|
私も初めに蘭と言えるものを作って30年を過ぎましたが、この切っ掛けは一鉢のオンシジュウムでした。(現在も絶えないで毎年花を咲かせています)
珍しい花として購入したのですが、隣近所の奥さんに来年は咲かないと言われて、人が咲かせた物を自分も咲かすことが出来ないはずは無いと取り組んだのが始まりです。
それ以降一時期小さなMC品を購入して栽培し、やっと花を見れる株に成った時大量に花付き株がわずかな違いで販売されているのを見て嫌になり止めようかと思った時期が有りました。
この時期に原種を作ったら、1〜2世紀後も原種は原種として扱われるから良いのではないかと言われて始めたのがC.walkerianaと
C.nobiliorです。この時代C.walkerianaは未だ種類も少なくKitayama・Nomuraが有る程度で、種々集めることが楽しみでした。
このC.walkerianaとC.nobiliorの良い処は小さな温室でも数が作れること・株に比較して花が大きいこと・匂いが有ることとともに丈夫なことです。
このため栽培温度・施肥・光線を強めすること等の栽培の仕方によりamaliaeでも春と秋に花が咲くこと、また、1年に4バルブ作れることや種々な変種も多く有ることなど沢山特徴があります。
これらの良いものを作りたいという気持ちから、次から次と興味が尽きないことには、我ながら感心する程です。(種類、集める楽しみ、出来・不出来、開花への期待、自分の花を作りたい願望、etc)。この自分の花を作りたい願望から20数年前よりCross苗作りを始めました。
今でも水・施肥について迷うのが現状です。これは気に入った株については力が入り過ぎて水・肥料過多になることです。栽培成育についてはまあまあと思っていますが、会心(自称GMクラス)の開花は年に2〜3株です。又、翌年も同じ様になかなか咲いてくれないのも実状です。原因としては置場所が変わったため乾き・光線量の違い・肥料過多・株分けに伴う力不足等です。
近年の楽しみは新しいSibling
Crossが咲き始めていることです。この中でC.nobiliorは親株を山採株の良いものを選んだため何処に出しても恥ずかしく無い花が咲きますがC.walkerianaは血が重なっている(推測)ためか、種類によっては良い花が少ないです。これは山採集又はSibling
Crossの株かを確認しないで親株を購入したことによると思われます。(将来Sibling
Crossをして見ようと思われる方はその親が明確なものを購入することをお勧めします。)
自園のC.nobilior
tipoについてはほぼ限界(花容色、着花数、花サイズ)に近い状態(ブラジルの某蘭園でtipoは作っても勝てないと言ったとかで)と成ったため、今後はrubra・alba・S/A・flamea・coerulea等の改良(一部成育中)に力を注ぎたいと準備していますのでご期待下さい。
自園Sibling品はOG.Divisionを使用して、潜在的な(MC)変異を避けることをPolicyとしています。又、OG.Divisionの使用は株入手・苗販売価格・その他での負担も大きいのですが、開花を見て頂ければご理解頂けるものと確信しています。現在自園Bio&培養・栽培一貫作業の株が開花して、入賞しています。これらはOG.株使用による採芽&Sibling・培養・栽培に負う処と自負しています。
Sibling品の良い処は、F1(子供)への色の遺伝は優劣を考慮しなければならないが、花形に対しては、ほぼ中間(♀+♂÷2)とすれば良い。親を超えるものは、親により変化するが20%内外と考えれば良い。又、似た花は有っても同じ花が無いことに尽きます。例:多く出回っている(MC)C.nobilior
tipo‘D.R.Wenzei’を親に使用した場合の特徴は「花色が薄くなる」・花の「DosalとPetal」の間が開くことです。
尚、親木に使用できる株は一応揃えていますが、中には良い物の入手がなかなか困難です。このため良い変種をお持ちの方、又はお持ちの方をご紹介頂ければ幸いです。 |