Leadtek K7-NCR18GM
nForce2 IGP+MCPのSocketA MicroATXマザーボード。VIAチップセットが嫌になって買い換えたもの。安定性や速度などには大いに満足できたが、相変わらずの電気食いっぷりには憤慨した。
マザーボード購入(WinFast K7NCR18GM) (2003/3/22)
組み立てる (2003/3/22)
パフォーマンス (2003/3/22)
ディスクドライブなど (2003/3/26)
PowerDVD (2003/3/27)
内蔵ビデオ (2003/3/28)
メモリのテスト (2003/3/28)
内蔵ビデオ(マルチモニタ) (2003/3/29)
ビデオ出力 (2003/3/31)
ビデオキャプチャ (2003/3/31)
内蔵ビデオのパフォーマンス (2003/3/31)
ビデオ出力(マルチモニタ) (2003/4/3)
NCR18GMのFSB設定 (2003/4/12)
nForce Network Controller (2003/4/12)
ジャンパ延長ケーブル (2003/4/27)
休止状態で時計が進む (2003/5/8)
BIOS更新(03/04/22バージョン=59370422.bin) (2003/5/8)
CPU変更(Athlon2500+) (2003/8/3)
新BIOS (2003/9/17)
MicroATXケース(Aopen H360A) (2003/9/19)
CPUファン変更 (2003/9/26)
CPUファン変更2 (2003/10/18)
SWドライバー (2003/12/20)
マルチモニターとnForce2ビデオ (2003/12/21)
マルチモニター続き(nForce2ビデオ)
(2003/12/30)
nForce2ビデオの色空間 (2004/2/15)
nForce2Videoと液晶モニター (2004/10/23)
マザーボードダウン (2004/11/2)
マザーボードコンデンサ交換 (2004/11/13)
K7NCR18GM復活 (2004/11/15)
- 2003年3月22日
マザーボード購入(WinFast K7NCR18GM)
KT3Ultraにも飽きてきたし、FSB166でまともに動かないっぽいし、TVキャプチャ用マシンを作成する足がかりとして、nForce2を使ったMicroATXのマザーボードを探していた。欲しい条件としては、MicroATXであること、CPU倍率可変、FSBクロック可変、メモリ同期可変、ビデオ出力、TwinView、SPDIF、IEEE1394、MCP-Tといったところ。後者ほど必要性は薄い。この条件で探すと、元々数の少ないMicroATX nForce2マザーのこと、選択肢はLeadtekのWinFast K7NCR18GMしかなかった。ただしIEEE1394、MCP-Tが付かない。
これ自体は結構前から発売されていたのだが、先ごろCPU倍率可変のものが出てきた(MicroATXとしては初?)ので購入に至った。
KT3Ultra-ARUではAudio5.1ch出力、IDE RAIDチップ搭載、USB2.0チップ搭載ということが売りなのだが、オンボードサウンドは使用せず、IDE RAIDはFT66を使えば問題なく、USB2.0デバイスは結局購入せず、ということでまったく恩恵を得ることはなかった。
ちなみに最終的にはキャプチャ専用マシンとして、nForce2 IGP、内蔵ビデオ、512Mメモリ、Athlon1700+、MonsterTV2、DVD-R、HDD80G辺りを小さなMicroATXスリムケースに押し込むつもりである。その他LANやUSB2.0HDDやUSB2.0リンクケーブルなどで他のマシンと接続することになる。一方メインマシンはCanterwood+Pen4 2.8G程にすることを予定している。それまでは現状の構成をこのMicroATXマザーに変えただけで、ケースもATXケースに入れて使うつもりでいる。KT3UltraのオンボードFT133LightにつないでいたRAID-0ディスクはFT66を増設して接続し、160GHDDはUSB2.0ケースに入れて着脱可能とした。今ケースを買ったところで活用できないことも明らか(内容物が納まらないのでふたを開けっ放しで使うことになる)なので、ケース検討&購入はまた後で考えることにする。
組み立てる
マザーボードの交換というのは、PCにおけるパーツ交換の中でも一番面倒なものである。しかもこのマザーボード、どうしたわけかCPUとメモリスロットの間が離れていたり、IDEコネクタがPCIスロット側に付いていたり、FDDコネクタがメモリスロットの上部に付いていたり、CMOSクリアジャンパがPCIスロットのブラケットの根元にあったり、電源コネクタがチップセットのわき辺りにまで南下していたりとなかなかとんでもない作りである。更に困ったことに私のケースの場合このマザーボードのメモリスロット3がHDDの裏側に来るためにメモリの抜き差しが面倒だったりする。
それでもたいした苦労はなく入れ替え完了。HDDは1台だけプライマリマスターにつないでWindowsのインストール開始...終了。続けてSP1やらチップセットドライバやらビデオカードドライバやらWindowsアップデートやらDVD-Rライタソフトやらを放り込み、FT66にHDDをつなぎ、USBデバイスも接続してドライバ類を入れてすべて終了。なんとか1時間(H/W変更)+4時間(S/Wインストール)ほどで終わった。
パフォーマンス
インストール中などにも感じたのだが、nForce2はKT333よりも速い。特にIDE周りはかなり軽くなった印象がある。スーパーπも1800+で1:02と10秒以上のアップ。特に大きな異常もなく使えている。たまにリセットがかかることがあるのだが、メモリ周りのBIOS設定がつめきれていないせいだと思われる。
