はかなり音程的に辛そうな出来でくそみそにけなされたらしい、でも他のオリジナル曲がよかったんだよ。特に『永遠に中学生』はサビの物悲しさがたまりませんでした、そして First Take から元バージョン。
そこからマカロニえんぴつのはっとり作曲『愛のレンタル』は Soul /Funk な作風。セルフカバーはスガシカオテイスト強めでした。メインで歌っている真山は渋谷系担当的なポジションでオリラブの『接吻』も取り上げています。良く知らないのだけどたむらぱん作曲の『感情電車』はイントロ数小節がマイブラ風のシューゲイザーでそこからポップに展開。所属レコード会社が SONY という大手ということも関係しているのか、iri やリンゴ、川谷絵音等が作曲歌に名前を連ねている。歌の上手いのが2人というのは BiSH と同じだけど曲調が豊かなのが聴いてて飽きない。最近のBiSH が明らかに失速しているのは、メインのライターが一人だということなのだろう。それはPerfume も同じ経緯だ。 そしてエビ中のことを調べているうちに彼女達に降り掛かる悲劇の数々も知ることになった。メンバーの難聴、病気や怪我、急死等、呪われているとしか思えない。しかし未だ活動中。バンメ同様安い CD を探し中。
歌番組が激減し、やっていても J とか坂とかが事務所の力でねじ込んでいることに辟易しているから、当然チェックすることから遠ざかる結果を招く。しかし着実にしっかりとしたアーティストは育っている訳でこの現状なんとかしてもらえないのだろうか。ネット動画はあくまでも気になったアーティストを掘って行くだけであって、横には広がらない。便利な反面、活性化は期待できない。

Mary J.Blige "Flava" は 2nd 辺りまでのシングルをコンパイルし97年にリリースされた2枚組プロモ盤。Hip-Hop Soul の定番 "Real Love" が収録されていないのが釈然としないのだけど、"You Remind Me" や "Be Happy" が収録されています。しかしなんと言っても目玉は C.King が作曲し Aretha の名唱で有名な "You Make Me Feel (Like A Natural Woman)"でしょう。オリジナルアルバム未収録だったんじゃないかな。そりゃね、アレサに比べるのは酷だけど、これはこれで素晴らしい。"You Bring Me Joy" の幸福感。"I Love You"の切なさ。M.ゲイとD.ロスのヒット曲を 下敷きにした"Everything"は冒頭のメロディーを聴くと『上を向いて歩こう』が始まるんじゃないかと思ってしまいます。Naz 等ののラッパーが参加しているのだけど、歌とラップの順序を逆にするとまるで『大豆田』のエンディング曲の様に聴こえる。松たか子が良いフックになってましたよね。残念ながら盤質があまりよろしくない。DJ が使い倒したのかあるいはミスプレスなのか。後者の可能性が高い気がします。4日フジダイの催事で。

"Beach Boys Oldies" はドイツプレスの編集盤。BB の編集盤なんて数知れない程リリースされているのだけど、買ったのには理由があって、 S.Wonder のヒット曲 "I Was Made To Love Her"(邦題『愛するあの娘に』)のカヴァーしているのを知って探していたのだ。。他にCCR のカバーでも有名な"Cotton Fields"。のカバーも収録。(オリジナルは40年代の曲らしい)"Wild Honey"は多少 T. Rundgren に通じる過激さを感じさせる。残りはいわゆるサーフミュージックを収録。どういう基準でこのアルバムが選曲されたのかな。残念ながらポップソングの完成形と良く言われる "Good Vibrations" は収録されてないが、"Would'nt It Be Nice" が収録されています。18日 Hot Line 。

Penguin Cafe Orchestra を知ったのは NHK FM の『サンスト』だったと思う。40年前の話なので記憶がはっきりしないのだけど、流れたのは渋谷陽一じゃなくて、坂本教授の火曜日だろうと思う。その時流れたのが Ventures でお馴染みの "Walk Don't Run"だった。なんか当時とても新鮮に響いたのを覚えている。 そして今回初めてアルバム通して聴くとこじんまりとした曲がまるで一日の情景を切り取ってそこに合うように並べたみたいに感じる。"Telephon And Rubberband"は電話のプッシュ音と同期させて曲が進行。"Salty Bean Fumble"はブギウギ。"The Ecstacy Of Dancing Fleas" はニューオーリンズ風というかR.クーダー風のルーツ系音楽に思えます。様々なスタイルを採用しているのだけど使用楽器がアコースティックにわりと限られているので、気付きにくいだけの話。25 日 Najimi Records にて。

"Life In The European Theatre"『狂気の核!俺達は生き残る』と仰々しい邦題が付けられたこのコンピには Punk / New Wave 系に加えて UK Ska の4組のいきの良い曲が並んでいる。The Clash / London Calling , XTC / Living Through Another Cuba (エッジが効いていて素晴らしい), エコバニ "All That Jazz" が知っている曲でした。Ian Dury & The Blockheads / Reason To Be Cheerful, Part 3 は Funk というか Old School Hip-Hop でした。明らかに Sugar Hill Gang を意識してるでしょう。 以前から凄く気になる存在だった  The Au Pairs は 壊れ系の Post Punk だと思っていたけれど、全く違っててヴォーカルだけ聴くとPatti Smith でした。25 日 Najimi Records にて。

The Jam "The Gift" は82年リリースの彼等の最終スタジオアルバム。この頃にはポール・ウエラーは黒人音楽志向が強くなっていて最早所謂パンクバンドではありませんでした。大ヒット曲の "Town Called Malice" は完全にモータウンを意識しているし。でも彼等らしいストレートな青春黄昏系 "Happy Together" で幕を開け、Pig Bag の大ヒット曲のベースを盗用した"Precious"。B 面は素晴らしい"Running On The Spot"で始まり、B.スプリングスティーンに似た"Carnation そして最もモッズらしい R&B 曲 "The Gift"で幕を下ろす。まとまりはないけれど、やりたいことと求められていることの反映と思えば納得できます。そして解散後 PW が彼自らのユニット『スタカン』でより黒人音楽志向に振り切って行くキャリアを観る上でも興味深いレコードでした。27日Najimi Records で。

Jam のPW が愛してやまない Mods の代表的グループ Small Faces のメンバーだったスティーブ・マリオット率いる、Humble Pie "Thunderbox" は74年リリース。モッズが黒人音楽志向なのは今更言わなくても有名なことですが、このアルバムでも多数のカバーを取り上げています。サザン・ソウルの歌姫アン・ピーブルズ『I Can't Stand The Rain』、ビートルズも取り上げた『Anna』そしてステイプル・シンガーズ『Oh La-De-Da』等収録。アルバムタイトル曲はまるでAC/DC に聴こえるけれど、他はどちらかというとアーシーです、真っ黒な"No Money Down" 。多分ロッドのバージョンで聴いたことがある "Drift Away "は胸が熱くなる。そしてストーンズ風のR&R に料理した"Oh La-De- Da"。デザインはピンクフロイド等で有名な Hipgnosis。 ライナーにはコンサートチケットが印刷されているのだけど、73年 5/16 渋谷公会堂 でのコンサートは¥3000だったらしい。レコード代¥2300に比べてどうなんだろうか。。30日 ¥100 Vinyls にて。

Dave Edmonds "Repeat When Necessary" は 79 年 Swan Song (Led Zeppelin !)からリリース。アルバム通して楽しいR&R 満載です。こういうのをパブロックていうのかな。みんなで楽しくビールを飲みながら音楽を楽しむ。そんな場所に小難しい実験的な音楽は不必要だよな。作曲クレジットを見ると全てカバーのような気がする。"Girls Talk" はE.コステロだし、"Bad Is Bad" は H.ルイスでハーモニカも担当。かっこ良い。少し憂いを感じる "Take Me For A Little While" が個人的には当たり。30日 ¥100 Vinyls 。

Nick Lowe "Pure Pop For Now People" 78年も上の D.エドモンズと同様の音楽性。上記のアルバムにも参加しています。64年辺りのビートルズっぽいのかな。疾走感溢れる "Heart Of The City" が最高なんですが、次に続く "Rollers Show"の歌詞が気になった。リスニングが本当に苦手なんだけど、サビ?でこんな風に歌われている様な気がするんだよ。"Go Bay City Rollers Go!" て。『エジンバラの貴公子』として日本で大人気。そしてピストルズのコスチュームが他のパンクバンドと違ってすごくオシャレだったのも、仕掛け人 M .マクラーレンがヴィヴィアンにあんな風な服装を依頼したからっていうのはあながち嘘じゃない様な気がするし。ピストルズのルーツの一つラモーンズも彼等を参考にしたとか。だから決してただのアイドルバンドじゃないんだよ。30日 ¥100 Vinyls。

6月は名古屋のグレヒセールに出かけたり、平安神宮へ掘りに行ったり。

12"x1 枚 LPx39枚 CDx2枚

CD は電波組.ink の "World Wide Dempa " と "WWDD" の2枚を出町の桝形商店街のエルカミノで購入。前者にはビースティーズの"Sabotage" とオザケンの『強い気持ち・強い愛』のカバー収録。後者はアナログでも持っているのだが一曲だけもの凄く当たりだったもののアナログのプレスがやはり駄目だったので CD で購入し直した。その曲は『ブランニューワールド』なのだがクレジットをみるとなんとBiSH の作曲の殆どを手がける松隈ケンタ作詞作曲編曲を手がけているのだ。最近のBiSH の曲は外れが多いけれど、やはり凄い。そして出産のために里帰りしている姪っ子が教えてくれたのは前山田健一がかなり絡んでいるのだがヒャダインのことだそうです。Eテレの番組に岡崎体育と共演しています。

15日はグレヒセールから四日市のルーク。詳細はここをクリック

19日から始まった「みんなでつくる古本祭り」は平安神宮で開催された。初日は土砂降りだったのでパスしたが、翌日からはかんかん照りの猛暑。樹木が全くない直射日光は危険この上ない。何故そんな無理をしてまで行ったかというと滋賀県の古書クロックワークが書籍とともにレコードも並べると事前に告知していたからだ。かなりの量のレコードが並んでいた。殆ど無敵状態だった。20日にはクリームのベストとLenny White 。21日には A Tribe Called Quest の 1st オリジナルと Kate Bush の 3rd 国内見本盤。22日はKate Bush の2nd 再発 Fame UK 盤と以前持っていたのだけど処分してしまった "A History Of Punk" (Cherry Red よりリリース)。Damned / Love Song ,Killing Joke / The Wait, Dead Kennedy's / Holiday In Cambodia 等収録。クロックワークじゃない店では YMO "BGM" の US 盤を拾う。

最近また近所でレコードを並べている店を発見。¥300均一。Muddy Waters のベスト(中に大学生時代良く通っていた京大農学部近所にあった Joe's Garage のチラシが入ってた)やアレサの "One Lord On Faith One Baptism"というゴスペルアルバム(盤室は良くないのだけど、そのノイズにアレサの声は負けない。素晴らしい87年のアルバム。)。その他にBilly Joel のベスト、New Order / Bizzare Love Triangle の12"見本盤。アル・ヤンコビックや笠井紀美子のアルバムを救出。

河原町荒神口の楽器屋さんヨシヤ楽器でもレコードを販売していることにたまたまチャリンコで通過した時に気付き Blue Note のJutta Hipp (1515)と Herbie Nichols (1519)を発見。両者ともUA 盤だけど音は問題無し。

残りはルーティーン。

A Certain Ratio "The Old & The New" は86年にコンパイルされたシングル集。マンチェスター出身のコールドファンク的な音楽性から Acid-Jazz的なアプローチに変化して行く様子が俯瞰できます。たしか後期メンバーの Connel ってSwing Out Sister のメンバーだよね。"Blow Away" はPig Bag 風なパーカッションが効いているアブストラクト。"There's Only This" は奇妙な言い回しなのだが、アブストラクトなAOR 。そうとしか云えない。そして"Wild Party" は圧倒的なファンク。6日クレモナ。

Norman Connors "Dark Of Light" は 73年リリースのアルバム。アーチ・シェップ、サンラ、ファラオ等のジャズ畑でドラムを担当。参加ミュージシャン豪華です。H.ハンコック、G.バーツ、C.ガーネット、C.マクビー、S.クラーク、DD.ブリッジウォーター等。スピリチャルな側面とフュージョンな側面を併せ持つアルバムです。エレピのディレイ処理が素晴らしい "Butterfly Dreams" 気持ち良いなと聴き進んで行くと "Black Lightnin" で驚いた。だってフリージャズだったから。油断していた。15日名古屋大須のグレヒ。

Gil Scott-Heron "Pieces Of A Man " は 71年 Bob Thiele プロデュースの元 Flying Dutchman よりリリース。B.ジャクソン、R.カーター、B.パーディー、H. ロウズ参加。完全にジャズ人脈ですね。四日市時代持ってたような記憶がある。皆が大好きな "Save The Children" でリラックスし、"Home Is Where The Hatred Is" に酔いしれる。A 面は軽やかなソウルです。B面はどちらかというと、ジャズ寄り。"Or Down You Fall" が素晴らしい。しかしラストの"Prisoner" はとても重く暗い。。ノイズ?と思ったらどうも足枷を引きずる音のようだ。グレヒ。

Bobby Womack "Greatest Hits" は82年にコンパイルされたアルバム。キャプションに大人気曲と書かれていた "Daylight" は初聴きだったのだけど、本当に良い曲でした。他にも"You're Welcome,Stop On By" や "Across 110th Street"や"Lookin' For A Love"も当然収録。哀愁溢れているんだよね。最近はベストを買ってオリジナル・フォーマットのアルバムを処分しています。棚が窮屈になるのを防ぎ、なおかつレコードを買う資金に当てるため。今回も3枚だけ残して処分しました。やはりグレヒで。

Lenny White "Big City" は77年リリース。元Return To Forever のドラマー。平安神宮の催事に出店していたクロックワークで購入。タイトル曲はJazz-Funk なんだけど、参加している人達が豪華。Tower Of Power と Brian Auger's Oblivion Express 。他にも細かく眼鏡をかけて注視すると H.ハンコック、M.ミラー、N.ショーン、J.ハマー等。作曲家クレジットには Don Blackman の名前もあります。"Dreams Come And Go Away" はジミヘンに捧げられ、"And We Meet Again" はマイルスに。ソプラノサックスは B.モーフィン。歓声が入っているのだけど疑似ライブ?曲調は "Jack Johnson" に似たリズムなのですが B.モーフィンの音色やフレージングが W.ショーターを彷彿とさせます。違っていたらごめんなさい。

Shamen "En-tact" は 91年 リリースの US 仕様。時代はまさにマンチェブーム。様々なグループが一群をなして登場していました。ローゼス、ハピマン、プライマル、マイブラは以前から活動していましたし、ブラーやシャーラタンズは時流に乗っかりデビュー。(横道に逸れるのですが BiSH / Star の MV でアユニが着ているTシャツはシャーラタンズのシングルのジャケ。)そんな一群をさしてインディーダンスなんてカテゴリーもあった記憶が。808 State は完全にハウス・テクノ扱い。KLF は少し色物扱い。そしてShamen は完全にインディーダンス扱いでした。ヒット曲 "Move Any Moutain"は良くクラブでスピンされていました。小さいフォントのクレジットを眼鏡をかけて虫眼鏡で観ると(最近本当視力が落ちた)808 のG.マッセイ、S.オスボーン、元PIL のJ.ウォブル、W.オービット、オービタル等が参加。こうして叩くと人脈は完全にハウス/テクノですが。ジャンル別にレコードを収納しているから何処にさすのが正解なんだろう。27日Hot Line で¥100。

ニューオーリンズ出身の Jean Knight "Mr.Big Stuff" は 71年Stax よりリリース。5月南区のBBG で買ったStax のコンピに収録されていて気になっていた女性シンガー。全体的にはまったりソウルです。好きなのはタイトル曲とグルービーな "Don't Talk About Boy" とストリングスが素晴らしい "One-Way Ticket To Nowhere" です。表ジャケのポーズを取って笑顔で車に寄りかかっている男性がジーンさんではありません。裏ジャケで眠そうな眼をしたのが彼女で す。やはり Hot Line で。

流石にコロナ禍のなか遠出をしてまでレコードを買い漁ることもない。それにしても買い戻しばかりだな。

4月 7x1 枚 12"x1 枚 LPx17 枚

10 日。MARZEN でレコードの催事。レコードをART Rock に処分しその足で向かう。閑散としていたのでゆっくり選び2枚購入。Jet Set から Hot Line へとはしご。17 日にも MARZEN で1枚。のこりは殆ど近場で済ます。例外は22日南区のBBG へバスを三度乗り継ぎ大学以来の友人と待ち合わせレコードを掘ったこと。収穫はずっと探していたミカバンドの1st に入っていたドーナツ盤。非売品。A 面は『レコーディング・データ』B 面は『サイクリング・ブギ』。B 面のドラムはつのだひろ。A 面は幸宏さんのかっこ良いドラムブレイクが炸裂する『怪傑シルバーチャイルド』に乗せてラジオ風にこのアルバムの紹介をする内容。 その喋りには小田和正なんて名前も登場。同じレコード会社だものね。

Janet Jackson / Rhythm Nation は 89 年リリースのシングル。サンプリングは Sly & The Family Stone /Thank You Falettinme Be Mice Elf Agin なのだけど 、このシングルに収録されている United Mix にはPublic Enemy /Bring The Noise も重ねて使っています。 より攻撃的でアッパーなトラックに仕上がっています。憶測の域を出ないのですが、マドンナがそのキャリアを歩む中でライバルとしたのは、Janet とBjork なんじゃないかなと思っていたりします。10 日 ART Rock にて。

Ashra Tempel "Gin Rose" は 2000年4月2日ロンドンのロイヤル・フェスティバル・ホールでライブレコーディングされた音源を2020年に2枚組(とは言え音が入っているのは3面だけ)としてリリースされたもの。10日Jet Set で訳ありセール品で800円で購入。ジャーマン・プログレと呼ばれるとなんだか構えてしまいますが、難解な音楽ではありません。瞑想系と云えばいいのかな。ピンク・フロイドの『狂ったダイアモンド』冒頭の音像に近いです。しかし徐々に盛り上がって行きますので眠くはなりません。元タンジェリンドリームのクラウス・シュルツェと後のテクノに多大な影響を与えたマニュエル・ゲッチングよるユニット。このライブに集まった聴衆は目を閉じながら音に浸っていたに違いない。

Veronique Sanson "Hollywood" は77年リリース。ジャケットはなんだかなぁという仕上がりなんだけど、実は凄い作品なのです。どう凄いかというと、レア・グルーヴなんだよ。強力な黒人系スタジオ・ミュージシャンを起用した結果、ミニー・リパートンやポンター・シスターズみたいなグルーヴを産み出しています。ドラムはハービー・メイソン、ベースにはウィリー・ウィークス、ギターにレイ・パーカーJr。その他にも様々な名前がクレジットされています。アルバム初ぱなの "Bernard's Song"は長尺ファンクで素晴らしい。ひょっとしたら曲名はバーナード・パーディーにちなむのかな。 10日Hot Line 。

Neu! もジャーマン・プログレ。一時期の高値時代も落ち着きを見せ、入手しやすくなりました。これは 72年リリースの1st の再発。クラフトワークのクラウス・ディンガーとミヒャエル・ローターの2人組ユニット。ドイツの要人コニー・プランクが絡んでいるようです。しかしこのレコードは良くわからない、決して難解な音楽じゃないのに形容詞も類似した音楽も思い浮かばない。若干サイケなのかな。ただし後の人達に影響を与えたのは明らかで、ジョイ・ディヴィジョンやステレオラブのグルーヴしないリズムを連想させます。12日クレモナ

かまやつひろし『あ、我が良き友よ』は75年リリース。豪華な作曲家やアレンジャーを取り揃えています。細野晴臣、加藤和彦、拓郎、陽水、大瀧詠一、南こうせつ、えんけん。細野さんのグルーヴィーなアレンジが冴える『仁義なき戦い』。メランコリックなインスト"Tower Of London"。大滝さんのオールディーズ趣味が楽しい『お先にどうぞ』。えんけんさんのやけっぱちが楽しい 『Oh,Yeah(小学校低学年用)』。そしてベイエリア・ファンクの Tower Of Power がバックを固めた近年のワモノブームで脚光を浴びた日本産レア・グルーヴ『ゴロワーズを吸ったことがあるかい』。シングル『我が良き友よ』のB 面に収録されているのだけど曲単体で聴いた時はピンと来なかったけれどアルバムのラストでこの曲が流れてくると、すんなりとこの曲の素晴らしさがストンと腑に落ちた。14日¥100 Vinyls にて。

Frank Zappa "Sheik Yerbouti" は79年リリースの2枚組。とにかく演奏達者。直情的な "I'm So Cute"。どこかしらP-Funk を彷彿とさせる"Bobby Brown"。サンタナ風ラテンロックから徐々に壊れてR.フィリップのギターみたいな曲調に変わる"The Shaik Yerbouti Tango"。時代のトレンドだったディスコへの攻撃"Dancin' Fool"。そして圧巻のギターソロ "Yo' Mama"。聴き所満載バラエティー豊かな内容です。クレジットを見るとベーシックトラックはロンドンでのライブ。それにオーバーダブを加えて完成させたアルバムの様です。ドラムは後にあのプログレバンドUK に参加するT.ボジオ。そしてギターはトーキング・ヘッズ〜クリムゾンとキャリアを歩む A.ブリューです。17日MARZEN の催事で。

The Monochrome Set "Love Zombies" は80年リリースの2nd 。飄々とした音楽性や深刻さを感じさせないネオアコ/ギターポップバンド。その点で云えば Kinks の影響下にあるといえんこともないかな。時代的にはポストパンクで暗く重いのが主流だったわけで、そんな中にあって彼等は異質だったのでは?タイトルからも推察できる "Apocalypso" はカリプソだったり、"Karma Suture" はギターの逆回転を使ったサイケ風だし、軽さの中で戯れている風通しの良いアルバムでした。19日ほんレコ。

5月

12"x 3 枚 LP x 32枚 LD x 1枚

8日 Art Rock にレコードを処分しつつも、つい Monochrome Set の1st を買ってしまう。Jet Set ~ 10tを覗きHot Line へ。大ビックバン!Fall のアルバム+ Dinosaur Jr の12" +アルバム+ Sonic Youth のアルバム+Butthole Suffers のミニアルバム等々オルタナ系全て¥200!とりあえず全く知らないアーティストも含めて7枚全て購入。ちゃりんこをこいで東山二条の太陽レコードへ移動。ジャズを2枚購入。

23日には再びバスを乗り継ぎ南区のBBG へ。4月に遠征した際に偶々気づいた査定待ちの Kate Bush のLD を引き取りに行く。¥300。内容は彼女が発表した 1st "The Kick Inside" から 4th "The Dreaming" までのシングルのビデオクリップ集。近所にレーザーディスクやビデオをDVD に焼いてくれるお店があるのだ。時間に余裕があったので違うルートを辿り、Hot Line や 10 t に立ち寄る。後はいつものルーティーン

