アルバムレビュータイトル
* アーティスト名:みっしぇる・がん・えれふぁんと。(最終更新日:2008年12月1日)
インディーズ時代のライブ版。アベフトシ(g)加入以前の音源。ジャケットの見所はチバ(vo)の意味不明な柄シャツ。
音質も演奏もいまいちで、「ミッシェル」を期待して聴いていていらいらすることがあるかも。良くも悪くもインディーズの音。
ラストライブでも演奏された名曲「ブラックタンバリン」収録(カルトにも入ってるけど)。
その他のお奨め曲は「偉大なる大うそつき」「VIVA LA MICHELLE」。コレクターズアイテムとしてどうぞ。
表題インスト1曲、及びカヴァー1曲を含む5曲入りミニアルバム。
インディーズ時代に発売されたが、全く売れずデビュー後(1997/2000)再発(それぞれジャケ違い)。
全体的に硬くて乾いた音。疾走感が強く、全曲通して聴きやすい。演奏力はともかく音圧はさすが。
チバの声がまだ若くクリアで、ひねた歌詞がよく合っている。
ミッシェルのルーツであるfeelgoodを初めとしたパブロックや初期パンクの影響が強く感じられる。
メジャーデビューアルバム。スタイリッシュを気取った自覚的なダサさかっこよさが魅力。
楽しく聴けるという点では、ミッシェル作品の中でも上位。線の細いスカスカの音が気持ちいい。
デビューシングル「世界の終わり」収録。ラストライブのトリを飾った名曲(代表曲と言われることも多い)。
wonderと比べると素直でポップなサウンドに、青臭いひねくれた歌詞が面白い。
その他お奨め曲は「I was walkin' & sleepin'」「スーサイド・モーニング」
初期ミッシェルの代表的なアルバム。
暴力的な疾走感や明るめのサウンドとは裏腹に、アルバム全体を通して漂っているやりきれない不安感とストイックさが特徴。
個人的にはミッシェル最高傑作。
1st.のエゴっぽさを更に突き進めて開き直った感じ。特に、「シャンデリヤ」のキ○ガイじみたアベのカッティングは必聴。
歌以外のパートを一発録りするミッシェルのシンプルな勢いが生きている。
捨て曲のないアルバムだが、お奨めはあえて言うなら「リリィ」「スロー」あたり。
ゲット・アップ・ルーシー、バードメン、カルチャーと、人気の高いシングル曲を収録。
それぞれの曲のクオリティは高いが、全体的には初期から中期への移行作という感じでまとまりに欠ける。
そのため収録ナンバーの豪華さと比較して、アルバム全体としての印象が薄い。
とはいえバンドとしてのテンションは高く、キャッチーな曲も多いので、ミッシェル入門としてはいいかも。
「ブギー」「サニー・サイド・リバー」は名曲。
最高傑作として挙げられることが多いアルバム。それまでのひねくれたポップな空気は影を潜め、一気にヘヴィさを増したサウンドが特徴。
とにかくドロドロとした激しい曲が続き、ラストの「ダニー・ゴー」で突きつけられる開放感がたまらない。ロックバンドとしてのミッシェルの到達点と言える。
通常版で十分聴き応えがあるが、US版はボーナスでラストに名曲「ジェニー」が収録されているのでお奨め。
一曲一曲のクオリティよりもアルバム全体のまとまりが魅力。
ミッシェルのマキシは表題曲よりカップリングが良かったりするので、シングルをコンプする気がないなら買い。
今はシングル自体入手が難しいものも多いし。マキシ集とは思えない味のあるアルバム。
ライブの定番「CISCO」「深く潜れ」、ドラマチックな「カーテン」、
意味不明なハイテンションが気持ちいいインスト曲「スパイダースパイダー」など意外と初心者向き。
ミッシェルの転換地点に位置するアルバム。賛否両論。USツアーの影響か、アメリカンな泥臭い音が特徴。
前作からリリース期間が開いたのも頷ける変化。よりパンクで暴力的なサウンドに仕上がっている。
チバの声のしゃがれ具合は絶妙。このアルバムから、ミッシェルは新しい方向性を探り、迷走し始める。
単純な格好良さでは前作に匹敵するが、まとまりに欠けるため、インパクト不足は否めない。人気曲「リボルバー・ジャンキーズ」「ドロップ」収録。
リリースの多いミッシェルの初のベスト版。初心者向け。後に発売される3枚組みベストよりもこっちの方が聴きやすい。
