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tipster 《名詞》 予想屋[競馬などの]
 Gate In 2004には4人の予想屋が登場します。彼らは決して語らず、ただただ紙面に印を打つのみ。 その印から彼らは何を訴えているのか−−−−
 馬券を当てて資金を増やす上で重要なファクターとなる予想印を徹底的に解析してみました。
回収率・的中率
 合計50レースを行い、各レースで◎の単勝と、◎−○/◎−▲/○−▲/◎−△という馬連を同額購入したとして、その的中率と回収率などをリストアップしたものが以下の表です。
 1・2・3・4はそれぞれGate In上の予想印を左から順に番号を振ったものです。
項目 1 2 3 4
回収率(単) 129.4% 112.0% 133.8% 154.8%
的中率(単) 44% 40% 44% 22%
回収率(連) 80.5% 74.1% 111.6% 132.9%
的中率(連) 48% 46% 56% 32%
平均配当 670.8 643.9 797.1 1660.6
最高配当 1290 1170 1890 3430
 これをみると意外(?)なことに最高回収率は連・単ともに左端の予想印の4番になりました。皆さんもとうにお気づきかと思いますが、彼は他の人とは一風変わった予想印を打つ予想屋です。人気・実績など一切気にせず、自分の信じた馬に◎!まさに予想屋の鑑といったところでしょうか。しかし的中率はきわめて低く、◎の勝率にいたっては他の3人の半分。信頼の置ける数字ではありません。ただし当たったときの平均配当は2〜3倍近い爆発力を持っています。どうにもならなくなったら頼ってみるのもありかもしれません。
 1・2番はいつも似たような予想をしていることにお気づきでしょう。人気に忠実で実績を重んじる、堅い予想が売りの2人です。◎を打った馬の勝率は4割、単勝の回収率は110〜120%と堅実です。
 しかし馬連の回収率がいまいちあがらず、両名ともに100%を切っています。◎が1番人気、○▲も人気通りに印をつけることが多いため、今回の集計方法では若干不利だったかもしれません。彼らの予想スタイルは基本的には◎−○本線で、その他を抑え程度に買うのが正解なのでしょう。
 最後に単勝・馬連ともに最高的中率を獲得した3番です。彼は1・2番のように人気に流れるでもなく、4番のような大穴狙いでもありません。その時その時、一番勝利に近い馬、それに順ずる馬を探し当てて予想印を打っているように思えます。平均配当も1・2番より高く、最高配当もなかなか優秀な倍率です。
 さらにこの印を細かく、分析してみましょう。
連対率
 ◎○▲△の馬がそれぞれ1着・2着だった回数からパーセンテージに直したのが下の表です。
項目 1 2 3 4
1着 2着 1着 2着 1着 2着 1着 2着
44% 16% 40% 16% 44% 16% 22% 22%
16% 20% 22% 20% 24% 26% 24% 24%
16% 20% 12% 20% 12% 18% 14% 10%
10% 12% 14% 10% 10% 22% 12% 8%
86% 68% 88% 68% 90% 82% 72% 64%
 穴狙いの4番の印がついた馬が勝つ確率は70%程度なのに対して、3番の印を付けた馬がかつ確率は実に90%と、恐ろしいまでの堅実さを見せています。1・2番の86%,88%も高い確率ですが、さらに2着にも印のつけた馬が入る確率を見てみると、3番が82%に対して1・2番は68%と大きく溝を開けられています。
 今回は限定50レースで統計を取ったため、若干の誤差は出ていると思われますが、3番の堅実かつ妙味の在る予想印には感心せざるを得ません。必ず3番の予想に乗る必要はありませんが、彼の言うことを無視していると痛い目にあうかもしれません…。
Reported by T.Tsuji 2004.02.10
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