アコヤガイのような美しい真珠光沢のある真珠層をつくっている貝殻を持つ貝類は
真珠らしき鉱物を つくることができる。


貝殻は 軟体部をおおう
外套膜がいとうまによって形成される。
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 外套膜の表面は密に並んだ一層の
上皮細胞おおわれていて貝殻をつくる機能をもっている。
この上皮細胞が袋状の組織(真珠袋に並び代わり、遺伝情報にしたがって 真珠袋の中へ鉱物をつくる。  
 真珠袋は一層の上皮細胞からできて 上皮細胞はタンパク質を合成し、炭酸カルシウムと共に袋の中へ分泌し、分泌液から タンパク質シートが形成され、あられ石の板状結晶が成長し、真珠核を囲んで交互に積み重なり、真珠核を中心とした同心円状の層状構造からなる真珠層が形成される。        
       
(真珠核)真珠の大きさをコントロールするために使われる。 材料は細胞を化学的に刺激するような材質は不適当。
真珠層しかも真珠光沢のにぶい乳白色の真珠層で厚い大きい貝、アメリカなどに生息するブタノツメガイ類の貝がらを小片にして球形に加工する。
ざらざらしていると細胞に物理的刺激を与えるためつるつるに仕上げる。
 
   

球形真珠を養殖するには 真珠袋を貝の体内につくらせるため 人間が手助けする必要がある。
                       
外套膜の2mmくらいの小片(さいぼう、、ピースと呼んでいる)を作り、貝体の適切な場所(生殖層)に 
真珠核1個にこの小片1枚がぴたっとひっつくように移植する。→
珠入れ、核入れ                           
 

移植後、真珠層をつくる機能をもったさいぼう(外套膜の小片)の上皮細胞は 真珠核を取り囲んだ真珠袋を形成する。

 核入れ作業は水温15℃〜30℃の範囲で行い、真珠袋は水温が高いほど早く 16℃では手術後14日、26℃では7日以内で形成され、1年〜2年で真珠ができる。

その間 手術の傷をいやし、貝の体力を回復するように1〜2週間養生させて 挿入した真珠核が、ぬけ出たり、傷のある真珠ができないよう、貝の死亡を少なくするように気をつける。

真珠層が良く巻くように 流れのはやい沖に出してからも そうじをしてきれいにしたり、 漁場(赤潮、比重低下、高水温、低水温など)に注意して貝をすい弱させたり、 死亡させないよう適切な管理をする。 
養殖の仕事              
 
 
海の状況によって大きな影響をうけ、アコヤガイの生理活動、健康状態の変化は真珠鉱物の結晶の成長や溶解に現れ、 
巻き、光沢、色彩に影響する。
    健康で元気に生活している貝からとれる真珠の表面には 幾何学もようからなる真珠層の結晶が
           規則正しく成長し、積み重なっていくと ますます美しくなる。


      

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