アルバムレビュータイトル
* アーティスト名:ベック・ハンセン。(最終更新日:2009年6月17日)
とにかく適当。そして雑多。というのもデビュー前の音源をただ詰め込んだだけの一枚なのだ。
ふつーのロックナンバーと思っていたら突然ノイズに変貌する「Pink Noise(Rock Me Amadeus)」から意味不明。
その後もフォークだのロックだのホームレス仲間のKENによる鼻歌だのテクノ(五秒)だの気持ち悪いクラシック音源のサンプリングだの
アコーディオンの演奏(1分8秒)だのふざけて爆笑されてるライブ音源だのライブ会場での客との会話だのどうでもいいもの満載。
でもいい曲も入ってるよ。例えば雰囲気たっぷりのフォークナンバー「Rowboat」やぐにゃぐにゃした触感のギターが印象的な「Thunder Peel」とか。
その他にも長年ライブの核となった曲が入ってたりするらしい。カス盤と言われてるらしいがとにかく何でも入ってて面白いので買う価値はある。
お勧めは「Thunder Peel」「NO MONEY NO HONEY」「"Rollins Power Sauce"」「SATAN GAVE ME A TACO」
特に「SATAN GAVE ME A TACO」はyoutubeにファン作のかなり分かりやすい&クオリティの高いアニメがあるので一度見るべし。
ちなみに最後の曲「MODESTO」の後に4分の空白を挟んで11分のキモいノイズが入ってます…が、
盤によっては「MODESTO」の後に「KEN」という短いトラックが入っている盤があったり、ノイズが入ってない盤があるらしいです。
メジャーから出た一枚。BECKの一生を変えることとなった名曲「Loser」収録。全体的にフォーキーかつ果てしなくダメな感じ(良い意味で)が漂っている。
へたれた感じのフォーク「Whiskyclone,Hotel City 1967」やデスボイスが炸裂「Mutherfucker」など、さまざまな要素の入った曲があるが、
どれも上に記したようにダメな感じが全体的に漂っている。
なんか、炎天下の一本道、オープンカーで不機嫌な友人(恋人ではあってはいけない、絶対に)と愚痴りながら聴きたい感じ。
お勧めは「Loser」「Fuckin With My Head(Mountain Dew Rock)」「Beercan」「Mutherfucker」
ちなみに今作にも最後の曲の後に「Analog Odyssey」と名付けられたノイズが入ってます。
お金に余裕があるなら上の「Stereopathetic Soul Manure」と一緒に買うが吉。
外国だとメジャー契約しててもインディーズから出せるんだよねーてな訳でインディーズレーベルから出た一枚。
とにかくフォーク。前作でちょっとしたスターになった男が故郷に帰って友達集めて作ったぜみたいなノリの一作。
しかし決して手を抜いてるわけではない。本人曰く「行き当たりばったりで作った曲ばっか」らしいがあんたそりゃすげえっすよ。
行き当たりばったりでここまでの曲ができるんならあれだけのスターになれたのも納得。
前述したようにフォークナンバーが収録曲の大半を占めているが、パンクナンバーも入っているのが嬉しい。
お勧めは「Burnt Orange Peel」「Cyanide Breath Mint」「Whisky Can Can」
(注:「Whisky Can Can」は日本盤のボーナストラック。海外盤を買うと入ってないぞ!)
ブックオフで安いと思うし、超名曲「Devils Haircut」が入ってるので買えばいいと思うよ。初心者にもお勧め!
お勧めは「Devils Haircut」「The New Pollution」「Jack-ass」「Minus」「Sissyneck」
来ちゃったミューテイションズ。ファンの間でも人気が高く、セールスもなかなか良かった歌モノ中心の作品。
でも実は俺あんまり好きじゃないんだよな…
自分がBECKに求めてるものがこう、なんというかなんでも詰め込んである感じなので、どうも奇麗にまとめてありすぎるような気がしてならない。
なんかいい曲も入ってるけどBECKじゃなくてもいいかな?っていう曲もある。
でも人気はあるし、事実曲はいいものが揃ってると思うので買ってもいいと思う。雑多な感じが嫌いならこの作品からでも。
お勧めは「Tropicalia」「Diamond Bollocks」「Runners Dial Zero」
(注:「Runners Dial Zero」は日本盤のボーナストラック。海外盤を買うと入ってないぞ、ってまたかよ!)