Sonic Youth "Sister"は87年リリース。そして翌88年には大傑作 "Daydream Nation" をリリースするのだけど、翌89年2月13日(月)にはなんと同志社大学でライブをやったのだ。やる気をなくし、殆ど学校へ行かない幽霊院生だった頃の話だ。前座はボアダムズという超豪華な組み合わせ。どうして京都のましてや大学でやることになったのは知らないけれど、New Wave 系のバンドが西部講堂等でコンサートを開くのが流行だったりしたのかな。前座のボアダムズもノイズの嵐だったわけだけど、Sonic Youth はそこまでではなかった。"Daydream Nation" 収録の "Silver Rocket"演奏した記憶がうっすらある。閑話休題。このアルバムは系統的には Televison に通じるひりひりした音楽性です。"Hot Wire My Heart" は少し毛色が違うなと思ったらCrime ってバンドのカバーでした。全く知らないな。UK 盤。Hot Line で8日。

Herb Alpert "Greatest Hits"は82年に来日記念盤としてリリース。残念ながら彼の(日本での?)代表曲 "Bitter Sweet Samba" (ニッポン放送「オールナイト・ニッポン」テーマ曲)は収録されていません。高校時代めっちゃ流行っていた曲多数収録。ジャンルが果たしてジャズなのかどうかわかりません。イージーリスニングなのかも知れませんが、哀愁溢れた曲調好きです。YMO のアメリカでの販売元が A&M ってことに起因するのかもですが、"Beyond"は打ち込み系なのです。そして単なる聞き違いなのかも知れないのですが、エレクトロニカユニット Plaid の 01年リリース "Double Figoure"収録の "Ti Born" で使われている? 9日¥100Vinyls。

残念ながら2021年に閉店してしまった音楽関連に特化したリサイクル店「くろふね」は北山大橋西にあった。良心的な価格で楽器やオーディオ製品に加えてレコードも取り扱っていた。テクノ系やロック系等を買いまくっていた。確か一枚もの¥500だったかな。一番の掘り出し物はP-Funk ”Earth Tour”のオリジナル盤。使用済みだったけれど、アイロンプンリトの台紙入りだった。一体どれくらい前のことなのか覚えてないが、そこで偶々買ったのが "Stax 15 Original Big Hits Volume 2" だった。ソウルのレーベルといえばモータウンやアトランティックくらいしか知らなかった僕の耳にはとても心地よく響いた。そのレコードのおかげで様々なアーティストを知った。The Dramatics , The Staple Singers 等を探すきっかけにもなった。そして今度は23日 BBG で Volume 1 を発見。The Bar-kays / Holly Ghost は強力なファンク。しびれます。他に Isaac Hays や Soul Children 等収録。81年に編集されたレコード。

Marc Bolan and T.Rex "Get It On" は86年にコンパイルされたベスト盤。レコード会社の都合でなかなか彼等の有名曲(沢山ありますが)"Get It On" と "20th Century Boy" って多数の編集盤がリリースされているにもかかわらず、同じアルバムに収録されるのが困難でした。しかしいつの間にか(80年代に入ってから?)それも可能になりました。ただ残念なのは"Children Of The Revolution"が入ってないこと。"I Love To Boogie" を選んだ理由が分からない。このレコードは買い戻しなんだけれど、69年の"King Of The Rumbling Spires"がやはり良い。決して上手くはないしめちゃくちゃなんだけど、ポップなんだよね。後年ラブロケがやろうとしていた曲調に似ている(そりゃ当然演奏はアップロードされていますが)。UK-Fame 盤。25日クレモナ。

Asian Dub Foundation "Rafi's Revenge" は98年リリース。同日クレモナのバーゲンコーナに並んでいたのを発見。少し再生してもらって購入。店主には「アンダーワールドみたいやね」と云ったのだが、部屋で聴き直すとそんな単純なグループじゃなかった。Breakbeats/Drum'n'Bass/Dub に乗せてビースティーズがラップしているような感じ。攻撃的で凶暴な音楽性が気分を高揚させてくれます。そしてインナーに目を通しながら聴いていると、なんと"Free Satpal Ram" のプロデュースがプライマルとB.リンチ!97年にはプライマルが "Vanishing Point"をリリースしたわけだから、その流れを受けています。素晴らしい掘り出し物でした。UK オリジナル。

2021 年 1 月から3月までコロナ禍にもかかわらず、神戸や名古屋へも出かけ京都でも買ったレコード

1月 10"x 1枚 12"x17枚 LPx19枚

四条通りの藤井大丸で開催された『フジダイ・レコード・フェア』に7日と13日の2度通う。商魂たくましい。金のなる木と見るや否や大手百貨店がやりだす始末。まぁそんなところへいそいそ出かける僕たちに責任がないわけではないのだが。そして18日には近所の¥100 vinyls に大量のレコード入荷。ほぼほぼ知らない House/Techno 系のシングルばかり。新入荷は¥300 なのだけれど、あるタイミングで¥100 になる。そこを見計らう。ネットで調べると2015年辺りのレコードだった。知っているアーティストが Vince Watson だけ。28日には不要不急の県の移動は差し控えるように要請されていたが、切符の期限が差し迫っていたため神戸へ。行きは JR 帰りは阪急。京都駅までの所要時間を考慮すれば、阪急を利用した方が金額も時間もお得なことに気づいた。これからは往復阪急を使おう。しかしこの状況下で神戸に行けるようになるのはどれほど先なのだろうか?。

7日藤大の催事で見つけたのが、Frank Zappa / Stairway To Heaven の 12" 。91年リリース。FZ が亡くなったのが 93 年なので果たして何年に録音されたものだろうか。当時 NHK FM の渋谷陽一のサンストで一度聴き、気になっていたレコードだ。今でこそ Led Zeppelin は神格化されてレコードの値段もつり上がっているけれど、当時は「ギャグの対象なってるんだよね」と嘆いておられるような状況だったのだ。たしか全てレゲエでカバーするドレッド・ツエッペリンなんてバンドもいたし。何かの映画(ウエインズ・ワールド?)で楽器屋さんのダブルネックのギターに「『天国の階段』は弾かないように」って張り紙がしてあったシーンがあったような。前半はレゲエ調のアレンジ。途中のギターソロはサックス等の管楽器による完コピ(最高です)そしてハードなパートにそのまま突入そして最後は脱力感溢れるアレンジに戻る。カップリングはラベルのボレロ。個人的にクラッシックの中で5本指に入る嫌いな曲です。

Robert Wyatt "Nothing Can Stop Us"は82年リリースのコンピ。コステロが作詞を担当したシリアスな状況を描いたクリスマスの裏名曲"Shipbuilding" 。Chic "At last I am free"や B.Holidy でお馴染みの "Strange Fruit"のカバー。そしてアフリカ系の民族音楽テイストな曲を収録。最後は詩の朗読で、リスニング力に不安だらけの僕だけど、最後の辺りでこの単語が聞き取れた。Diversity (多様性)。最近になって漸く日本でもその言葉が使われるようになりました。このコンピが多種多様な音楽スタイルを採用しているのが頷ける素晴らしいコンピでした。それにしてもどうして彼の声はこんなにも柔らかで優しく響くのだろう。

"20 Year Anniversary Loveland Collection"は2015年にリリースされた12"の2枚組の Deep House/Ambient 系のコンピ。18日¥100 vinyls で購入。デトロイトのロマンティックな側面を継承したVince Watson 。明るさと軽さを絶妙にブレンドした Mathew Johnson 。ミニマルな展開が気持ちよい Aril Brikha 。そして軽やかなDosem 。V.Watson 以外は全く知らない名前ばかりだったけれど、思い切って買って良かった。

"Newport In New York '72" は Soul 系アーティストのライブを集めたコンピ。Billy Eckstine はジャズシンガーだということもあり、D.Gillespie (Tp) や S.Stitt(TS)参加。一応ジャズ扱いの Herbie Mann は "Hold On I'm Comin'" で軽快なジャズ・ロックを演奏。聴き所は Curtis Mayfield の当時ばりばりの新曲だった"Pusherman" (映画 "Super Fly" のサントラに収録)と意外に声が太くて熱い Roberta Flack による "Ain't No Mountain High Enough" のカバー。会場は Yankee Stadium とクレジットされている。大盛況だったに違いない。迷った末に買って良かったレコードパート2。

北白川にあるロックバーSoraxInu はHR/HM とAllman が大好きな店主が営まれているこじんまりとしたお店だ。そんな彼が愛してやまないのが Kate Bush である。どれほど高値であっても買わずにはいられないコレクターの鑑のような人である。僕には真似できないなぁ。ある日CDを聴かせてくれたのがこの Veronique Sanson 。まるで声質や複雑なコード進行も含めた曲調が 1st 2nd 辺りの KB そのものだったのだ。しかしこちらが KB よりも先の73年リリース。28日神戸のりずむぼっくすで発見し購入。帯にはこんなコピーが。「新しいフランスが生んだ、最大のアーティスト!!繊細かつダイナミックな音楽は、カーリー・サイモンと肩を並べる!!スティヴン・スティルスとの結婚で話題騒然!!」

ネオアコ/ギターポップファンには定番の Prefab Sprout の2枚組ベストは Rock'n' Roll Aids Production で同じ日神戸元町で購入。元々は92年リリースだったようだが、これは重量盤リマスター・リイシュー。音が良いのはもちろん曲が本当に素晴らしい。リアルタイムは唯一 "The King Of Rock'n' Roll" を耳にしたことがあっただけなのだが、洗練された音楽性と曲そのもの完成度は同時代の Smiths に匹敵します。ところでこのベストには新曲が2曲収録されているのだが、"If You Don't Love Me" は意外な打ち込み系で声とスタイルがまるで Pet Shop Boys に聴こえてくる。

2月 LPx5 枚

体調が優れず、レコ屋へ行くのも億劫になり、行っても買うべきレコードが無く、たった5枚になった。22日出町の桝形商店街の買った Kate Bush の 1st は買い足しの JP 盤。そのままチャリンコでクレモナまで移動し KB の3rd (JP盤)を買い足す。ところでこのアルバムは1980年リリースなのだが、『死者たち』という曲を収録している。その歌詞にはアーティスト名が登場する。ミニー(リパートン?)、ムーニー(キース?)ヴィシャス(シド?)バディー・ホリー、サンディ・デニーそしてボラン(マーク?)。ジョンが凶弾に倒れたのが12月だったから名前はないわけで、もしレコーディング中にその訃報を知ったなら、確実に歌われていたことだろう。ついでに Van Dyke Parks "Song Cycle"と Syl Johnson の "Is It Because I'm Black"という86年リリース UK 盤のコンピを購入。前者は良く理解できなかったので処分。後者は後述。そして 27日にはリバプール出身のネオアコグループThe Pale Fauntains "…from across the kitchen table" の UK オリジナル盤を Jet Set で購入。部屋にある国内盤は処分。

Syl Johnson を知ったのは¥100 vinyls に大量のソウル系レコードが入荷した中の一枚に過ぎない。。それがとてつもなくプレミア価格の "Dresses To Short"のオリジナル盤だったのだ。いろんなレコ屋さんから売って欲しいと頼まれているのだが、気に入ったレコードはやはり売れませんと断わざるをえない。そこから彼のレコードを集め出した。初期はシカゴで活動中に前記のレコードをリリース。しかしそのレコード会社が倒産。メンフィスのハイへ移籍。と云われてもアメリカの地理に疎い僕はよく分からん。このコンピはどうも67年から71年までにリリースされた音源をコンパイルしたレコードのようです。テンプスの "Get Ready"のカバー。長尺ながらだれない "Is It Because I'm Black" も素晴らしい。そしてリズムのはね具合が最高なJB を彷彿とさせる Funky な "Right On"を収録。

3月 12"x3枚 LPx12枚 CDx1枚

珍しく17日に¥100vinylsで購入したCDはaiko 「桜の木の下」2000年リリース。超名曲『カブトムシ』『花火』収録。でもそれだけではないんです。ボーナストラックちっく『恋愛ジャンキー』の爆音に驚きました。「桜の樹の下には屍体が埋まっている」と書いたのは梶井基次郎だけれど、所謂J-Pop と呼ばれる音楽性を逸脱している。サックス奏者の菊池成孔が指摘するようにえぐいブルーノートスケール を彼女は多用するのだ。OL さんが軽くカラオケで挑めるような曲ではないと。詳細は新潮新書『1998年の宇多田ヒカル』を読んで頂きたい。著者は元ロッキング・オン宇野維正。素晴らしい著作です。aiko のCD とともに味わってもらいたい。

2月のとある日名古屋大須のグレヒからDM が届く。New Year Sale 25% off のお知らせだった。1日。体調の良いのを確認して朝一で京都駅前の金券ショップでのぞみの片道を購入。凡そ40分で到着。地下鉄で大須に移動し開店時刻と同時に店内へ。端から端までただただ無口にさくさく掘り進む。セールは26日からはじまっていて美味しいのはほとんどないかもしれないと不安もあったのだが、京都と比べるまでもない大都市。物量が尋常じゃない。Public Enemy / Fight The Power やクリムゾンの1st 等を含む7枚購入。友達に会うことなく四日市へ移動。ビジネスホテルにチェックインし、王将でさくっと夕飯を済ませ、スーパーサンシでお水やヨーグルトを購入。ホテルでだらけていた。その日の『しゃべくり』のゲストは aiko だった。やはり関西人おもろい。翌朝5時台の近鉄特急で丹波橋。そこから京阪と叡電を使って一乗寺。帰宅したのは11時前だった。

17日ハンズでレコードの催事があり、出かけてみる。Kinks "Face To Face"(JP 盤)は買い足し。他セロニアス・モンクのトリビュート盤を含めた6枚購入。

Roy Ayers Ubiquity "Red Black & Green" は73年作。B.Withers / Ain't No Sunshine , A.Flanklin / Day Dreaming , Temptations / Papa Was A Rolling Stone 等のカバーを含むアルバム。彼自身によるJazz-Funk な Henceforth が素晴らしい。彼のアルバムをちまちま集めているのだけれど、はずれ無しなんだよね。彼の奏でる Vibes の宙を舞う浮遊感がたまりません。1日グレヒ。

最初期プライマルの音楽的要だった J. Beattie によるユニット Adventures In Stereo "Alternative Stereo Sounds" は98年作。オルタナというタイトルだけど、音楽性は Beach Boys の流れを継承する甘いギターポップです。そして何より曲が短い。全18曲だけど音圧低くない。使用済みなのかどうかよく分からないアイロンプリントの付録付きなのは、US 盤故なのか?ネットで調べてみるとレコードはUS でしか発売されていないようだ。

Charlie Parker "The Bird Memorial Album On Savoy" は1945年から49年までの録音をコンパイルした1975年リリース国内盤2枚組。11日クレモナのバーゲンコーナーで。Work Shop の N 氏がかつてこんなことを仰っていた。「チャーリー・パーカーの絶頂期は SP 時代に遡るので音が良くない。LP 時代に入ると今度は演奏が良くない」。メデイァに左右された悲劇の天才という訳です。このレコードもおそらくモノラルだから盤起こしなのかもしれない。しかし上手く音処理をしたのだろう、それほど古くさく聞こえない。マイルスがアルバム "'round About Midnight" で取り上げた "Ah-Leu-Cha"が収録されていたので購入した。素晴らしい。違っているのかも知れないがテーマ部分は対位法を用いているのではないか?詳細なレコーディングデータ付き。参加しているメンバーはM.デイヴィスやD.ガレスピー、B.パウエルに M.ローチ等蒼々たるメンツなのだが、一つ疑問なのはモンクがいない。時期がずれているのか、大人の事情なのか。

"That's The Way I Feel Now"は 1984 年にリリースされたT.モンクのトリビュートアルバム。ジャズ畑からロック畑の人脈まで様々なアーティストが参加しています。D.フェイゲン/S.カーンの Reflections。Dr.ジョンのピアノ独奏"Blue Monk"(最高です)。ぶっ壊れ人脈の J.ゾーン/A.リンゼイによる"Shuffle Boil"。オーソドックスなジャズスタイルで演奏される T.アダムスの "In Walked Bud"。S.レイシー/G.エバンスによる"Bemsha Swing"。聴き所満載の内容です。17日ハンズの催事で。

Carl Craig "A Wonderful Life" は2002 年制作の12"。A 面は美しい星空の情景が脳裏に浮かぶ柔らかいアンビエントな音像です。デトロイトらしいトラックと云えば良いでしょう。問題なのが B 面。歌ものなのですが、調性がよくわからない。歌のキーとインストのキーを故意にずらしているのかもしれない。ラフマニノフの『ボーカリーゼ』みたいな手法なのかも。ラフマニノフはピアノ演奏と合っている歌の部分も多数あるのだが、こちらはずっと違っている。判断に困るな。インストだけならすんなり好きと断言できる。同じ日やはりハンズにて。
2020年は年間を通じて G.マーラーにハマり下半期は BiSH にはまり込む。

Jan 7"x8枚 12"x7枚 LPx34枚 CDx1枚

記念すべき年始1枚目ははっぴいえんどの70年発表の1枚目(『ゆでめん』)を太陽レコードで。部屋にあったぼろいのは処分。そこから引きが始まり Hot Line でアグネス・チャンのシングル『ポケットいっぱいの秘密』(作詞松本隆 編曲キャラメル・ママ)を拾い河原町の定食屋さんでの昼食中隣に座られたのがなんと松本隆さんご本人!勇気を振り絞り話しかけてみた。もの凄く丁寧に対応して下さいました。『秘密』でピアノを演奏しているのが実は正隆さんではなく矢野顕子さんであること。僕が一番好きな曲『抱きしめたい』(『風街』収録)の歌詞は本当に列車の中で書いたこと。「友人が『細野さんのベースはどう聴いてもFree のA.フレイザーにしか聴こえない』と云っているのですが。。。」すると松本隆さんがこういった。「細野さんは知らない音楽がない」。 南区のBBG にバスを乗り継ぎ初めて行ったのが 6日。ジャズやロックやクラブものを購入。僕ここのレコ屋さん好きです。ソウルのコンピに収録されていて探していた Chairmen Of The Board / Finder's Keeper 収録のアルバム"Skin I'm In"(新品未開封)を L.コミで見つけたのが19日。31日からは名古屋へ。グレヒでトミフラやB.ホリデイ。Music First でモーツァルトのK297b『協奏交響曲』(PHP 『一枚のレコード』を読み、どうしても聴きたくなった。)そしてバナナ本店で"New York Noise" というコンピ。(Liquid Liquid ,ESG, L.M.Descloux そして A.Russell の別名儀 Dinosaul Lを収録)。このコンピのサブタイトルは Dance Music From The New York Underground 1978-1982 。ポストパンクの音源を多数再発している Soul Jazz Records よりリリース。。

はっぴいえんど "ゆでめん"『12月の雨の日』『春よ来い』『かくれんぼ』『飛べない空』収録。特に『飛べない空』は日本語でロックを演奏する意義を問うた宣戦布告的な曲で素晴らしい。でもアレンジはビートルズっぽい。『春よ来い』の「家さえ飛び出なければ」の辺りから鳴らされるギターは前の歌詞を受けての除夜の鐘なんだろうな。歌詞カードには感謝する人達の名前がJames Joyceから始まっている。日本人以外は殆ど米国の人達でフランス人と英国人が数名。1700円盤。4日太陽レコード。¥100 Vinyls で買ったぼろいのは処分。

West Bam / Alarm Clock は90年リリースの Acid House 。ドイツのレイブシーンから登場。テクノというよりブレイクビーツに近い。My Bloody Valentine / Soon (Andrew Weatherall mix)のサンプリングネタです。殆どタイムラグ無しに使ったってこと? 大量の12" が刺さった特価コーナーから救出。6日BBG。

Marlena Shaw "Who Is This Bitch, Anyway?" 75年リリースのアルバム。サザンの『いとしのエリー』の元曲として有名な You Taught Me How Speak In Love や R.フラックで有名な Feel Like Makin' Love 収録。C.レイニーやH.メイソンといった豪華なリズム隊を起用。Blue Note キング盤。10日クレモナ

講談社現代新書『ベートーベンの交響曲』(金聖響+玉木正之)を読み聴きたくなった Missa Solemnis 。K・ベーム指揮Berin Philharmonic Orchstra 。2020年はコロナ禍にあって第九を演奏するのも大変だそうです。そんな第九と対になっているのがこの『ミサ・ソレムニス』だそうです。圧倒的でした。Heliodor というレコード会社はドイツ・グラモフォンの廉価レーベルだそうですが、変に疑似ステにしたりせず、モノはモノ、ステレオはステレオというオリジナルフォーマットを採用しているようです。26日太陽。

Sonny Rollins "Saxophon Colossus"はジャケ違いのFantasy 再発盤。56年録音の定番中の定番ジャズなのですが、かつてはロリンズが苦手だったんだよ。明るいというか能天気というか。歳を重ねて良さが分かるようになった。或は Hot Line に行くとかなりの頻度でかかっているので刷り込まれたのかもしれない。やはり26日太陽。

Feb 10"x1枚 12"x1枚 LPx52枚

名古屋で一泊していて買った地下鉄の切符が24時間有効だったので昨日買いそびれたレコードを再びグレヒに買いに行く。ロックやファンク、テクノ等6枚購入。バナナ名駅店でGotan Project の10" 。近鉄で良い想い出しかない四日市へ移動。ルークで2枚。10日から12日までは¥100 Vinyls に大量のレコード入荷。演歌を含む昭和歌謡をまとめ買い。(ひばり、西田佐知子、さゆり、よしみ、亜紀、等知っている歌手もいれば全く知らない大津美子や松島詩子等も購入)。17日にも再び大量に入荷あり。ジャズ(フュージョン多め)〜ワモノ〜ロック等28枚購入。だからこんな枚数になったんだよ。

The Kinks "The Village Green Preservation Society" は68年リリース。部屋には友人I と交換したのとWS で購入した再発モノ盤があります。解説は長門芳郎。なんでもこのアルバムは D.トマスの Under Milk Wood を下敷きにしているそうですが、父のレコード棚におそらくロンドンのノッティングヒル・ゲイトの Music Exchange で買った朗読レコードがあるはずです。全ての曲が好きですが、一番は可愛い Phenominal Cat かな。1日グレヒにて。

"Creation Records International Guardians of Rock'n'Roll 1983-1999"クリエイション・レコードの歴史を辿った映画を観に行った際にJet Set で売られていた記憶があるのですが高過ぎて買えませんでした。なんせ3枚組ですから。ジザメリのUpside Down が爆音で南会館に響き渡った時の衝撃は忘れられません。耳が吹っ飛ぶようなノイズでした。そんなジザメリからスタートしてプライマルやオアシス、SFA まで網羅しているのですが、大人の事情でマイブラは収録されず。BMX Bandits / Serious Drug が泣けます。同じくグレヒにて。

Gotan Projecto の1st 収録曲。アルバムには Argentina and Paris meet electro … The Last Tango from Paris というシールが張られています。カップリング曲の chunga's revenge は F.ザッパのカバーなんだそうですが元曲を知らないのでどれほどの違いがあるのか分からないのですが。哀愁感漂うバイオリンが素晴らしい。ジャンルはダブ的なブレイクビーツといったところでしょうか。01年リリースの10" 盤。バナナ名駅店にて。

電波組.inc "WWDD"は2015年リリースのアルバム。東大出身のもふくちゃんがプロデューサーです。彼女はNHK のツィッターと連動して放送していた斬新な番組 News Web のコメンテーターとしても出演してました。このアルバムで良かったのは『ブランニューワールド』です。少しロック的です。このアルバムには入ってませんがビースティーズのサボタージュをカバーしているのすが、途中までは良いですよ。同日四日市のルークにて購入。

The Rolling Stones "Big Hits (High Tide And Green Grass)" US 仕様のモノ盤。クレモナのバーゲンコーナーから500円で救出。ジャケがぼろいからかな。通常盤とジャケが違うだけじゃなくて、収録曲も違ってます。Satisfaction からスタートしP lay With Fire で終わります。そしてなによりメンバーの8ページに及ぶ写真ページが豪華です。

Mar  7"x2枚 10"x1枚 12"x2枚 LP x33枚 CD x1枚

東急ハンズでレコードの催事が15日から始まったけれどこの頃はコロナ騒ぎ。どう考えても初日は三密、やばいでしょ。日記帳をめくると凄いことが判明。16日に四条高倉まで当然バス。3枚購入した足でそこからてくてく歩き、途中御池のホリーズカフェで休憩し(喫煙可能!)Hot Line で4枚購入し、そこから再び歩き出して二条東大路の太陽レコードまで行って Who や Kinks を購入してる。そこから再び動物園前まで歩いてバスに乗って帰宅。既に暖かかったのかも。

The Rolling Stones "Made In The Shadow" 13日ほんレコの200円コーナーから救出。見本盤だからか? M.テイラー在籍時のベスト。 R.ウッドが加入したのは Black And Blue からだよね。"Sticky Fingers " から Brown Sugar や Bitch 等3曲。"Main St"から Happy や Rip This Joint 等3曲。その他のアルバムから順当に2曲づつ収録したベスト盤。ライナーのコメントは裕也さん。Eagles / Hotel California はAngie のギターを意識したのかな? 謎はもう一つあってどうして Brown Sugar のイントロのギターカッティングは音が良くないのか?僕の持っているのが偶々そうなのかな?それとも元から?  

