VOL.15

信州に移住してからの数年間、タクシー運ちゃんで生計を立てながら人間ウォッチング。
カルチャーショックにおびえながらも 絵を描き始めるきっかけになった時代です。



【大当たりポスト】

 わが職場の大足のジャイアント馬場くんが、駅前ポストに突っ込んだ。再録してみると・・・。
キャスター 「事故後、このポストに《車が当たる応募はがき》などを投かんする人が増えているとか。では、当日の状況を手短に」
馬場 「アッパァ〜 おれは駅に構内着けしてスポーツ新聞読んでいてヨ。ジャイアンツが負けていてヨ・・・」
キャスター 「ハイハイ、それで」
馬場 「気が付くと前の車がいなくてヨ。あわてて前に出ようとしてヨ〜アッパァ〜」
キャスター 「手短に!」
馬場 「そしたら、アクセルとブレーキの間におれの十六文が・・・。 な、デケエだろ! はさまっちまって〜」
キャスター 「では現場からさようなら」
馬場 「勇み足でリングから飛び出しちまってヨ〜。そこにポストがあって、でもってヨ〜。あれ、インタビューのお姉ちゃんもういねぇのかヨ〜 アッパァ〜!!」




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