ブレイク前夜の雰囲気を漂わせた四作目。
誰もが持つ焦燥感を畳み掛けるように歌った痛快なロックンロール「SWEET HEART OF MY SOUL」に始まり、
GROOVERS流にR&Bを消化した名曲M5「マゼラティ」、JBファンクを意識させるM7「スマイル」、骨太なフォークロックM8「欠けた月が出ていた」など、
曲のバラエティはGROOVERS史上随一。
また、社会を皮肉ったM6「何者」M8「欠けた月〜」や、冒頭曲で見せる鮮烈な詞の完成度(インパクト)はここが一つの頂きに思える。
個人的な意見ですが詞作に関しては、ロック詩人・佐野元春の「ナポレオンフィッシュと泳ぐ日」〜「CIRCLE」期にも匹敵しうる傑作だと思う。
いまだライヴの超定番曲、M1「行列の先頭」M2「現在地」の二曲を筆頭に、硬質なロックナンバー(特に「行列の先頭」はレッチリを彷彿)が並ぶ。
評論家先生には評価されたが、全体に詞作がぎこちなくG藤井一彦のとるボーカルもまだ若干頼りない印象。音質もあまりよくない。
人気はあまり無いが、ソウルフラワー的なファンキーさを持つM8「メロディ」は素晴らしいと思う。