でこのマザーボードのオーバークロック機能だが、BIOSメニューには説明書に出ていないX BIOS IIというメニューがあり、この中で倍率の変更だけができる。そのほかのオーバークロック機能はAdvanced Chipset Featuresの方にあり、FSBクロック、メモリクロック比、tRAS、tRCD、tRP、CL、AGPクロックなどが比較的自由に設定可能。BIOSメニューにはCPU Interface(Optimal/Aggressive)という設定もある。CPU電圧とメモリ電圧はジャンパでそれぞれ+0.15V、+0.1Vにのみ設定変更可能。うちでは9X、FSB175、100%、6-2-3-2.0、66MHz、Aggressiveにしている。PCIクロックは勝手にAGPの1/2になるもよう。うっかり高すぎるクロックに設定してしまったときには、PS/2キーボードでInsertキーを押しながらリセットすると、FSB100で起動してくれる(KT3Ultraではこれができなかったのだ)。それでもだめならばCMOSクリアが必要となる。
- 2003年3月26日
ディスクドライブなど
WindowsXPを新規インストールして数日。必要なアプリケーションのインストールはほぼ終了し、通常使用に移っていた。ところがふと気づくとDVDの再生ができなくなっていた。ディスクは回るし絵も音も出るのだが、数秒再生してはちょっとの間止まることを繰り返している。HDD上にあるデータならMPEG2でもAVIでもrmでも再生できるので、どうもIDE周りがおかしいっぽい。そこでマザーボード付属CD-ROMにあったもうひとつのチップセットドライバをインストールしてみることにした。
CD-ROMには無印のチップセットドライバと1.15バージョンのチップセットドライバとが存在する。Windowsインストール時は確か1.15を入れていたので、無印のものをインストールしてみる。途中nVidiaIDEドライバを入れるかどうか聞いてきたので、入れた。再起動してみたがDVD再生は変化なし。ただしHDD周りは更に速くなったもよう。改善されなかったのでnVidiaのページを見に行くとリファレンスとして2.03バージョンのドライバが公開されていたので、これをインストールした。更にATIのCatalist3.2ドライバも上書きインストールした。結果下のような状態になった。
USBに関しては更に下に別に掲載する。
nVidiaのIDEドライバを入れた結果、ディスクドライブ、CD-ROMドライブに〜SCSI Disk Deviceなどという修飾子が付いた。PCIスロットには上から21143LAN、MonsterTV2、FT66 IDE-RAIDボードが入っている。(LANはスロットを埋めるために入れてみた)
これはバックパネルの4つのうち、下側につないでいるUSB2.0外付けHDDドライブである。
このホストコントローラはバックパネル上側のもの。メモリオーディオプレイヤー、Wireless IntelliMouse Explorer for Bluetooth、LogitechのCordless iTouch Keyboard、SideWinderForceFeedback2、携帯電話接続ケーブル。
このホストコントローラはボード上のヘッダピンのもの。USB-SCSI接続のMOドライブ、USBサウンドデバイス(ONKYO SE-U77)、USB-プレステコントローラ。
割り込み関係は次のようになっている。例によってPCIデバイスは16〜19に、チップセット内蔵デバイスは20〜23になっている。これによればAGPとPCI2はIRQ共用である。またここでは出ていないが、内蔵ビデオはIRQ16でPCI3と共有である。
- 2003年3月27日
PowerDVD
DVD再生時に引っかかる状態になることは書いたが、ドライバ類を入れなおしても効果がなかった。その後MediaPlayerやRealPlayerのDVD再生では問題なかったので、PowerDVDプレイヤーの問題に絞って調べていた。それでもこのような症状の報告はなく、かなり限定的な問題のようである。しばらく使っての状況としてこのDVD再生のみでなく、エクスプローラの操作中とか右クリックしたときなどにも引っかかりを感じていた。一応この引っかかりに関しては画面のプロパティ中のフェード効果をはずすとおおよそ改善されたようだ。それでも裏でPowerDVD再生しているときにテキスト編集なんかをやろうとすると、日本語変換なんかが尋常じゃないくらいに引っかかる。どうもnForce2とPowerDVDとATI RADEON9000とでI/O処理を引っ張り合っている(そもそもnForce2では多重I/O性能が悪い?)ように思える。まあDVD再生だけならば問題なくできるようになったので、よしとしておく。
またBluetoothマウスでポインタが時々画面端に飛ばされてしまう現象がKT333を使用時に出ていたが、このマザーボードに変えてからはほとんど飛ばなくなり、飛ぶときの距離も短くなった。Bluetoothマウスの処理に問題が残っていることも確かだが、チップセットの出来にも関係するようだ。
ちなみにこのマザーボードにはUSBポートが6つある。バックパネルの通常の位置に2つ、下のほうのLANコネクタの場所に2つ、マザーボード上のヘッダピンとして2つである。まるでUSBコントローラーが3つありそうな感じだが、実は2つのみ。バックパネルの上の2つとマザーボード上のものは同じコントローラなのである。USB1.1使用のときには多少考慮する必要があるだろう。また2つめのコントローラ(バックパネルの下2つ)はスタンバイから起きたときにデバイスを見つけないことがある。
またBIOSでLegacySupportをEnableにしていると、USB-HDDをつないだままだとBIOSで止まる現象が発生する。対処は一度USB-HDDを抜くか、LegacySupportをDisableにすることのみ。
- 2003年3月28日
内蔵ビデオ
DVD再生がおかしい件。RADEON9000との相性を疑い、nForce2内蔵ビデオを使ってみた。AGPカードを外せばすんなりと起動。怪しいことにBIOSではAGPクロックが100MHzだと出る。それでも普通に立ち上がり、ビデオドライバを入れると問題なく使えるようになった。ビデオの質は可もなく不可もなく。CRTで高解像度で見るには辛そうだが、私はXGA液晶なのであまり問題にはならない。nView(マルチモニタ)も試そうとしたが、出力できず。もう少し研究が必要そうだ。(設定はBIOSと画面のプロパティとその中のnForceビデオの設定だけだと思うのだが...)セカンダリ出力のボードにジャンパピンの立っていないTV-RGB切り替えポストがあるようだが、これは無関係なのだろうか?
