ASUS P5B Deluxe WiFi

USB無線LANアダプタ (2008/10/1) 
Core2Duo E7200 (2008/6/21)
P5BD BIOS1233 (2008/6/9)
P5BDMON1006 (2007/6/25)
Marvell LAN (2007/6/5)
忍者プラス  (2007/3/10)
P5BDMON 1005 (2006/11/14)
P5BMON続き (2006/11/8)
P5BMON (2006/10/23)
Q-Fan2 (2006/9/11)
WiFi AP (2006/9/7)
消費電力とClockGen (2006/9/7)
AHCI (2006/9/5)
WindowsXP2 (2006/9/4)
WindowsXP (2006/9/1)
Core2Duo E6600 (2006/8/30)
Core2DuoとP5B Deluxe (2006/8/29)

・2006年8月29日

• Core2Duo
  　HDビデオキャプチャのPV3はAthlon64 3200+ではまともに動かなかった。更にはWMV HDでエンコードするにはソース時間の10倍くらいかかり非常に遅かった。そこでCore2Duoを購入することにした。一瞬安くなったAthlon64 X2 4400+辺りでいいかとも思ったが、どう見てもCore2Duoよりも消費電力が高くて遅そうだったのでやめた。
  
  　マザーボードとDDR2メモリもセットである。最初はE6400とG965(M-ATX)のつもりであったが、最終的にはE6600+P965になっていた。ICH8ではAHCIが使えないというのでICH8R/DH狙いになり、P965+E6400でFSB400にして3.2GHzで動かそうかという考えになり、P5B Deluxeなら倍率変更が可能（なのでE6600でもFSB400の3.2GHzが可能）なようだということで、E6600+P5B Deluxe WiFi+DDR2 800(1GB 2枚)というものにした。DDR2もUMAXのLoDDR2-1G-800にしてトータルで10万円なり。この構成ならばCore2発売当初にも組めたはずなので、今更これに決定している辺りに自分の衰えが感じられる。こんなに高いCPUを買ったのは（一番最初に買った）Pentium166MHz以来だ。
  
  　しかも通販で買うという落ちぶれぶり。今まではこういうものを買うのは必ず秋葉原に行っていたのだが、ブツがあるのかどうかはっきりしない、物の存在と値段を数店駆け回って比較検討するのが面倒だ、争奪バトルに巻き込まれたくない、車乗り入れが厳しくなったなどが合わさって、わざわざ行くことが馬鹿らしく思えたので通販にしたのだ。（もちろん通販では「注文したのに物が来ない（在庫切れ）」って危険性も出てくるが）某店通販で３点セットでクレカ購入し、ポイントも3700ルピーくらい付いた。CPUとメモリのポイントは少なかった。日曜夜中に注文したが、翌日発送、翌々日には到着した。ラクしすぎ。
  
  　PCI-Exのビデオは１枚しかもっていないので今のマシン(Athlon64+nForce4)からの乗り換え中は面倒なことになるが、余計な１枚を買う気もない。（だからビデオ付きがよかったのだが。）テストの段階ではPCIビデオを使うことにした。即攻乗り換えずにいろいろ触ってみるつもりなので、こっちをメインマシンに移行するのは１週間はかかるだろう。
  
  
• ASUS P5B Deluxe WiFi
  　ボードのリビジョンは1.03G、BIOSは0405であった。ケースに入れずにむき出しだが、貧弱なヒートシンクだけのサウスは60度くらい？とかなり熱い。シンクの付いていないメモリーも結構熱い。それに比べるとノースとCPUはそれほどでもない。BIOS時にファンコントロール（Q-FAN）なしでは2000rpmで40℃ちょうど、Q-FANオンだと1300rpmで45℃辺り（室温30℃、MB温度35℃）。MB+CPU+MEM+ビデオ(Millenium4M)のみでMEMTEST中の消費電力は100W丁度くらい。
  　ノースの熱をヒートパイプで移動してVRMと共にI/Oパネル付近で冷却、と聞いていた気がしたが、どうもVRMとは関係ない。CPUファン風の流れ弾がI/Oパネル付近のヒートシンクに当たってついでに冷やされるだけ。ノースのシンクの向きがいまいち納得できないが、ちゃんと冷やされているのでまあいいのだろう。
  　このVRM付近のヒートシンクを冷やすためのファンが付属している。横から空気を吸ってシンクに吹き付ける構造なのだが、この結果温まった空気はどこに行くのだろうか。ちょっと不安なデザインである。（最初はヒートシンク側から吸い込んでI/Oパネルの外へ吐き出すのかと思っていた）
  　BIOSで不要デバイスを切っていくが、なぜかフロッピーは切れなかった。→MAINのフロッピー設定でDisableにすれば切れました。
  