アナログのみのリリースだった「VIBE ON!」、アルバム未収録シングル「アウト・ブルーズ」が収録されているのが嬉しい。
初期から中期をそつなくまとめてあるので、聴いて気に入った曲が収録されているオリジナルアルバムを買えば楽しめるはず。
海賊版並の音質がミッシェルらしい「カサノバ・スネイク」ライブ版。無修正。音の悪さが耐えられない人もいるかも。
ライブバンドとしての魅力が詰まっている。オリジナルと比べてはるかにテンションの高い演奏とチバの歌詞間違いが素敵。
「カサノバ・スネイク」より安く曲数も多いので(通常版が20曲で2000円前後)手っ取り早くライブの空気を感じたいなら買い。
初回版はテンションの振り切れた名曲ぞろいのアンコールが収録されているのでお奨め。ただし歌詞カードはついてません。
2ヶ月の活動休止期間を経てリリースされた6thアルバム。解散説が飛び交う中、新しいミッシェルの方向性を示そうとした意欲作。
全体に漂う閉塞感と、抽象的な歌詞世界が特徴。初期のポップで軽い空気や中期の男臭い熱が全く感じられず、リスナーを冷たく突き放した印象。
演奏技術が向上している一方で、逆に本来の魅力であった荒っぽさや疾走感が薄れている。
全体的に小さくまとまっているが、キャリア有数の名曲「赤毛のケリー」だけで★二つの価値がある。
レコード会社移籍に伴ってリリースされたベスト版。初回版はレアトラック集付きの3枚組み。
移籍という事情からどうしても最後の金儲け的なリリースで、選曲はまとまりよりも「106」未収録を優先しているイメージ。
マスタリング済みとはいえ、もともときれいな音を追求するバンドでもないので微妙。
レアトラックの「あんたのどれいのままでいい」「夢のマイアミ」等6曲にどれだけ金を払えるか。
通常版の2枚バラ売りはほぼコレクターズアイテムと見ていい。
最後のオリジナルフルアルバム。曲数が少なく、後に発売されたミニアルバム「SABRINA NO HEAVEN」と合わせて一枚分。
レコード会社の方向性か、あるいはバンドの変化なのか、ギターの音が引っ込んだおとなしいサウンド。
陰鬱で重苦しい空気と、より抽象的になった歌詞が同年の解散を予感させる。
しゃがれきったチバのどこか悲壮な声はいい。
全体的に先の見えない散漫な印象だが、寂寥感に満ちた「ジプシー・サンディー」疾走感を残した「マリオン」などが聴きどころ。
「サブリナ・ヘブン」と同時期に収録されたミニアルバム。
Mステで某ロシア娘デュオドタキャンの際に演奏された「ミッドナイト・クラクション・ベイビー」が収録されている。
曲数は少ないが後期ミッシェルの集大成と言えるだろう。
相変わらずギターの音が小さいのが惜しい。
燃え尽きる寸前の刹那的なスピード感と虚無的な歌詞世界が、ラストのインスト「夜が終わる」に収束する構成はドラマティックで聴き応えがある。
ラストツアーのライブ版2枚組み。曲数の割りに安価で入手もしやすいが、オリジナルを聴いてからの方が楽しめる。
「カサノバ〜」と比べて演奏力や音質は勝っているが、勢いでは劣る。
(ちなみに「カサノバ〜」は「I Love You Baby!」、こちらは「バイバイ」というチバのMCが収録されている)
選曲は幅広いが、ラストの幕張でも演奏された人気曲が多数未収録なのが惜しい。ラストライブDVDと合わせてどうぞ。

総評.
サウンドがかなり変化しているので、どの時期の音源を聴くかによってイメージがかなり違ってくると思う。
簡単に言うとライトでポップな初期(カルト・ハイタイム)/ハードでヘヴィな中期(ギヤ・カサノバ)/ ダークでクールな後期(ロデオとサブリナ)。
興味が湧いたら無職のアベのためにCDを買ってあげてください。

<後述レス>
書き忘れてたけど、オリジナルもライブ盤も録音状況悪いです、基本的に。そこを魅力ととるか欠点ととるか。
あと、↑は国内の通常盤を基準に書いたけど、
他にアナログ盤・UK盤・US盤・フランス盤・スペイン盤とバリエーションがやたらと多い上に、収録曲が微妙に違ってたりもするので注意。
(★:2点,☆:1点の計10点満点)