GO MAD!〜Fishing>Working?

某事務系派遣会社営業開発室室長のほんの週末のお話。
ちなみに彼は狂釣人。
Mad fisherです。


7.5位入賞!

マリーナに戻り船をトレーラーに載せて陸に揚げる。
マリーナの人は今日オイラが大会に出ているのを知っている。最近はいつも「いや〜、厳しかったです」と頭をかいていたが、今回は「取ってきましたよ!盾」とさっそく見せびらかす。
マリーナの人「オーッ!すごい!」と歓声をあげてくれた。同じマリーナの人も「岡田さん、やるやん!」と祝福してくれた。

なぜこれ程の騒ぎになるか?それは『釣り』というものはなかなかレベルというのが計りにくいものだからだ。プロと呼ばれる人と素人がやっても素人が勝ってしまう事もある。それが『釣り』なのだ。ボブ・サップと素人がケンカしても絶対素人は勝てないが、釣りにはありえる。それが夢(勘違いとも言う)を創るのだ。そしてNBCの大会は誰から見ても結構公平である。
その中で上位に入る人が身近に居る。。それだけで目標になるからだ。どれだけ努力してもレベルアップに繋がっているか解らない。結構みんな不安なんだと思う。しかし身近にうまい(と思える人)人が居れば、そいつを基準にして今日は良かったとか悪かったとかの判断ができる。
そういう基準ができたことを喜んでくれてるような気がした。その祝福の中で撮ってもらったのがこの一枚だ。他にマリーナの人のカメラでも撮影されたのでマリーナのレジの所に飾られると思う。
マリーナとしても「売り」になるからだ。オイラが大会に出ようと思ったのは、釣り人の話はほとんどがホラと思っていいからだ。自分に都合のいい話しかしない。オイラだけはそうはなりたくなかったからだ。
同一条件で釣りをし、結果を出す。その結果に対して責任を持つ。これ営業と全く一緒。自分自身のレベルも計れるし、まだまだ足らない部分もある。しゃべるんなら結果という裏づけをつける。そのために大会に出ていると言える。本当に良かったのは、色んな人と話す機会が増えた事と結果を残す度に釣具屋の人や周りの釣り人達がオイラの話を真剣に、尊敬の眼差しを持って聞いてくれるようになった事だ。
なぜなら彼らは釣りで結果を残す事の難しさを良く知っているからだ。この眼差しが一番の快感である。釣り天狗全開である。おそらくこれからもGo MADな精神で亜空間にまで落ちていってしまうだろう・・・。


8.入賞盾ゲット!

これが入賞盾である。今年2枚目である。

昨年はデビュー年であまり振るわなかったが、今年は好調である。何となく大会での戦い方が見えてきた気がする。

あと何より、こうして目に見える成果を両親に見せれるのがうれしい。今まで続けて来れたのは、間違いなく両親のおかげである。健康な両親が居てくれたからオイラはこんな道楽に専念できてるのだ。船を買う時も確かに稼いではいたが、母は大反対した。だがオイラは「船が買えんと一生後悔するし、仕事をがんばれん!」と何度も衝突した。

しかしある日母が、「これ使い」とまるで1000円札を渡すかの様に400万円の定期の証書(自分の金やで!)をオイラに渡してくれたのだ。涙が出そうになった。「これでまたがんばれる!」と心に固い決意を秘め平成13年7月2日に進水式を迎えたのだ。

盾を持って帰る度に、オイラはこれがやりたかったから船を買ったんだ、というのを釣りを知らない両親も理解してくれていると思う。
なにより息子が好きな世界である程度の結果を残しているから喜んでくれてると思う。正直孫の顔を見たいだろうがその面では申し訳ない気持ちで一杯だ。どうも普通の幸せをオイラは欲してない様な感じだ。
そのあたりの話はまた次回。かなりディープになるので。。。


9.今回のヒットルアー

今回の主役である。
上がテンプトさんの「タイニークラスタ」で下が「ポップRゼル・ローランドスペシャル」である。
この二つにはシークレットが隠されている。タイニークラスタは何と言っても『色』である。このカラーは「ブルーギルカラー」と言って、琵琶湖で近年増殖しつつあるブルーギルという魚をモチーフにしたカラーだ。
本来バスはギルを食わない。まずいからだ。しかし、バスの天敵でもあるギルをバスは食うと言うよりも「殺す」感じで活発に食うのである。そのため安定した釣果が望める。次にポップRだが、購入してもう10年近く経つ、未だ現役のAIBOだ。

秘密は前(写真左側)のカップ状の形状だ。横から見てCの字になっているが、その下あごを削り落としてある。それがまず一つ目。二つ目が、腹についてるフック(ハリ)とボディの連結をスプリットリングというが、2連結している。これにより口の中深くに刺さるのだ。三つ目がフック自体である。

フック名:エクスカリバーフックと言いよく見るとねじれて曲がっている様に見える。これはわざとである。これにより初期刺さりを良くするのだ。四つ目がボロボロの色である。
以前雑誌で某アメリカのプロのシークレットポップRは全部塗装ははがれていた。このぼろぼろさが、何とも言えない風合いを出しているいのだ。何にせよこのポップR(製造中止モデル)はオイラの一番のAIBOである。


10.さあ、帰ろう!

京都駅にて撮影。
日曜の夜帰宅し、次の日から何事も無かったかの様に再び仕事に没頭する。
これがオイラの日常である。。。

おしまい

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