内蔵ビデオにした結果、DVD再生時の問題はほとんど見られなくなった。少なくともひどく止まってしまう現象にはならなくなった。それでもマルチタスク時の性能低下ぶりには驚くものがあるが。おそらくその辺りが影響してAGPの処理が落ちてしまうのではないかとふんでいる。
まあ今の状態でもさほど不自由しなそうなので、内蔵ビデオでしばらく使ってみるつもりである。3Dベンチなんかを流すと、Radeon9000PROの半分ほどしかフレームレートが出ないのだが。CombatFlightSimulator3がちゃんと動けば、私的にはOKである(やってないけど)。FFXIベンチでは3500位だった。
メモリのテスト
今まではPC2700とPC3200の2枚ざしで175MHzにして動かしていた。試しにPC3200のみだとどのくらいの性能が出るか見たくなり、1枚ざしで試した。ちなみに1枚ざしの時にはDIMM1かDIMM2にささないといけないもよう。結果としては200MHzでも動いたが、メモリタイミングを落とさないといけなかったせいか、性能的にはさほどでもなかった。更にメモリタイミングを落とさなくていい限界は183MHz辺りだったが、これでも性能的にはあまり変わらなかった。結局のところクロックを上げるよりも2枚ざしの方が性能が上がるようだ。ちなみに内蔵ビデオ使用でもAGPカード使用でもスーパーπのタイムはほぼ同じで1:02だった(せいぜい1秒差)。そして200MHzでも183MHzでも1:06位である。内蔵ビデオでメモリ1枚でもそれほど性能が落ちないというのはありがたい。
- 2003年3月29日
内蔵ビデオ(マルチモニタ)
いつの間にやらビデオ出力ができるようになった。おそらくドライバをnForceドライバについていたもの(ビデオドライバのバージョンは41.13)から単独のドライバ43.45に変えたのが効いていると思われる。はじめから期待なんかできなかったのだが、やはり出力はひどいものだった。フォーカスが甘い上にひどく赤みがかっている。カラー補正で赤のコントラストとガンマを落としてみたが、調整しきれない。出せないよりはよっぽどましってくらいだろうか。調整でTV上の位置だけでなく画面サイズの設定ができ、いわゆるオーバースキャンの状態にできる。そしてフルスクリーンビデオミラーという設定ができ、名前では何のことかさっぱりだが、これはビデオオーバレイのみをテレビに出力できるというもの。PowerDVDでもMediaPlayerでもRealOneでもMonsterTVでもビデオオーバレイ状態ならテレビに出力可能。例によって720*480などのゆがんだ画像はそのままつぶれた状態で出力されてしまうが。
ビデオ出力ではいまいちなので、RGB出力からビデオ変換して出力する。BIOSでRGB出力にし、画面のプロパティのGeForce4MXのデバイスの選択でアナログディスプレイを選択すると、セカンダリRGB出力に映像が出る(ビデオ出力は出なくなる)。RGBにしてもフルスクリーンビデオミラーの設定が可能で、RGB->ビデオ変換するとTV出力ができる。こっちでは赤が強調されることもない。残念なことにオーバースキャンの状態にはできない(うちのRGB->ビデオ変換の調整でもオーバースキャンまではもっていけない)。どちらにしろブラケットのビデオ出力よりはよっぽどまし。RADEON9000PROのときのようなひどい出力でもないし。
- 2003年3月31日
ビデオ出力
てなわけでビデオ出力できるようになったのはいいのだが、ビデオオーバレイがセカンダリRGBに出せたのはDVD/MPEGのときだけ。リアルやDivXではプライマリの表示が乱れて使用できなくなってしまう。RealOneやMediaPlayerを終わらせると正常に戻る。ただしセカンダリ出力側は正常にビデオオーバレイのみが出力されている。
クロックを落としたりしてみたが効果なし。だがセカンダリRGB出力を止めると正常になる。まあドライバに問題があるのだろう、ということでアップデート待ち。それまではnViewの切り替えによってセカンダリ出力あり・なしを切り替えることでTV(セカンダリRBG)にビデオを出す(ただしプライマリ側は乱れる)か、プライマリ(液晶モニタ)に正常に出す(セカンダリには出ない)かを切り替えるようにした。
一言で切り替えるようにしたと書いたが、これには結構な試行錯誤が必要だった。最終的にはnViewプロフィールを2つ作り、ディスプレイ設定を保存するようにし、一方はセカンダリ出力ありもう一方はセカンダリ出力なしとすることで切り替えられるようになった。フルスクリーンビデオミラーのありなしを切り替えるように試していたが、これはうまくいかなかった。またデスクトップの移動をセカンダリに許すようにしないと、フルスクリーンビデオミラーの機能は働かないもよう。