Steely Dan は2枚組のベスト。邦題は『ワンダリング・ミュージック』となってます。Do it Again から徐々にメンバーが減って行き最終的に2人になるまでの軌跡を追っています。最近はレコードの枚数を減らすためそして処分してレコード代を手に入れるためにベストを買ってオリジナル・フォーマットを手放しています。彼等の曲で一番好きな Babylon Sisters収録の "Gaucho" はその曲が収録されていなかったので棚に残っていますが。やはりこのベスト盤では Aja が一番好きです。S.ガッドの圧巻のドラムそして W.ショーターのテナー。J.サンプルのエレピ最高の演奏です。16日ハンズの催事。

The Jesus And Mary Chain "Darklands"は87年リリースの2nd アルバム。アルバムタイトル曲はプライマルがカバーしています。ノイズが後退したため当時のファンはかなりがっかりしたそうです。でも曲の良さが明瞭になりました。この当時のレコードはプレスと販売元が違っていてバーコードは UK なんですがプレスはどうもフランスのようです。マイブラもそうだったし、フェアグラも違ってたもんな。19日クレモナで。部屋にあった国内盤帯付きは処分。

Doris Days 4曲入りの10" EP 。97年に出版された別冊宝島342『この CD を聴け! 買って絶対損はない洋楽CD 638枚』は当時とても重宝しました。様々なミュージシャンや評論家がレコメンする音楽が網羅されていたのです。スウェーデイッシュ・ポップのページでボニー・ピンクが取り上げていた中にあったのが、このDoris Days というユニット。リリースされた96年当時はトリップ・ホップ、現在のジャンルでいうとブレイクビーツですね。1曲目の To Ulrike M.が素晴らしいのですがなんて読むんだ?日本ライセンス盤。24日 Hot Line にて。

Maximum Joy "Station M.X.J.Y" 寺町の老舗中古レコード店 Hot Line 。大学生の頃には通い出していた。高いレコードも壁に飾ってあったりするのですが、店内のケースにはどっさりと7" が掘り込まれていて3枚100円だったり奥に進むと12" が100円で叩き売りされていたり(19年の12月にはMoodymann を拾った)。そして入り口には御自由にお持ち帰り下さいカゴがあって、昨年の10月には"OST Twin Peaks”を拾いそしてなんと24日にはこのレコード。英国の港町ブリストル出身の伝説のポスト・パンクバンド The pop Group が瓦解した後それぞれが組んだバンドの一つがこのMaximum Joy です。このバンドはえらいオシャレなんですよ。女性ボーカル参加のFunk/Discoって感じです。でもWhere's Deke って曲はダブっぽいジャズで大好き。UK オリジナル!残念ながらネタとして有名な Strech は収録されず。

Apr 12"x1 枚 LPx17 枚

近所の¥100 Vinyls にはほぼほぼ毎日何かないか覗きに行くのだけれど、18日にはほんの少しクラッシクが入荷していた。その日は10枚購入。ブルックナーの8番とマーラーの2番3番5番6番/10番が収穫かな。ブルックナーはカラヤン指揮なのだけど、まずは曲ありきだと思うのです。宇野功芳を始めとする評論家の言を鵜呑みにする前に知らないと、どうしようもないと考えています。マーラーの2番と5番はバーンスタイン指揮。3番は Solti 指揮の US 盤。6番/10番はセル指揮。なんだか捕まえたような、しかし捕まえきれていないような音楽だから夢中になるのだと思う。僕にとってのジョイスやヴィトゲンシュタインの様なポジション。(開催が危ぶまれながらなんとか例年通り開かれた百万遍の秋の古本祭りで萩書房の3冊500円コーナーから1番3番5番のスコアを購入したのでじっくりと楽譜を目で追いながら耳を傾けるつもりです)

The Kinks "The Kinks Kronikles" は Pye Records 時代の中期から後期までを押さえた US の Reprise 編集の本当に素晴らしいベスト盤。 大ヒット曲 Sunny Afternoon や Waterloo Sunset が収録されているのは当然ですが Fancy(Face To Face 収録) や Get Back In Line (Lola Versus Powerman~収録) 、 Death Of Clown(Something Else 収録) 等の心に染みる曲。Jam が完コピした David Watts 、Fall がやけっぱちにカバーした Victoria そして K.マッコールがカバーした Days まで収録。かつて Blur のデーモンがフェイバリットに上げていた Autumn Almanac はフェイドインから始まる別ミックス。Did You See His Name はこのアルバムでしか聴けない完全未発表曲だそうです。(現在はどうなんだろ)。5日太陽レコード。

A Certain Ratio "Sextet"はマンチェスター出身のPost-Punk/Funk バンドが82年にリリースしたアルバム。決してあつくならないひんやりとした音が気持ちいいです。全曲良いのですが、個人的にはJazz / Funk 的なアプローチの Below the Canal が大好き。『運河の下』ってタイトルにピッタリ。マンチェスターといえばここFactoryからリリース。16日クレモナ

Pale Foutains "Pacific Street" はリバプール出身の彼等が84年に発表したネオアコの定番中の定番。爽やかな Reach で始まるこのアルバムは他にも名曲多数収録。個人的に昔から好きなのは Southbound Excrusion ですね。この曲はブラジル音楽を含むソフトロック的なニュアンスも感じさせます。 Vergin Records オリジナル。ずっと昔から持っていた国内盤は処分。同日クレモナにて。

Cliff Richard "The Best Of" はそのまんまの内容。UK 2EMI Columbia 盤です。68 年に大ヒットして現在でもたまにCM で使われたりするCongratulations も収録。今日現在(11月10日)ならバイデンさんにか?ジャケット裏を見ていて気になったのが 66年の中ヒット曲 Blue Turns To Gray 。作曲クレジットが Rechard-Jaggar であったこと。大した曲ではありませんでした。17日太陽。

The Bluebells / Cath は83年に発表されたたE.コステロが絡みの12" シングル。ネオアコです。カップリングの Fall From Grace が素晴らしい。ホルン?が鳴っています。音楽都市スコットランドはなんて音楽性豊かなバンドだったりアーティストが多いのだろう。裾野が広いって意味では大阪のお笑い文化と同じなのかな。

May 12"x2枚 LPx10枚

例年ならば岡崎のミヤコメッセで古書祭りが開催されるのだけど、3密以外の何ものでもないため中止になった。これをわざわざ記している理由はレコードも並べる店が数店あるのです。2019年は大当たりの古書祭りでした。Herbie Hancock "The Prisoner"Bobby Hutcherson "Happening" Nina Simone "Sings The Blues" Dee Dee Bridgewater "Afro Blue"等のジャズが割と安く手に入った。海外からのお客さんが良く手に取ってチェックしていたのがサンタナだったのが不思議な光景だった。日本では安レコの王様みたいな扱いだし。WS の N さんが教えてくれたのは日本では溢れかえっているサンタナも海外ではあまりプレスされていなかったようでレアアイテムなんだそうです。よく分からないマーケットです。

Eddi Reader / All Or Nothing E.P. は 91年リリースの12" 。元フェアグラ(スコットランド!)のボーカリストです。A 面はアルバムからのカットなんですが、 B面ではVelvet の Sunday Morning をカバーしています。可もなく不可もない仕上がりですね。Broken Vows が良い曲でした。15 日Hot Line で100円。

Lizzy Mercier Descloux "One For The Soul" は85年リオで録音されたアルバム。彼女は元々ポストパンク的なシーンから登場したのだけれど、EBTG と同様にジャズ寄りにシフトチェンジした様です。トランペットとバッキングボーカルにC.ベイカー参加。My Funny Valentine はため息がでるほど美しい。個人的には Off Off Pleasure が好きです。ジャケダメージが酷いという理由で安値。 同日 Hot Line。

The Kinks "Lola Versus Powerman And The Moneygoround"は 70年リリース。ヒット曲 Lola やApeman 収録。それ以外にもアメリカのルーツっぽい音を紡いでいる Strangers (現在映画上映中の『バンド』に寄せている気がする)や心に染みる Get Back In Line 。楽しい気分になる The Moneygoround 。リズムアレンジがはっぴいえんどの『はいからはくち』(アルバムバージョン)に影響を与えた?Rats 等、聞き所満載のアルバム。日本のテイチクよりリリースされた日本初回盤。ライナーは小倉エージ氏。1月に名古屋で買ったばかりの帯付き再発盤は処分。同日太陽レコード。

"Urban Classics"はポリドール系の70年代ソウルのレアグルーブを集めたコンピで87年リリース。JB 一派の為のレコードなんでしょうが、他にも名曲沢山収録。Jackson Sisters / I Believe In Miracles (どうしてアルバムバージョンと違っているのだろうか?)Johnny Bristol / Hang On In There,Baby や Roy Ayers Ubiquity / Everybody Loves The Sunshine 等の超名曲。そして何よりも良かったのは Gregg Diamond Bionic Boogie / Hot Butterfly 。ポップでうきうきします。途中のカウンターメロディーは M.ゲイを想起させるし。Vo は L.バンドロス。C.カーンもアルバム"Naughty"で取り上げています。24日ほんレコの200円コーナーから。

Donny Hathaway "Extension Of A Man"は73年リリースのアルバム。ライブ盤とこれを最高傑作に上げる方が多いですね。 Atlantic 8353 の日本初回盤。気合いの入ったライナーは野口久光氏。Someday We'll All Be Free も素晴らしいのだけど、ジャズやラテンを取り入れた Valdez In The Country が大好き。エレピの鮮やかな音色に反応しているだけなのかも知れないけれど。大昔に聴いた時は掴みきれなかった豊かな音楽性。様々な Soul を聴いて漸くしっくり来る年齢?になりました。同日ほんレコでたしか1000円。

Jun 7"x2枚 12"x1枚 LPx17枚 CDx5枚

7日には神戸元町へレコード漁り。収穫が僅か1枚だったので翌日は南区のBBG へ。後は殆どいつも通りのレコ屋。

"Wanna Buy A Bridge? a rough trade compilation of singles" は1日クレモナで。US 編集です。初期のアーティスト(Smiths 以前)のアーティスト14組を紹介。T.V.Personarities / Part Time Punks や The Pop Group / We Are All Prostitutes 等が収録されているのですが、心に染みたのはRobert Wyatt / At Last I Am Free です。彼の声はとても優しく柔らかい。そしてこの曲のクレジットを眺めていて愕然とした。Edwards/Rodgers なんです。そう!あのディスコ・ファンク・バンド Chic のカバー!

Primal Scream "Muximum Rock'n'Roll The Singles Volume 2"。近所のロックバー"SoraxInu"の店主 N氏と神戸へレコード漁りに出かけ、阪神電車に初めて乗って梅田へ移動し初ユニオンへ行ったのは2019年の6月24日のことでした。その時に新譜として壁にあったのがプライマルのベスト2枚セット。記憶では4500円くらいだったかな。高過ぎて諦め、買ったのは日本のRBシンガーの NakamuraEmi と Moodymann の2nd (再発)でした。Velocity Girl からKill All Hipies まで収録の Volume 1 を買ったのは12月3日100000t で。柔なギターポップから凶暴で攻撃的な音楽性までの歴史を辿れます。そしてVolume 2 はその凶暴性の頂点マイブラのK.シールズのギターが炸裂する Accelerator から徐々に新機軸がなくなりネタがなくなり過去の遺産頼みになって行く歴史を追っています。解散するのかもね。Kate Moss をフューチャーした Some Velvet Morning がカバーだったのは知っていたのだけど、元曲が Nancy Sinatra and Lee Hazelwood 『ビロードのような朝』だったてのは知りませんでした。太陽レコードでドーナツ盤を買ったのが15日で聴いた見たけれどゆるかった(笑い)7日神戸のりずむぼっくすで漸く2セット揃った次第です。

Michael Franks "Sleeping Gypsy" は77年リリースのAOR の定番。ちゃりんこで10分で行けるロックバー SoraxInu ではコロナ禍前には良く様々なイベントが催されていて70年代イントロ当てクイズがあった時に掛かり曲は知っているのに答えられなかったのが Antonio's Song(The Raibow)でした。その時にも分かったのはこのAntonio ってのはブラジル音楽の巨匠 A.C.Jobim のことだということ。Steely Dan 同様豪華なミュージシャン沢山起用しています。J.サンプル、W.フェルダー、J.グルーシン、L.カールトン、D.サンボーン、M.ブレッカー等々。そしてプロデュースは T.リピューマ。再評価著しいワモノジャズシンガー笠井紀美子も取り上げている Chian Reaction はこのアルバムに収録。8日BBG 。

The Style Council "My Ever Changing Moods"は アメリカの Geffenから84年リリースされた1st アルバム。曲のダブりが多いのですがタイトル曲がバージョン違い。UK 盤はピアノ伴奏だけでエモーショナルに歌われているのですが、US盤ではリズムもブラスも入ったバージョンです。山達がこちらを聴いて「英国から昔の僕たちみたい(シュガーベイブ)な音楽を演奏する若者が登場した」と発言したとか。両者ともC.メイフィールド好きだもんな。同根だよ。ジャズスタイルで Dropping Bombs On The Whitehouse を演奏するのが粋だよね。15日太陽。

"War Of Independents"は New Order ,Depeche Mode , Happy Mondays , The Sugarcubes , Throwing Muses , Joy Devision 等87年の英国インディーチャートトップ20に入った曲を収録したコンピ。NO とJD は大人の事情でピールセッションからの音源が流用されているのだけれど、そもそもチャートインしたのがそちらだったのかも知れない。しかし注目はなんといっても My Bloody Valentine / Strawberry Wine でしょう。Lazy 時代の音源をコンパイルした "Ecstasy and Wine" に収録されているのは別バージョンなのだ。ロンドンでその12" を見た時は£100ついていたし。試聴させてもらって微妙だが元バージョンだと分かり購入。20日クレモナにて。

Jul 7"x4 枚 10"x1 枚 12"x2枚 LPx35枚 CDx3枚

2019年の7月末には御池ゼストでレコマツがあったのだ。Manic Street Prechers / Motown Junk Buzzcocks "Another Music In A Different Kitchen" Boosty's Rubber Band "Strechin' Out In" を購入。Medeski Martin and Wood "The Dropper" African Head Charge versus Professor "Drums Of Defence" は湯浅さんブースで Microdisney "Everybody Is Fantastic" はカーネーションの直枝さんブースで見つけた。最後まで悩んで買ったのはピンフロの1st の EMI-Columbia 盤の Mono Edition 。しかし2020年はレコマツも当然中止になった。
13日から体調が大丈夫そうなのを見計らって(未だにお腹の調子が急変することがある)いきなり朝に思い立ち名古屋へ向かう。グレヒで探していたアルバムを発見し5枚購入。地下鉄で矢場町に移動してMusic First で2枚。一旦ホテルへ戻りあらかじめメールしておいた友人(ラインがあれば楽らしい)と夕飯からOpen House で合流した。お手軽な値段のお店でソウルがかかるのだ。そして仕事終わりの Dちゃんとはサイゼで合流。翌日はレコマップで知っていた三重県の津新町にあるマザーグースというレコ屋へ。ネオアコ/ギターポップの12" とアルバム。
23日からは河原町のポコアポコで滋賀県のクロックワークの出張セールがスタート。ジャズ多めでした。ジャズやロックを購入。27日も再び4枚。29日には古くからの友人Y ともう一度(流石に買うものありませんでした)。そして28日には¥100Vinyls に大量のビートルズ入荷。東芝音工 AP 盤(悪いイメージがないんだよね)『リヴォルバー』『オールディーズ』『サージェント・ペッパーズ』『マジカル』『ホワイト』『イエロー・サブマリン』『レット・イット・ビー』『アビイ・ロード』『ヘイ・ジュード』そしてジョン2枚とポール1枚。計12枚。但し『ホワイト』だけは東芝EMI株式会社の¥4400盤でした。

東芝音工のアップル・レーベル盤(APから始まる)にはいくつかの疑問があったので調べてみた。まず2200円のプライスシールが張られているのは何故か?理由は増税だったようだ。元々は2000円だった。そのシールはレコード会社が張ったのか?各店舗でなのか?書店勤務時代消費税導入でシールを貼った記憶があるので、各店舗だったのかもしれない。ただしややこしいのは『マジカル』は元々2200円だったようだ。理由は写真ページ代が上乗せされていたため。『サージェント・ペパーズ』には歌詞カードも付録もついていなかった。歌詞カードは裏ジャケに印刷されているので。そして茶色の曲目表が封入されていた。太陽レコードの店主によれば、多分全てのAP 盤に入っていたそうなのだが、抜かれているものが多いとのこと。日本編集のレコードはモノラルという理由で1500円スタートで1700円に価格変更。そして所謂ペラジャケに入っていました。帯付きの赤盤は凄い値段になっています。『ホワイト』に関しては4000円から4400円に変更。一枚に付き200円の増税ということです。
そして27日TVで衝撃的な出会いがあった。BiSH だ。躍動感溢れる自由な雰囲気が2020年の閉塞感を木っ端微塵にして行く映像が流れた。おそらくその曲は『本当本気』だったのだろう。その時からハマり出し動画をひたすらチェックする日々が始まる。

The Royalettes "It's Gonna Take A Miracle"は 65 年リリース。アルバムタイトル曲を知ったのは偶々観ていたとんねるずタカサンが出演していた『タイムライン』で偶然耳にしたD.ウィリアムズが歌うその曲だったのだ。何年のレコマツだったか不明だが、湯浅さんのブースで発見し、 L.ニーロのカバーが最も有名だと知って、100000t で発見。最後はやはり本家だと。どことなくホイットニーの『すべてをあなたに』を彷彿させます。本当に心に染みます。姉妹グループによるデビュー盤。13日グレヒ。

Sly & The Family Stone "A Whole New World" は67年リリースのデビューアルバム。Trip To Your Heart なんて曲があるくらい、なんせ時代はサイケー/ヒッピー文化が花盛りましてや西海岸ですからね。どっぷりだったのは想像に難くない。ベストに収録されるのも Underdog くらいなもので全体としては完成の域に達していません。がリズムは既にロック的でかっこ良い。同日グレヒにて。

Date Of Birth "Around+Around" は Remember Eyes を収録した85年の6曲入り 10"。インディーデビューミニアルバムです。福岡出身のユニット。部屋にある12" はキティーレコード(ポリドール傘下)のメジャー盤。タイトルは『思い出の瞳』に替わっています。打ち込み系のドリーミーなポップです。当時この曲のPV を観たのだけど満月に何かが突き刺さるみたいな映像だったような。23日ポコアポコのクロックワーク出張セールで拾う。

The Ornette Coleman Qualtet "This Is Our Music" は60年録音。当時はフリージャズだなんだと云われていましたが既に60年経過しているのです。普通ですよ。とにかくアッパーな Poise がかっこ良い。しかし残念ながら盤質がねぇ。何処かで安く見つけたら買い直そう。(11月14日にBBG で買い直す。果たして盤質どうなんだろう)D・チェリー(tp) C.ヘイデン(b)そしてE.ブラックウェル(d)最強のメンツ。裏ジャケのライナーは油井正一。 所謂ペラジャケです。同日同場所にて。

Aretha Franklin "Arrives"は67年リリースの Atlantic での2作目。ちまちま未だに彼女のレコードを集めています。オーティス恨みでもあるの?ここでは Satisfaction をカバーしています。"I heard Aretha Franklin before I heard her"で始まる裏ジャケのライナーはジャズ評論家のイメージが強い Nat Hentof 。65年出版の『ジャズ・カントリー』は黒人と白人との間に横たわるやりきれなさを描いた晴らしい青春群像小説でした。このレコードはアトランティックのグリーンアンドブルーなのでひょっとするとオリジナル盤なのかもしれません。カンパニースリーブには様々なアーティストのレコードが宣伝されているのですが、一番多いのを数えてみると、3枚でハービー・マン!流石沢山のレコードが中古屋さんに出回るはずだ。27日ポコアポコでプロパーな値段で購入。

