インプレッション
はじめに
このページは主に車の選択を考えておられる人への20N(4WD Wagon/2000cc/non turbo/AT)の紹介です。
外観

先代のインプレッサからフロントデザインはかなり変わりました。丸目がかなり醜いという人もいるようですが、おちゃめな感じで自分としては気に入っています。周りを安心させる車ですよね?テールランプ周りのデザインもきゅっとしまっていてなかなかかわいいです。でもデザインだけを言うと、トヨタのRunxの方が現代的な線と思います。
総論:インプレッション概要
車が少し好きなだけの一般市民である自分が、公道で乗った20N(AT)の印象を書きます(買ってから一年です。あくまでも主観ですのでご了承下さい)。
- サイズはコンパクトな方なので扱いは少し楽。でも4WDのせいか回転半径は少し大きいような気がする。
- ドライバーにとってはタイトなデザインで結構天国。後部座席は足もとが、ぎりぎりの広さ。でも天井が高いし、後ろのカーゴスペースに向けて広がりがあるので圧迫感はない。
- 斜め後方、真後ろの確認が少し難しい。左折時やバックの時に注意が必要かも。
- ワゴンのふりをしているがカーゴルームはあまり広くない。ワゴン本来の使い方は難しいかも。
- 見た目のキャラからしてあまり走らなさそうだが、やっぱりあまり走らない(AT)。アクセルを思っきり踏んづけると2速までギヤが落ちて猛ダッシュする。燃費はあまりよくなくて、リッター7Kぐらい。
- 固めの足周りのため山坂道でも安心感がある。スポーツシフトもそれなりに面白い。車との一体感がある。
- 安定した走りを実現するため手抜きなしに真剣に作られた印象が伝わる。
- 20Nはライバル車と比べてどちらかというと割高で、燃費もよくない。剛性を高めるため、また、四駆のため車重はより重くなっている。155馬力だとNAのリニアリティこそあれ軽快に走るとは言えない。そんな20Nをなぜ選ぶのか?答えを探すべくオーナーは常に20Nと対話し、また、自問し続ける。。自分なりの答え?? 妥協のない機構設計と渋味でしょうか。
いろいろ書いていますが総じて満足しています(本当に。そもそもWebを作るということ自体からして!)。最低でも10年は乗るつもりです。理想は、高くても一生乗り続けられる車が欲しいです。長年乗って愛着がわいた車を手放すのは辛いっす。
運転席からの眺め(室内、前方)
運転席周りは、かなりタイトなデザインです。デザインだけでなく、スポーティシートなので実際窮屈です。ドライバーズシート周りは、走るための装置が無駄なくそろっているというところでしょうか。MOMOのステアリングは、普段握る位置が少し太くなっており、皮巻きのため手触りも良く、操作しやすいです。カタログでは見切りの良さを挙げていますが、左側のボンネット先端があまり見えず大げさに宣伝する程には運転しやすいとは思えません。細い道を行く時や対向車と行き違いの時なんかは左側の車幅があまりよく分からないので背伸びしながら運転しています。
(写真の青いシートはオプションのカバーがかかっています。これでは車風に合わないですか?)
運転席からの眺め(後方)
後方確認は結構辛いです。普通のセダンだとA,B,Cの3ピラーですが、ワゴンなので、A,B,C,Dの4ピラーあります。ピラーが1本多い分、視野が蹴られます。また、後部座席のヘッドレストも結構場所取っています。さらにリアワイパーの駆動部分がウエストラインよりも上(リアのガラスハッチに食い込んでる)に入っており視野が狭まっています。バックの時や左折の時はちょっと注意が必要かも。

〜貼り合わせてるのでパース狂ってます〜
操作系:メータ類
NA(155ps)にしてタコメータが真ん中というのはギャグか?というのはさておき、精度よく作られた長い針と過飾に走らず見やすいデザインは非常に気に入っています。メーターのデザインに関して、個人的にベストに近いです。一部のメーカにある、大体分かればいいと割り切られた太い針のメータや、遊びの要素が入りすぎたメータは絶対に許せません。さらに、インプレッサの場合、ランクが違ってもメーター類が同じデザインというのも誠実ですよね。理想を言えば赤い針が好きですが、そこまでは求めますまい。
操作系:スポーツシフト
20NのATには、マニュアルシフトのように自由にギアを選べるスポーツシフトが付いています。「スポーツシフトが付いてなくてもATを操作してギアを選択すればいい」??確かに。。。でも、エンブレ目的の素早いシフトダウンや、正確なギア選択が難しいですよね?スポーツシフトを使えば、好きなタイミングで正確にギアチェンジができます。
とはいえ、普段の走行ではATに任せておき、必要に応じて、スポーツシフトを使うという乗り方は、ギアの選び方が分からずうまく走らせるのはなかなか難しいです。日頃からスポーツシフトを使ってる人ならギアの選択も体で覚えているかもしれませんが、普段からギアを操作する経験がないと、一体どのギアがどの程度の回転数なのかとっさに分かりません。(車速=(回転数/ギア比)の方程式を瞬時に解く)。
自分がスポーツシフトを使っているのは、例えば、加速したい時、キックダウンで2速まで落とすと加速が急すぎるので手で落として回転数を調整する場合、あるいは、山道を走る時、カーブの手前で一つギアを落としてエンブレをかけて減速し、カーブから出でスピードが乗ってきたら一つ上げるといった程度です。ATの性格(シフトポイントやキックダウンの判断)がもう少し分かればAT任せでもいいのかもしれませんが、状況に応じて使い分けています。