ビデオキャプチャ
VIAから抜け出した理由の一つがビデオキャプチャの調子悪さだった。nForce2でMonsterTV2でHunuaaでビデオキャプチャを試してみたが、RGB24で720*480にしても、キャプチャ時にはこま落ちなしでキャプチャが可能になった。しかし、どうしたわけかマルチプレクサでのこま落ちが1〜数秒に1こまくらい発生している。ストリームタイム補正を設定すると見た目のこま落ちはなくなるのだが、予想通り音がずれることがある。そもそもYUY2で320*240にしたところでマルチプレクサでのこま落ちが発生しているので、結構謎だったりする。ただし今の私の環境ではWindows起動状態では時計がかなり進んでいるので、この辺りが影響しているのではないかと思っている(この原因もわかっていない)。Windowsを立ち上げなおすと時刻は正常になる(つまりRTCがおかしいわけではない)ので、nForce2での問題のようである。私はクロックをいじっている辺りが怪しいのだが、そもそもnForce2ではチップセットでクロックをいじれるようにしているわけで、nForce2の考え方自体になんか問題があるのではないかと思う。(他のチップセットならばクロックを上げたところで時計は狂わない)
一応次の設定にしている。
・キャプチャ時 ビデオ有+プレビュー、スマートティー、ストリームタイム補正333667、カスタムクロック使用しない
・HuffyUV best/best、他チェックなし
・AVI1独自 フレーム数2997/400、ファイル数40、ドロップフレームにならないようにする、バッファ6000、タイムスタンプ/タイムスタンプ、ヌルフレーム、ヌルフレーム、音ずれ防止なし、規定値/規定値、マスタストリーム=ビデオ、平均表示・サンプリング・ピンフォーマット変更なし
ただしCPU負荷は常に90%前後だし、使用メモリは徐々に増えていく(ディスクの書き込み速度が追いついていない?)し、結構ギリギリである。
内蔵ビデオのパフォーマンス
RADEON9000PROからnForce2内蔵ビデオに変えたわけだが、3Dのパフォーマンスは目に見えて落ちている。3DMark2001なんかではフレームレートは2/3から半分程度に、FFXIベンチでは4000あったものが3500辺りに、3DMark03ではGame1しか実行できなくなってしまった。ベンチ程度ならば許せるが、CombatFlightSimulator3では最大描画にすると数FPSに落ちてまったく使えなくなってしまう。ましてやRADEON9000PROではアンチエリアシングオンだったのが、内蔵ビデオではオフにしてもこの状態。まあ他の(私がやっている)ゲームでは問題ないので、CombatFlightSimulator3の描画オプションをちょっと落とせば済む話ではあるが。
ForceFeedback2を使っていると、もう一つのジョイスティックが2番目にされてしまい一部のゲームでジョイスティックが使えなくなる問題は、一時的にForceFeedback2をデバイスマネージャで削除すればジョイスティックが1番になり問題なくなることがわかった。まあForceFeedback2をUSBから抜くのと同じことだが、S/W的に調整可能であることはうれしい。ForceFeedback2を使うときにはデバイスマネージャで新しいデバイスの検出を行えばまた使えるようになる(再起動は不要)。どうしたわけか「このデバイスを使用しない」チェックは行えないようになっている。それでもジョイスティックの1と2を入れ替えられなかったり、ゲームデバイスプロファイラで有効・無効を切り替えられないというのはどうかと思うが。
- 2003年4月3日
ビデオ出力(マルチモニタ)
やっぱりMPEG以外でフルスクリーンビデオミラーにならないのが気になって、他のバージョンのビデオドライバを探してみる。手始めにCD-ROM内にあった41.13を入れてみる。すると何の問題もなくセカンダリ出力ができ、しかもフルスクリーンビデオミラーもMPEGだろうがDivXだろうがrmだろうが問題なく出力できるようになった。しかもオーバースキャンで表示できるようになり、(CombatFlightSimulator3の)パフォーマンス以外には問題がなくなった。
と思っていたのだが、このドライバはどうしたわけか時計がずれる。それも1時間に30秒以上ずれる。ドライバ入れ替え前はずれなかったのは確かだし、入れ替え後おかしくなったのも確かなのだが、どうにもふに落ちない。本当にビデオドライバの問題なのか?