Aug 7"x2枚 LPx17枚

14日神戸元町。収穫僅か1枚。他はチャリンコで行ける通い慣れたレコ屋。2019年は下鴨納涼古本祭りでS.ゲンズブールのレコードが買えたのにやはり中止。
そんな世間の動向とは関係なくBiSH にハマった僕は動画で彼女達の曲を聴いて観る日々を過ごしていた。大阪城ホールでの『オーケストラ』のライブ映像を観るたびに泣く日々が続く。曲が良い。演奏が凄い(特にドラム!)そして彼女達の声!ひたむきさ。それは高校球児を甲子園で応援する野球ファンと共通の感情なのかもしれない。大阪という街には魔物が住んでいるのかもしれない。Deep Purple "Made In Japan"(大阪フェスティバルホール。72年8月15日)Miles Davis "Agharta""Pangaea"(大阪フェスティバルホール。75年2月1日。昼の部と夜の部)Cheap Trick "at Buddokan"(実は録音上の問題から78年4月27日の大阪厚生年金会館の音源が使われている)。『オーケストラ』を聴いていて思い出したのは Love And Rockets / The Dog-End Of A Day Gone By。途中のギターフレーズが瓜二つ。意味は『過ぎ去った日の残りかす』。元々 Bowhous というバンドでデビューした彼等なのですが、ボーカルのP.マーフィーは追い出され、名前をLove And Rockets に変更して再デビューした経緯があります。BiSH のこの曲についても様々な解釈がなされているのですが、単なるラブソングではなく、初期メンバーのハグミィにたいしての曲だと指摘されています。だとすると何か問題があったということになります。そんなことを考えつつ聴くとより切なくなります。そしてこの頃同時にハマったのが『遂に死』。90年代に盛り上がったProdigy やケミカルが当時そう呼ばれていたデジタル・ロック(現在はブレイク・ビーツ)です。衝撃的でした。声がディストーションで歪みまくり、何を歌っているのか判別不能。ギャーーーーって感じです。こんなぶっこわれた曲をアイドルが取り上げているのに、現在のロックバンドは何をしているんだ?日本を超えて世界にも紹介されている日本のシティー・ポップのカウンターをアイドルが担ってどうするって感じです。
29日百万遍のリサイクル店で無印のパルプボックス4段を発見。配達してもらい翌30日レコード整理。ドイツ+フレンチ+US を収納。これで打ち止めだ。新たに買ったらそこから処分しよう。

Kathleen Ferrier "Lieder von Mahler und Brahms" はマーラー『大地の歌』とブラームス『アルト・ラプソディ』『4つの厳粛な歌』をカップリングした2枚組です。前者の指揮はB.ワルター。ウィーンフィル演奏です。見誤って買ってしまったんだよね。マーラーの交響曲は長い。大概が2枚組なんだけれど、『大地の歌』は60分を超えるのに無理矢理に一枚にしてしまっているレコードばかりが中古屋さんに並ぶ。レベルが低いのだ。「やった、2枚組だ」と慌てて買ってしまった。神戸から戻る新快速の車中で気づいた。1枚半で収録されていると思い買ったのだが、一枚に収められていたのだ。あぁあぁ(ため息)。でも部屋で聴くとそれほど気にならなかった。流石ドイツ盤。14日元町高架下ダイナマイトにて。

The Beatles "Yellow Submarine Songtrack"は 99年リリースの企画盤。れっきとしたサントラは69年にリリースされているけれど、B 面はG.マーティンによるスコアだし。対してこのアルバムは劇中で使用されたビートルズの楽曲をリミックスしコンパイルしています。『ラバー・ソウル』から2曲。『リボルバー』から厳密に云えば3曲。『サージェント・ペパーズ』から4曲。シングルから2曲。そして69年当時初出だった4曲。やはり ジョン作の Hey Bulldog とジョージ作の It's All To Much ですね。有名な話だけど68年 Lady Maddona のPV を撮影するため集まった4人が「せっかくだからレコーディングしようぜ」とジョンなら言いかねない。そしてぱぱっと出来たのが前者だ。凄い。そしてジョージのは67年にレコーディングされていたようだけど没になっていた。カラフルなサイケポップでイントロのドラムが入ってくる瞬間は最高です。僕はこの曲好き。出町桝形商店街のエルカミノで27日破格の安さで発見。

808 State "808Utd.State 90"は US の Tommy Boy からリリースされたコンピ。四日市から京都に戻って来た2001年頃。京大西部講堂でフランスからディミトリが DJ をやりに来た際表でレコード販売されていた中にUK 盤の"90"が並んでいて安かったので買ったらハマった。しかしそのレコードが何処かへ行ってしまったのだ。処分したのだろうか。探していた期間も長かった。デトロイトの Undergroud Resistance に影響を与えたと云われている Pacific や Moodymann がサンプルした Cobra Bora 等収録。ちなみに後者で本家がサンプリングしているのはディスコクラッシックのヴァン・マッコイ『ハッスル』(笑) マンチェスターのユニット。同日クレモナ。

Five Deez "Kommunicator"は 06年にリリースされたヒップホップのアルバム。いやぁ流石 Fat Jon だよ。彼のトラック作りはソロアルバムでも堪能できるから買ったのだけど。軽さとアブストラクトを上手くブレンド。洗練されています。Let The People Know そして BMW 等本当に気持ち良くてある意味、音世界が部屋に馴染むアンビエントな雰囲気も漂う。でも決して無毒じゃない。その証拠は退屈しないってことが証明しています。29日クレモナ。

Kubelic "Beethoven 9Symphonien"はそのタイトル通りベートーベンの9九つの交響曲を収めた7枚ものの箱です。この企画ものの特徴は全ての交響曲をオケを使い分けて録音していることです。ロンドン〜ベルリンそしてバイエルンまで。こういった箱ものは大抵安価なので買いです。で僕みたいに全てを聴く人は稀なので大抵針すら落としていない盤があるものです。 2020年はこんな年になってしまいましたから、演奏の機会もなくなったに違いない年末の日本恒例の第九。有名なのは合唱入りの第4楽章だけれど、第3楽章が本当に美しい。聴いたことのない人がおそらくいない『運命』(かつて人気のあった英国の小説家 N. ホーンビー『ハイ・フィディリティ』の中で 「A 面1曲目で何が一番か」みたいなやりとりがレコ屋の店主と入り浸りの2人の間であって、「そりゃ、当然『運命』だろ」って。笑った。真面目に Nirvana / Smells Like Teen Spirit って 答えていた人もいたような。)後は学校で聴かされた『田園』。そして『のだめ』のOP で使われ千秋先輩がS オケで初めて指揮をし、ヨーロッパへ留学する前にやはり取り上げた『7番』あたりが有名なのかな。特に第四楽章は凄いです。個人的に掴み切れていないのが『英雄』。指揮者によるのかな。残りは全て素晴らしい。必ず何処かで感情を刺激します。奇しくも2020年はベートーベン生誕250周年。スケールが違いすぎる。31日¥100Vinyls 。

Sep 7"x1枚 LPx55枚 CDx1枚

5日名古屋大須のグレヒで4枚近鉄で四日市へ移動しルークで1枚。8日Hot Line でシングルとアルバムをほんレコに移動してアルバム2枚。14日とうとうBiSH のベストをHMV で。新品の CD は『水曜日のカンパネラ』以来だ。詳細は後ほど。15日府立医大に検査結果を聞きに行く。再発も転移も無いとのことだ。そのままチャリンコで¥100 Vinyls へ。ジャズ多めで17枚購入。笠井紀美子『バタフライ』の帯付きあり。処分レコードを袋に詰め Art Rock へ。買い取ってもらった金額もポイントカードに押してもらえるのがありがたい。¥5100。河原町を散策。ブラックミュージックの在庫が凄いVinyl 7 で5月に買ったコンピに収録されており単体で探していた Gregg Diamond Bionic Boogie のアルバムをストックから持って来てもらう。100000t で1枚。ほんレコで2枚。19日からハンズでレコード市開始。定番4枚購入。徒歩で半額セールが始まった100000tで1枚。ほんレコで2枚。ハンズには22日と28日に行く。100000t のセールにはもう一度。後は近場ばかりで済ます。

BiSH の CD は2枚組でタイトルが "FOR LiVE -BiSH BEST-"なのでライブを収録しているのかと思ったのだけれど全てスタジオバージョンです。なんでも売上金をお世話になったライブハウスに全額寄付したそうです。見事オリコンチャート1位。この頃には既にメンバーの名前、キャラクターも判別できるようになっていて次から次へと様々な曲の動画をチェックしていました。彼女達の凄いのはスタジオテイクを圧倒的に乗り越えていくライブバージョンが多いことです。このテキストを叩いている時点(11月16日)で心を鷲掴みにされている10曲を発表します。是非貼付けてYou Tubeでご覧ください。
Paint It Black @中野サンプラザ 曲名はストーンズですが、ギターはジョニー・マーっぽい?元から上手いチッチとアイナに加えてアユニも他のメンバーの歌も上手くなりました。カット割りも含めて全てがかっこ良い。
stereo future @幕張メッセ アユニの全力疾走。そして声!メンバーの実力もみんな信じられない程レベルアップ。努力と場数のおかげなんだろう。バックの演奏に負けていない。次2曲はベストには収録されていませんが。
Am I Frenzy? @Zepp Tokyo 無口担当のリンリンが活躍。中島みゆき〜戸川純 X グランジ。エッジの効いた演奏が素晴らしい。
Freeze Dry The Pasts @ 大阪城ホール やはりリンリン。ゴシック〜シューゲイザー〜ノイズ。友人 Y 曰く「演劇ですね」。テーマは共依存だそうです。こんな過激で過剰でアバンギャルドな音楽をライブで披露したアイドルがかつていたとは思えません。まさしくオルタナ。ある意味複合芸術。圧倒的。名古屋の友人 M氏はこんなメールを「見ました!!!凄いパフォーマンスですね。昔BiS段階にはやられましたがWACK魂がちゃんと引き継がれていて、さらに進化してるのを感じました。曲もパフォーマンスも凄い所までいってます!脱帽。」
オーケストラ  @ 大阪城ホール 流石に観すぎて泣きはしませんが、素晴らしい。歌割りが絶妙で声質が変化するたびに景色が変わる。Y 曰く「ヒップホップの手法ですね」。そしてドラムを始めとするバックの演奏が圧倒的。一生懸命踊っている姿にも心打たれます。
以上5曲は全てライブ映像。  スタジオテイクだと
Deadman avexメジャーデビュー第一弾。冒頭から声が歪んでいるのが最高です。マスタリングがClash"London Calling"等を手がけたT.ヤングが担当。99秒の衝撃。リンリンの絶叫が聴けるライブも最高なのですが。
本当本気 BiSH の僅か一年程の歴史を随所に詰め込んだPV 。彼女達の躍動感にただただ圧倒されます。特にアイナの踊り!
Life Is Beautiful 卑怯だけれど泣いてしまう映像。曲も良い。映像のカット割りが絶妙です。ライブ映像と甲乙つけがたい。
遂に死 とにかくバキバキです。新規の方々を篩にかける曲だと云われています。映像下のコメントを読むと「わけわからん」というのがかなりあります。たしかに衝撃的ではありますが僕ら世代にはかつて通過して来た音楽だから抵抗なくはまりました。トラック作った人天才。リンリンが絡む曲には壊れたのが多い。未だソロ作をリリースしていない彼女にはこの類いの曲をリリースしてもらいたい。
I am me 覚えやすくてメロディアスでキャッチーな良い曲。渋谷系パンク。同じく M 氏も同意してくれました。最もアイドル的なポップスと云えんことはない。。

"Invictus / Hot Wax Grooves & Breaks"はそのタイトル通りMotown の作曲家チームH=D=H が設立したレーベルが Invictus / Hot Wax のコンピです。Parliament "osmium" のオリジナルが凄い値段で売られているのもこのレーベルからリリースされていて本家モータウンよりプレス枚数が少ない為かもしれません。そして70年代初頭のレーベル封鎖に伴いレアアイテム化。Parliament / Come In Out Of Rain はアルバム未収録。その他 Freda Payne / We've Gotta Find A Way Back To Love や Chairmen Of The Board / Hanging On To A Memory 収録。日本の P Vine 制作。98年リリース。 5日名古屋大須のグレヒで。

"Paris Vous Chante"はシャンソンを集めた3枚組。64年発売です。J.フランソワ、C.ソヴァージュ、Y.ジロー、ムルージ、I.オーブレ等が収録されています。当然 J.グレコも収録。15日にこのコンピを¥100 Vinyls で購入してから数日たった23日に新聞で彼女の訃報を知った。93歳。同時代人にサルトルやカミュの名前が上がっている。若い頃の彼女の写真にはK.ブッシュに凄く似ているのがある。うる覚えなんだけど M.デイビスが『枯れ葉』を取り上げたのはグレコに捧げたって何かで読んだ記憶がある。ところでJ.フランソワの『私の心はヴァイオリン』という曲。K.ブッシュの『ヴァイオリン』のヒントになってないか?

Gregg Diamond Bionic Boogie "Hot Butterfly"は78年発表の白人コンポーザーによるディスコアルバムです。やはりアルバムタイトル曲が本当に素晴らしい。ゲストボーカルのL.バンドロスの声質がぴったりと曲にマッチしているし、途中のカウンターメロディーが M. Gaye / What's Going On に瓜二つだし。そう云えばユーミンの79年のアルバム『悲しいほどお天気』にも同じメロディーを使った曲がありました。ヒントになった?うきうきとした気分に満たしてくれる曲です。15日河原町のJet Set から直ぐの Vinyl 7 Records で購入。

Ye Ye 『朝を開け出して、夜をとじるまで』は12年発表のアルバム。ジャンルはネオアコ/ギターポップになるんでしょうか。最初聴いた時 The Sundays / Can't Be Sure を思い出しました。全く知らないアーティストですが、滋賀県出身京都在住とのことです。シールには『第4回CDショップ大賞ニューブラッド賞受賞作品』とあります。本屋さんで云えば書店員が選ぶ『本屋さん大賞』みたいなものなのかな。それだけの理由では買ったりはしないのですが、曲クレジットを眺めていると "Buddy Holly"というのに目が止まったのです。聴かせてもらうと、的中。アメリカのバンドWeezer のカバーでした。好きな曲なので購入を決める。裏には本人の宛名付きのサインが書いてある。どうして売ったんだ?20日クレモナ。

Southern Shores "New World" は 12年リリースのミニアルバム。トロント出身の2人組ユニット。ジャンルはアンビエント/ブレイク・ビーツですね。気持ち良いですよ。アンビエントというとリズム無しの音楽性を想像しがちだけど、このユニットはしっかりとあって、毒性はありませんが民族音楽的なニュアンスを多少感じます。 21日100000t で。

Oct LP x 7枚

9月に買いすぎた反動ってわけじゃないけれど、買うべきレコードもなく、僅か7枚。紹介していない2枚のレコードは太陽で見つけた Beatles "Rubber Soul"のメキシコ盤とJet Set の500円コーナーからマイルス"E.S.P."

Otis Redding "Live In Europe"は72年再発盤。キヨシローが愛してやまなかったオーティスの定番中の定番ライブ盤。アレサがカバーした Respect や Satisfaction 。映画『ブルース・ブラザーズ』でイントロだけが使われた Can't Turn You Loose。スローで心に染みる I've Been Loving You Too Long。スローから徐々に盛り上がって行くTry A Little Tenderness 。67年3月のイギリス、パリ公演の模様を編集したレコード。同年12月10日バックバンド初代バー・ケイズと共にツアーへ向かう飛行機が凍った湖に墜落。全員帰らぬ人となる。 1日 ¥100 Vinyls

Miles Davis "At Fillmore" は70年の6月17日から20日までの模様を当然T.マセロの編集を施して収めたライブ盤。曲名もWednesday Miles からSaturday Miles まで各曜日がついているだけです。スタジオバージョンを聴き込んでないと判別できません。"Bitches brew"(69年) の翌年なので数曲がメドレーの中に組み込まれています。エレピ はC.コリア。オルガンはK.ジャレット。かっこ良いよ。このレコードはソニーのはSSSound なのですが、何刷り目か分からないUS 盤を買うよりもこのシリーズの方が"On The Corner" と同様、断然良く音が鳴ります。実は安かったりするのでちまちま集めています。そしてUS 盤を処分する方向で考えています。 6日ロマン商店。

The Who "Best Of"は65年から70年までの音源を収めています。ベスト盤が乱発されすぎているのですが、微妙に収録曲が違っているので買うしかないんだよね。 このアルバムにはちゃんと My Generation もKids Are Allright も入っている。しかし I Can't Explain が抜けているのが残念だな。個人的に好きなのは Run,Run,Run.と Call Me Lightning そしてモッズらしくモータウン(ノーザンソウル)の Martha & The Vandelass のカバー Heat Wave です。同日ほんレコのバーゲンコーナーから。

Persian Empire "About // Blank"は19年の再発盤。(元は16年)。ドイツのSam Khatam の1人ユニット。一言で片付けるならブレイク・ビーツです。A1 の Roshin はかつての Autechre やPrefuseを思いださせるクリック入り。びっくりするよ。ベストトラックは Homeoffice Girl かな。25日Jet Set で新品訳ありセールで1000円で購入。

Randy Crawford "Pastel Highway"は81年のベスト盤。ずっと彼女の代名詞的な曲Street Lifeについて謎だったことがある。初めてこの曲を聴いたのはタランティーノの映画 "Jackie Brown"のサントラに収録されていたバージョン。当然クルセイダーズのアルバムを買うことになる。違う違いすぎる!緩いのだ。じゃぁ彼女のソロアルバムに入っていると思い調べるものの、入ってない。シングルのみ?プロモの7" が存在することを知る。うわぁこりゃ無理だわ。「流石オタッキーなタランティーノ持っているんだ」と感心しきり。しかし偶然見つけたこのレコードのライナーに再生時間が書いてあってこれじゃないかと購入。当り。ライナーによると映画『シャーキーズ・マシーン』の為の新バージョンとあった。サントラに入ってたんだね。どおりで見つからないはずだ。ネットで調べるとこの編集盤は日本と南アでしかプレスされていない模様。安くて良かった。寺町二条東のLコミで同日。

Nov 7"x2枚 12"x2枚 LP x35枚 

  2019年の11月は未だコロナ騒ぎもなく、普段通りの生活が続いていた。百万遍の古本市は例年通り開催され、O・ネルソンのレコードを安く入手、京大の学祭でも格安で書籍やレコードが並び、モップスの『たどりついたらいつも雨ふり』や Jody Watley / Real Love のシングルを手に入れた。そしてその帰り道「ご自由にお持ち帰り下さい」と但し書きの下に沢山の CD が並んでいたのを発見。殆どがハロプロ関連だったのだが、その中から中島美嘉とジュディマリのベストを発見し持ち帰る。そんな幸運なこともあったのだ。

4日。体調の良さを鑑み急遽名古屋へ。大須のグレヒからお手紙で20%オフセールの案内が来ていたのだ。10月スタートだったのだが、店主がコロナに感染。休店を余儀なくされる。そして10月最後の日からスタートしたのだけれど、混み合う店に行くのは危険だと判断し、平日を選んだ。探していたレコードを3枚発見。すぐさま近鉄で四日市へ移動。最近知り合った方から教えてもらったレコ屋に行くも「店主体調不良のためしばらく休業」との無情の張り紙。ネットで予め調べていたレコ屋へ向かうも(お花屋さんが親身になって調べてくれた。)やはりお休み。「しゃーないな」といつものルークへ行くがやはりお休み。どうなってんだ?

10日。神戸元町へ。ハックルベリーで探していたレコードを発見。数年前名古屋大須のハイファイ堂で買うのを躊躇ったSoft Mascine の 1st と 2nd をセットにしたレコード。そして Rock'n'Roll Aids Production という長い名前のレコ屋で手放して後悔しきりだったK・マッコールの『カイト』を発見!高架下のダイナマイトでAP 盤の『ラバー・ソウル』。いつもなら行きと同じく帰りもJR を使うのだが阪急で帰ってみようと安い切符を買い三ノ宮まで歩き、京都に帰る。こちらの方が安くあがるし、時間的の短縮も可能な気がした。これからはそうしよう。

14日。バスを乗り継ぎ南区のBBG へ。バスの乗り継ぎも上手く行き、1時間半くらいで到着。ジャズを3枚購入。手放して後悔している Blur 6作目の "13" があったのだが、8000円!買えないよ。Stereolab もめっちゃ高かった。

19日。出町桝形商店街を覗き、クレモナへ。購入することなくチャリンコで北上して北山橋の西にあるくろふねへ。以前その辺りに下宿していたのだ。美味しい収穫多数の音楽に特化したリサイクル店。凄いものが沢山入荷していた。まず凄いといってもアーティストとアルバムタイトルが手書きされた白いジャケットにに入ったBlue Note のレコード4枚。J.J.ジョンソン(1505)C.アダレイ(1595)H.モブレイ(4031)H.シルバー(4017)。全て500円。音さえ問題なく聴けたら僕は気にしない。数枚のジャズとロックと百恵さんのラストシングル『さよならの向こう側』を100円。2番目に好きな曲です。1番は『乙女座宮』かな。

21日BS で2016年の Stones のキューバでのライブが放送された。メンバーみんなぼろぼろ。特にギター二人が酷い。ミックとチャーリーと準メンバーのリビエールはまだ踏みとどまっていた。Gimmie Shelterの女性シンガーが現役感あり過ぎで他のメンバーのポンコツ感丸出し。

28日。やはりBS でQueen モントリオールでのライブを放送。83年ということで"The Game"リリース後なので『地獄へ道連れ』とかD.ボウイとの競演が話題になった Under Pressure 等が演奏されたのだが、『オペラ座の夜』から R・テイラー作のI'm in Love With My Car が演奏されたのが嬉しかった。大好きなんだよね。ところで B・メイの『予言者の歌』がライブで演奏されたことはあるのかな。

頭が未だ柔軟だった高校生時代まで話は遡る。バッハが聴きたくなり、父が貸してくれたのがバッハの代表曲が収録されたベストでした。オルガン曲や『ブランデンブルグ』等が並ぶ中凄く気に入った曲が流れて来た。それが『クリスマス・オラトリオ』の『歓呼せよ、喜び躍れ』でした。カラフルでポップ。実はずっと探していた。100000tのクラッシック(殆ど200円) の棚から3日に発見。ハンス・スワロフスキー指揮。ウィーン国立交響楽団ウィーン室内合唱団。会員頒布のレコードクラブ『コンサート・ホール』からリリース。偏屈なクラッシックファンには敬遠されがちなクラブものらしいのだけど、そんなことはどうでも良い。この盤はノイマンSX-74カッター・ヘッド使用なので音がめっちゃ良い。それ以前に曲が良い。抜萃で充分だ。

Bobby Womack "Rubare Alla Mafia E' Un Suicidio" イタリアの再発重量盤のデフィジャケ。"Across 110th Street" のことです。オリジナルは高いので買えません。2017年府医大に入院中、見舞いに来てくれた元バンドメンバーのI とT。I は大学時代からの友人で T は中学時代からバンドの真似事をしていた友人。その時 I が「これでも聴けや」と手渡してくれたのがイヤホンステレオ。沢山の音源を入れておいてくれたのだ。メイデン、パープルの"Made In Japan"のコンプリート盤。XTC や Beatles の赤盤青盤。そんな中で最も再生したのはファンクのコンピでした。知らない曲ばかりに唖然としたものです。特に印象に残ったのがこのアルバムのタイトルソング。哀愁溢れるメロディーが心を掴みました。「ちゃんと見つけて買わんとな」と探していたものを名古屋大須のグレヒで発見。最初はジャケも違うし、タイトル読めんしでスルーしかけだったにもかかわらず、何かが踏みとどまらせた。加えて20%OFF で購入できたのも幸運でした。4日。