ハンドルのシフトスイッチはハンドル操作により位置が変わるので操作がかなり難しいです。ハンドルのスイッチで乗りこなしている人がおられたらどのように活用しているのか教えて下さい。
操作系:アクセル・ブレーキ
アクセルを踏んで加速させたくても、ATの場合、遠慮がちにアクセルを踏むだけではあまり加速せずまるでクラッチが滑っている印象を受けます(詳細は
「考察編:ATと加速」を参照下さい)。
ブレーキの効き加減は、必要にして十分。ABS付きですが、ロックするほど踏んだことがないので詳細不明。上級車種に付いてるブレンボ?とは一体どんな味わいなんでしょうね。。
操作系:ハンドル(パワステ)
ハンドルはかなり軽い方です。おやっさんの車はクラウンですが、それに近いくらい軽いです。特に車庫入れの時にそう感じるのですが、走ってるときは少しだけ反力が働いています。以前乗ってたのは日産のサンタナですが、普通のセダンながら、ハンドルのインフォメーションはかなり多い方でした(手でタイヤを触っているような)。インプレッサはいろんなシチュエーションで走ってないので、どの程度なのか分かりません。とりあえず今は、ハンドルの言うことはあまり信用ならんという気がしています。
足周り(+駆動系)
20Nは車の位置づけ上スポーツチューンでないのですが、一般のセダンと比べると足周りは堅い方だと思います。足が堅い分、カーブでの横傾きが少なくコーナリングでも安心感があります。エンジン自体の重心が低いことも関係しているかもしれません。タイヤは15インチホイールでポテンザの195/60が付いてきます。軽くペースを上げて走る程度だとタイヤが鳴ることもなく、どの程度まで行けるのか、自分の腕では底が見えません。
以前の車(FF)の場合、コーナリング時、アンダー気味で前輪に負荷がかかってる印象をうけましたが、インプレッサでは前輪、後輪に負荷が偏らず素直にカーブに入って曲がってゆく感じがします。このニュートラルな感じ(あくまでも、か・ん・じ)が4駆らしさなのか??→多分違う気がする。誰かコメントください_(..)_。
エンジン
言わずと知れた水平対向4気筒エンジンです。ショートストロークの高回転型で、回転落ちはかなり早く、多分高性能なんだろうなと思います(推測)。低速トルクが細いためATとの相性に関してちょっと疑問。エンジンの仕様上、シリンダヘッドが真横に来てるし、インタークーラなんかも無いのでエンジンルームを見てもあまり感動はありません(今度は下から見てみよう。。)。
低回転域ではほとんど仕事をしません。くるくる回ってるだけ。。(こう書くと怒られますか?)。3千回転から仕事を始めます。4〜6千回転域はリニアに力が盛り上がるので、かなり気持ちいい加速が味わえます。でも高回転域ではかなりうるさいです。マフラーは純正なので、Boxerのアイデンティティと言えるドロドロという音はしません。アイドリング中少し振動が多い気もしますが、エンジンの静かな車が欲しいのならそういう車を選べばいい訳で。
剛性感
剛性感は測定できない感覚なのでさらにあてになりませんが、段差を越える時や、砂利道を走る時、車全体が一つの塊として動いている感じがします。またドアを閉める際、バシュという感じで閉まって、余計な振動があまり発生しません。ですので、まぁ高いのでしょう。それ以上は分かりません。ユーザの皆さんどうですか?
内装全般
内装は必要十分にして質素。今回の選択では、限られた予算の中で、車の長持ち度合いと安心できる走りが判断基準なので車の高級感は求めません。が、あえて言うなら、、、備品の操作感をもう少し高めて欲しいです。蓋(グローブボックス、小物入れ)の開け閉めの感じや、スイッチの操作感もまぁ使えるというレベルであり、味わいまでには至りません。室内灯を操作した時、ON/OFFスイッチの振動が屋根の内張りに共鳴する時に車格を感じさせられます。雨がルーフを叩くときも同様。。。さらに言うと、グローブボックスは小さめで大判の地図は入りません。小物入れも少な目です。フロントシートの背面に小物入れはありません。(前の車ではここに道路地図を入れていました。インプレッサではオプション扱いです)
おまけ:これは本当にワゴン?
インプレッサスポーツワゴンはコンパクトワゴンに分類されていますが、ワゴンとは名ばかりで本質はハッチバックと言われています。ワゴンの存在意義である荷室の広さに関して、あまり期待できません。とはいえ、ハッチがガバッと開いて荷物が積みやすいし、セダンの場合、トランクは高さ方向に制限がありますが、ワゴンの場合、天井まで余裕があるので、最悪縦積みすれば、無理も利くというメリットがあります。
自分がインプレッサのセダンでなくワゴンを買ったのは、荷室の(少しの)余裕に加え、天井が高い、後部座席が開放的(後頭部が夕日で熱くなることもない)、車格競争の外にいる感じ、あとは周りへの言い訳(家族に対しては「ワゴンなので便利ですよ」、あるいは、後方車に対しては「ワゴンなのであまり走らないんですよ。諦めて下さい」)によるものです。
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