- 2003年4月12日
NCR18GMのFSB設定
DDR400メモリを使ってFSB200設定辺りを試してみたが、どうも動作が芳しくない。結論としては今のマザーボードではFSB200は不可!せいぜいFSB190辺りがやっとというもの。もちろんメモリ自体は420MHz位まで動作可能なのだが、CPUの外部クロック=チップセットのCPU側クロックは200MHzまでは出ないのだ。Windows起動くらいはできるのだが、その後アプリケーションエラーが出たりフリーズしたり。内蔵グラフィックを使うときにはDDR400では動かないという話もあるが。
ついでにいえばメモリ非同期の時には3Dものの動作が不安定なことも確認された。具体的にはFSB200でメモリ83%(=333MHz)に設定したときに、3DMark03の戦闘機シーンで即プログラムが終了してデスクトップに戻ってしまう。この現象はFSB166でメモリ120%(=400MHz)にしたときにも観測された。まあnForce2でメモリ非同期は禁じ手であるのだが。
nForce Network Controller
デバイスマネージャをいじっていると、チップセット内蔵NICのプロパティで設定をいじれることを発見、Optimized for CPUかthroughputかの選択ができた。デフォルトではCPUだったが、throughputを選んでみた。またWakeOnLANをDisableにしてみた。
- 2003年4月27日
ジャンパ延長ケーブル
3ピンジャンパを長さ30cm程のケーブルで延長して、先に3Pスイッチが付いた代物。マザーボードK7NCR18GMのCMOSクリアジャンパがとんでもない場所(PCI2とPCI3の間)にあるので、簡単にクリアできるように購入。さしたときにはなぜかCMOSクリアされてしまった(スイッチ位置は問題なかったのだが)以外は、特に問題なし。普段はクリアされないし、スイッチを切り替えるとちゃんとクリアできるし。
- 2003年5月8日
休止状態で時計が進む
時々時計が異常に進む現象が出ている。ちなみに最近は166*9の1500MHz辺りで使っている。そして「異常に」というのは1時間に数分程の事。夜に数時間使っているだけで5〜10分くらい狂ってくる。BIOS設定で避けられるという話もあるので、今までもBIOS設定変更後はSpreadspectramの項目に常に注目し、かつ進みがないことをチェックしてきた。これで大抵はOKだったのだが、最近になってたまに異常に進む現象が出てきた。いろいろと使い方を検討した結果、「休止状態から復帰したときには常におかしくなる」と判断するに至った。
この休止状態なのだが、(Windowsの再インストール後)Microsoft IDEドライバを使うようになってから休止状態に入るのが速くなった。セーブ時間は1Gメモリで10秒もかからない。nVidia提供のIDEドライバの時にはこれが30秒以上かかる状態だった。逆にMicrosoftドライバにしてからは休止からの復帰が異様に遅く、30秒以上かかっている。上の時計が狂う現象と合わせて、このマシンでの休止状態は結局使い物にならないということになってしまった。
どうもBIOSがおかしいようである。LeadtekのダウンロードコーナーにはBIOSがあがっているのだが、これを入れようとすると「パート番号が違うが入れていいか?」なんて言ってくるので躊躇している。強行しちゃって大丈夫なのかなぁ。
BIOS更新(03/04/22バージョン=59370422.bin)
part number not matchなんて脅しにめげずにBIOSを更新してみた。今までのは03/02/14版(58370214.bin)であった。DOSの起動ディスクを作成するオプション入りでフォーマットし、公開モジュールを解凍して、autoflash.batの通りに更新。※現在のBIOSのバックアップを取るには/syとする。例のメッセージが出るがYを押して強行した。
結果、特に問題なく更新完了。起動もOKだった。例のメッセージは、どうも3A000からのエリアに情報が入っていないせいだと思われるが...一応添付ドキュメントに注意書きはある。
気づいた変更点は、
・メモリをちゃんと2バンクに分けて入れていると「Dual Bank Enable」と表示されるようになった。
・BIOSでCPU温度が表示されるようになった。
・S.M.A.R.T.サポート
の3点。今まで「こいつにはセンサーチップがないので温度測定は不能」と言われていたのは間違っていたことが判明。(ちなみに温度は55℃〜65℃だった。高い...まあ2000rpmファンなんかを使っているからってのもあるだろうが。)
というわけでWindows上でも表示することはできそうである。
これ以上の変更点(特にUSB-HDDとか時計の狂いとかS3モードとか)は追々チェックしていくことにしよう。
・2003年8月3日
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CPU変更(Athlon2500+)
Athlon2500+(Bartonコア)を買ってみた。およそ2GHz(正確には2.06GHz)で動いている。まあ2900+相当ということ。2.0G位で動いて欲しかったので、その点では満足している。今までは1.4G程のものを使っていたので、1.5倍くらいの速度になったはずなのだが、私には違いがよくわからない。Superπとか動かすと確かにタイムが縮んでいるのだが...そして消費電力は100W余りから125W位に上昇した。めったにやらないエンコードの速度向上のために1円/時間(=720円/月)も上がっているのは無駄という他ない。
・2003年9月17日
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新BIOS
いつの間にかK7NCR18GMの新しいBIOSが出ていたようなので、更新。ようやくWindows上で更新できるようになっていた。何の期待もなく更新してみたのだが、どうやらアイドル時にはCPUの温度が下がるようになったようだ。今まで常時50〜55℃位だったヒートシンク温度も、アイドル時には38℃前後までに落ちるようになった。(電源オン時には30度前後のもの)一応消費電力を測ってみると85W位だろうか。前測ったのが125Wだったので、40W位落ちた(=フルパワー時には40W多く消費している)。それでも常時オンにするのはつらいかなぁ。
ちなみに今はパソコン回り(だけでなくオーディオ全体)をばらっばらにしちゃっているので、メインPCにはモニタもキーボードもつないでいない。LANだけつないで操作は皆ノートPCからのリモートデスクトップを使っている状態。おかげでゲームもできないし、DVDも見れない。早いうちに元に戻したいんだけど、いまいちやる気が起きていないんだよねぇ。今週末辺りで何とかするかねぇ。
・2003年9月19日
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MicroATXケース(Aopen H360A)
前から注目していたケースを購入してきた。このくらいのサイズ(LowProfileのMicroATX)にしては3.5ベイが3つあるのがめずらしい。アルミでないので重い点と、少し大きい(ベイが多いので仕方ないが)点がちょっと不満だが、他は満足できるスペックだ。
夜中にごそごそと中身の入れ替え。ケースにはドライブを付けるためのレールが付いているのだが、なぜか必要ない作りになっている。ベイは金具でドライブを固定できるようになっており、ネジ不要となっている。薄型ケースだけあって中はさすがに狭く、ケーブルの取り回しがつらい。しかもシャドウベイ2つにHDDを入れてマスタ・スレーブにつなぐのは至難の業。なんとか収まったが、マスタ側(フロッピーの下)のコネクタはかろうじて届く状態。ケーブルを付けた状態ではベイの部分を持ち上げることができない。下のシャドウベイはもう少し左側(3.5ベイ側)に寄っていてもいいのではないだろうか。電源ケーブルもぎりぎりだし。
AGPカードを挿してみたが、RGBコネクタ部分はちょうどケースに当たるので使用不能。仕方ないのでnForce2内蔵ビデオを使うことにした。増設カードはMonsterTV2のみ。
いまいち排熱に不安がある(電源裏などからの熱が弱い)が、今のところ使えている。電源のファンはちょっとうるさいかも。通電開始時には大したことないように思えるのだが、使っているとだんだんうるさく感じてくる。実際に熱くなって回転が上がっているのか、気にしだすとどうしても気になってくるのかわからないが...