まず一曲目の「Sexx Laws」のホーンからひどいズッコケ感(誉めてます)。とにかく全曲無駄に仰々しい。
BECK流に「楽しく踊れる音楽」を追求したらこうなりましたよー、な一枚。クラブとかでかかってそう。
なんか全体的に洋楽のパロディーのような感じで面白い。日本人のイメージの中にある洋楽のイメージの見本市、みたいな…
とにかくこれを静止直立して聴けって言うのは無理っすよ。座りながらでも首を動かしたりとかなんかしらノリながら聴いたほうが気持ちいい。
なので静かな曲を聴きたい、今はそんなにノリたい気分じゃないのよ…てな時に聴くと激しくうざい盤であろうと思う。
ボアダムスのヤマタカEYEがアートワークで参加。このド派手な感じがアルバムの内容をうまく表わしていてよろしい。
ちなみに今作は久々にノイズが入ってます。日本盤ならボーナストラックの「Arabian Nights」の後です。
お勧めは「Sexx Laws」「Hollywood Freaks」「Milk & Honey」「Pressure Zone」…とシークレットトラックのノイズ。
曲の歌詞に「ギンザーライン」なんて入れちゃうほどの日本好きのBECKが日本のためだけに作ってくれた編集盤。
今までのシングル盤のB面から選りすぐりのナンバー8曲を収録。限定盤なので中古か売れ残りを探しましょう。
「Odelayのデラックス盤持ってたらいらなくね?」と思って海外版Wikiで調べたらデラックス盤未収録の曲が結構収録されてます。
今までの曲の寄せ集めの割には結構流れとかも悪くないし、程よいまとまりもありバラエティーにも富んでいるので結構お勧め。
特に「Burro」はBECKの曲の中でも屈指の曲者。内容はネタばれしたら面白くないので前述のデラックス盤かこれで聴いてください。
お勧めは「Totally Confused」「Burro」「Lemonade」「Clock」
えーっと…これはレビューを書くのにものすごく困る一枚。なんか「これぞBECK」という感じだけが先行していてどうにも評価を書きにくい。
別に悪い盤ではないし、いい曲もたくさん入ってる、でも取り立てて説明することもない。
「MUTATIONS」みたいにまとまってしまった感じではない、むしろ正反対な感じで、なんでもあり感が満載で楽しい。
でもそこまで面白い盤か?と訊かれるとちょっと…じゃあ面白くないのか?と言われてもそれも違う…でも「E-Pro」「Girl」はガチです。
お勧めは「E-Pro」「Girl」「Black Tambourine」「HELL YES」
キタ━(゚∀゚)━!!!!!(←若干古い)ほんとはこのキター!だけで一行埋めつくしたいぐらいの傑作。
他の人がどう思うかは知らんが、個人的には間違いなく最高傑作。でも全部の曲が良いわけじゃない。じゃあ何をして最高傑作?
それは3曲目「Cellphone's Dead」から8曲目「Dark Star」までの怒涛の流れが最高なのですよ奥さん。
携帯にこのアルバムを携帯に転送する際この流れを完全再現してしまうぐらいにとにかく最高の流れ。やばいですよ。
それで他の曲も聴いてみるとあらこのアルバム全体的にいいじゃないのってなるんですよ。
音のスカスカ感やカウントの使いまわしなどの力の抜き加減も心得ていて、マジで最高なんですよ。
とりあえずこのレビュー最高って書きすぎなんですよ。でもそれくらい最高なんですよ。DVDの映像がしょっぱいあたりも最高ですよ。
お勧めは「Cellphone's Dead」「Strange Apparition」「Soldier Jane」「Nausea」「New Round」「Dark Star」の流れ(本当に書きやがった…)。
あとは「1000BPM」「Movie Theme」「O Menina」
(注:「O Menina」は日本盤のボーナストラック。海外盤を買うと入ってないぞ、ってもういいよ!)
「O Menina」は7インチ盤「Cellphone's Dead」のB面として作られた曲で、マジで海外盤には入ってない(Deluxe版除く)ので要注意。
これに関しては日本盤がとにかくいろいろ酷いので、海外盤を買ってください。その方が絶対得。日本盤はどう考えてもボッてるとしか思えない。
ディスク2のレアトラック集の歌詞やサーストンムーアの文章、ティーンへのインタビューの対訳が載ってないというだけでも酷いが、
せめてディスク1のボーナストラックの歌詞の対訳は付けましょうよ。「Deadweight」の対訳が読めるかもと思って日本盤買ったのにそりゃねえよ。
とにかく海外盤を買ってください。800円ほど安上がりですし、内容に違いはないです。
お勧めは「Deadweight」「Inferno」(ディスク1)「SA-5」「.000.000」(ディスク2)
暗い。ものすごく暗くて救いがない。
「ORPHANS」「PROFANITY PRAYERS」あたりはまだサウンド的には明るいが実際聴いてみるとどうしようもない暗さがにじみ出ている。
簡単にいえば「Guero」でいう「Girl」、「The Information」でいう「Think I'm in Love」といった感じの明るくて開放感がある曲が一つもない。
それはヒップホップ/ラップ的要素を排除した、という事象だけが要因ではないだろう。
自分の周りを取り囲む(カルト)宗教の影。決して幸せとは言えない家庭生活。腰痛の悪化。
ついでにスズメバチに刺された(でも病院には行かなかった)。そんな状況が生み出した鬱が見事に凝縮された一作。
このままのテンションでいるとBECKが死にそう。でもその暗さ故に光るものがある。そんな一枚。
最近のライブでは元気な様子も見せているようなのでまあとりあえずは安心ですか。
お勧めは「GAMMA RAY」「CHEMTRAILS」「YOUTHLESS」「SOUL OF A MAN」
…ととりあえず挙げてみましたがこの作品は10曲全部の統制がとれていて成り立ってる一枚なので全部お勧めです、言ってしまえば。
でも音楽ライターよ、この作品を推す時に「The Information」をやたらと悪く言うのはやめてくれませんか。

総評.
どっかで「べっく(笑)」ってコピペを見たのでもしかしたら中二病が聴きたがるアーティストみたいなイメージを持たれてるのかも知んないけど、
曲は普通に面白いのでそんな偏見取っ払って聴いてください。
おまけ…お役立ちリンク
公式サイトがマジで役立たずに思えてくる超網羅サイト。曲目や盤の詳細は勿論、歌詞まで分かるぞ!

(後述レス)
オディレイのレビューが一行なのは、「Guero」以上に評価するのに困ったから。
なんか、世間のイメージは(恐らく)「BECK=Odelay」。でもこれが一番というわけではないと思う。
グラミー賞も獲ったし、デラックス盤も出たまさに「代表作」なんだけど、正直言ってあんまり好きではない。
好きな曲も入ってるし、別に悪い盤ではない。
でも棚からBECKのCDを取り出してCDプレイヤーに突っ込んで再生する時、そのとき自分が手に持ってるCDはどうも「Odelay」ではない気がするんだよ。
(各アルバム星評価なし。外国版Wikipediaのサイト紹介は省略しました)