  　メモリ設定変更時にはブートしなくなっても電源コンセントから1〜2度OFF/ONすることでデフォルトでブートしてくれる。その他USBメモリからのBIOS書き換え、USBメモリへのCMOS設定セーブ、USBデバイス（CD,メモリなど）からのブートなど、USB周りの機能が充実している。
  
  
• UMAX CASTOR LoDDDR2-1G-800
  　PC6400の1Gメモリが２枚。800MHzでデフォルト電圧で設定をつめて5-4-3-5-2-30と出た。ちょっとだけ電圧を上げればCL=4で動きそうである（デフォルト電圧ではブートはするがBIOS画面で止まる）。MEMTEST2.3をやるとなぜかL2を認識せず、メモリスピードも異常に速く出ている。（L1=64K 39339MB/s、L2=Unknown、Memory=2047M 15684MB/s）
  　ついでに667MHzでは4-4-3-4-2-25、533MHzでは3-3-2-4-2-20であった。
  

・2006年8月30日

• Core2Duo E6600
  　SL9S8のL626A476でCPUIDは6F6のB2ステッピング。付属のファンはFUJIKURA 12VDC/0.6A。最大2000rpmだがQ-FAN使用するとBIOS時で1400rpm辺りとなっている。
  　メモリを1:1に設定してFSBを上げてみたところ、FSB=400MHz、CPU=3.60Gまで（のBIOS起動）は確認した。それ以上はやっていない。つまりFSB=100MHz〜400MHzまでという大きな変動幅を持てることが確認できた。（CPUクロック600MHz〜3.6GHz）
  　ちなみにP5B-DではFSBを上げると一緒にVCoreも上がる(AUTOのとき)。CPU温度も測ってみた。
  

  FSB	CPU	VCORE	CPUTemp
  266MHz	2.40GHz	1.288V	45℃
  300	2.70	1.366	47
  333	3.00	1.384	50
  366	3.30	1.432	55
  383	3.45	1.528	59
  400	3.60	1.552	65

  　またFSBクロックによってメモリクロックの選べる範囲が決まっている。
  100-147MHz　4倍のみ
  148-220MHz　2.66/3.33/4
  221-500MHz　2/2.5/3/3.33/4
  
  メモリ800MHzにするには、FSB=200/240/266/320/400のいずれかとなる。
  

・2006年9月1日

• WindowsXP
  　試しにWindowsXP 32bitをインストールしてみた。IDEのHDDをSATA変換してICH8Rにつなぎ、DVDはJMicronにIDE接続。共に互換モードでインストールになった。USB接続のDVDではXPのインストーラがブートできず、AHCIモードはドライバを要求されるのであきらめた。（うちではフロッピーを使っていないので、ドライバのフロッピーイメージを展開することすら不可だった。）USBメモリをフロッピーに化かせばインストール時にドライバを押し込むことができるみたいだが。
  
  　インストールはすんなりと終わり、IntelInfなどをUSBから読ませてデバイスマネージャ上でエラーをなくし、LANもつながるようにしてWindowsUpdateを実行した。
  　ASUSツールも入れたが、PC Probe2（電圧ファン温度を表示）ではCPUクロック表示がないし、Ai Suite（クロック変更ツール群）では変更すると再起動を要求されるし、AI NAPを使うと復帰時に電圧が上がってクロックが下がんなくなってファンが2500rpmでぶん回っちゃうしでちょっと苦しい。ちなみにアイドル時にはVcoreは1.14Vで39℃にMBが40℃、CPUファンは1400rpmといったところ。
  