・2003年9月26日
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CPUファン変更
今まではThermoEngineというクーラーに可変速ファンをメインに使っていたのだが、MicroATXケースにしてからちょっと冷却に不安が出てきた。ケースの作りとして電源ファンでのみ排気する構造のため、このヒートシンクのように四方に吹き出す構造は向いておらず、下から上にまっすぐ風が吹き抜ける作りの方が良いように思えた。そこで手持ちのファンを調べてみたのだが、Athlonリテールに付属のファンはみな横方向へのスリットとなっている。まあこの辺りはマザーボードの作り(CPUの向き)にもよるのだろうが。私の使っているマザーボードは上下に爪が付いているのだ。リテールファンはその向きではない点でこの設計はおかしい(リテールファンを使うとコンデンサに熱風が当たるようになる)と思うが。 そして手持ちの別のものを探したところ、どうやらPen3/Celeron付属のヒートシンクが上下方向となるようだ。そこで比較的ヒートシンクの大きいCeleron1.1AG用に可変速ファンを電源方向に風が当たるように付けてみるた。
結果、四方に吹き出す構造よりも冷えて、温度が10℃程度落とすことができた。とはいえ90℃が80℃なのでまだまだ高い。しかも2500+(1.83GHz)を1.66GHzに落としての値なので、まだまだ冷却には問題大有りなことには変わりないのだが。
・2003年10月18日
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CPUファン変更2
Celeronのヒートシンクではさすがに冷却に問題があった。そこで新しくCPUクーラーを購入。ZawardのSabrinaというやつ。最近発売されたらしい。8cm角のヒートシンクに8cmファンで、全部銅製という代物。つめの方向にヒートシンクがあるものは珍しい。ファンは2500rpmで32cfmで26dbAだという。しかし私はファンはすぐに外してしまって使っていない。
電源を外してヒートシンクを交換して電源を付け直そうとしたら、なんとシンクのレバーが邪魔して電源を付けることができない。このマザーボード(LeadtekのK7-NCR18GM)はCPUソケットがマザーボード上端ぎりぎりに付けられているのだ。レバーだけの問題なのだが...仕方ないのでレバーはペンチで折り曲げてみると、なんとか収まるようにできた。それでもヒートシンクの端は電源にぶつかっているのだが。電源ファンはCPUクーラーに密着して吸出しファンのような位置に来るので、別のファンは不要になりそうな感じである。
電源を入れてみるとこのヒートシンクは冷却効果絶大で、BIOS時(つまりMAXに近いとき)でも温度は60℃前後になった。今までは1.8GHzで95℃前後で、時には100度を越えて電源が勝手に落ちるようなことがしばしばあったのだが。そして今までは熱くなりすぎて使えなかった2.0GHzでも65℃前後になって普通に使用できるようになった。結局173HMz×11.5倍の2.0GHz辺りで使うことにした。まあ最近は5倍から11倍くらいまで時により変更して使っていたのだが。(とあるゲームが1500MHz以下でないとまともに動かないので)
ついでなので電源ファンの音を和らげるべく、電源の箱に静穏シートを張りまくってみた。今まではたたくとカンカン響くようなできの悪さだったのだ。張ったことによって響くことはなくなり、予想通り静かになってくれた。これで当分は使っていけそうである。
・2003年12月20日
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SWドライバー
nVidia提供のnforceドライバには、IDEドライバであるSWドライバーというものが含まれている。いまいち互換性がよくないとかで評判が悪い。うちでもこれが原因でDVDのライティングがだめになったことがある。
今回3.13ドライバが出ていたので、久しぶりに試してみた。だめだろうと思いつつも、また挑戦したくなるのはなぜなのだろうか。インストールは問題なく終わったのだが、パフォーマンスの違いはよくわからない。ベンチで比べたらわかるのかもしれないが、そこまではやっていない。なぜなら逆に極端にパフォーマンスが悪化した場面に出くわしたからだ。そういえば昔も同様の目にあってやめたような気もしてきた。
その「遅い」状況とは、同じドライブの別パーティション間でファイルコピー(ギガ単位のファイル)を行うというもの。標準ドライバでは何てことない操作でそれほど時間がかかるものでもないのだが、SWドライバではものすごく遅い。10倍くらい遅い。それだけで嫌になって速攻で削除した。ちなみに休止状態に入るときのセーブも遅い。
・2003年12月21日
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マルチモニターとnForce2ビデオ
最初は最近安くなってきた1600x1200の液晶モニターに買い換えようかと思っていた。しかしよく考えると私は1600x1200の表示可能なCRTモニター(TOTOKU CV821-X)を持っていたのだ。液晶と違って移動が大変なので使っていなかったのだが、最近はそれほど移動することもなくなったので、CRTを復活させることにした。これにはスピーカーが付いていないので今までの液晶(MITSUBISHI MDT151X)との2段重ねにしてこのスピーカーを使い、ついでにマルチモニターにすることに。
