Athlonの倍率について

・９９年８月２３日

Athlon倍率
世間をにぎわせている倍率について。
いろんな人の話をまとめると、次のようになる。
    １．R6とR121とR157、R3とR124とR158は一度に変更する必要がある。
    ２．R6とR121、R3とR124は逆にセットする。またR6とR157、R124とR158は同じにする。
    ３．R15xの設定とSlotAのA118,A119の設定は関係がある。
　    （場合によってはSlotAのマスクで変更可能）
    ４．R3,R6,R121,R124はGoldenFingersのピンB18,B19と関係がある。

※ここからはパターン写真を見た私の予想。久々に頭使っちまったぜぃ。

GoldenFingers	A19	A18	B18	B19
SlotA	A116	A117	A118	A119
	FID0	FID1	FID2	FID3
5	0	1	0	0
5.5	0	1	0	1
6	0	1	1	0
6.5	0	1	1	1
0にする	R4=1 R123=0 R155=1	R5=1 R122=0 R156=1	R6=1 R121=0 R157=1	R3=0 R124=1 R158=1
1にする	R4=0 R123=1 R155=0	R5=0 R122=1 R156=0	R6=0 R121=1 R157=0	R3=1 R124=0 R158=0

※抵抗の=0は抵抗なし、=1は抵抗あり
※R15x=0の設定は、A11xのマスクで代用可能。

　この表でついでに書いちゃっているが、FID0,FID1の設定は私の勝手な予想である。おそらくR155,R156がR157,R158と同様の働きをするのだろう（A116はマスクで変更可能）。
　R4,R5,R122,R123は私の勝手な予想。なんとなく並んでる方が自然かなという程度の根拠である。R15xは合ってるだろうけど。
　．．．しかし500の人がA116,A118マスクで起動できなかったのはともかく、A119で変化なしってのは？？？
　GoldenFingersでR3-R6,R121-R124を操作するには、GND/Vccとショートなのかな？でもこれだけではFIDは変えられないし．．．

　GoldenFingers付近には、次のような抵抗の接続になっている。上の倍率設定と同様に抵抗でGND/Vcc選択のが他にもある。とは言っても空きができるのは５つ（上を除くと１つだけ）なんだけど。こいつは２次キャッシュ倍率と関係しているのだろうか？空欄は何かにつながっているもの、*はVccまたはGNDまたは中間層に入っちゃってて追えないもの。現物があればテスターで調べるんですけどねぇ。

A20
A19	R4	R124
A18	R5	R122
A17
A16
A15*
A14	R119
A13	R118
A12*
A11	R9
A10*
A9*
A8*
A7	R115
A6*
A5*
A4*
A3*
A2*
A1*

B20
B19	R124	R3
B18	R121	R6
B17*
B16	R120	R7
B15*
B14	R8
B13*
B12*
B11	R117
B10	R10*
B9	R116*
B8*
B7	R11
B6	R12
B5	R13
B4*
B3*
B2*
B1*

R4,R5,R6
R12,R13
R120,R121
R122,R123
は先でそれぞれ同じところにつながっている。

参考：
きちさん
Bunny's Workshopさん
syouthさん
かめの家さん
TOMATOさん

・９９年８月２３日

　まあ上記でおおよそ合ってそうな感じ。倍率は素直に0000=100*3～1111=100*10.5かな？

　しかし、なんとなくわかったからってじゃんじゃんWebに公開しちゃうってのも考えものかも。AMDにとっては（買おうとしている人にとっても）結構いやなことだと思うんだけど（リマークが心配）。それにしてもAMDはなんでこんなちゃちい倍率ロックをかけたんだろう？これじゃあ通常クロックアップユーザーにとっては単なる嫌がらせで、リマーク者にとっては大喜びになっちゃうような．．．

http://www10.plala.or.jp/p205tb16/athlon.html

坂井瑞穂