Kirsty MacColl "Kite"はVirgin から89年にリリースされたアルバムです。カースティーさんといえば父はイワンだし、旦那は S.リリーホワイト(U2 XTC La's Pogues 等をプロデュース)。キャリアも華々しくT・ウルマンの『夢みるトレイシー』(They Don't Know)の作詞作曲。Smiths の超名曲 Ask のゲストボーカルやこれまた超名曲のクリスマスソング Fairytale Of New York での客演。そんな彼女のソロアルバムです。残念ながら CD にはボーナストラックとして収録されているSmiths / You Just Haven't Earned It Yet Baby は入ってませんが(シングル Free World カップリング曲)Kinks/ Days のカバーも収録されています。注目はTread Lightly です。スミスみたいな曲なんですがそれもそのはずギターで参加しているのが元スミスのジョニー・マー。本当に素晴らしい。この頃の Virgin のレコードは厚紙のインナーに入っていて( XTC "Skylarking"もそう)盤面が擦れまくりノイズが出るのが本当に多いのだけど、このレコードは問題なく聴けました。神戸元町の Rock'n'Roll Aids で10日。

Out Of My Hair "Drop The Roof" は 96年リリース。まさに英国ではブリットポップ花盛りの時代です。Blur と Oasis のシングル対決はメディアが仕掛けたものだけど、95年。英国がロックに限らず様々なカテゴリーの音で溢れていた時代でした。98年に彦根から四日市へ引っ越し地元のコミュニティFM で番組を作ることになり、いろんな人と知り合いました。FM 局のスタッフ Y さんには本当にお世話になったのですが、彼女が聴かせてくれた CD の中にこれがあったんだよね。良く忘れずに覚えていたもんだ。記憶力だけは良いんだよ。たしか聴かせてくれたのが Mr.Jones で凄い感動したんだよ。本当にポップでどちらかといえば、Suede に近い気がした。改めて聴いても色褪せてない。13日100000t で200円。

Frank Zappa "Strictly Commercial" (厳密に商業的って意味?)は95年にリリースされたベスト。つまり聴きやすい曲ばかり収めているってことなのだろう。ザッパに関しては様々なエピソードに事欠かない。『サージェント・ペッパーズ』を皮肉ったアルバム "We're Only In It For The Money"を発表する。Captain Beefhaert & His Magic Band "Trout Mask Replica" をプロデュースする。Deep Purple / Smoke On The Water の歌詞に登場する。Kate Bush がフェイバリットに"Over-nite Sensation"を選ぶ。良く一緒にツアーに廻ったP-Funk の G・クリントンと夜通し Sun Ra について語り明かす。80年代ヘヴィ・メタルを聴いた若者の自殺が増加したことに関して公聴会に呼ばれ「歌詞に責任はない。音楽を聴いて自殺するような人間は、どんなことであれ、なにかのきっかけがあれば自殺する」と証言する。L.ジョージ、G.デューク、T.ボジオ、A.ブリュー、S.ヴァイ等凄腕ばかりのミュージシャンを輩出。76年京大西部講堂でライブをする。そして京大農学部の近所に Joe's Garage と云う名前のレコ屋があった。『天国の階段』をビックバンドで笑える程完コピ。2020年はザッパ生誕80年。まだまだありそうだな。そしてこのベストには元モンティー・パイソンで映画監督のT.ギリアムが執筆した文章が掲載されている。そして帯にはこんな諦めにも近い文章が書いてある。「27年間にも渡る活動期間での60近い作品をたった85分しか収録できない2枚組で代表させることは可能か?」そりゃ無理だわな。しかし最後にはこう締められている。「どこから始めればわからないのなら、ここから始めよ。」エピソードの中で G.クリントンのことを叩いたけれど、Cosmik Debris , I'm The Slime , Tell Me You Love Me 等の曲は P.Funk の曲みたいだし。80年代の Fine Girl , valley Girl も素晴らしい。そして Maffin Man が最高にかっこ良い。初参加のT.ボジオのドラムが本当に凄い。なんでもC.ビーフハートも参加しているそうです。兎に角手に汗握るライブ。このベストはLimited Numbered Edition てことで僕のには10150 と打ってある。29日20枚程のレコードをクレモナに処分し(この時期になると姪っ子のお年玉代捻出の手段)余ったお金で購入。

Dec 7"x1 枚 10"x1枚 12"x1枚 LPx54枚 

2019年の12 月には高島屋でレコードの催事があった。各店舗力の入ったレコードが並んだ。Sonny Rollins "Next Albun" Art Blakey "Moanin'"Wayne Shorter "Night Dreamer" Herbie Hancock "Speak Like Child" Theronious Monk "The Comlete Genius" Pharoah Sanders "Journey To The One"等のジャズ。そして岡崎のイキセンで湯浅さんがかけて驚いた Beatles "Magical Mystery Tour"のドイツ盤マト3。通常盤はステレオ表示なのだがB面はモノラルなのだ。しかしドイツ盤だけは何故かリアルステレオで例えばBaby You're A Rich Man なんて全く違って聴こえる。そんなレコードも安く買えた。しかし今年はやはり中止だ。

24日 NHK で「イマジンは生きている」というジョンの特集番組が放送された。ジョンの代表曲とされる『イマジン』にまつわる番組。(個人的には違います)。何故あんなにゆるいのが代表曲なんだと思う訳です。しかしその番組を観て理由が分かりました。子供から大人までの全人類に向けてのメッセージという側面がある以上、シュガーコーティングが必要だと。確かに『レボリューション』や『悟り』のような壊れたアレンジだとロックファン以外には届かない。だからああなったんだと。なるほど。ところでジョン作と同タイトルだが Primal Scream / Come Together の 12" の無音の溝部分には"YOU MIGHT SAY I'M A DREAMER "JOHN LENNON "…BUT I'M NOT THE ONLY ONE"JOHN LENNON とイマジンからの歌詞の刻印があるのだ。ちなみにPrimal Scream はジョンが受けていた精神療法だし、アルバム『イマジン』中一番素晴らしい曲"Gimme Some Truth"をカバー("Country Girl"のカップリング )しています。

いつも通りのレコ屋周りでちょこちょこ買っていたのだが、27日近所の¥100 Vinlyls に大量のレコード入荷。残念なのは新入荷のレコードが¥300に値上がりしたことだ。その日はしかし仕方なくジャズとロックが多めだったので購入した。しばらく待てば値段は下がるのだけれど、買われてしまう危険があるのでやむ得ない。ということでこれほどの枚数になった。

Nicola Conte "Jet Sounds Revisited Volume I" は10" 2枚組。ジャンルはクラブジャズになるのだろうか。イタリアのクリエイターが02年発表。Les Gammas による "Forma 2000" はとてもおしゃれです。そしてFreeform Arkestra による "Trappola Mortale" はおしゃれはおしゃれなんだけど、Pop Group 的なアバンギャルドさもあわせ持っています。Arkestra ってことはサンラを意識しているんだろうな。5日100000t で¥500 。

Gustav Mahler "Symphony No.5"は R.クーベリック指揮バイエルン放送交響楽団。カップリングはD.フィッシャー=ディースカウ歌の『さすらう若人の歌』。大昔ロンドンでヴィスコンティー『ベニスに死す』のサントラを買ったのだが、収録されていたのが非常に美しい第4楽章アダージェット。多分映画は見てません。サントラも処分してしまっています。『さすらう若人の歌』も素晴らしい。20日100000t で¥200 。

Clifford Brown and Max Roach は54年から55年にかけてレコーディングされたHard-Bopプ定番中の定番。特にハードドライブする "The Blues Walk" の格好良さ。最高です。レーベル買いやアーティスト買いをしていると買いそびれてしまう名作もあるのです。27日¥100 Vinyls で300円。


The Beatles "Rock'n'Roll Music"を低くみていた。アメリカ編集だしイラストジャケットだし。でも実は数あるコンピの中で凄く本質をついたレコードであることに愕然とした。例えばカバー曲の多さ。ストーンズにしろヤードバーズにしろキンクスにしろフーにしろブリティッシュ・ビートの多くはロックンロールのカバーを多く演奏していた事実。徐々に外部を取り込みながら音楽性の幅を広げて行った。そして歴史的なストーリー性もこの2枚組は押さえている。1曲目の"Twist And Shout"から始まってラストはアルバムバージョンの"Get Back"。"Twist And Shout" はコンサートの1曲目というイメージが強い。そして日本でのOP だった"Rock And Roll Music"を挟みラストは69年1月凍えるほど寒いアップル屋上で行ったゲリラライブの最後の曲 "Get Back"で終わる。最後の台詞がないと意味がないのだ。「オーディションに受かればいいな」とジョン。27日クレモナにて500円。

The Temptations "Greatest Hits 24"は2枚組のベスト盤。高校生か大学生の頃、渋谷陽一がラジオで「ニュー・ソウルと云えば僕の中ではこのグループなんだよね」みたいな発言をしていた。違う様な気もするのだけど、サブジャンルなんてどうでも良いと今となっては思う。今まで纏まった形で聴いたことがなかったので、Hot Line で27日600円で購入。コーラスグループだから緩いのかなと思って聴いたらかなりエッジの効いた曲もありびっくりした。どうやら全てノーマン・ホイットフィールド制作の様です。"Happy People" や "Shakey Ground" はぐいぐい腰にくるファンクでした。残念ながら盤質が悪く(だから600円だったのか?)どこかで奇麗なのを探そう。

Favourite Trash Vinyl

A-G A Tribe Called Quest | Syd Barrett | Beastie Boys | The Beatles | Kate Bush | Miles Davis | Aretha Franklin
H-N The Kinks | KMD | Massive Attack | My Bloody Valentine | Nakatani Miki
O-U Perfume | The Pharcyde | Primal Scream | Sly And The Family Stone
V-Z Andrew Weatherall

画像だけあがっているもの多数ありますが、おいおい。
A Tribe Called Quest - The Low End Theory _ LP _ 91_ Hip-Hop
大好きな 『Jazz ( We've Got )』 やマイルス黄金カルテットに参加していた Ron Carter が生ベースを弾く 『Verses From The Abstract』 や M. Riperton / Baby , This Love I Have 使いの『Check The Rhime』 等名曲多数収録の問答無用の大名盤。モノクロなトーンがJazz を感じさせる。ヒップホップのネオアコって云ったら顰蹙買うかもね。カラフルなエレッポップに対してネオアコがあったように、カラフルなヒップ・ホップに対するトライブ。よく分からんのが部屋にある再発盤は14曲収録なのに対してこのレコードは12曲ということ。UK 盤だからそうなのか元々そうだったのか。そして僅かに曲順も違う。インナースリーブに写る3人は皆若く穏やかそうで Hip-Hop に付きまとう暴力的なイメージが微塵もない。

A Tribe Called Quest - Jazz(We've Got) _ 12 _ 91 _ Hip-Hop
このシングルは名古屋のグレヒで買ったのだけど、2000円以上したんだよな。オリジナルだから仕方ない。それくらい大好きな曲。クールで夜の雰囲気満載。敢えて云うならマイルスの『Kind Of Blue』収録の『So What』に通底する雰囲気です。数回挟まれるブレイクの場所も完璧。そして何より数回彷徨うトランペットのサンプリング。たまりません。サンプリング辞典には Green Dolphin's Street に関して、Jimmy Mcgriff とLucky Thompson 二人の名前。そして問題はだな、このトランペットは誰ってこと。 元ネタを聴きたいのだよ。Remix では Sly & The Family Stone / Sing A Simple Song が使われてます。
Syd Barrett - The Madcap Laughs And Barrett _ 2LP _ 74 _ Rock
1988年7月2日。大阪心斎橋で開かれたレコード市で3枚のレコードを購入している。『帽子は笑う・・・・不気味に』と『その名はバレット』そして XTC (おそらく『ブラック・シー』)だ。25年前だ。音楽の聴く幅は広くなったが根本の部分は呆れるくらい変わってない。その『帽子』と『バレット』を合わせたレコードでこれは英国ハーベスト盤。ちなみにシド・バレットはピンク・フロイドの元リーダー。彼が在籍していた時代のデビュー盤を初めて聴いたのは高校生だった。カラフルでポップなサイケだった。しかし LSD のやり過ぎで頭が吹っ飛びバンドから追い出される結果となる。RS のB.ジョーンズしかり、BB の B. ウィルソンしかり。そんな彼のソロアルバムだ。2枚目の『その名はバレット』はものすごく整理されている感じがして当時からそれほど印象に残ってない。強いて言うなら Baby Lemonade と Dominos だろうか。Wined And Dined はブラーのデーモンの歌い方のヒントになっているような気がするし、Efervescing Elephant はモンティー・パイソン的ペーソスに溢れる。しかしだ一枚目の『帽子』は本当に凄い。ぎりぎりアウトなのだ。特にLong Gone ~ She Took A Long Cold Look ~ Feel の3連ちゃん! ギター弾き語りに後からギターやドラム等をオーバーダビングしたアルバムなのだが、この曲群は匙を投げられた結果なのだろう。そのまんま、使われてしまっている。特に Feel は頭でいきなり音程を外す。「ごめんごめん、もう一度」という謝罪も収録。そしてこの曲の後半も音程がかなり怪しくなる。でも良い曲なんだよな。そして彼はいなくなる。80年代初頭に Televison Personarities が I Know Where Syd Barret Lives なんて歌ってたくらい伝説の人になっていた。2006年7月7日永眠。

Pink Floyd - The Piper At The Gates Of Dawn _ LP _ 67 _ Rock
初めて買った彼らのレコードは『ウマグマ』だったと思う。高校1年生。NHK FM の『クロスオーバー11』でこのレコードの1枚目のライブが流れてたんだよな。今考えるとようやるわって、思う。『神秘』と『太陽讃歌』ですよ。暗くて長い。このレコードの1曲目が『天の支配』でサイケやんと思い、高校2年の修学旅行であまり使わずにおいておいた小遣いでこの『夜明けの口笛吹き』を買った。日本盤で『シー・エミリー・プレイ』が収録されていた。相当聞き込んだよ。盤質が酷くなって処分して、このレコードは2代目。ロンドンのタワレコで買った97年再発のデジタルリマスター盤。リリース30周年ってことでしょう。改めて聴くと Flaming と Interstellar Drive が素晴らしい。モノラル盤。見開きジャケットで沢山の写真と歌詞カードがプリントされています。英国仕様なのでシングル『シー・エミリー・プレイ』は収録されません。

Pink Floyd _ LP _ ? _ Rock
ジャケットは死ぬほどダサい。Masters Of Rock Vol.1 ってことはシリーズ物ってことです。中古屋で The Band のを見たことあります。じゃぁなんで買ったか?シド・バレット在籍時のシングル3枚が完全収録されているのです。その内アルバム完全未収録は Candy And Current Bun と Apples And Oranges 。サイケポップですが後者は多少壊れかけています。デビューシングル Anold Layne 、2nd シングル See Emily Play も当然収録。もう一曲アルバム完全未収録の It Would Be So Nice (68 年リリース)が入っているのですがこれは本当に良い曲。SB とともに今は亡きR.Wright による曲です。ドイツ盤。

Syd Barrett - The Madcap Laughs _ LP _ 69 _ Rock
邦題『帽子が笑う…不気味に』ってのはまぁ良いけれど、(歌・呪い・ギター)シド・バレットてのはいかがなものか。80年代再発盤です。ところで『金色の髪』って曲が J. ジョイス作の一篇よりとあるのだけれど、一体何に載ってるんだろうな。ちなみに録音されたのは69年でリリースが70年だそうです。

Syd Barrett - Barrett _ LP _ 70 _ Rock
邦題『その名はバレット』。渋谷陽一のサンストでこのアルバム収録の『ドミノ』が流れたような。このジャケットはSB 自身によるものだそうだけど、一体何を伝えているのか未だに不明。
Beastie Boys - Love American Style EP _ 12 _ 89 _ Hip-Hop / Rock
傑作アルバム Paul's Boutique の先攻シングル。部屋にあるのはグランドロイヤル再発で、これはキャピトル盤。見た目のコンディションはかなり酷かったのだけど、聴くとそれほどじゃないやん、と思ってたら、2曲目が最悪でした。でも好きなのは1曲目の Shake Your Rump だったのでまぁ良しとする。サンプリングネタ辞典を引用しようとページを開くととんでもない数のアーティスト群!アフリカン・バンバータ、JB 、R. ロウズ、シュガーヒル・ギャングしか知らない。ごめんね H 君!

Beastie Boys - Paul's Boutique _ LP _ 89 _ Rock/Hip-Hop
ロック、ソウル、ファンク、ヒップホップは言わずもがなカントリーまでサンプルネタにぶちこんだオールドスクール感満載のかっこいいレコード。部屋には既に再発二枚組と再発じゃないけれどオリジナルじゃない二枚の Paul's Boutique があるけれどこれは 8-Panel Gatefold ジャケの正真正銘のオリジナル。店主は「昔は高かったんだけどね」と。セールスが振るわなかったためなんだけど。インナーの魚のイラスト入りの小さなフォントの膨大な文字群一体なんだと思って目をこらすと曲名無しのライムだった。
初めてこのアルバムを買ったのは四日市に住んでいた頃。FM でダスト・ブラザーズの特集をするため。トラックを作ったのが彼らだった。二枚組の再発だった。英国盤を買い、数年前にトラドラで8面折り畳み式ジャケットのオリジナルを買った。今回は神戸で450円で見つけたので買い増し。処分するつもりはない。大好きなアルバムなのだ。様々なサンプリングソース(ビートルズ、ピンク・フロイド、コステロ、等のロックからスライやカーティス・メイフィールド等のソウル/ファンク、はたまたジョーズのサントラ等々)を使ったアルバムだが、商業的には失敗。以前と違って今一番好きなのは大メジャーな曲 Shake Your Rump . 問答無用のかっこよさだ。ところでこのアルバムを聴き直していた時期に以前 NHK で放送された彼らのライブ映像(多分04年)を見直したのだが、故MCA のしゃがれた声は聞き分けられるのだが、残り二人のへにゃらへにゃらした猫の様な声が未だに区別がつかん。誰か教えてくれんかな

Beastie Boys - Shadrach _ 12" _ 89 _ Rock / Hip-Hop
アルバム Paul's Boutique からのシングルカット。部屋には四日市で買った収録曲は同じでジャケ違いのものがあるのだけどどうもブートみたいで。Sly & The Family Stone / Loose Booty (アルバム「Small Talk』 収録)使いのShadrach は本当かっこいい。Young-Holt Unlimted / Soulful Strut 使いの曲も収録されていたりして多彩なサンプリング使いで楽しめます。仕掛人は Dust Brothers 。ちなみに Side II のクレジットとレコードの曲順が違っていていて Car Thief . Some Dumb Cop ~ Your Sister's Def。

Beastie Boys - Check Your Head _ 2LP_ 92_ Rock / Hip-Hop
これはトラドラで買い直したオリジナル盤で、二代目。活動拠点を東から西に移し(凄い距離なんだよ。4000kmを超える。日本だと楽に札幌から鹿児島を超えちゃう!)サンプリングの極北である前作から、心機一転再び楽器を手に持ち変え、生演奏へのシフトチェンジ。そして自らのレーベル Grand Royal 設立。ビートルズみたいだ。昔は一番がGratitude で二番が Finger Lickin' Good (ボブ・ディランがいきなりカットイン)って感じでした。かつてはそんな風に一枚目の印象が強すぎて二枚目は殆ど記憶になかったのだけどあらためて聴くと新鮮で。Pow とか In 3's って本当に演奏しているんだろうか?上手いんだよね。裏ジャケはスライの『暴動』にオマージュを捧げているようです。P Funk のGeorge Clinton の写真やひょっとするとニ代目DJ だった Doctor Dre ? と思われる写真も彼の上に張り付けられてます。

Beastie Boys - So What'cha Want _ 12 _ 92 _ Rock/Hip-Hop
Check Your Head からのシングル。この曲にはそれほどの思い入れはないのだけど、安かったので買ったのだと思う。何年前だ?A2 のリミックスを担当しているのが Cypress Hill のDJ Muggs だったりするもののどうもピンとこないなぁ。唯一ひかかりがあったのは B1 の The Skills To Pay The Bills のみ。アルバム未収録ってことだけど、カッコいいよ。

Beastie Boys - Ill Communication _ 2LP _ 94 _ Rock/ Hip-Hop
久しぶりにこのアルバム聴いたのだけど、やっぱ素晴らしい。微妙にロックよりだからかな。このレコードは Work Shop で購入したはず。緑色のカラーレコードで二代目。四日市でFM 局に携わってた頃に、北海道出身の社員さんに札幌で買ってきてもらったのが一代目。当時はそれこそ大人気曲の Sure Shot や Sabotage が好きだったけれど、他の曲も本当に素晴らしいい。Check Your Head より好きだわ。前作がヒップ・ホップやハードコアパンクの間にラウンジが挟まるって感じだけど、このアルバムはジャズグルーヴっぽいのが挟まるんだよ。特に Futterman's Rule なんてジミヘン〜ファンカって流れだもの。ファズで歪ませたベースが最高です。

Beastie Boys - Get It Together _ 12 _ 94 _ Rock / Hip-Hop
このシングルはカップリングのSabotage 目当てで買った。多分それほど聴いてない。だから実は Get It Together に A Tribe Called Quest の Q-Tip が参加しているなんて忘れてた。かれ独特の声で気づく始末。お恥ずかしい。いろんなバージョン違いが収録されている中で Mario Caldato Jr. による A.B.A.Remix が素晴らしい。ほんとにシンプルなんだけど、流石だよな。そして S. ジョーンズによるB級刑事ドラマ風 PV が最高な Sabotage が本当に素晴らしい。ブレイク部分のスクラッチがテンション上げてくれます。

Beastie Boys - Sure Shot _ 12 _ 94 _ Rock/ Hip
この曲の凄さに気づいたのはロンドンのクラブでスピンされた頃に遡る。いやぁ最高でした。汗だくで踊ったよ。やはりロンドンで Blue Note のブレイク集みたいなレコードを買ってこの曲のフルートが J.Steig / Howlin' For Judy だと知って。そして当時住んでいた四日市のジャズクラブに E.ゴメス(b)+J.コブ(d あの MD のKind Of Blue 参加!)+ ピアノ(誰だっけ?)と並び J.スタイグがやって来たんだよ。00 年か01 年の話。既に仲良くなってた Miko さんに通訳してもらって「ビースティーズが貴方の曲を使ってますよ。どう思いますか?」すると彼は「その話は良く聴くのだけど、実際に聴いたことはないな」と凄く紳士的に応えてくれた。そして第二部でそのフレーズに近いアドリブをしてくれたんだよね。終演後、どちらからというわけでもなく「あれは絶対そうだよね」と。お互いに肯定し合った記憶がある。どうして四日市へ来たんだろうな。このシングルでは Europian B-Boy Mix がアブストラクトテイストで二番目に好き。

Beastie Boys- Root Down _ 12 _ 95 _ Rock/ Hip-Hop
曲順クレジットがデタラメなのは UK 盤だからか?Root Down (LP) は2曲目やん。そんな具合なので曲順ずれまくり。B1は Sabrosa になってる。それにしてもタイトル曲カッコいいよ。ジャズオルガンのサンプリングは J.スミス。バージョン違い以外は全てヨーロッパでのライブバージョン。結構危うい演奏だな。
The Beatles - Please Please Me _ LP _ 63 _ Rock
今更レコード。買い直し。以前持っていたのは日本盤でまるで風呂場のエコーみたいで気持ち悪かった。一応これは英国盤ですが最近よく開いている湯浅学の本によると、80年代再発盤。それでもまだまし。いやいや、耳に馴染み、心地よい。腐っても英国盤だな。Please Please Me はやはり歌詞間違えバージョン。ジョージが歌う Do You Want To Know A Secret ? は 80年代に素晴らしいアルバムを一枚だけ残して瓦解したフェアグランド・アトラクションがシングルのカップリングでカバーした曲。そして今回新たに好きになったのは There's A Place !素晴らしい。ところでこのアルバムでは 曲のクレジットが McCartney - Lennon になっていて次のアルバムからは順番が逆になるのだけど、シングルはどの段階で変わったのかなぁ。

The Beatles - Meet The Beatles _ LP _ 64 _ Rock
長岡京市に住んでいた幸福な小学6年生。もうすぐ40年を迎える。家にあった彼らのドーナツ盤や4曲入りコンパクト盤を聴き漁った。何故父が所有していたのか理由は判然としない。父が買ったものとは思えないのだ。父の弟が好きだったから、たまたまどんな経緯か分からないが父のところへやってきたのかもしれない。彼らの曲をもっと聴きたくなって父に借りた数本のテープの中にこのアルバムが入っていた。シングル盤で聴いた曲が多数収録された、この彼らの日本デビュー盤が入っていたカセットはすぐに好きになった。それに比べて強敵だったのは『ホワイトアルバム』であることは既に叩いた。洋楽/邦楽の区別も飛び越え、Rock / Pop の差異も超越し、ましてやボーカルをとっているのがジョンなのかポールなのかも関係なく、実は既に解散してようが、ただただ圧倒的な音楽として耳に飛び込んできたのだ。これほどの強みはない。このアルバムは僕が生まれた年の64年4月に発表。東芝音工の静電気防止レコード、赤盤だ。内袋の宣伝から見る限り68年以降の再発のなのは、フォークルの『紀元弐阡年』がラインアップに登場していることから推測できる。初期2作の日本盤が変なエコーがかかっていて、無理矢理ステレオにしてあるためにどうも印象がよくないのだが、このレコードはエコーも控えめ、実はビートルズはギャンギャンうるさかったってことが良く分かるモノラル。音の迫力が違う。小学生の頃は Littel Child が好きで運動場で友達と歌ってた記憶がある。そして Miko さんとともに FM で彼らの特集を組んだ時に彼女は All My Loving を選び、僕は Please Please Me を選んだのだが、その時に「ジョージのミスりにつられて、ジョンが歌詞を間違えて歌っている。そして笑って誤摩化している」みたいなコメントをしたのだが、このレコードでは間違いなしバージョンが収録されている。どうなってんだ?