nForce2のnView設定でデュアルビューにすればOK。なのだが、どうしても1600x1200で32bitにすると85Hzに上げられない。(サブは800x600x32で60Hz)シングルディスプレイならば85Hzまでに上げられるのに。解像度の変更タブをあれこれいじってみたが解決せず。それどころか最初は75Hzも可能だったのにいつの間にか72Hzまでになっていた。結局は72Hzで我慢することになった。
そしてフルスクリーンビデオコントロールでセカンダリモニターにビデオ出力するとメインモニター側の画面が乱れる。これは前にも経験があり、おそらくドライババージョンを変えればいいと思われる。今は53.03である。
・2003年12月30日
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マルチモニター続き(nForce2ビデオ)
ふと気づくとメイン画面は1600x1200x16bitカラーだった。しかもセカンダリありの時には32bitにできない。いろいろいじっているとWindowsの画面のプロパティの設定ではセカンダリは800x600までしか下げられない(WindwosXPからはそうなっている)が、nView設定ではもっと小さい画面にも設定可能であることがわかった。これにより1600x1200x32bitと640x480x32bitの設定ができ、しかもフルスクリーンビデオミラーでの画面の乱れも出なくなった。液晶は1024x768なのでにじんでいるのだが、どうせタスクマネージャと時計とmobliemeterしか出さないので大して問題はない。ビデオ出力にも大して差がないみたいだし。
ちなみにデスクトップの配置はメインの右上にサブがくるようにしてあるが、3Dゲーム時にはサブにはデスクトップの一部が出ているもよう。しかも3Dが800x600の時には800〜1480x480辺りの画面が出て、1024x768の時には1024〜1704x480辺りの画面が、1280x1024の時には1280〜1960x480辺りが出ているもよう。こういうときには普通は(ATIの時には?)画面が出ていなかった気がするのだが。
・2004年2月15日
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nForce2ビデオの色空間
相変わらずのビデオネタです。nVidiaのビデオチップはデフォルトではオーバレイ空間を表示するときにスケール伸張してくれません。それは設定パネルのカラー補正でオーバレイ・デスクトップ共に明るさ・コントラストが100%になっているからです。ここでオーバレイの方を上げたりデスクトップの方を下げたりすれば、デスクトップとオーバレイの白レベル・黒レベルは合わせることができます。
しかし、100%からずらした方は出力が汚くなってしまいます。ここからは予想ですが、おそらくnVidiaでは画面出力は必ずRGB24で行うようになっているのでしょう。そして明るさやコントラストをいじるとその割合で[出力するためのRGBかYUVのデータ]→[表示用のRGB24空間]にマッピングして表示しているのでしょう。この結果、いじった方の階調がおかしくなり、出力が汚くなっているものと考えられます。
たとえばYUVの輝度220階調をRGB24の256階調に伸張してマッピングすることを考えると、リニアに変化していた階調が飛び飛びになることが予想できます。これがオーバレイを上げていったときに見られる現象です。
逆にデスクトップの方を落とすと、RGB256階調がRGB220階調にスケール圧縮されるため、一部の階調が表現できなくなります。
ちなみにIntel内蔵ビデオでは上記のスケールマッピングがデフォルトで入れられており、変更も不可になっているようです。
ビデオ表示を考えると、デスクトップとオーバレイが両立できないという意味でなかなか駄目なビデオチップだと思います。(VMRでも同じようなことを考えているようで、ちょっと心配です。)
・2004年10月23日
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nForce2Videoと液晶モニター
最近マシンの調子が悪いなぁと思ってよく見てみると、CPU脇のコンデンサ3本の上部が膨らみ、ちょっと液漏れしていた。これに気づいたのが1月くらい前。それ以来クロックを落としつつ、だましだまし使っていた。最近ではついに1GHz位にまで落とすことになった。そのうちAthlon64に変える予定(nForce4が出たとき?)なので、それまでもってくれればいいのだが。
電源に負荷をかけると電源が発熱し、ケース内の排熱に影響し、CPUや付近のコンデンサに影響が出る。よってできるだけ負荷を減らしたいし、CPUパワーを落としていたら3Dゲームどころではないってことで、ビデオを外してnForce2内蔵のビデオで済ますことにした。
アナログ接続なのでいまいちボケ気味なのだがまあ許せる範囲。画面が1280x1024なので4:3モードのときには上下に引き伸ばされるしドットがボケるしって辺りが気になっていたのだが、nVidiaではビデオタイミングの詳細調整が可能で、ピクセル位置を合わせることが可能。基本的にはフロントポーチとバックポーチを増やして大まかな位置を合わせて、最終的にはモアレが出るのを見ながら少なくなる方向に調整していけばよい。どうしても合わせきれないところはモニターで微調整する(フェーズはこっちでしかできない)。解像度xリフレッシュレート分やらないといけないのでなかなかつらい。しかも800x600辺りになると調整しきれないし。
