かしこく過ごすマタニティーライフ
- ○妊婦さんの体重はなぜ増える?
- ○妊婦の理想の体重増加量は?
- ○太り過ぎはなぜいけないの?
- ○妊娠中の腹帯について
- ○妊娠中の安定期とは
- ○妊娠中のお酒について
- ○妊娠高血圧症候群について
- ○妊娠と喫煙について
- ○妊娠と貧血について
- ○妊娠中のむくみについて
- ○妊娠中の胎動について
○妊娠中のお酒について
母体内に摂取されたアルコールは肝臓でアセトアルデヒドに酸化され、さらに酢酸に分解され無毒化されます。
胎児はこのアルコール代謝能力をほとんどもたず、またアルコールは容易に胎盤を通過するため、母体の血中アルコール濃度がそのまま胎児に影響を与える可能性があります。
実際、妊娠中の慢性的な大量の飲酒で胎児アルコール症候群という病気が起こることが知られています。
これは、頭が小さくなったり、胎児の発育が悪くなったり、知的障害などが起こるものです。
妊娠に気がつく前にお酒を飲んだからといっても、連日大量に飲酒しない限り、胎児に影響を与える確率は低く、そんなに心配はいりませんが(人工妊娠中絶などは考えなくてよい)、アルコールが胎児に何らかの影響を与えることは知られていますので、妊娠中はできるだけお酒を控えた方がよいでしょう。