・ゲリラ・・・国軍と衝突しているのは、ミンダナオ地域南西部を拠点とする
イスラム過激派組織「アブ・サヤフ」と中部を拠点とする最大のイスラム反政府組織
「モロ・イスラム解放戦線」(MILF)。
今回、いろいろ問題起こしているのは「アブ・サヤフ」。
・危険地域・・・ミンダナオ以南へは絶対に行かないように。マレ−シアのシパダンから
連れてこられた外国人の人質事件は、あまりにも有名です。(2000.4月)
ミンダナオ島では、大都市Davaoを含めて政府軍と戦争状態に有ります。
(話を聞く限り、もう紛争の域を出ていますネ)
各地の状況は2000.8月現在、聞いたところでは以下の通り
(確認できる訳がないのであしからず)。
(ミンダナオ全島) 政府軍と交戦中(アブサヤフの支配下?)。ライフラインがストップ
している地域有り。
(Cotabbato) 50人の男女(子供を含む)が、つい最近アブサヤフによって銃殺される。
ここの出身者にCebuで話を聞いたところ、家族は逃げ回っているため連絡が
取れない状態だそうだ。
(Camiguin Is.) ここにもアブサヤフが入ったとの情報が有り、全ての(?)ヨ−ロッツパ人
旅行者が逃げてきたもよう。
(Bohol Is.) ここにも山間部にアブサヤフが入ったとの情報有り。
1ケ月前ぐらいからドンパチ始まっているらしい。
ただ、今のところは、Tagbilaranなどの都市部や、Panglao Is.などの海岸部は
全然影響なし。
(Cebu, Negros, Siquijor, その他) 今のところ全然影響なし。
(マニラ都市部) 2000.12.30.ゲリラによる爆弾テロ発生。今後も注意必要です。
(2001.01.23.にCamiguin.及びミンダナオ島北部(Cagayan de Oro)へ行って来た人
からの情報によりますと、外国人観光客は少ないものの、ダバオ含め東部と北部は
テロなしと云うことです。)
2001.05.27.にパラワン島のあるリゾ−トから、米国人観光客と従業員がアブサヤフに
拉致され、ミンダナオ島南西部にあるBasilan Is.に立てこもって、
8月現在でもまだ政府軍と交戦中です。まだ解決しそうにない状況のようです。
状況は刻々と変化しており、予断を許しません。
ここ暫くは、ニュ−スをよく調べてから計画を立てるようにして下さい。
又、地元の人の言うことはよく聞いておいた方がBetter。
・交通・・・地元TVのフライト情報を見る限りは、Davao,Cagayan,General Santos,
Cotabatoへも飛んでいるようなので、たぶんイレギュラ−的にCancelになるのかも。
船も同様。他の正常な地域へのフライトへの影響も十分考えられます。
事実(2000.08.12-20)Manila-Cebu間のフライトは行き帰り共、2時間遅れでした。
デモ・・・2001.5月現在、ゲリラではありませんが、元大統領の逮捕に反対する、
支援者による大規模なデモがマニラで発生しております。
直接の巻添事故も考えられますが、やっぱり交通機関の乱れによる影響が大きそう。
(マニラ以外は、2001.5月現在あまり影響ないようです。)
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