アルバム全曲レビュー * アーティスト名 : あるふぁ。

Reviewer:19th. 69-72 名無しのエリー2008.08.12.

1.アナザーワールド ★★★
所々に入るギターがなぜか曲をポップに持っていく不思議なヒップホップ。
オープニングということで軽快なこの曲を持っていくのはありきたりだが、手堅さを考えると十分。随所に鳴り響く電子音がテクノっぽさが出てて面白い。
2.コンコルドは飛んでゆく ★★☆
民俗音楽調かと思いきや思いっきり8ビット臭い電子音満載の高速ブレイクビーツテクノ。
タイトルからして「コンドルは飛んでゆく」のパロディだと思ったのにw
MCの声もヴォコーダーがかかっているせいもあり、コンコルドというより宇宙船を連想させる。アルバムタイトルとしては正解だが...。
3.FREAK OUT ★★★
前曲を引きずったイントロから、なんだか未開の民族が出てきそうなシンセベースを伴ってMC二人が登場。
完全にテクノです、これ。ブリッジにもしっかりとヴォコーダーが入っているしな。
テクノに慣れてる自分はいいが、普通のヒップホップ好きにはキツイだろ、これ。
よく聴くとシンプルなトラックなんだよね、これ。
4.恋人はエイリアン ★★★☆
またも四つ打ちテクノ(トランス?)。どう考えてもメンバーの趣味で作ったとしか思えん。
なんだか、リリックを読む限りでは性別を超越した存在なんだろうけど... 一体どんな恋人なんだろ? 頭痛くなるから考えるのはよそう。
途中のTB-303が昔のトランスみたいで気持ちいい。
5.渚の投げKISS ★★★
まさかの前田健導入w どう聴いても歌い方があややww
サーフロック風トラックが爽やかな味を出している...が、なぜか歌舞伎風の掛け声がw
夏のナンパに出かける際に車でかけるにはいいかもね。
6.BAD BRAIN(inst) ★★★
で、またテクノに戻る。
とことんアガりっぱなしなのでそろそろクールダウンしたいが、DJ SUZUKIはそれを良しとしないようです。本当にヒップホップユニット、この人たち?
これはあくまでインストであってインタリュードではない。なんで、ツナギではない。
まぁ、テクノとしては悪くないけど...80年代の音ネタメインだからダサく聞こえる。
7.ANIMALIFE ★★☆
笛の音でラテン調かと思ったらまたも電子音。が、ビートはヒップホップなのでご安心を。
動物の声とか、木琴、せせらぎが気合を盗み取ってゆく脱力トラック。2ndヴァースのウィスパーファルセットラップが余計に気合をそがれるw
ちなみに動物の声は主にぬこ、ライオン、ゾウの2頭と1匹。ぬこカワイソス。
8.NO CHANGES IN MY LIFE ★★★
バブリーなシンセリードが否応無くさっきの脱力感をぶち壊すクールなトラック。
そういえば、このアルバムの中では始めてスクラッチ音を聴いた気がする。多分、MIDIとかで聴くことができるスクラッチ音なんだろうけど。
9.不知火 ★★★★
なぜか80年代のアメリカを連想させるリズムのファンキーヒップホップ。WADAの声が非常にマッチしており、上手く渋みを出している。
おそらく、このアルバムでは指折りのシンプルなトラックかも。
10.1 or 8 ★★★☆
音をシンプルにした初期Prodigyと言えばピンと来るかもしれない。そんなトラック。リリックには深い意味はありません(全曲共通)。
途中、スピードダウンしておいて一気に加速する手法はまさに「Out of Space」のパロディー...なのかもしれない。
音が似てんだもん。
11.PASSION ★★★☆
妙にシンセリフがファンシーな不思議なトラック。四つ打ち風。
今回はリズム隊がいつに無く熱い。だからタイトルがPASSIONなのか。ここでこっそりとヴォーカルにフィルターをかけている憎い演出。
なんか懐かしいなと思ったらこれ、フィルターハウス風味じゃん!
12.惚れたぜHarajuku ★★★★★
スチャダラパーとタッグを組んだ、モロに80年代テクノ+アイドル歌謡ラップ。
ブリッジの時点でしぶガキ隊のパロディだし、フローも80年代アイドルネタ満載。 ...で、ドサクサに紛れてスーパーフリーネタ混ぜんなwwwww
(リリックにある「アツイ!ヤバイ!マチガイナイ!!」はスーパーフリーの有名フレーズ。決してパチンコ屋のキャッチフレーズではない)
出だしの声ネタじゃないけど、この曲で〆られるとアンコール臭いな。
多分、30代と一緒のカラオケでもこの曲なら受け入れられる...かもしれない。
総評.★★★★
当初は正統派ヒップホップを連想してたけど、実は80年代テクノ要素満載のラップアルバム。
無駄にスペーシーなシンセが80年代臭くて面白い。テクノが好きな人なら間違い無く楽しめる。
ただ、シャレたトラックが好みの人には、80年代の音ネタ満載のこのアルバムは地雷。
個人的にはテクノ要素が強いので、他のヒップホップよりは聴きやすかった。
(★:2点,☆:1点の計10点満点。)