デビュー作。後に比べると作風が大分ポップ寄りで、とにかく青臭い。
しかし最後までライブの鍵を握ることになる「Omoide In My Head」「Iggy Pop Fan Club」が収録されている重要作だとも言える。
音質は悪く低音が弱めだが、巨大な宝石の原石を見ている感じがして、これはこれで楽しめる。
上記2曲の他に「水色革命」が白眉。
この年の10月1日、渋谷クラブクアトロで行われたライブを収録したもの。端的に言って名作である。
溢れ出るエモーション、異様なまでの熱気。でも圧倒的なのは迫力ある演奏だ。
アルバムではパッとしなかった楽曲も一気に輝きを増す。ラストの「Omoide in my Head」なんか、特に。
できるならスタジオ盤とセットで聴いてほしい。
この日彼らのライブを生で見た人にとっては、神格化するに十分な内容だったことだろう。
第二弾はライブ音源集。
「記録シリーズ1」の方はこの作品用に初期のライブ音源を編集した三枚のライブアルバムと、
ライブ会場限定販売だったライブを収録したカセットテープ「記録シリーズ」(通称「黒カセット」)に
bloodthirsty butchersのカバー「プールサイド」のライブ音源を追加収録してCD化したライブアルバムの四枚組。
ラモーンズのカバーや、「伝説」と言われている新宿JAMでのライブ音源など、聴きどころは多数。
初回盤にはSXSWでのライブを追ったドキュメンタリー映像を収録したDVDが付いている。
で、「記録シリーズ2」の方はというと、これまたライブ会場限定販売だったライブアルバム「記録シリーズ」2作(通称「黄盤」と「緑盤」)の再発4枚組。
しかしただ単に再発しただけなので、「記録シリーズ1」に比べるとパンチに欠ける。
しかしコレクター気質の人じゃない「ふつーにライブ音源が聴ければおk」な人には大変重宝する一作だと思う。(原盤は探すのが面倒だしね…)
初回盤にはROCK IN JAPAN FESTIVAL 2002のライブ映像を収録したDVDが付いている。ここ以外では未ソフト化の貴重な映像です。
ただ両盤とも4枚組というボリュームのせいで、ちょっと敷居の高い作品になっちゃってる感がある。
さあOMOIDE IN MY HEAD Projectのラストにして真打ちがやってきました。
ファンなら聴きたいであろう、初期の自主製作カセット時代の音源、現在廃盤になってるコンピの音源、そしてお蔵入りになった曲…
それらを本当に惜しげなく詰め込んだ夢のような2枚組。すごいです。これは本当にすごい。
あの幻の抽選品7インチの音源が聴けたり、「TOKYO FREEZE」のフルバージョンとか、「透明少女」の東京レコーディングver.とか…。
そして収録曲の中で強烈なのは「KU〜KI」と「モータウン」。もうこの2曲は本当にすごい(2回目)。
「KU〜KI」は後期ナンバーガールには珍しい不思議な爽やかさをもった曲。
ちょっとレゲエ入ったりとなかなか実験的な曲なのですが、
最後、溜めに溜めて向井秀徳が思いっきり叫んだ瞬間涙線とかそういう次元じゃないものが一気に決壊したよ…。
向井秀徳アコースティック&エレクトリックでもやってる曲ですが(DVD「現代の無戒」に映像が入ってる)完成度が段違い。
そして「モータウン」はシングル候補にも挙がっていたらしい、もう秋の夕暮れとかそういうもの思い出して鼻がツンと来るようなそんな曲。
まだ向井秀徳の歌ははいってない状態なんですが、それでも異常なまでの完成度の高さ。
歌詞もできていて、もし完成していれば「SATSUIあり」というタイトルになる予定だったとか。無茶苦茶気になります。
この二つを聞くとナンバーガールの解散を改めて悔いることになるのは必至。
その他の曲もデモ段階からもうぶっ壊れてたり、どうしてお蔵入りになってしまったのか理解に苦しむ曲などあり、とにかく充実の一枚。
解説も非常に細かい。
ただ苦情を言うなら歌詞載せてほしかったなあ。あといくつか店舗特典とかの音源で収録されてないものがあるはず…
(後述レス)
「OMOIDE IN MY HEAD 3 記録映像」はDVDなのでレビューはやらずに簡単な紹介。
CDとして発売された二枚のアルバムを映像で楽しめるほか、TVでやった特番とかも入ったファンなら楽しめる内容になってます。
(★:2点,☆:1点の計10点満点)
「中尾憲太郎と友達がバイトやってたスタジオに(主に深夜)深夜忍び込んで作っていたため、製作費は前述の友人に払ったメシ代だけ」
という逸話がある、数本のカセット・コンピ参加経てリリースされたインディーズファーストアルバム。
ジャケットが水色なら中身も青い。青春の衝動を見事に12cmCDに収めた一作。
完成度はそこまで高くないが、そこら辺にいたインディーズバンドが初めて作った一枚と考えると凄い。
音は荒いが、内容は意外とポップで聴きやすい。「水色革命」「mini grammer」あたりが聴き所か。
ただし「OMOIDE IN MY HEAD」はここに収録されたバージョンはまだ未完成(この曲はライブを経て完成…だと思う)。
しかし最後までライブの鍵を握ることになる「Omoide In My Head」「Iggy Pop Fan Club」が収録されている重要作だとも言える。
音質は悪く低音が弱めだが、巨大な宝石の原石を見ている感じがして、これはこれで楽しめる。
上記2曲の他に「水色革命」が白眉。