  　CPU+MB+MEM+VIDEO+HDDの状態で、クロックが1.6Gに落ちたところで消費電力を測ってみると85W位。6600GTにHDD２台を入れたら100Wを超えそうである。Athlon64 3200+nF4よりも高くなりそうである。逆にチップセットファンがなくなり、CPUファンの回転が落ちている（3000rpm→1400rpm）ので、前よりも静かになりそうではある。
  　ちなみにFSBクロックを100MHzに下げ、CPUを900MHz(最低600MHz)にしてみると、72W位に落ちた。
  
  　その後AHCIに変更したかったのだが、OSインストール後は変更できないようだ。BIOSでICHのモードをIDEからAHCIに変更するとWindowsのブートができない。JMicronのIDEモードでつないでもやっぱりブートできず。
  　更にドライバをUSBメモリに入れてForced FDDモードでフロッピーエミュレーションして、WindowsXPインストール時にF6でドライバを入れてみても、ファイルコピー前にドライバを要求されてインストールができない。この時点でUSBドライバが入ってエミュレーションが使えなくなっているのだと思われる。JMicronの方でやってみてもやっぱりインストールはできなかった。
  　結局のところフロッピードライブがないとWindowsXPでAHCIモードのインストールは不可のようだ。
  
  　Windows Vistaのβを試すと、AHCIモードでもドライバを要求されずにすんなりとインストールができた。
  
  　いつものデバイスマネージャ。
  
  
  
  　割り込み（PCI1=Intel 21143, PCI2=Millennium, PCI3=Intel PRO/100+）
  
  
  まとめるとこうなる。説明書と微妙に異なるのはBIOS設定の違いか？
  SATAはEnhancedのIDE、PCI-EはAuto（で何も刺さっていない）。

  	IRQ	16	17	18	19	20	21	22	23
  	INT	A	B	C	D	E	F	G	H
  TI 1394							共有
  PCI1							共有
  PCI2								共有
  PCI3									共有
  Marvell PCI 8001					共有
  JMicron 363	2847	共有	共有
  Marvell PCIE 8056	2849		共有
  P965PCIE x16	29A1	共有
  ICH8 PCIEx16	283F	共有
  ICH8 PCIEx1				共有?
  USB1	2830								共有
  USB2	2831				共有
  USB3	2832			共有
  USB4	2834	共有
  USB5	2835		共有
  USB2.0 1	2836								共有
  USB2.0 2	283A			共有
  SATA1 4port	2820			共有	共有
  SATA2 2port	2825		共有		共有
  AHCI Controller	2821				共有
  Azallia	284B							共有

  　ちなみにP5Bで言うところのUSB1,2はデバイスID=2830に、USB3,4は2831に、USB5,6は2832に、USB7,8は2834に、USB9,10は2835にあたる。
  　またUSB1,2,3,4,5,6がEHCIの2836(USB2.0の１つめ)に、USB7,8,9,10がEHCIの283A（２つめ）にあたる。知ってのとおりUSB9,10のコネクタはWiFi機能に取られている。
  

・2006年9月4日

• WindowsXP 2
  　Core2Duoマシンへのアプリケーションの移行を始め、キャプチャと動画編集周り以外は大体移行できた。しかしうまく動かないものがいくつか出ている。
  　まずはfub。タブブラウザなのだが、関連付けを行って他のアプリから.htmlを開こうとするとアプリケーションエラーになる。単に排他制御の問題だとは思うが。単体でならば使える。おそらくDualであることが問題（対応できていない）なのだろう。デフォルトブラウザとしてFirefoxを使うことにした。
  　もうひとつはhttptunnel。BIOSでCPUのExcecute BitをEnableにしていると、例外で落ちる。H/W検出なので除外の指定をしても効果なし。BIOS設定でDisableにすると問題ない。現状はDisableにしている。
  
  　それでもやっぱり速いのでこっちへの移行を進めている。特に速さを感じるのは、タブブラウザ(fubまたはFirefox)で多数のタブを一度に開いたとき。また圧縮ファイルを解凍するときの最初の数秒くらい。後者は大きいファイルだとディスクに引っ張られるのかすぐに普通の速度になっちゃうんだけど。最初が速いだけに逆に遅く感じてしまう。またリモートデスクトップ接続でつなぐときも一瞬でログイン画面が出るようになった。
  