The Beatles - Strawberry Fields Forever / Penny Lane _ 7 _ 67 _ Rock
現在ではアルバム『マジカル・ミステリー・ツアー』に収録されていますが、当時はSgt Peppers の先攻シングルで日本では3月発売。このシングルは東芝音楽工業の赤盤でモノラル。ジャケ写はおそらく『レイン』(66年)のPV から転用。盤質は安かっただけあって良くない。リンゴのためを効かせたドラム。ジョンの無理な要求に応えた結果としてのテープをカットし繋いだ実験。そしてサイケでカラフルな曲調。文句なしの名曲。しかしこの曲の良さに反応できるようになったのはかなり最近だ。カップリングのペニー・レインは昔から大好きな曲。超の付くポップ。ところでこのシングルの当時の持ち主は女性だったようで、きれいな字で辞書を片手に訳したようなのだ。それも中学生くらい。sometimes は「何時か」、dream に「夢」と書いてある。しかし微笑ましいのは Penny を1シリングの1/12 としてる点。レーンはちゃんと小路としているのに。意味分からんかっただろうな。遠く離れた日本じゃこれが地名だとは思いもしなかっただろうに。逆にものすごくサイケでシュールな描写なんだと判断したのかもしれない。一度あって話してみたいなぁ。当時中学生なら現在は60歳前後。だれと同級生なんだろう。ネットで調べてみた。阿川佐和子は53年生まれの59歳。ドンピシャ!(途中で誰か他の手に渡っていた可能性もあるけれど)

The Beatles - Sgt. Peppers Lonely Hearts Club Band _LP_67_Rock
中学時代。父と祖父とで滋賀県の土地の草刈りに出かける車中でこのカセットを聴いていた時。ジョージの Within You Without You が流れると無口な祖父が「これビートルズか?」と尋ねた。Being For The Benefit Of Mr. Kite ! のぐるぐるまわるテープコラージュ。Lovely Rita のドラムのフィルインをきっかけに間奏のピアノソロへなだれ込む瞬間。そして A Day In The Life のポールがジョンへバトンを戻す緩衝地帯。宇宙へ落ちていく。テレ朝 95年大晦日録画。ストーンズのメンバーの姿と仮装したオーケストラの指揮をとるポール。シャボン玉を飛ばすサイケな女性。あれはなんのために撮られたフィルムだったんんだろう。Mono Original 。

The Beatles - Magical Mystery Tour - 2x7"_67_ Rock
元々は二枚組のシングルとして発表。現在は当時のシングルを足してアメリカ編集盤としてリリースされたものが正規盤となっています。曲順も違います。好きなのはポールの Magical Mystery Tour とジョンの I Am The Walrus 。ポールが作る8ビートはこの時期カラフルで素晴らしい。一方ジョンはシュールな歌詞(言葉のサラダ?)をのせた混沌のサイケ。酷評だったシュールな映画はテレビ?ビートルズ復活祭?で観ているのだけど筋は全く覚えてない。ちなみにレコードには apple presents とのクレジット。既に67年には構想があったということですかね。

The Beatles - Hello , Goodbye / I Am The Walrus _ 7_ 67_ Rock
英語クラブの幽霊部員だった中学一年生の頃の嫌な記憶。英語の歌を発表するという文化祭での催しにむけて投票がされたのだがカーペンターズのイエスタデイ・ワンス・モア如きにビートルズのハロー・グッドバイは負けた。数人の上級生がビートルズは嫌いだと言い放ったのだ。カセットで当時はアメリカ編集扱いだった Magical Mystery Tour を既に聴いていたことになる。増々幽霊部員になり、結局退部し中二頃からバンドの真似事をやり始めた。 本国イギリスでは67年11月24日、日本では68年1月10日発売。このシングルもモノラル。サージェント・ペパーズの衣装をまとった PV でのジョンのおどけたダンスが微笑ましい。坂本教授が NHK で講師を勤めていたスコラで幸宏さんと細野さんをゲストに迎え、この曲を演奏した時の小山田君のギターが非常に素晴らしかった。そして幸宏さんがリンゴのドタバタドラムの特徴を「左利き故のタイミングのズレ」とコメントしていたのが目から鱗でした。カップリングのアイ・アム・ザ・ウォルラスはアルバムバージョンとイントロのエレピの回数や途中の部分が若干違う。この曲を違和感なく聴けるようになったのは高校生になってから。80年代にはレッド・ウオーリア—ズ(何故かバラエティー番組でよく見るダイヤモンドユカイがボーカルのバンド)90年代半ばオアシスがカバーしてました。

The Beatles - Lady Madonna / The Inner Light _ 68_ 7"_ Rock
英国では68年3月15日発売。日本盤ジャケットは67年のものだよな。とにかくLady Madonna の格好良さでしょう。8ビートのロックンロールをいとも簡単に調理し披露。ポールらしい小粋な名曲。ブラスも声ブラスも最高です。B 面のジョージの曲は未だインドシンドロームを患っている。Lady Madonna の PV は多分中学時代京都会館へ足繁く通った「ビートルズ復活祭」で初めて見たのだけど多分セッション中や録音中の彼らの姿を編集して適当にでっちあげたものでしょう。そしてこの撮影のついでに録音したのが名曲 Hey Bulldog 。すごいよな。だからジョージが Gibson SG を演奏しジョンとポールがコーラスを取ったり(多分最後の方の犬の遠吠え)するのでしょう。多分この当時のシングルは日本盤もモノラル。

The Beatles - Hey Jude / Revolution _ 68_ 7" _ Rock
本国では68年8月26日。日本盤ジャケットこれまた67年。A B 面とも最高のシングル。かすかな記憶なんだけど中学時代 AM ラジオで鈴木ひろみつ(元モップス)が DJ を勤めるビートルズの番組で皆から集めたリクエストをトップ10方式で発表していて1位が Hey Jude だった。ちなみにジョージのWhile My Guitar Gently Weeps もランクインしてたな。そしてNHK の「600こちら情報局」でこの2曲のPVを初めて見る。高校に入学できたらエレキを買ってもらう約束を両親としていて Revolution でジョージの弾くレスポールがかっこ良くて合格するずっと前からこれに決めた。そしてHey Jude の映像も魔法にかけられたような時間だった。95年の大晦日テレ朝であったビートルズアンソロジーのビデオは何度見ても飽きない(といっても見てる部分は65年のシェアスタジアムから68年の終わりまでなんだけど)そこにはしっかりHey Jude / Revolution の PV も収録されいます。どうもTV 番組用に撮影されたようで司会者を困らせる4人が最高です。4人がジャムると一応音は出てるんだよ。でも映像では演奏は録音されたものを使いボーカルとコーラスが生だと後で知った。本当なのかな?
時代は前後します。大学時代に友人たち(多分バンドを組んでいた連れもいたはず)とカラオケディスコなるところ(大昔そんな場所があったんだよ)に試験後行った時、のりで Hey Jude を歌ったんだけど今のような個室じゃないから知らない人たちも沢山いて最後の世界で一番有名なリレインで大合唱になったんだよ。歌いながら感動してしまって泣きそうだった。皆さんに「どうもありがとうございました」とお礼を言ったことを思い出した。若い世代の人たちは教科書で習うそうです。古典ですね。
ところでこの曲には因縁があるそうでなにかの本で読んだのだけど当初ジョージはスライドギターを入れたがっていたけれどポールが却下。だからジョージは PV でもベース弾いてる(格好をしています)。そして気のせいなのかもしれないのだけどジョージのソロシングル My Sweet Road のカップリング Isn't It A Pity の終わり近く良~く耳を澄まして聴くとかすかに Hey Jude のリフレインらしいコーラスが!音の壁氏フィル・スペクターのミキシングで分かりずらくなってるけれど。でもこの曲のスライドギターはめっちゃ良いし。江戸の敵を長崎で討った?でももしHey Jude にスライドギターが入っていたらどうなってたんだろうな。いい結果を生んだんだろうか?歴史に If はないと言うことでご勘弁を。やはりモノラル。

The Beatles - The Beatles _2LP_68_Rock
小学校6年生だった。ピンクレディーがデビューと同時に一躍人気ものになった。そんな世間とは関係なく数人のビートルズ好きの同級生がいた。同級生とどの曲が良いかなんて話題があったのを記憶している。僕は家にあったシングル盤や4曲入りのコンパクト盤等を聴き漁っていたのだが直ぐに終わってしまうのにもの足りず父に何かアルバムのカセットがないかと尋ね手渡されたのが90分テープぎっしり詰まった『ホワイトアルバム』。小学生に分かるはずがないこのテープを毎晩聴くのが日課になる。唯一耳馴染みだったのは NHK の「みんなのうた」でフォーリーブスが歌っていた「オブラディ・オブラダ」くらいか。そんな努力のおかげか?好きになった曲もできた。「バンガロービル」と「ハピネス」。何故覚えているかといえば遠足のバスの中で友達とでたらめ英語で歌ったから。「ヘルタースケルター」は逆に恐怖を覚える曲だった。
中学生になるとギター少年になりクラプトンがリードギターを弾く「ホワイル・マイ・ギター」を雑誌「ヤングギター」で練習した。
そして実際にアルバムを買ったのは大学生(たぶん四回生)。銀閣寺にあったレコ屋のバーゲンでこのアルバムとスライの『暴動』を買った。高校、大学とビートルズから離れていた耳には驚きの連続だったし新鮮だった。『The Complete Beatles Recordong sessions 』(90年シンコーミュージック)を読み何故これ程ばらけた内容のアルバムになったのか理解できたけれどそれまでは不思議と違和感なく各曲のクオリティーの高さにばかり驚いた。全部シングルにできるやん、と。そのレコードはドイツプレスで盤も白色。Direct Metal Mastering というシールが貼られている。傷だらけになるまで再びはまる。
2009年ロンドンのポートベローマーケットでたまたま見つけた『ホワイトアルバム』。背表紙には Stereo PCS 7067~68 Mono PMC 7067-68 と並記してありレーベルには PMC のクレジットどっちなんだ?。店主はステレオと言い張る。どちらにせよ英国盤は持ってない。値段を訊ね 50£と15£を聴き間違い「高い」という反応にわざわざ10+5と指で教えてくれた。迷った挙げ句購入。 部屋で聴くとなんとオリジナルモノ盤。これまで一番聴いたであろうレコードだから最初の数秒で分かった。歌詞が裏に印刷されている大きなポスターと4人のポートレイト写真は誰かの部屋に貼られ色褪せゴミ箱へ捨てられ入っておらず盤質もそれほど良くない(特にジョージの「ホワイル・マイ・ギター」の始まりから数秒溝が削られていて再生できない)けれどこの安さだ。日本で買えば5桁かな?例の通し番号は0104050。The Beatles のクレジットは真直ぐじゃなく右側が上がっている。上からレコードを出し入れするタイプで内側には折り返しのあるゲートフォールド。
部屋に『ホワイトアルバム』が4セットあった時がある。加えて好きになった二人の女の子にプレゼントしたこともある。合計6セットか。
ところでオリジナルモノ盤で聴かないと意味がないと断言する人が多いのだけど。本当にマストなんだろうか。ステレオで聴きまくった経験上どうしてもそちらに慣れている。モノで聴くと違和感がまず先にくる。 例えば映画。劇場公開版とディレクターズカット版。どちらが正規なのか。僕は前者を選ぶ。ここは無駄とばっさり。観客を考えてのことだと思う。 モノに皆がこだわるのはそのミキシングの現場にジョンやポールが居合わせ卓をいじったこともあったからだろう。ディレクターズカット版なのだ。こうしたいと思う意志は自由だけど全て上手くいくとは限らない。客観的に他者の耳の方が本質をつくミキシングが可能ではないのか? 黄昏れた曲が多い気がするこのアルバム。66年67年の実験モード期から原点回帰しながらも螺旋状に高みに上り詰めたソングライティング。

Revolution 9 について。元々は Revolution が長くなり過ぎてばっさり切られた上にいろんなテープコラージュを乗っけたそうなのだが。ひょっとして途中で一瞬ギターとベースだけが同じ音で鳴ってる部分があるのだけどそれは名残か?突き抜けた感じがいいんだよ。実験とか前衛とかアバン・ギャルドとか現代音楽だとか色々言われているけれど無邪気な遊びと考えればいいと思う。深い意味なんてない。

大きいポスターをじっくり眺めていると、そこには Hey Jude / Revolution の PV 撮影写真がある。録音途中だったってことだ。そしてそういえばTVショーでジョンが司会者を困らせるために戯けて弾いていたのは『ハニー・パイ』的なおちゃらけジャズだったし。中山さんの本で驚いたのは2点あって。まず番号は通しでも限定でもなくデタラメだった可能性が大きいってこと。前作 SGT Peppars(Magical Mystery Tour は英国では2枚組EP 扱い ) が架空のバンドだったのことから、The Beatles っていう現実に存在する名前をアルバムタイトルに使ったってこと。そしてカラフルなデザインから、真っ白のジャケットを選択したという思惑。ちなみに『フォーセール』の内ジャケに不思議な写真の前に並ぶ4人が使われているのだけど、それが SGT Peppars のジャケットのヒントになった可能性があるとのことだ。

本日2011年6月15日(水)聴き直して心に何かを残した5曲。(順不同)
Dear Prudence やはり好きだわ。ドノバンから教わったスリーフィンガーを駆使したジョンのギター。そしてどたばたしたポールのドラムに(リンゴは一時脱退していた)連動する形で盛り上がりを見せるエンディング。
Martha My Dear ポールらしい小粋でポップな曲。シャッフルのリズムから元に戻っての管楽器が本当にカラフルで場面転換の鮮やかさが際立つ。
Rocky Racoon これまたポールの懐古的な曲なんだけど途中のラグタイムっぽいスキャットの部分。そしてほんの数小節だけのコーラス。入る場所も構成音も完璧。
Long Long Long ジョージの曲。最も黄昏感を感じさせる曲。途中のピアノの部分が特に。
Cry Bany Cry ジョンの曲。昔から大好きな曲。コード進行も単純。演奏もシンプル。そやのに。

2013年の年末に片付けをしていてこんな原稿を発見した。400字詰め原稿用紙に鉛筆で書かれていて、なんのためにそして何時そんな文章を書いたのか全く記憶にない。名前が書かれていることから、何かに応募しようとしたのかもしれない。 では恥ずかしいけれど全文を書き写す。

 『ビートルズ』(通称ホワイトアルバム)は完璧なレコードである。コスモスであると同時にカオスである世界を完全に記述するレコードがあるとするなら、このホワイトアルバム以外にはないはずである。退屈、憂鬱、逃避その他多くの気分が表現されている。
 静寂を極めるナンバーはよりあっさりと、怒濤を極めるナンバーはよりアバンギャルドに演奏されている。『ジュリア』の「眠る砂」、『ヘルター・スケルター』の「ボトムからトップへ」、この2つのセンテンスがホワイトアルバムの要約だといえる。
 このレコードは、後のニューウェーブと呼ばれる音楽へつながる系譜を持つ。ネオ・アコースティック、オルタナティブ、枚挙にいとまがない。
 小学校六年生の時に聴いて以来、幾度ターンテーブルに乗っかり、その度に新しい何かが心に現れたかわからない、本当のロックのアルバムである。

いやぁ恥ずかしい。完全に RO 的というか渋谷陽一ですなぁ。それにしても「ネオアコ」や「オルタナ」ってタームが使われているのだから90年代に書かれたものだと思うのだが、増々なんのために書いたんだろう。謎だ。

The Beatles - Abbey Road _ LP_ 69 _ Rock
ある晴れた日。父がステレオでこれをかけていた時、妹は Come Together が「一番好き」と言い僕は Maxwell's Silver Hammer だと言った。妹の方が正しい耳を持っていたんだな。中学時代バンドごっこをしていた時無謀にもB 面のメドレーのコピーをしようと言い出した友達と果敢に挑戦。できっこない。今最も口ずさむのは Oh! Daring とMean Mr. Mustard から She Came In Through The Bathroom Window 。特に Polythene Pam のギターソロから音階が降りてきて She Came ~ になだれ込む部分はいつ聴いても素晴らしい。
Kate Bush - The Kick Inside _ LP _ 78 _ Pop
「『ロッキング・オン』が最初に正式にインタヴューをしたのは、たしかケイト・ブッシュだったはずだ。それは1978年六月のことであって、インタヴューアーは僕だったから、よく覚えている。ケイト・ブッシュはデビューシングルの『嵐が丘』がヒットした直後で、なんと東京音楽祭に出場するために来日したのだった。ちなみに、彼女は銀賞であって、そうするというと、金賞はいったい誰だったのだろうか。まだ大規模にブレイクする前だったのに、インタヴューを強硬に主張したのは、デビュー・アルバムを聴いて、延髄斬りでもやられたような気分になったからだった。1978年には、あんな凄いアルバムを作る人間はいなかったのだ。インタヴューの時のケイト・ブッシュの印象は『お姫さま』だった。話の内容の前に、まずあのルックスである。美しいとか奇麗とかの問題ではなかった。彼女と僕とが同じ人間とは、とても思えなかった。つまり僕が人間だとしたら、ケイト・ブッシュは人間とは別の種類の生き物のようにしか見えなかったのである。話を訊くというと、すでに揺るぎない自分が確立していたように思えた。自分に疑問を持ったことなど、一度もなかったのかも知れない。ほとんど天上天下唯我独尊のような、『お姫さま』だった。たしか十九歳だったはずだ、あの時のケイト・ブッシュは。」(rockin' on 1993年11月号 松村雄策 お姫さまはいつだってお姫さま) そして彼女はこのアルバム収録曲 Them Heavy People とともにブラウン管に映し出される。TVCM だった。大学生になってKB を集め出した頃にこのアルバムを聴いたのだが今でも好きなのは Oh To Be In Love と L'amour Looks Like You の2曲。ドラマティックだけど、べたじゃない。気品漂うのだ。そして今回聴き直して Kite と Them Heavy People の2曲がレゲエ風にアレンジされているのに驚いた。俯瞰で聴くとそうだというだけで当時はそのクオリティーの高さにアレンジなどは埋没していて問題じゃなかったのだ。
昨年末バンドを組んでいた最初期の3人でカラオケになだれ込み洋楽オンリーというしばりで三時間以上歌い続けたのだがその時無理を承知で『嵐が丘』に挑んだのだが木っ端微塵に終わる。
そしてこのロンドンオリンピックの閉会式に彼女も登場していたらしい。観てないのでなんともいえないのだが、アナウンサーの余計なお喋りに立腹することもなかったので良しとしよう。

Kate Bush - Lionheart _ LP _ 78 _ Pop
彼女の 2nd アルバム。神戸では何故か彼女のレコードはまま普通の値段で売られているが、京都では特価コーナーの常連で200円で買い直し。1st を踏まえた作品で、若干弱い感じもあるのだが、素晴らしいレコードであることには違いない。セールス的にどうだったのかは知らないが、3rd からの実験的なアプローチが始まるのはなにかしらのアーティストとしての危機感/飢餓感/焦燥感があったのかもしれない。In Search Of Peter Pan , ドラマチックな Wow , 美しいバラード Oh England My Lionheart , そして攻撃的なストリングスが炸裂する、Hammer Horror 。最後のドラの音程が下がって行くのはどんな処理をした結果なのだろうか。

Kate Bush - On Stage _ 12_ 79 _ Pop
部屋には79年5月13日にハマースミスオデオンで開かれた彼女のライブを収めた正規のビデオがあって、それはそれはなんていうか、リンゼイ・ケンプ直伝の踊りを披露しながら歌う姿が圧巻なのですが、このライブレコードはそのおよそ一ヶ月前のパラディウムでの録音だそうです。ビデオに収録されてなかったのは『ラムールは貴方のよう』一曲。本当に好きな曲で泣いてしまう。例えば映像を観ないとよく分からない演出になっている James and the Cold Gun はかなりつらいけど。それにしても上手いなぁ。パフォーマンスしながら歌ってるわけだから、普通なら息続かんでしょう。音楽観は矢野顕子だけど、ライブというかショー仕立てになっているのはかつてのユーミン的。 これで処分したレコードはほぼ買い戻した。

Kate Bish - Live At Hamersmith Odeon _ Video _ 79
大学生の時に買ったもの。買った理由はリリース前の 3rd アルバム Never For Ever 収録の Violin を既に披露しているのだ。ほぼ完成型。それにしても彼女のパフォーマンスは本当に凄い。一人で歌いながら踊りまくる。時にはマイムも。まさに多芸です。『嘆きの天使』から始まり『嵐ケ丘』で終わる圧巻の52分。


Kate Bush - Never For Ever _ LP _ 80 _ Pop
彼女を知ったのは自らが70年代後半日本のCM に出ていた頃にまで遡る。そして曲を知ったのは高校時代。渋谷陽一のサンストで紹介されたのがこのアルバムで、買うところまではいかなかったけれど良質の音楽だと思った。大学生時代には盛んにアルバムを買い集める。マドンナと同様内実を伴ったアイドルとして聴いていました。大学3回生の時に女子高生をボーカルに迎えた殆どがオリジナルの『はしりがはやい』というバンドを組んでいて3曲だけカバーを練習していた。その子が大好きだったバンシーズとお約束のピストルズと僕が選んだのはこのアルバム収録の Violin 。KB というと『恋から』で使われていた『嵐が丘』って印象が強いけれどこのアルバムは全曲捨て曲なしの完璧なアルバム。大槻ケンジはプログレベスト10にこのアルバムを選んでいて、たしかにピンクフロイドの『狂気』なんかに通じる要素もあるけれど一曲一曲が皆立ってるんだよな。だから僕はこの曲を New Wave として聴いてました。そしてなによりギターソロ!上手い!完コピできませんでした。残念ながら持っていた全のレコード処分してしまったのだけど完全に振り切れる次作 Dreaming と Kick Inside は買い直したいな。母親はアイリッシュ系とのこと。 Night Scented Stock はそのままエンヤに流れ込む音楽性を持つのも頷ける。 あと裏付けはとれてないが 4AD のコクトーズはスコットランド出身なのだが同じ流れに属している気がします。だとするならケルト!