それでもみんな調整できるというのはすばらしい。ビデオオーバレイに関してはいつものようにデスクトップを暗くする方向で調整した。
・2004年11月2日
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マザーボードダウン
最近マシンの調子が悪く、CPU(Athlon XP 1700+)を1.0GHzに落として使っていた。既に1.2GHzでは動かない状態だった。それが今日になると使用中にリセットがかかり、それ以降起動できなくなってしまった。ついに寿命を迎えたようだ。結局nForce4までは持たなかった。
仕方ないので昔使っていたKT333マザーを引っ張り出してきて全てを乗せかえることにした。今はCPUや電源やビデオやHDDに加えてLANとS-ATAカードを付けて、バラック状態で運用中。もうこのマザーボードのことは記憶からなくなっていたのだが、LANすら付いていなかったのか...しかも手持ちのLANカードではWakeOnLANができないし。
ものを取り付けてnForce2で使っていたHDDをそのまま起動してみたところ、普通に立ち上がってきた。Windowsの再インストールを覚悟していたので、これは助かった。自動で認識しないサウンドとRAIDのドライバーを入れるとデバイスマネージャ上の問題はなくなった。
取り外したマザーボードをよく見てみると、CPU脇のコンデンサ4本だけでなく、チップセット脇、メモリ脇のコンデンサ達を合わせて12本も膨らんでいた。すべてコイル脇のものなので電源系だろう。4本だけならば別のものと交換する気だったのだが、これだけ多くなるとやる気がなくなった。
これで本格的に次のマシンを検討しないといけない状況になってしまった。まあnForce4+Athlon64 3200++6600GT辺りだろうか。安く済ますならばnForce3+Athlon64 3000+(754)あたり、もっと安く済ますならばコンデンサ張替えだろうか。
・2004年11月13日
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マザーボードコンデンサ交換
今月頭から使用不能になったマザーボードK7NCR18GM。見てみると半分くらいのコンデンサの頭が膨らんでいて、一部は茶色い噴出しも見られる。GSCだし、明らかに不良コンデンサ問題のようだ。GSCは頭が膨らむので分かりやすく液漏れで基板を汚す心配も少ない。
仕方なくコンデンサの交換を検討する。手元にあった使っていないマザーボードからSANYOのコンデンサを抜いて、1500uFと1000uFを計8本入手。2200uFはなかったので秋葉原でルビコンMBZを5本購入してきた。ちまちまと交換していき12本全て交換してみたところ、無事に起動できるようになった。本当は全交換したいところだが、なんせ手間がかかるんで。
交換したうち2本は黒く変色しているのだが、そういうものなのだろうか?どうやらサウスチップ付近にある2つのコイルが高温になっていてその隣のコンデンサ2本が黒く焼けていたようなのだが。
使えるようにはなったのだが、なぜか内蔵LANだけは使えていない。デバイスマネージャ上は問題ないのだが、実際には通信不能。設定の問題なのか、H/Wの問題なのかもわかっていない。今はLANカードをさしてしのいでいる。
・2004年11月15日
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K7NCR18GM復活
コンデンサを付け替えてほとんどの機能が使えるようになったものの、LANだけは使えなくなっていた。設定がおかしいのかといじってみたり、増設LANでの動作を確認してみたり、LANケーブルを換えたり、BIOSでMACアドレスをいじってみたりしてみたものの変化なし。最後は別のディスクに新規インストールして試したが、やっぱり駄目だった。駄目な状況も微妙で、リンクのランプはついてDHCPによるIPアドレスなどの取得だけは可能なのだが、通常のIP通信は一切駄目でPINGですら通らないというもの。
設定やドライバーでないとすると、やっぱりコンデンサの付け替えが影響しているわけで、半田付けした部分をコテでコネコネいじっていたらLANも使用可能になった。これで完全復活だろう。
しかし代わりに使っていたKT333マザーが思いのほか調子がよく、高クロックを狙わなければ何の問題もない。そもそも低クロック(1.0GHz程度)で動かしていてもほとんど困ることがないことがわかってしまった。デスクトップ操作やブラウザはもちろん、今どきのゲームならばほとんどビデオカードで動いちゃうので、1.0GでもOK。CMR04でもロードオブザリングでも問題ない。もう少し古いHT'&Lも使ってないようなDirectX7前のやつだと結構CPUパワーが必要だったりするが。
というわけでせっかく復活させたのだが、KT333マザー+低クロックで当分しのぐことにした。MicroATXマザーはまた別の用途ができたら使うことになるだろう(HTPCとか)。しかしSWエンコードをやっているときだけはもっともっとパワーが欲しいんだけどね。
http://www10.plala.or.jp/p205tb16/ncr18.html
坂井瑞穂