アルバムレビュータイトル
* アーティスト名:ライアン・アダムス。(最終更新日:2009年6月17日)
1stにしてこの完成度・・・まあWhiskey Town時代があってこその、この1stだと思う。
カントリーやブルースらしい曲が大半を占めて、エリザベスタウンで再評価されたCome Pick Me Upが入ってるのもこのアルバム。
しかし1stでいきなり「Heartbreaker」なんて付けるのがいかにもライアン。
夜中に一人でチビチビ飲みながらつまびくお供に最適。ライブでの定番曲も多く収録されてる。
tr.9「Come Pick Me Up」
1stに比べて一気にポップ&開放的になった出世作。
日本でもライアンの名が(ある程度は)知られるようになったし、グラミー賞ノミネートもあったり100万枚のセールスも記録した。
ゲストを迎えまくって音が豊かになった事もあって、ライアンの中では一番とっつきやすいかも。
逆に、後の作風を考えると作りこみ過ぎててちょっとってファンも少なくない、俺とか。
個人的には The Rescue Blues が白眉の出来だと思います。最近のツアーでのライブverも最高。
tr.1「New York, New York」
ツアーなどで書いた曲をまとめた前作のアウトテイク的な作品。
なのでかなりラフだし曲調もバラつきがあってまとまりは無い・・・の割にGoldより数倍良い出来。
これだけ良い曲が詰まってるのにデモ集なんてライアンの才能に嫉妬するわホント。
そして彼の作品の中で一番歌詞が良い曲揃いのアルバムだと思う。
後述するLove Is Hellが「暗すぎる」というレコ社の意向でお蔵入りになってしまい、その後出来たのがこれ。
This Is It や So Alive などいかにもロックンロールな曲揃いではあるが、
完成度という面では(ライアンにしては)かなり低いアルバム。リフもパクりっぽいのが多かったり。
売れるようなアルバムを意識して作ると失敗するという典型的な例だろうか、Wish You Were Here なんかはライブで聴くとものすごくかっこいいんだけど。
tr.5「So Alive」
そのお蔵入りになったアルバムがこれ。
その後2枚のEPに分けて出されたり、結局後でアルバムとして出たり日本盤にはボーナスディスク付きだったり買うときややこしい。
しかし内容はとにかく素晴らしいの一言。歌詞はどん底だけど曲だけみるとそんなに暗くは無いと思うし、何よりアルバムがもつ雰囲気がとても良い。
これを最高傑作にあげるファンも多数だし、ライアンを聴いてみようと思うなら一度は聴いてみて欲しい。
ノエル自身がインスピレーションを受けまくったというWonderwallのカバーも収録されてる。
tr.6「Wonderwall」
みんな大好きThe Cardinalsとの名義での初作品にして、個人的には一番好きなアルバム。二枚組ではあるが曲数は抑えられててダレる事なく聴ける。
全体的にアコースティックな音作りで、リラックスした質の高い演奏がとても良い。
聴く度に新しい発見があるあたり、ニール翁とかザバンドに通じる深さを感じ取れる。
(ボンジョビみたいとかそういう意味でなく)現代のアメリカンロックとして是非評価して欲しいと思います。
買うならTonightが収録されている日本盤を是非。
tr.6「Now That You're Gone」
非常にカントリー色濃いアルバム。演奏は完全に良い意味でユルユルで、良い意味で安っぽい。
決して悪くないんだけど、Cold Rosesと29に挟まれるとどうしても見劣りしてしまう。このアルバムの曲はライブ版聴いた方がしっくりくるかも。
ただ肩の力を入れずに聴けるし、ジャケのように仲間と酒場で飲みながら聴くのが非常に合っていると思います、やった事ないけど。
ちなみにこの頃在籍していたCatherine Popperさんはとても良いベーシストです。
tr.4「Dear John」
重い。
前三作を経て、そしてカージナルスとの長いツアーを経て吹っ切れたのか、偉く風通しが良くなったアルバム。
非常にコンパクトにまとまっていて、ライブで練ったおかげか演奏は完璧。ビルボードでも7位になるなど一般的にも高評価になった。
その後に出たFollow The LightsEPをセットにした2枚組が出ているので、買うならそれを。そっちもとても良い。
tr.3「Everybody Knows」

総評.
とにかくライアンは音楽性がかなり多面的なので、聴きたいならこれから入れ!ってものをなかなか決められない。
これらのアルバムの他にも自分のサイトで配ってたヒップホップアルバムだとか訳わからん打ち込みだとかあって、
それらも遊びのくせに完成度がやたら高かったりする。
で、ライアンといえばブートであり、ライブを聴かずしてライアンは語れないぐらいに聴き応えがあるものばっかりです。
ホントはおすすめブートの紹介もしたかったんだけどそれはライアンスレで聴いてみてください。
(各アルバム星評価なし)