Kate Bush - The Dreaming _ LP _ 82 _ Pop
年とともに音楽の趣味も変わるもので大学生の頃はトンガって振り切った曲が好きだったけれど、今の耳にはもっととんがった曲は他にたくさんあるので、かなり色あせて聴こえるんだよなぁ。それでも彼女のアルバムで大傑作なのは紛れもない事実で、捨て曲は皆無だ。なんと言っても多彩な声色!おどろおどろした声から少女の声まで使い分け曲に変化を与えている。アイリッシュな Night Of The Swallow , ボーイソプラノがあちらの世界へ誘う All The Love の2曲が泣きたくなるくらい美しい曲。買い戻し。
Miles Davis - Workin' And Steamin' _ 2LP _ 74 _ Jazz
Miles Davis - (Relaxin' And Cockin' ) _ 2LP _ 74_ Jazz
弱小レーベル、Prestige から大会社 Columbia へ移籍するために必要だったアルバム残り4枚分をたった56年5月11日と10月26日の二日間でレコーディング。究極のやっつけ仕事。世にいう、マラソンセッション。成績は全て優!凄いよな。マンチェスタームーブメントの終焉ととともにロックへの関心を失いつつあった、90年代初頭の僕は、アシッドジャズを経由してジャズと出会った。最初に買ったのはたしか、修学院にあったレコ屋クレモナで中古の『スティーミン』。聴きやすさというかポップの要素が入っているのに驚きを感じて残り3枚もかなりはやく揃えたような記憶がある。当時好きだったのは『ワーキン』収録の心に染み渡る It Never Enterded My Mind 。そんな素晴らしい内容の4部作も生活苦から処分。しかし、7月20日京都御池のゼストで開かれたレコード祭りでその4部作を2枚組にしたのをたった500円で発見。1枚250円!安い!ジャケ写のマイルスは70年代中頃、引退直前だ。ということは鬼のおらぬうちにえいやっと、叩き売りなんだろう。ジャケットに記されている Specially Priced Two-Record Set というのが何よりの証拠。

Miles Davis - In A Silent Way _ LP _ 69 _ Jazz
このレコードはデジタルリマスター盤です。盤質が良くなくて買い直したものだったはず。もの凄くクールなんだよね。豪華なメンツが揃った録音なのだけど派手さはない。ドラムの T. ウィリアムスはひたすらハイハットで16を刻むだけ。A 面のひたすら淡々とした味わい。山場があるとするなら、B 面がかなり進んでからハイハットからシンバルへ移行する数小節くらいか。当時聴いた時の感想文にシカゴ音響系との相関関係を叩いた記憶があるのだけど、改めて聴くと全く別もの。空間処理的な音像はアンビエントハウスに近いかもしれない。とにかく気持ちいい。

Miles Davis - Bitches Brew _ 2LP_ 69_ Jazz
京都に戻り前々書店に勤め出した頃に中山康樹『マイルスを聴け!2001』(双葉文庫)が店にあった。面白い文章がめじろ押しで購入した結果マイルス地獄にまっ逆さま。このレコードに6頁もの分量を費やし絶賛してあったので購入したのだが生活苦から処分。安値だったので買い直し。60年代はレコーデイングテクノロジーの発達で色々な試みがされた。なんといってもそれはビートルズだ。一発撮からオーバダビングそしてテープへの鋏入れなどによるテープ編集。このマイルスのレコードもおそらくかなりの編集が施されているのだと思う。そしてその手法はその後のプログレ等に受け継がれていく。Pharaoh's Dance でのクライマックスはエンディングコーラスのメランコリックな部分だ。Bitches Brew では初めのあたりで話し声が聴こえる。そしてなんといってもこのアルバムのハイライトは Spanish Key だ。メランコリックな情景が一転突き抜けた開放感!素晴らしい。この曲のドラムはどことなく Sly & The Family Stone / I Want You Take You Higher を思わせる。というより DJ 耳で聴くとこの2曲は繋げられる。但しスライの方は変拍子なのだが。とにかく踊れぇ〜って感じだ。
2012年6月4日。いつものように NHK の朝ドラ『梅ちゃん先生』を観ながら両親とおちゃがゆを食べコーヒーを飲み掃除機をかけた。しっかりとしたイメージが浮かばないので4度目を聴き、メモをとる。チャリンコで御所を突っ切り西陣の職安に25分かけて出向きこれといった収穫もなく一乗寺商店街の定食屋で昼飯を食べていたのは12時過ぎだった。頭の中でさてマイルスをどうやってまとめようか考えていた。インストだからベンチャーズ?違うな(笑)。フュージョン?違うでしょ。ファンク?YMO? 違うな。テクノ?増々違う。でも所謂ジャズじゃないし。ブラックミュージックの師匠 K さんが「マイルスは白人向け」って云っていたのを思い出したりもしていた。若者が店に入ってきた。彼が着ていた T シャツにはマイルスのレコードジャケットがプリントされていた。このアルバムじゃなかったけれど。 何度聴いても良く分からないのが、Miles Runs The Voodoo Down って曲。他の曲にはすんなりと反応できるのだが、この曲がね。謎があるっていうことが、大名盤には欠かせない要素なのかも知れない。幾度も聴けてこそ、大名盤、ということにしておきましょう。

Miles Davis - Vol.3 _ LP _ ? _ Jazz
ソニーファミリークラブの一枚。単体で発売されたのか、箱ものの中の一枚なのか?収録されているのは60年代のベストトラック。E.S.P は同タイトルのアルバムから、Prince Of Darkness は Sorcerer から。Paraphernalia は In The Sky から。Nefertiti は同タイトルアルバムから。そして Spanish Key は Bitches Brew から。ジャズのベスト盤は邪道だと云われるがやはりスケールが違いすぎる。こうして並べられると圧巻だわ。ちまちま集めてみましょうかと、そんな恐ろしいことが頭をよぎったレコードはなんと500円。

Miles Davis - On The Corner _ LP _ 72 _ Jazz
年配の方から大量のジャズのレコードを安価で譲ってもらった中の1枚。これも買い直しだった。ジャケットのイラストが語るように同胞に向けてのレコード。当時のレコードだったので見開きにはマイルスの写真とイラストが描かれています。アフロの黒人女性は Bitches Brew What ? と語り、飲んだくれのおっちゃんは If I Had A Tast , I'd Drink To Miles At The Filmore と語る。他にも Kind Of Blue や Live And Evil のアルバムタイトルが使われています。過去の作品に対する決別の決意表明ってことなんだろう。このアルバムを聴いていてひたすら頭に残るのはハイハットの、チキチキチキトトって刻み。菊池成孔によれば頭 0.5 をカットしているそうな。どこが頭なのかよく分からんのよね。ベースもギターも表なのか裏なのか。安定しているように聴こえる途中のスネア頭打ちも本当に頭なのか疑問だし。そういった意味では Black Saten は分かりやすいファンクだ。それでも上に乗る鍵盤類はけったいな動きしてるんだけど。B 面はその Black Saten のベースとドラムの上にまたチキチキチキトトが乗っかる合わせ技。菊池さんがこのレコードがマキシシングルだと言及しているのにただただ納得。A 面の1曲目と2曲目のリミックスバージョン。たった2曲から構成されているレコードはシングルって概念でしょう。制作テオ・マセロの無邪気ともいえる悪ふざけがこのレコードの魅力だと思う。カッコいい。

Miles Davis - Get Up With It _ 2LP _ 74 _ Jazz
中山康樹は「キミは『ゲット・アップ・ウィズ・イット』が好きか否か、理解できるか否か、これに対して、『好き』あるいは『理解できる』と答えた人こそ、真のマイルス・ファンであり、最上のマイルス理解者なのだ」と煽った。菊池成孔の本で沼田順は「マイルスはこれを聴かなきゃ話にならない」とコメントを寄せている。ということで聴いた。例えばデューク・エリントンの追悼曲としてレコーディングされた He Loved Him Madly 。この32分にも及ぶ長尺の曲を聴きながら、僕は高校時代はまったサイケ〜プログレと音楽性を拡張していったピンク・フロイドを思い出し、そこから、さらに90年代のピンフロを源流としたアンビエント〜チルアウト。そしてシカゴ音響まで続く流れを感じた。もはやジャズじゃない。使われている楽器はジャズだしミュージシャンもそうだ。でもはみ出ている部分が広大だ。突き詰めて行った結果そこに広がっていたのは新たな局面だったというのは凄い。そして Rated X はどう聴いても生楽器によるミニマルテクノ!凄すぎる。70年代既にこんなアプローチをとっていたアーテイストがジャズ界にいたってことに驚いた。21世紀に突入した耳を持っているからこういう風にあたかも分かったような振りをして叩いているが、当時にはアンビエントもミニマルもなかったのだから(?)ジャズファンは驚き戸惑ったに違いない。

Miles Davis - Agharta _ 2LP _ 75 _ Jazz
朝日新聞に『はじめての〜〜』というコーナーがあって、マイルスが取り上げられていた。(4月22日)。主なアルバムとして59年カインド・オブ・ブルー、69年ビッチェズ・ブリュー、そして何故か70年代はオン・ザ・コーナーじゃなくてこのアガルタだったのだ。理由は多分来日コンサート収録盤でジャケットが横尾忠則だからか?安く買って聴いた。素晴らしい!ライブ盤ってそれほど好きじゃないのだけど、これにはやられた。何故って基本ファンクだから。フルートが顔を出し、ボサノヴァ的な『麗しのマイシャ』はひきの美学だけどその他は、ひたすらあつい!残念なのはレコード故、A/B, C/D 泣き別れ状態くらいのことか。ノイズ的な音はひょっとしてリングモデュレーター?パープルのライブ盤でジョン・ロードが使ってたエフェクター。そして凄いのは巨漢のギターリスト、ピート・コージー。マイルスのインタビューを使ったライナーによると、あのジミヘンにも影響を与えたそうな。真偽のほどは知らないが、もし本当なら、ファンカデリックへも繋がるってことだよな。ちなみにこれは午前の部で午後の部は『パンゲア』として発表されているらしい。中山さんによると、そちらの方がエンジン全開になってるそうだから、聴いてみたい。

Miles Davis - Pangaea _ 2LP _ 75 _ Jazz
来日コンサート午後の部。ジャズだと普通テーマ〜アドリブによる展開〜テーマっていうフォーマットがあるわけだが、この時期のマイルスのライブは最早フレームとしての曲という概念がない。全編これアドリブって感じがする。下支えしているのは、ベース/ドラムとマイルスのオルガン。後はみんな自由だ!ところで午前の部が Agharta で、午後の部が Pangaea 。AM の A とPM のP に引っ掛けているのかな?それとも英語圏以外の言葉でそういう意味を現してるの?とにかく凄いライブ盤でした。
Aretha Franklin - 30 Greatest Hits _ 2LP _ 86_ R&B / Soul
僕の様なアリサ初心者にはもってこいのベスト盤。素晴らしい曲ばかりなのはこのアルバムタイトルだもの当然だ。いや一応、今まで二枚は聴いているけど生活苦から処分しているし、たった二枚じゃねぇ。 彼女との衝撃の出会いは大学生か高校時代にテレビで観た映画『ブルースブラザーズ』での食堂での女将さん役。そこで彼女が歌ったのがこのベストにも当然収録されている Think で。サントラも処分してしまったのでチェックできないのだが、バージョもン違ったはず。続いてはニック・ホーンビィ『ハイ・フィデリティ』でレコード店主ロブのトップファイブに堂々の2位に輝いたのがアリサの This Is The House Jack Build (収録されているのだが、何故か「ディス・イズ・ザ」が抜けている)。結構探した記憶がある。シングル I Say A Litte Prayer(めっちゃ有名な曲にもかかわらず、曲名と一致してなかった。お恥ずかしい) のB 面だったそうだ。ひょっとしてアルバム未収録?月日は流れ。前書店で唯一文学と音楽が話せた女子 M さんのフェイバリットがアリサだったのだ。以上が思い出話。アトランテッィク時代の名曲ばかりで心にしみるものから、奮い立たせるものまで幅広く収録されています。様々な人たちの曲をとりあげているのですが、ほんの触りを紹介。Otis Redding / Respect , Carole King / (You Make Me Feel)A Natural Woman , Burt Bacharach / I Say A Little Prayer , J. Robertoson (The Band) / Weight , J&P / Eleanor Rigby(全く別の曲に聴こえる), Ashford-Simpson / You're All I Need To Get By (この曲が一番染みました) , Paul Simon / Bredege Over Troubuled Water , Marvin Gaye/ Wholly Holly(超有名なWhat's Going On に収録されていますがこんなに素晴らしい曲だなんて。アレンジがゴスペル調だからか?) , Stevie Wonder / Until You Come Back To Me 等々。それに加えて彼女自身が書いた Think , Rock Steady(ほんとかっこいい) , Day Dreaming(ボサノヴァ調) みんな素晴らしい。 ところで裏ジャケの細かなチャートアクション等を記しているのを見て不思議に思ったことがある。69年2月のThe Weight までは R$B チャート(三位)になっていて、その後のどこかで Soul チャートに変わり、Share Your Love With Me は6月リリースで Soul チャート一位を獲得している。 何月で変わったんだろうね。やはり四月あたりか?どうしてそれにR&B からSoul に変更する必要があったんだろう。音楽性が多様化した結果なのかもしれない。
The Kinks - Backtrackin' _ 2LP _ 85_ Rock
「60年代はビートルズだけでいいやん」と公言していた僕に「そんなことあるかっ!」とテープを作ってくれたのは一緒にバンドを組んでいた I 。大学4回生の頃だ。そのテープにはストーンズとフーとキンクスが90分テープにぎっしりと詰め込まれていた。最初にはまったのはフーだったのだけど、幾度も聴いているうちにくせになったのがキンクスだった。再発の輸入盤を買い漁った中で最も好きだったのは「ヴィレッジグリーン」だった。しかし月日は流れ生活苦のために全てのアルバムは処分。しかし神戸で今回ジャケはとてつもなく酷いベスト盤を発見。安かったので買った。よく見かけるのは Pye 時代のベストなのだけど、これはそれ以降の RCA 時代から80年代の Arista 時代までのキャリアを網羅しているのが味噌なのだ。やはりパイ時代の曲がまるまる1枚を占領していますがそれはいたしかたないでしょう。フォークロック風の曲は同時代のビートルズより良いものな。だから個人的にはそれほど『ラバーソウル』に反応できない。現在では兄弟バンドの宿命からデイビス兄弟もソロで活動しています。ジザメリしかりオアシスしかり。まず1枚目。Dedicated Follower Of Fashion は後のモンティー・パイソンに流れ込む歌唱法。 Set Me Free はNHK で放送されていた番組で映画監督の是枝とYOU の対談で YOU がフェイバリットに挙げていた。Waterloo Sunset はポール・ウエラーがフェイバリットに挙げ、今年2012年のロンドン五輪でデイビス兄が閉会式で一人で歌った美しい曲。そして僕のフェイバリットはやはりAutumn Almanac 。テープで渡された時から大好きなのだが、シングルのみでアルバム未収録。こりにこった構成で67年同時期のビートルズよりも素晴らしい。ちなみにブラーのデーモンもフェイバリットに挙げてました。残念ながらパイ時代のヒット曲ビクトリアは収録されず。続いて2枚目。Celluloid Heroes はジギー時代のデヴィット・ボウイを彷佛させます。Twentieth Century Man は T. Rex とは全く関係なし。ライブバージョンの The Good Times Gone のイントロのギターはピストルズに引用される。かっこいい。Don't For Get To Dance と Come Dancing はヒット曲で聞き覚えありました。そして Do It Again は理屈抜きに素晴らしい。それにしてもキャリアが長いと損だな。特に80年代の彼等。音が良くなったからかどうも Moving Picture をはじめとしてどうも平板になってしまって。パイ時代は音は決して良くないけれど魔法がかかっている。あるいは少ないトラック数で創意工夫を凝らしていたというべきか。多分ビートルズも長い間活動していたら60年代は良かったのにねぇって絶対言われていたと思う。ストーンズ?彼等はずっとやっていること同じでしょ?それに今尚サティスファクションにブラウンシュガー演奏しているのだから。まぁ古典芸能的で新機軸をだれも期待してないと思う。ちなみにこのベストは海賊盤ではないようです。
KMD- Black Bastards _ 2LP_ 01_ Hip-Hop
なんでもこのアルバムは曰くつきらしく93年には完成していたにもかかわらず、歌詞やジャケットが検閲にひかかり正式にリリースされなかったそうだ。そしてメンバーが交通事故死。かなりすかした内容の1st より好き。かなり好き。ジャズネタを多用し聴き易いのだ。What A Nigga Know はロマンティックだし、Plumskinzz はお洒落なピアノに耳を奪われる。(でも何故突然曲が切れるんだ?)そしてWhat A Nigga Know (Remix)はラテン?タンゴ?の歌入り。KMD のベスト盤でこのアルバムの存在を知り、あったとしたら高値なんだろうなと諦めていたんだけど1000円で発見した時はほんと嬉しかった。Hip-Hop のアルバム Best 10 には余裕で入るな。
Massive Attack - Protection _ 12_ 95 _ Breakbeats
彦根の書店に勤務していた時代。一人の滋賀大生 K と知り合う。たぶんきっかけは彼が RO をレジにもってきたのだと思う。そこで音楽の話をし、職場の外でも交流するようになった。彼は一ヶ月に何万円ものレコードを買うヘビーリスナーだった。彼の下宿で気になっているレコードをいろいろ聴かせてもらった中の1枚が Massive Attack の2nd Protection だった。ドキューンと胸を打たれた。1st Blue Lines を買うまでにはそれほどの時間は要しなかったはずだ。3rd をリアルタイムで聴きそこからシングルを集める長い年月が始まる。部屋にあるこのシングルはロンドンで買ったが、京都で安く見つけたので買う。リミックス陣が凄い。Underdog は、後にディスコパンクで名を馳せる Playgroup でトレンドを作る Trevor Jackson のこと 。ほぼ作曲し直しの領域まで来てます。アルバムリリース後に完全なダブ仕様のリミックス盤をリリースする Mad Professor 。
アンビエントでお馴染み或は元ロキシーミュージックの Brian Eno 。 Pharcyde の1st のプロデューサとして有名な J Swift 。そして最後はアルバムバージョンで終わる。ゆったりテンポに美しいピアノが絡む。歌は Everything But The Girl の Tracy Thorn 。けだるく湿っぽい感じが素晴らしい。 当時はトリップ・ホップと呼ばれていたサウンド。今ではブレイクビーツ。ロンドンではブリストルという地名がそのままジャンルとして使われている店もあり。ジャケットがどうしてこんなにも心打つんだろう。そんなことあまりないのだけど。

