アルバム全曲レビュー * アーティスト名 : あしっど・あんどろいど。

Reviewer:20th. 198-199 名無しのエリー2008.12.10.

1.chaotic equal thing ★★☆
デフトーンズなどのオルタナメタル的な、メロウなヘヴィロック。
オープニングの割には長い。時間自体は長くなくても大きな起伏も無いまま流れるので長く感じる。
2.let's dance ★★★★
アルバムでは浮いた曲だけど、むしろこの曲が最もバランスが取れた快作。
エッジの立ったギターの刻みに曲の軸となるシンセベース、そして打ち込みを交えた細かいリズムの絡み合いが爽快。
エレクトロな音の中にしっかりとギターソロを盛り込んでるのも遊び心があって良い。
ただ歌メロが半ばキャッチーな分、ボーカルの酷さが目立つのが残念。
3.daze ★★★
ノイズをふんだんに取り込んだミクスチャー的楽曲。
ノリは良い。聞き込めばいくらか味が出て悪くない感じ。
4.hallucination ★★★
ギター作曲だけあってか、ギターの粒の粗いカッティングが印象的なミドルテンポのナンバー。
雰囲気は1曲目に近いが、幾分かこちらの方が生の質感が強い。
5.pause in end ★★☆
曲も音もアルバム中特に重たい。
他の曲にも言えるけど、エレクトロの要素が薄いローテンポな曲になるといかにも「メロウなヘヴィロックやってみました!」な雰囲気全開で
あまりオリジナリティが感じられない。曲の質は悪くないんだけど。
6.circles ★★★☆
イントロで「おっ」と引き込まれるアプローチを見せてくれるものの、あとは前曲と似た感触。
ただリズムもメロディもよく練られてるし、前曲が重たいのもあってか、案外聞きやすい。
7.chill ★★★★
かったるい中盤の展開を抜けて、やっと開けた曲が来てるので入りやすい。
踊れるビートに哀愁のあるメロディの組み合わせが、浅過ぎずちょうどいいキャッチーさを持っていて中毒性がある。
8.egotistic ideal ★★★
アルバム中数少ない、ノリが前に向いた曲。全体的にニューメタルっぽさとインダストリアルっぽさを足した感じ。
9.purification ★★★
結構濃密に仕上がってるので、この曲こそ多少長めの尺でもいいかなと思うんだけど、以外にあっさりしてる。
この手の曲は中盤でお腹いっぱいな感じもあるし、アルバムタイトルにもなってるんだからとも思うので、
何かしら大きめのフックを仕掛けて欲しかった。
10.a lull in the rain ★★★★
ほとんどボーカルが無い、インスト的な曲。
ピアノが主軸にあり、そこから曲が展開していくにつれ様々な音が入っては消える。タイトル通り雨音も取り込まれている。
いかにも終わりに相応しい曲だけど、ちょっと長い。
しっとりとした気分の時にBGMとして聞くには凄く気持ち良い。
総評.★★★
L'Arc-en-Cielのドラマーによるソロプロジェクトの3rd。ドラマーのソロだけあって、特にリズムの構築には引き込まれるものがある。
ラルクから想像するものとは程遠く、打ち込み主体のリズム隊をベースにした退廃的モダンヘヴィネスな楽曲が並ぶ。
試しに聞いてみたり、作業用のBGMとするには悪くないが、向いてる方向が中途半端な曲も見受けられる。
ただ、歌が中心に作られたものではないとしても、とてもじゃないが褒められたボーカルでは無いので、下手なボーカルが苦手な人には絶対にオススメできない。
(★:2点,☆:1点の計10点満点。)