  　最終的には移行するつもりだが、現状AHCIでインストールしていないのでWindowsはインストールしなおす予定。ついでにいつのまにかドライバを入れる際に必ず「サポート外のドライバである」旨が出てくるようになってしまった。USB標準マウスですらそうなので何かがおかしい。
  　→結局はBIOSでAHCIに変更した後でフロッピーを使ってWindowsを修復インストールして、AHCIに変更した。
  
  　更にWindowsUpdateでAEC.SYSの更新が常に出るようになった。いくら当てても更新があると言ってくる。Driversの下のファイルだけ更新されていないようなので、手で上書きした。
  

・2006年9月5日

• AHCI
  　結局はフロッピードライブを用意して、BIOSでAHCIに変更後にWindowsを修復インストールすることでAHCIになった。
  
  　しかし何がどう変わったのかはさっぱりだ。
  　AHCIにするとデバイスマネージャでは単に「ディスクドライブ」として認識される。
  
  
  　Matrix Storage Consoleを起動するとデバイスなどが確認できる（この辺はRAIDを構成したときに似ている）。現在の転送モードの「生成１」って何だろう。ここでNCQが有効になっているかどうかも確認できる。
  　とはいえできることはこれだけ。ホットプラグとかのオプションは見当たらない。
  

・2006年9月7日

• WiFi AP
  　あまり使っている話を聞かないWiFI AP。試しに使ってみた。
  
  　基本は普通のUSB接続の無線LANアダプタ。WEP/WPA-PSK/TKIPが使える。
  
  　問題はSoft AP機能。これを使ってWindowsPCを普通のAPのようにあるいはブロードバンドルーターのように使用できる。LAN間接続の機能はない。ウィザードに従って設定すると、WindowsのICS（インターネット接続共有）機能を使ったルーターの設定となる。無線LAN側のIPアドレスは192.168.0.1固定。ノートPCとかからつなぐと、ICSがDHCPサーバとして機能してIPアドレスを自動割当して、LAN側にルーティングとアドレス変換を行ってくれる。有線LANと無線LANの２つのセグメントができる。構成としては次の形。
  
  　でこのAPだが、なんとMACアドレスによるフィルタリングができない。実に最低限の機能しか搭載していないようである。ちなみにAPとしては普通に機能してくれる。
  
  　一方でWindowsXPの機能を使ってブリッジ接続すると、普通のAPのような形で使用できる。全体で１つのセグメントとなる。構成としては次の形。
  
  　ではこの設定方法。まずはASUS WiFi AP SoloでAPとしての設定を行う。続いてLANのプロパティからICSの設定を削除する。ネットワークのプロパティで無線LANとLANの両方を選択して右クリックのブリッジ接続を選ぶ。「ネットワークブリッジ」ができるのでプロパティからIPアドレスなどを設定する。ここの設定はWindowsがLANにつなぐときの話となる。（デフォルトでは自動的に取得するようになっている）元々のLANや無線LANの設定は関係なくなる。
  
  　困ったことにブリッジ接続するとASUS AP SoloではDisable状態となって設定の変更ができなくなる。設定を変えるには一度ブリッジ接続を解除して、変更して、再びブリッジ接続を作らないといけない。
  　またブリッジ接続を作ったときにIPアドレスが変わるので、リモートデスクトップ接続でつないで設定しているとハマる。ローカルでの作業が必要となる。
  
  　ブリッジ接続にしていると接続しているPCの確認もできないし、その他WiFiの設定を変更するには一度ブリッジ接続を解除し、再起動し(?)設定変更後に再びブリッジを設定して、再起動しないといけない。
  
  
• 消費電力
  　前のAthlon64と同様の構成にして測ってみたところ、定格のWindowsアイドル時で100W丁度位である。Athlon64のときには80W位だったように思うので、かなり高めだ。思うにICHがかなり熱く、DDR2になったことでMCHとメモリも熱くなり、CPUクロックが1.6GHzにしか落ちていない、といろいろな原因がありそうだ。
  
  　ClockGenを使えばFSBをWindows上から変更できるが、900MHz(アイドル時は600MHz)に落としてみると15Wくらい下がる。
  　FSB=266MHzで立ち上げて使い、放っておく（定期的にメールチェックとかRSSチェックとかを行っている）時にはFSB=100MHzに下げ、いざというときにはFSB=333〜400位に上げるといった使い方ができそうである。ちなみに266MHzで立ち上げて100MHzに落としてみても、実際には124MHzにしか落ちていないようである。
  

