アルバムレビュータイトル
* アーティスト名:つばきやしじゅうそう。(最終更新日:2008年12月1日)
ind.(mini)椿屋四重奏 ★★★★☆
6曲入り。かなり厳選されたと思われ、とにかく一曲一曲の完成度が高い。
緊張感溢れる音像と高い演奏技術、文語調メインの歌詞、日本音階的なメロディーライン。どれをとってもデビュー作離れした傑作。
ind.深紅なる肖像 ★★★★
基本的に前作の路線を踏襲した良作。少し「突き刺す」感は減ったものの、その分緩急様々な曲調を楽しめる。
中田裕二の絶妙なソングライティングからは、計算高さも垣間見える。収録時間44分44秒もツボ。
ind.薔薇とダイヤモンド ★★★☆
「突き刺す」感が消失。古き歌謡曲の路線をとったようなメロディーライン。典型的な「艶」ロック。良くも悪くも、聴きやすくなった。
前2作が好きな人は感情移入できないかもしれないが、やはり楽曲の完成度と演奏技術は高い。
1st.TOKYO CITY IMITATION ★★★☆
メジャー第一弾のアルバム。
横文字のアルバム、曲名からも分かるとおり、内容も初期の内省的な和を意識したものからどこか都会的な雰囲気に。
今までと比べ一つ一つの音がくっきりと聴きやすくなっていて、凄く分かりやすい「格好良い作品」になっている。
インディーズ時代からのファンには賛否両論だろうけど、メジャー第一弾としてはなかなか良いんじゃないかなぁ。
普段あんまりロックとか聴かない人にも「なんか格好良い!」って思わせることのできる間口の広い作品だと思う。

総評.
ロックバンドに何を求めるかによって聴くべきアルバムが異なる。
タイトさと緊張感溢れるサウンドがお望みなら、1枚目と2枚目。「艶」なメロディーと聴きやすさを求めるなら3枚目。
ロックの衝動性がお望みなら、もとより聴くべきバンドではない。
ただし、中田裕二のアイドル性だけでは語れない、音楽的魅力に満ちたバンドであることは確か。
ちなみに、3月に出るベストを買うならこの3枚を買うべき。ベストにしてベストに非ず。
(★:2点,☆:1点の計10点満点)