夕陽ヶ丘


夕陽ヶ丘の駅のホームで 拗ねた瞳は独りきり
暮六つ時の紅い焔は 西の大気を焦がしてた

雲の隙間を飛ぶ渡り鳥 夜の帳のその前に
帰り路辿る人にはぐれて 飛行機雲を見送った

孤独な熱を夜風に晒して 泣いていた

夕陽ヶ丘の駅のホームで いつかの笑顔探してた
傍にいたのに遠く離れた 思い出達を数えてた

誰かがそれを弱さと言った 独りでいいと嘯いた
信じることに怯えたままで 出会うことさえ躊躇って

いつも独りで笑う振りした
いつか素直に笑える日が 来るかな?

紅い焔に 滲みゆく街 願いの欠片 集めて空に放った

夕陽ヶ丘の駅のホームは 終電を告ぐ鐘の音
帰り路急ぐ人にまぎれて 小さな肩を揺らしてる


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