・2006年9月11日

• Q-Fan
  　今回はQ-Fan2の話。CPUやMBの温度によってCPUファンやシャーシファンの回転数をコントロールする機能である。ものによっては温度でなくCPUの使用電力？をチェックしてコントロールするので素早く回転数をコントロールできるような説明だっりもするが、ASUSのHPではP5B DeluxeのQ-Fan2は普通に温度による制御のような記述になっている。そしてコントロールパターンはSilent、Optimal、Performanceの３つしかない。
  
  　最初のBIOS 0405ではまったく効かなかった（気がする）。どの設定にしていてもいくら温度が上がっても1400rpm付近だった。0507ではPerformanceにしたときには60℃近くまで上がったときにやっと2000rpm〜2500rpm辺りに急に上がるようになった。その他の設定では1400rpmのままでまったく変化なかった。
  
  　そして0614になってようやくまともに機能するようになった。45℃辺りまでは1400rpm（最低回転）で、それより上がると徐々に回転数も上がっていき、60℃辺りで3000rpmを超えるくらいになる。とはいえこれはPerformanceモードのとき。他のモードでは回転の変化がもっと鈍い。マニュアルではわかりにくいが、Silent→Optimal→Performanceの順に回転が上がりやすくなっているようである。
  
  　うちのE6600はデフォルト電圧（低速時に1.16V、高速時に1.28V）で366*9=3300MHz辺りまでならば何の問題もなく動いている（CPU温度は60℃前後）。それ以上に上げるとフリーズしたりリセット食らったりで安定しない。ちゃんと追っていないので原因は不明。
  

・2006年10月23日

• P5BMON
  　P5B Deluxe用のファン回転数・FSBクロック・コア電圧のコントロールツールである。今までもASUS BIOS設定とかClockGenとかCrystal〜とかでコントロールできていたのだが、連動しないので使い勝手が今一歩であった。それでもClockGenを使っていたが、電圧をコントロールできないのが気になっていた。
  
  　というところでP5BMONである。FSBクロックと倍率、電圧が同時に変えられる。しかも負荷に応じて(?)自動制御である、と思われる。
  
  　何度もリセットを食らったり、USBコントローラが死んでキーマウスが使えなくなったりしながら現環境での限界の電圧を調べた結果がこれ。
  
  

  FSB	倍率	実クロック	設定電圧	実電圧
  333	9	3000	1.3	1.264
  266	9	2400	1.1	1.072
  200	9	1800	0.925	0.896
  100	9	1121.6	0.775	0.744
  333	6	2000	0.95	0.920
  266	6	1600	0.875	0.848
  200	6	1200	0.8	0.768
  100	6	747.7	0.725	0.696

  
  　BIOSでC1EとSpeedStepをDisableにしておかないと6倍に設定していても勝手に9倍に上がってしまったりする。そしてFSB=266で起動すると上のように333〜100位に変更可能だが、333MHzで起動したときには100に落とそうとするとフリーズする。一方で266で起動して366とかに上げようとすると、やはりフリーズ。ClockGenでもそうだった。詳細はわからない。
  
  　しかし、うちではAUTOでのコントロールがうまくいっていない。より高めのクロックで動き続けようとしている。またCPU負荷が普段から20〜50%位（2つで50〜80%くらい）になっているのもおかしい。またクロックを落としていくとマウスカーソルの動きが一瞬止まったりする。
  　クロックが思ったように変化しないのは、クロック変更ポリシーが作者と違う（私は100〜333に変化を望み、作者は200〜333としているとか）せいかもしれない。まったく何も動かしていないときには1200MHzになるが、いくつかアプリケーションが起動しているだけですぐに1600MHzや2400MHzになる。そして下がらない。
  　それでも電圧を下げて使えるのはうれしいのでMANUALにして、時に手動で切り替えつつ使用している。CPUの発熱が下がったせいか、GPU温度まで下がったのもうれしい。
  
  　ちなみに中途半端な設定は、DVD再生などのように一定の負荷がずっとかかるときに有効である．．．とIntelはPentium-MのEnhanced SpeedStepを採用したときに言っていた気がする。タブブラウザでたくさんタブを開き、フラッシュとかが動きまわてっいてるとき（平気で10%くらいCPUを使う）とかにもいいのかもしれない。
  
