アルバムレビュータイトル
* アーティスト名:ぐれいと・すりー。(最終更新日:2008年12月1日)
長田進(DSL)が実際にギタリストとしてセッションしながら内からプロデュースを行った原点。
70年代のUS直系ギターサウンドと、個と個の衝突が強い初期衝動作。
トータル的に3rdを凌ぐバランスを持っていてダレない。今作から加わったエンジニア南石聡巳(dokugumi)も一役買っている。
「玉突き」のスマッシュヒット等で世間的に最もG3の名前を知らしめた名盤とされる初期のクライマックス。
セルフプロデュースになり、ボーカル片寄明人の精神状態が大きく作用する。
名曲「影」が案ずるように以降、ザラザラとした重苦しさが見え始めるようになる。
南石聡巳、堀江博久のデジタル要素や高桑&白根コンビ色が強まる為、3rdの流れを受け継ぎつつも、
片寄の危うさ、脆さがUKサウンドに傾倒していく過渡期の作品の為、やや難解で中弛みしてしまう。
が、ラストに象徴的なシングル曲「Soul Glow」が待っている。10分後にシークレット・トラック「RED」に繋がる。
高桑が病気療養中に片寄が単身シカゴレコーディングを行ったソロ作。以後、TORTOISEのJohn McEntireがプロデュースに。
リードシングル「Veranda」は嫁chocolatとのデュエットとなり、後のChocolat&Akitoに繋がる。
John McEntireが全面バックアップ。21世紀型G3の作品としてかなりの完成度を誇るアルバム。
かつてのギターサウンドはないが、片寄の影が辿り着いた境地。G3本来の泣きのメロディが完全復活している。
前作で既に完成された音響色の強い作品から一転、バンドサウンドが強まっている。
特筆すべきはJeff Parkerらホーン隊と、John McEntireのアレンジがG3の歌モノ要素を上手く引き出している。
eastern youth「雨曝しなら濡れるがいいさ」、the pillows「RUSH」「CARNIVAL」と並び90年代最後に生まれた名曲の1つ「I.Y.O.B.S.O.S.」や、
結成時のデモから「Cruel World To Heaven」(一部キャンペーンで入手出来る音源以外では聴く事の出来なかった名曲)収録。
他、rei harakamiによるremix2曲含むシングルベスト+α。デジタルマスタリングエンジニアは小泉由香(Orange)。
アルバムからのインスト曲以外にシングルから3曲、97年の未発表超大作「想い出アートロック」収録。
マスタリングエンジニアは小泉由香(Orange)
03年に久々に3曲収録EPを先行リリースし、現時点でG3としてのクライマックスとして完成したアルバムは、
バンドサウンドではなく、シカゴ直系でもなく、ハウスやディスコサウンドに傾倒し白根が強まったムードたっぷりの作品。
映画「2001年宇宙の旅」の長いワープ空間のようなボートラあり。
CD-Extraとして宇川直宏dir.による「DAN DAN DAN」のPV他、ベスト/DVD以降の未収録PV3曲が収められている。
タワレコ限定アルバム。下記ベスト収録のライブ音源は1997〜2002までに対しこちらは後期G3。
日付は前後するが流れを汲んでMCを省略し上手く繋いだライブ盤としてはなかなか秀逸。
シングル曲が少なめながらインストに始まりラストに7分にも及ぶ「I.Y.O.B.S.O.S.」で最高潮を迎えるという、ほぼベストな選曲といえる。
10周年記念ベスト。今更と思われたが『SINGLES』とは違い、シングル曲は未収録。
95〜03年までかなり音楽性も変化してきた遍歴を持ちながらも違和感を感じさせないメンバー監修の好ベスト。
ライブ盤も97〜02年のマスターテープからのリマスタリングにより、オープニングから1本のライブに作り上げられている。

(後述レス)
 John McEntireプロデュース以前の1st〜4thまでは小泉由香によりボートラを加えた再発盤もリリースされた。
 DSLの長田さん繋がりという事で特にプロデューサーとして最初に関わったG3。
 最初は白根&高桑コンビとnanacoらのサポートで関わって、ギタリストとして迎えられた中でサウンドプロデュースした感じです。
 昔からセッションや初期衝動の勢いとか重視してた感が分かります。
 G3(FOEも…)はアルバム曲がやや余分な感が多くて残念ながら。
 ベストの選曲やリマスタリング、ライブ盤なんかはかなり秀逸。TORTOISE寄りかSea&Cake寄りかで後期作品は色合いが違います
(★:2点,☆:1点の計10点満点。Akito(片寄明人ソロ)は星評価無し。Guest情報は省略しました)