Massive Attack - Karmacoma EP _ 12_ 95 _ Breakbeats
このシングルは高野にあったレコ屋で以前買ったのだけど、盤質が良くなかったので買い直し。同時代同じくブリストルから登場した Portishead のリミックスからスタート。使われているのはセルジュ・ゲンズブールの Melody (Histoire de Melody Nelson (71年)収録)。よく知らない Ben Young のリミックスが中近東風で素晴らしい。B 面は UNKLE によるリミックス。スクラッチは DJ Shadow ! 今ではかなり重過ぎてダークでかなり色褪せて聴こえます。そして最後は何故か 1st 収録の名曲 Daydreaming の Blacksimth によるリミックス。かっこよろし。というか元曲がいいからだろうな。ちなみに「カマコマ」でボーカルクレジットされている Tricky とプロデューサー Nellee Hooper はそのままビョークのポストに参加してます。
My Bloody Valentine - ep's 1988-1991 _ 2CD_12_ Rock
個人史I。2000年12月28日。当時四日市のコミュニティーFM 、FM Portwave で番組をやらせてもらっていた。その日は「21世紀に持って行きたいこの一曲」というのをスタッフを含めてリスナーの皆さんからリクエストを募集して放送した。その日流したのはこんなアーティスト。ロバータ・フラック、ビースティーズ、ベック、プリンス、ケイト・ブッシュ、クリムゾン、ピンク・フロイド、ビートルズ、クラッシュ。そして僕が選んだのはマイブラのアルバム未収録の I Believe 。そして少し日が過ぎて FM に「番組でマイブラがかかっていたそうですがどの番組ですか?」と女の子から問い合わせがあった。
2001 年2月15日。バレンタインということで一時間かけてマイブラの特集を組む。件の女の子からもチョコレートが届いた。可聴範囲も狭いFM 局だったけれど僕の番組にはちゃんとリスナーがついていた。番組中「レコード会社の人にお願いしたい、ひょっとするとアルバムより素晴らしいシングルが全くCD 化されてない。CD 化を早く」。あれから10年以上経って漸く CD 化されたわけです。目出度い。今でも中古屋さんでは高値で壁に飾ってあるレコードになっています。
個人史II。初めてマイブラを聴いたのは中島らもがパーソナリティーを勤めていた FM 大阪の番組『月光通信』。その時流れたのはこれまたシングル収録曲の Slow 。初めて買ったのは90年1月12日、伝説のレコ屋ヴィレッジ・グリーンでアルバム Isn't Anything(88年作) 。直ぐにやられたのでしょう。1月21日にはレイジー時代のコンピ Ecstasy And Wine (86年作) 。そして6月21日に Glider E.Pを購入。これには完全にやられました。幾度も聴いた記憶あります。翌91年。残念ながらその年は余りにも買ったレコードが多過ぎてちゃんとメモを取っていなかったのか捨ててしまったのか分かりませんが Tremolo E.P. でがっかりしアルバム Loveless でさらにがっかりしたのです。11月25日。大阪のクアトロにやって来る。メモには一言最低と。何を演奏しているのか全く分からなかった程下手くそ。覚えているのはフルートがいたこと。そして前座の日本人の三人組が登場する時のテーマ曲がビートルズの Tomorrow Never Knows でそれが一番かっこ良かったこと。ところで謎なのははたして既に Loveless は聴いていたのかということ。リリース月が11月なのだ。聴いた直後のライブだったのか?ライブに合わせて買った記憶があるのは買い損ねていたシングル2枚。CRE 055 とCRE 061 。たしかリバーサイドで、プロパーの値段でした。その2枚のシングルに Slow や I Believe が収録されています。そして昨年の映画『アップサイド・ダウン:クリエイション・レコーズ・ストーリー』で流れた怒濤の You Made Me Realise もCRE 055 に収録。 タワレコで期間限定Special Price の1690円で購入。目玉はなんといっても Isn't Anything の初回5000枚に付録だったドーナツ盤の音源が収録されていること。残念ながら僕のには入ってませんでした。かっこいいです。その他のはボツになった曲が新曲扱いで収録されてます。それはどうってことありませんでした。そして大人の事情?Glider E.P. のプロモ(CRE 073X)に入っている Soon の the andrew weatherall mix は収録されず。
この辺りの曲名に関するエピソードはパオロ・フューイット著『クリエイション・レコーズ物語』(伊藤英嗣:訳・監修 太田出版03年)に詳しい。総帥アラン・マッギーが全く音を届けてくれないばかりか聴かそうともしないマイブラのケヴィン・シールズにごうを煮やし「おい、レコードはどこなんだよ、レコードはどこだ?」と詰め寄った答えが Glider E.P. の冒頭の曲 Soon ーもうすぐだ。「アルバムはいつもらえるんだ?」にはTremolo E.P. の冒頭曲 to hear knows when ーいつなのかと聞く。そしてやっとアルバム完成。タイトル Loveless ー愛がない。二年半もの長き間彼等はずっとスタジオにこもり(最近ではほぼケヴィン一人だったということが判明しているようだ)27万£を費やしたそうだ。経営を圧迫し倒産しかかるのも無理はない。Oasis が救ってくれるわけですが。今でこそ名盤扱いの Loveless だけど衝撃度からいうと3枚のシングルと Isn't Anything だな。





Nakatani Miki - Vague _ LP _ 97 _ Pop
処分したレコードそのものの買い戻し。何やってんだか。呆れるね。次回のイベントでは NM を繋ぐつもりだから、必要だと。ジャケットはビートルズの『ホワイトアルバム』を意識しているのかもね。というのも中谷美紀の曲を様々なアーティストがリミックスしているんだ。DJ Krush によるミックスは美しいブレイクビーツ。Andrea Parker はアブストラクトな作風であの Mo'wax からもアルバムをリリースしたことのある、才女。『キノフロニカ』って曲はデトロイト仕様の4打ち。ひょっとしてCarl Craig 本人ってことはないか?Snooze はラテン(サンバ?)なのに、メランコリック。DJ Cam は美しいアンビエントを披露。そして『砂の果実(larmes ameres)』はドラムンベースを取り入れる。さしずめ当時旬だったクラブミュージックを『ホワイトアルバム』的に開陳した趣。
Perfume - Game _ CD_ 08_ J-Pop
完璧!降参です。ヒット曲「ポリリズム」がかすむくらい他の曲も素晴らしい。「Game」 の中低音のバースト具合。スピーカーが飛びそうです。切ない歌詞の「Baby cruising Love」泣きたくなる「マカロニ」圧倒的な「 Butterfly」 。フィルターを通したロボ声だから分かりにくいけれどメロディーはユーミンっぽいんじゃない?だからレトロフューチャーな感じがするのかもしれない。渋谷系から秋葉系まで取り込んだこのクオリティーであればヨーロッパ(特にパリ)やロンドンでライブすればかならず成功でしょう。ちなみにリンクを貼っている miko さんは広島出身なんだけどお母さまの友達の娘があーちゃんだそうです。

The Pharcyde ― Bizarre Ride II _2LP _92 _Hip-Hop
四日市に住んでいた頃。足繁くレコードを買いに名古屋に出かけた。バナナ栄店でたしか店長は S 氏で「今流れているのかっこいいですね。誰ですか?」と訊ねこのレコードを知った。たしかアナログは売り切れていて再入荷後連絡してもらった記憶がある。10年前だ。01年 FM で西海岸アンダーグランドヒップホップの特集を組んだ時このアルバムから Soul Flower (Remix)と Return Of The B-Boy を選んだ。そして月日は流れ NHK のTR で(司会の一人は本上まなみ嬢)リップスライムがゲストだった時音楽的ルーツとして取り上げられたのがこのレコードだった。メンバー全員が文句を付けない好きなものだったらしい。たしかに彼らの「雑念エンタテイメント」とSoul Flower とは 相通じる音楽性がある。DJ FUMIYA は番組内でカラーレコードをスピンした。へえそんなレコードあるんだ。って思っていた。そしてオリジナルが見開きで色付きだということをかなり後で知った。。そしてオリジナル探し地獄へ。4000円で発見。決して安くないけど大好きレコードだから。ところが。見開きじゃないし青と黄色だし何故か曲順が違っていてReturn Of The B-Boy が D 面頭に来ている。オリジナルじゃないの? Hip-Hop にも好きな曲は沢山あるけれどアルバム通じて飽きないレコードTop 5に確実に入るレコードです。名古屋で最初に買ったのはEU プレスで思いっきりリリース表示が2000年になっている。それがなんだか嫌で。オリジナルとEU 盤見ていて気付いたのだけどジャケットのデザインが大幅に違っていた。何故?とにかく開放感溢れるアルバム。全曲好き。ジャジーでディープな On The DL . 憂いに満ちソウルフルなPassing Me By .そしてとにかくかっこいい Return Of The B-Boy !

The Pharcyde - Ya Mama _ 12_ 92_ Hip-Hop
ネットで調べると彼等のデビューシングルだそうですが、残念ながら高値(1480円!)だったにもかかわらずレコード番号から判断するとセカンドプレスのようです。まぁ良いか。好きだもんな。というのもカップリングが I'm That Type Of Nigga と Soul Flower (Remix) だから。特に SFR !アッパーな感じと楽しさが素晴らしい。今でも使えるはず。じゃぁなんで曲名にリミックスってついているかというと初出は Brand New Heavies のアルバムでそれを J-Swift が制作し直したからで。アルバムもリミックスバージョンが収録されています。初出よりこちらのバージョンの方が素晴らしいという希なケースです。

The Pharcyde - Passin' Me By _ 12 _ 93 _ Hip-Hop
大好きなヒップホップアルバムトップ5に入る Bizarre Ride II The Pharcyde からのシングルカット。サンプリングのレコード(Quincy Jones / summer in the city)の盤質が良くなかったらしく針音しっかり入ってます(笑)。黄昏感満載の名曲。カップリングは Pork 。アルバム未収録。アッパーなジャズネタは誰の演奏?どうもこのレコード再発のようです。ややこしいんだよね、この時期の彼等のレコードは。まぁ、そんな事情はどうでもよくて曲が良ければそれで満足。500円!

The Pharcyde - 4 Better Or 4 Worse _ 12 _ 93 _ Hip-Hop
大好きなアルバム Bizarre Ride II からのシングルカット。プロモ盤だけしかリリースされていない模様。西海岸っていうのは人を快楽原則に忠実にさせるのかな、実に開放的で素晴らしい。Pack The Pipe のフルートは H. マン。そしてアッパーな Return Of The B-Boy の問答無用の格好良さ。300円!

The Pharcyde - Otha Fish _ 12 _ 93 _ Hip-Hop
大好きなアルバム Bizarre Ride II 収録の曲。店主によればオリジナルだとのことで、1200円で購入。昔に比べれば安なった。タイトル曲は H. マン / Today 使い。(持ってたけど泣く泣く処分)。リゾート感溢れる名曲。The Angel Remix は M. ゲイ/ Since I Had You 使いだけど、ジャズっぽい。そしてよく分からんのがPassin' Me By (Fly As Pie Mix) 。コモンのリザレクションのネタと同じようなフレーズなんだけど、演奏者も曲名も違ってる。前者は A. Jamal / Dolphin Dance で後者は R.Ayers / The Third Eye 。聴き間違いか、それともタイトルだけが違うの?そんなことはさておきめっちゃ良いよ。

The Pharcyde - Labcabincalifornia _ 2LP _ 95 _ Hip-Hop
このレコードは京都へ戻る直前に名古屋のバナナで買ったもの。聴いたのは生活が落ち着いてからだったと思う。久々に聴いたのだけどやっぱり素晴らしくて。東が、どことなく、アートとしての緊張感を感じさせるのに対して、やはり西はメローで洗練されていて良く云えば「リラックス」で悪く云えば「だらけムード」。冒頭からの5曲連続引きの攻撃がとてつもなくて後半が霞んでしまっているものな。じっくり聴けばそういったことも解消されるのかもしれない。Jay Dee の本領発揮大活躍アルバム。

The Pharcyde - Runnin' _ 12 _ 95 _ Hip-Hop
このシングルは大人気曲で日本でも高値だったのでロンドンで買った。なんて云うのだろう。寂寥感って呼べばいいのかな。古びたギターループはボサノバのルイスボンファが S. ゲッツの曲で弾いたアルペジオをサンプリングしたもの。そして3人のラッパー達の絶妙さ。Slim Kid は『ホテル・カリフォルニア』を思わせ、knumbbskull (なんて発音するの?)の極めつけのワード『Its 1995』がとどめを刺す。そして Can't keep runnin' away というコーラス。まったくもって全てが完璧。

The Pharcyde - She Said _ 12_ 96 _ Hip-Hop
彼らの2nd Labcabincalifornia からのシングルカット。1st も好きだけどメローさを増した、2nd も大好きなのは当然で。このシングルも 2 Jay-Dee Remix 3 Mike Caren Remix と針が進むにつれメローさが増す。Mike Caren Remix がよりメローで心に染みました。
Primal Scream - If They Move , Kill 'em _12"_98_ Rock_CRE284T
A1 If They Move Kill 'em - My Bloody Valentine Arkestra A2 Darklands
B1 12" Disco Mix B2 Badlands
前作Vanishing Point に収録されていたそれほど印象に残ってなかった曲をマイブラの Kevin Shields がミックスしたシングル。名古屋のバナナ栄店で壁に飾ってあるのを手にとり「サイケデリックの極北」みたいなキャプションに釣られてそれほど期待もせずに聴くと凄くてさ。ほぼ毎日ヘッドホンで聴きまくる。とにかく音の洪水!こんな凄いのがシングルのみだなんてもったいないなぁとか思っていた。しかしこれが起爆剤となりXTRMNTR の方向性が決まった記念すべきシングル。アルバムには MVB ARKESTRA If They Move Kill 'em と曲名を入れ替えて収録。A2 はギターの逆回転などをほどこしたジザメリのカバー。B1はオリジナルバージョンを整理されたポストパンク風にしたもの。B 2 はA1 のダブバージョン。
このシングルは Sam Peckinpah(「荒野のガンマン」や「ワイルドバンチ」を撮った映画監督)John Coltrane(ジャズ。サックス奏者)Ian Curtis (ジョイ・ディビジョンのボーカル)Rosa Ruxemburg(政治理論家にして革命家)に捧げられています。
プライマルのシングルの無音の溝の部分にはメッセージが刻まれていて例えばCome together には You might say I'm dreamer John Lennon But I'm not the only one John Lennon 、と『 Imagine』 の歌詞。 このシングルは意味がよくわからないのだけど A 面はRehab B面はIs For Quitters

Primal Scream - Swastika Eyes _ 12" _ 99_ Rock_ CRE326T
A swastika eyes chemical brothers mix
B swastika eyes spectre mix
本当の意味での先行シングル。出た当時は少しがっかりしていたんだよ。なんでこんなディスコみたいな曲なんって。もっとぶっ壊れていて欲しかったんだよな多分。改めて聴くとまぁまぁ酷くはないけどめっちゃ素晴らしいと言うわけでもない。ケミカルとは彼らがまだダスト・ブラザーズと名乗っていた頃にjailbird のリミックスを担当した94年以来コンスタントに絡む。B面のミックスを担当しているJags Kooner は Andrew Weatherall とともにSabres Of Paradise を組んでいたメンバー。 例の溝文字。A - Usual rubbish ? B- It'll Rot Your Boots

Primal Scream - Swastika Eyes _ 12"_ 99_ Rock _ SW2
A swastika eyes spectre mix
B swastika eyes david holmes mix swastika eyes david holmes instrumental
彼らのディコグラフィーを眺めていてプロモとしてのみ存在しているのを知り探していたシングル。なんせ大好きなデビッド・ホルムスですからね。見つけたのはロンドンノッティングヒルの Music & Goods Exchange でたった2£。かなり人気が落ちてから発見したんだと思う。 A 面は既発表と同じだと思っていたのだけど若干ミキシングが違っているような気がする。 そして B 面!流石だよ。後のエレクトロクラッシュを準備するような音造りがされています。 溝文字は上に同じ。

Primal Scream - Xtrmntr _ 2LP_ 00_ Rock_ CRELP239
RO か bounce で得た事前情報で今度の新作にマイブラの Kevin Shields が参加していると知り否が応でも期待は膨らんでいた。そしてとうとう手にいれたのは四日市のレコ屋。ちょうどその頃は FM でDJ をやっていてそのアルバム内容の凄まじさに一人テンションが上がり2000年7月一ヶ月間4回を費やしてプライマルの特集を組んだほどの入れこみようだった。世間ではどういう評価なのか知らないけれど(たぶんいまだに『スクリーマデリカ』が上なんだろう)とにかくぶっ壊れた感じが素晴らしい。若い時はやんちゃで大人になるとまるくなるのが普通。でもプライマルは若い時はポップで大人になれば尖り出す。人に説明す時にはスピッツでデビューしてミッシェルガンになるバンドという風にしている。ではここではシングル以外の曲を軽く紹介。
Exterminator 打ち込みポストパンクファンク!コード感を殆ど感じないのは中庸部分を全部カットしているからか?produce - brendan lynch ーYoung Disciples の1st やPall Weller を手掛けた。
Pills 不穏当な気配を醸し出す似非Hip-Hop 。mix - dan the automator ーKool Keith とかつてDr Octagon を組んでいた(といっても聴いてない)。
Blood Money とにかくかっこいい!(60年代インパルス系?)ジャズやスパイ映画のサントラの要素をぶちこんだドラムンベース的ブレイクビーツ。この曲には沢山の人が絡んでいます。 brendan lynch , adrian sherwoodー ON - U レーベルでパンクとレゲエを繋げたプロデューサー(といってもこれまた聴いてない)ー前作Vanishing Point のダブ盤 Echo Deck を制作。additional production - david holmes テクノからスタートしブレイクビーツを経て今は?最も有名な仕事は映画 Oceans のサントラ?program - tim goldworthy ex UNKLE ! そして2000年代初頭ハイプだったディスコパンクなるムーブメントを広めたDFAレーベルを設立。
keep your dreams 唯一のオセンチ路線。なくてもいい感じがしたりするんだけどあまりにバキバキばかりだとなぁという配慮から収録されたのかも。
insect royalty これまた不穏な所を狙ったHip-Hop 。2曲は要らないな。
shoot speed / kill light これまた最高の曲。曲名はVelvet みたいだけど曲調は Stones ? 特に後半のインスト部分はJampin' Jack Flash みたい。produce - kevin shields ーマイブラ。ギターbernard sumner ーニュー・オーダー!

といった感じでとにかくその時代のクラブ系音楽の断面を切り取り、ロック人脈とともに料理したアルバムです。だからこんなにも様々な人たちが大集合するのです。これくらいばらけていないとロックじゃない感じがするのは『ホワイトアルバム』が僕にとってのロックの理想型だからかな。 インナーの Thanks to にクレジットされている名前の一人は liam howlett ー Prodigy のリーダー。 レコード無音部分の溝のクレジット
A-Free Staal Ram B- An Innocent Man C- Self Defence D- Is No Offence 意味がよく分からないのは A 面だな。どう見てもそうとしか読めないんだよ。

Primal Scream - Kill All Hippies _ 12"_ 00_ Rock_ CRE332T
A1 kill all hippies A2 the revenge of the hammond connection
B exterminator ( massive attack remix )
そしてアルバムからのシングルカット第一段!来たぁって感じ。バキバキエレクトロ二ックファンクな A1。ファズで歪ませたベースといいバキバキの打ち込みといい、とち狂った感じの上にボビーのへなちょこファルセットボイスが乗っかる。drum programing keith tenniswood (andrew weatherall とtwo lone swordsmen を組む)。多分冒頭の歌詞は you count the money , I got the soul 。you はhippies で殺さんとあかんと告発してるんでしょう。A2 はオルガンをヒューチャ―したジャズファンク。アメリカ南部志向です。
そして B 面。低音をより増強して凶暴になったリミックス。素晴らしい!流石だよ。 カーティス・メーフィールドに捧げらており例の溝文字も A -Curtis Mayfield B -Movin' On Up (彼の1st に収録されている大ヒット曲。以前ナイナイサイズの OP で使われてました)だからファルセットで歌ってるんだな。

Primal Scream - Accelerator _ 12" _ 00 _ Rock _ CRE333T
A1 accelerator A2 i'm 5 years ahead of my time
B when the kingdom comes
このシングルで Creation Records は15年にも渡る幕をおろす!
A1 はとにかくノイジーでぶっ壊れたロック。かっこ良すぎ。ボビーのボーカルも負けちゃいない。何かを通してんだろうな。ファズとか。mix はマイブラの kevin shields 。ひょっとしたらノイジーなギターも彼が演奏しているのかもね。my bloody valentine の大傑作 Isn't Anything の時代に舞い戻った感じが素晴らしい。やっぱりこうでないと。(僕の中ではそれほど Loveless は重要じゃない)。
A2 は60's garage band Third Bardo のカバーらしいけれど元曲を知らんので判断つきかねる。ベースはmarco nelson ーex young disciples !
B はもろWho をネタに使った曲。イントロは I Can't Explain だし。だからかギターソロはPaul Weller が12弦のリッケンバッカーを弾きまくる。ケヴィン・シールズはフィードバックノイズを担当。とにかくかっこいい本当の最後の一曲。溝文字はレーベル閉鎖などの諸事情から余裕がなかったのか刻まれず。
Sly And The Family Stone - Stand ! _ LP _ 69 _ Funk
初めてスライを聴いたのは大学生の時。渋谷陽一のサンストで特集があった。ロックを中心に聴いていた耳にも十分に刺激的なサウンドだった。その特集からそれほど離れていなかった、と思うのだが、今度は大沢誉志幸の番組でスライの特集が。真偽のほどが怪しいのでネットで調べるとおかしい、同時期に二人は番組を担当してない。え?どういうこと?衝撃が持続していた、と逃げておこう。そもそも渋谷がスライの特集をやったのかどうかも怪しいな。まぁプリンスをプッシュしていたからありえん話じゃないけれど。『スタンド!』を買ったのは京大の農学部入り口近くにあったバナナのマークが看板に使われていたレコ屋 Joe's Garage。部屋にわずかに残るお宝レコードつボイノリオ『ジョーズ・ヘタ』と一緒に買った。87年1月24日。そのレコードは英盤の再発で曲名がジャケットにはクレジットされておらず、なんとなく覚えていた『スタンド』という曲名だけで買った。 I Want To Take You Higher がスピーカーから流れてきた時の興奮は今でも聴くたびに思い出す。名うてのメンバー(たしかピンクのメンバーもいた)を揃えた大沢のバンドもこの曲はコピーできなかったと。たしか七拍子系の変拍子なのだ。 これはたぶん黒人音楽の師匠加藤さんの発言。そして四日市から京都へ戻り、再び Joe's Garage で今度はダブルジャケットのアメリカ盤を買う。03年11月4日。オリジナルかどうか分からないけれど2900円。数曲の歌詞もプリントされています。その頃のフェイバリットは Sing A Simple Song 。ファンキーなリズムに酔いしれた。そして今回買ったのは当時の国内盤。厚紙の八頁に及ぶライナーが当時の受容のされかたを知る上で貴重だと思ったのだ。知っている名前は今野雄二のみ。日付けは72年4月。レココレ増刊『ソウル&ファンク』で当時のことを中村とうようが回想しています。「『ニューミュージック・マガジン』が創刊したばかりのころ、日本で初めてスライのアルバムが発売された。向こうでの4枚目『スタンド!』がそれだ」。NM の創刊が69年。ということは初回盤じゃないな。ライナーにディスコグラフィーが載っていて『暴動』まで紹介されています。越谷政義は記している「ここ1〜2年の間に、スライ&ファミリーストーンの後追うようにして、ファンカデリック、バーケーズ、クール&ザギャング、ブラック・メディア・・・・といったグループがブラック・ロック・サウンドを打ち出しているが、これは1970年代のリズム&ブルーズ・シーンの新勢力としてこれからも増々活発な動きを見せてくると思われる」。ちなみにディスコグラフィーの3rd 『Life』には72年9月発売予定、とある。そういえば最近車の CM で『ライフ』みたいな曲が使われてます。すべてリリース順に日本で発売されたわけじゃないのだろうか?
ファンカデリックのドロドロしたどす黒さに免疫がついた今ではキャッチ—な曲よりも Don't Call Me Nigger , Whitey . や Sex Machine の2曲に格好良さを覚えます。

Sly And The Family Stone - Fresh _ LP _ 73 _ Funk
これは買い足しレコード。部屋にあるのは英国 Edsel 盤。たしか80年代後半か90年代初頭に買ったはず。当時はなんかピントこなくて、部屋に眠ってた。後に、マスター違いが再発されていたと雑誌で読んだ。なんかモコモコしてたんだよな。で安くアメ盤を見つけて、ラッキー!聴き直してこんなに素晴らしいアルバムだったなんて驚きました。とにかくよく言及されるのはAndy Newmark のドラムが炸裂の In Time なんだけど、その他の曲も全て良い。UK-Soul の Mica Paris がカバーした If You Want Me To Stay 。RS のサティスファクション使い(笑)の I Don't know (Satisfaction)。心に染みるディープなR&B のQue Sera Sera 。なんてことないのに何故か、心奪われる If It Were Left Up To Me 。みんな良い曲。『スタンド』『暴動』より好きだな。