  　ファンコントロールはうちでは使っていないので詳細不明。
  　CPU負荷をちゃんと拾って、クロック変更ポリシーを変えられるようになって欲しいね。
  

・2006年11月8日

• P5BMON
  　続き。
  　FSB=266MHzで立ち上げたときには340MHz辺りでなぜか限界が来ていた。そこでBIOSでFSB=333MHzで立ち上げる。
  　すると上は400MHzを超えて435MHz位まで動いた。逆に下限は184MHzとなった。P5BMONで設定を166とか133にしても184MHzにしかならない（266MHzで立ち上げ時は124MHzまで下がった）。前のような表にまとめると以下となる。ついでにConroe消費電力ツールでの計算による消費電力も入れておく。
  
  

  FSB	倍率	実クロック	設定電圧	実電圧	消費電力
  266	9	2400		1.28	47
  266	6	1600		1.16	23
  400	8	3200	1.375	1.336	71
  435	7	3045	1.3	1.264	56
  333	9	3000	1.3	1.264	56
  266	9	2400	1.1	1.072	28
  333	6	2000	0.95	0.920	15
  200	9	1800	0.925	0.896	12
  266	6	1600	0.875	0.848	9
  233	6	1400	0.825	0.800	7
  200	6	1200	0.8	0.768	5
  184	6	1123	0.8	0.768	5
  124	9	1122	0.775	0.744	4
  124	6	747.7	0.725	0.696	2

  ※上２つはE6600の定格のもの。
  

・2006年11月14日

• P5BDMON 1005
  　バージョンアップされていた。グラフ機能などが追加されている。
  　しかし私にとって重要なのはクロックAUTO時の変速条件が明示されたことだ。（既にどこかに出ていたのかも知れないが）
  
  　全てCore0+1の値を使っていること、計200%として80%を超えるとランクが上がり、40%を切ると下がることなどが出ている。上がる方は分かるが、下がるときにも合計40%(平均20%)を切る必要があるのでなかなか下がらなかったわけだ。私のように750 - 1200 - 1600 - 3000などと細かく区切っているとどうしても下がらなくなる。
  　そして0.75V〜0.9Vと微妙に変化させても温度があまり変わらない（≒消費電力もあまり変わらない）ようだ。逆に1.3Vかけると一気に10℃くらい上がる。こんな急な変化を付けていて大丈夫なのだろうか。
  
  　ということで750 - 1400 - 3000の３ランクで遷移させるようにした。あるいは2400辺りを追加すれば一瞬の上昇が吸収できるんじゃないかと思って試している。
  

・2007年3月10日

• 忍者プラスRev.B
  　東京に行く機会があったのでついでに購入してきた。店頭で見て他のCPUクーラーと比べてあまりの大きさに躊躇したが、結局は購入。ケースにもギリギリで収まり、運用を開始した。付属のファンは3ピンタイプでリテールとは異なる。マザーボードのコントロール（Q-Fan）は使えないが、P5BDMONを使えば問題ない。まあ1100RPMでも550RPMでも音に大差ないのだが。
  　ちなみにファンは下（ビデオカードの方）から上（電源の方）に吹き付けるように付けてみた。
  　アイドル時の温度は5度くらい下がったものの、フルパワー時にはリテールと同じ程度まで上がっている。ケースの排熱的にこんな程度なのかもしれない（電源ファンしかないし）。上昇カーブも多少緩やかになった程度で、（その大きさと比べて）いまいち効果が芳しくない。取り付けなおしたらちょっとマシになったが大きな改善は見られなかった。
  
  　とはいえ以前はフルパワー時にファンが3000rpmにもなってうるさかったのが、アイドル時と変わらないくらいにファン音は静かになったし、ファンレスのビデオチップ（GV-NX66T128VP）の温度も5度くらい下がったので、まあ満足している。一方でノースのヒートシンクに風が当たらなくなったためかM/B温度はちょっと上がっている。
  

