Title : MARY LOSE GEAR IN FIRE

coming soon

1 Highway Star 8' 42''
2 Smoke On The Water 9' 08''
3 Strange Kind Of Woman 10' 58''
4 Mary Long 6' 40''
5 Lazy 〜Drm solo〜The Mule 17' 25''
6 Space Trackin' 28' 22''
7 Black Night 6' 00''

8

No No No * 9' 36''
   
   
   
Date : 1.17.73 Live at Emst Merck Halle, Hamburg, Germany
          * = 12.16.72 Live at Sporthalle, Boblingen, Germany
私はこの海賊盤を聴くまで、73年当時のDEEP PURPLEにはさほど興味がありませんでした。いやむしろ、バンド内部の分裂がピークに達し、その結果としてIan GillanとRoger Gloverが脱退することとなった年でもあるので、聴いてもおもしろくはないだろう、聴く必要はないだろうと思っていたくらいです。
ところが(私は73年の海賊盤はこれしか持っていない)これを聴く限り、それまでの思いが間違っていたことに気付かされます。
音質等はやや落ちるものの、全体的なバランスや内容は正規盤として世に出てもおかしくないのではないかと思います。(笑)
一曲目の“Highway Star”は、かの名盤「Live In Japan」に匹敵する高いテンションです。どちらが上とかって話しじゃなくて、そのくらいいい演奏を聴かせてくれてるよ、って事なんですけどね。
続く“Smoke On The Water”はイントロでRitchieが遊んでいるところが印象的。絡んでくるIan PaiceのDrmもいいです。ほんのわずかにテンポを落としているのでややヘヴィな印象があります。
“Strange Kind Of Woman”は特筆するところはありませんが、Ian Gillanは喉の調子が良かったのかな?ちゃんと聴けるよ。(笑)
“Mary Long”は第二期最期のアルバム「Who Do We Think We Are !」の二曲目ですが、この時期のレパートリーだったのかな?このアルバムからは“Woman From Tokyo”が一般的だけどね。悪い曲ではないけどライヴ映えしないな。そういえば曲の始まりでRitchieがチューニングしてるんだけど、それがやたらと長いの。演る気がおきなかったのかな?(笑)
続いて“Lazy”が始まり、エンディング付近がちょっと不明ですがDrmソロにつながります。よく“Lazy”のベストテイクは?なんて話があり、そこに数えられるかわかりませんが完成度は高いと思います。聴いていて妙なつながりがあったりするので、それで評価を落としているのかも知れませんね。
単に曲だけなら6分少々で終わっているので、RitchieとJonの“お約束の時間”だけで20分以上使っていたということですね。私はそれを楽しみにしている一人だからいいんですけど。。。
本編最後はお馴染みの“Black Night”です。特に書くことがないな。(笑)
アルバムの最後は同じ時期のドイツ公演からの音源で、アルバム「Fireball」に収録されている“No No No”ですが、何でこれが入るのかな?