・2007年6月5日

• Marvell LAN
  　いつのころからかLANの調子が悪くなっていた。タブブラウザなどで大量のタブ（100枚くらい）を一気に開くと、いくつか開かれずかつ読み込み中のまま止まってしまう。そこでIEなどで別の通信を行おうとしても通信不能。しかし全ての読み込みを中止して、一枚ずつ更新をかけていけばちゃんと読めるという状態になっていた。
  　最初はMarvell LANの通信量制限を緩めてやればいいと思っていたが、いくらやってもうまくいかない。このときに入れていたドライバはASUSで出している最新(8.56.7.3)だったが、Marvellを見にいくともっと新しいものが出ていた。9.12.3.3を入れてみたところ、大量の通信要求（数1000本くらい？）が出たときにも問題なく速くダウンロードできるようになった。
  

・2007年6月25日

• P5BDMON 1.006
  　ちょっと前にバージョンアップされていた。CPU使用率でクロックを4段階に変えられるが、その条件を変えられるようになったもよう。
  　散々使ってみた結果、次の設定で落ち着いた。なるべく低いクロック（電圧）で使いたいという意図による。しかしこのせいかどうか負荷に関係なくたまに（3日に一度くらい）ブルースクリーンを見るようになった。
  

  クロック	FID	Bus(MHz)	Vcore(V)	to Higher	to Lower
  3000	9	333	1.3		70
  2000	6	333	0.95	100	70
  1400	6	233	0.85	100	70
  1200	6	200	0.8	80

・2008年6月9日

• P5BD BIOS1233
  　久しぶりにP5B-DeluxeのBIOSを更新してみた。最新は1233。結果、PageRemapをEnableにしたときに32bit領域が3GB、領域外が3GBとなり、RAMDISKを使ってメモリをフルに使えるようになった。
  

・2008年6月21日

• Core2Duo E7200
  　E6600は3GHz辺りでずっと使っていたが、最近になってどうも熱くなりすぎ、80度を超えてクロックを落とされることがたまに起きるようになっていた。そこでクロックを落として2.66GHzで使っていたことはちょっと気になっていた。CPUを替えて多少クロックが上がったからといって、ほとんどやらなくなったエンコードがちょっとだけ早く終わるくらいでほとんど効果はないと考えて、CPUの交換は考えていなかった。
  
  　しかし衝動的にCPUを更新。現状のE6600(2.4GHz)からE7200(2.53GHz)への微増、逆にキャッシュは4MBから3MBへの減少である。普通に使っていてはスペックダウンであろう。当然上げて使うことを念頭に置いての更新である。後で気づいたがIntelVTもない。
  
  　で交換。デフォルトの電圧は1.6GHzのとき1.075Vで2.53GHzのとき1.0875V。差がなさすぎ。333*9.5=3.16GHz(P5Bにより勝手に1.20Vに)ですんなりと起動。FSB、メモリタイミングをいじり、368*9.5=3.5GHzの1.2V近辺で常用することにした。最初SpeedStepが効かずに2.53GHz固定だったが、Windowsの電源の管理でCPUの最低クロックを落としたら、無事に1.6GHzに下がってくれるようになった。
  
  　P5BDMONでアイドル時に0.8V、1200MHzに落とすと、全体の消費電力は97Wくらい。E6600の同条 件ではアイドル時103W位だったので、アイドル時でも5W位落ちたことになる。E7200 3.5GHzでエンコード時は145Wくらい、E6600 3.0GHz時は165W位だった。ちなみに3.8GHzに上げると165Wくらい。クロックそのものよりはそこまで上げられるようにコア電圧を上げていることが要因だろうが。
  
  　一方で余ったCPUとGF7150マザーでもう一台を作って低消費電力の常時オンマシンとし、E7200の方はキャプチャ時とかエンコードとかゲーム時にのみオンにするマシンとして使用することを考えている。
  

・2008年10月1日

• P5B-Deluxe Wifi-AP
  　もちろんその前にはASUSマザーボードに付いているUSB Wifiを使ってAPにすることも考えた。今ではP5Bは常時オンマシンではないので、別PCに付けることを考える。しかし普通のUSBかと思っていたがピン数が多く、シルク印刷を見ると3.3Vとか書いてあるので、別電源が必要であるようだ。これ以上は確認せず。
  
  

http://www10.plala.or.jp/p205tb16/p5bd.html

坂井瑞穂