アルバム全曲レビュー * アーティスト名 : あーと・すくーる。

Reviewer:17th. 409-410 名無しのエリー2008.04.12.

1.FIONA APPLE GIRL ★★★ 静かにアルバムの始まりを告げる。個人的にはライブテイクの方が攻撃的で好き。
2.NEGATIVE ★★☆ 疾走感のあるロックナンバー。歌詞がちょっと気持ち悪いかな。
3.MARCHEN ★★★☆ 木下の英語の発音は酷いけどART-SCHOOLでそれを言うのは野暮です。歌詞は鬱だけどメロディーは心地よい。
4.斜陽 ★★★☆ この曲に思い入れが強いファンも多いはず。優しいミディアムナンバー。
5.汚れた血 ★★★★ 静かなバラードかと思いきやアウトロで激しさを増す。珍しく6分を越える名曲。
6.SANDY DRIVER ★★☆ イントロにラストっぽさを感じる。明るくアップテンポの曲。
総評.★★★
ART-SCHOOLの1stミニアルバム。こもった音質に最初は戸惑うかもしれないが、慣れると良く聴こえる。
木下の歌は下手だけどそれが味なのです。
(★:2点,☆:1点の計10点満点。)

Reviewer:17th. 375 名無しのエリー2008.04.04.

1.ガラスの墓標 ★★★★☆ 途中からの盛り上がりと最後のピアノの部分が神。
2.ロリータキルズミー ★★★ 曲単体はいいけど、このアルバムの中では少し浮いてる。
3.ニーナの為に ★★★★★
凄い。映画の一幕の情感をそのまま音源にしたような出来。初めて聞いたとき木下ってこういう引き出しもあったのかと素直に感心した。
(パクリらしいけど、消化は出来ていると思う)
4.エイジオブイノセンス ★★★☆ モロパクらしいが、悪くは無い。サビの部分は結構好き。
5.ミーンストリート ★★★ ピアノを中心にした大人しめの曲。かっこいいけど印象薄い。
6.ダウナー ★★★☆ ドラムとギターが耳に残る。EVILをもっと重くした感じ。
総評.★★★★
一曲一曲は神だが、全体のまとまりに欠けている気がしなくはない。
3番と5番は他のアート楽曲には無い感じ。
(★:2点,☆:1点の計10点満点。)

Reviewer:12th. 550-551 名無しのエリー2006.06.08.

1.BOY MEETS GIRL ★★★ つかみとしてはまずまずのロックナンバー。
2.リグレット ★★★ 良くも悪くも普通の曲。緊迫感がある。
3.DIVA ★★★★☆ 退廃的なイントロから始まるベースのかっこいい曲。メジャーデビュー曲。ささやくようなAメロから叫ぶサビへの流れは文句なしの格好よさ
4.車輪の下 ★★★ これまたベースのかっこいいアップテンポな曲。それだけ
5.メルトダウン ★★ 一転ミドルテンポな曲。木下の歌唱力の低さが目立つ
6.サッドマシーン ★★★★ イントロのアルペジオから格好よさがにじみ出てくる良曲。ただ、木下の歌の下手さがわかりやすい曲でもある。
7.欲望の翼 ★☆ メロディがあまり良くない上に歌詞が全曲中一番キモイ。イントロだけはいいので+☆1つ
8.アイリス ★★★☆ 間奏が綺麗なテンポのいい曲。1分25秒以降からどんどんテンションが上がる。最後のシャウト(?)が聞き苦しいので-☆1つ
9.フラジャイル ★★☆ 曲自体は切ないミドルテンポな曲。木下の声はあうとは思うが酷い…。
10.foolish ★★★★ はげしめのロックナンバー。サビの所は木下の声がとてもあう。普通に良曲。
11.シャーロット ★★★★★
このアルバムだと一番の名曲。変態的。この曲が好きかどうかでアルバムの評価は割れる。
脆そうな木下の声がスローテンポ曲に珍しくあっている。
12.乾いた花 ★★★☆
アルバムを映画にたとえるならエンドロールの役割を果たす曲。
この曲がラスト以外に置かれていたらきっと他の曲に埋もれてたと思う
総評.★★★☆
まず全ての曲に共通する事は木下の歌唱力の低さと歌詞が酷い事だろう。
M3.M6.M10-11のような曲は木下の声質に良くあってると思うので、とにかくボイトレをしてほしい。
それ以外だとひなっちのベースがかっこいいことが特徴だろうか。(何で首にしたんだよキノコ…。)
曲はモロパク曲もあるらしいが、いいメロディを書いてると思う。
(★:2点,☆:1点の計10点満点。)

Reviewer:17th. 394-395 名無しのエリー2008.04.08.

1.LILY ★★★☆
いきなり暗い。"ひきがえるの様に はいつくばって ただ願うんです"このフレーズが印象的。
木下の歌はもはや破綻寸前だがそれがいい。悲壮感の塊みたいな曲。
2.DRY ★★★
ひなっちのベースがどかんと腰を据えている。第一期の楽曲をまとめるとこんな曲になるんじゃないかっていう、まさしくART-SCHOOLな一曲。
アウトロが「モザイク」と全く一緒で吹いた。
3.OUT OF THE BLUE ★★★★
サビ裏のピアノがこの曲の持ってるポテンシャルを引き出している。テンポよく進んでいく曲。聴きやすい。
4.LOVERS ★★★☆
"名前が無いこの惑星で名前が無い恋人と 白日にさらされてハッピーエンドの夢見てた"
木下ってこんな歌詞も書けるんだなぁと思った。ミドルテンポでメロディーがきれい。
5.SKIRT ★★★☆
2ndアルバムにも収録されている。アコギが心地よいART-SCHOOLにはあまりない感じのポップな曲。
個人的に間奏での低い「おぉお」3回の後の高い「おぉお」がツボ。
6.SWAN SONG ★★★★★
タイトル曲にして文句なしの名曲。ART-SCHOOL史上もっとも純粋な歌詞と透明感溢れるメロディーが見事にマッチしている。
ART-SCHOOLを知らない人でもこの曲だけは聴いてほしい。
総評.★★★★☆
今となっては定価では入手困難なCDだが、ART-SCHOOLが好きでまだこのCDを持ってない人には少しぐらい痛い出費をしてでも買ってほしい。
荒々しさよりも純粋さが詰め込まれたミニアルバムだ。
(★:2点,☆:1点の計10点満点。)

Reviewer:6th. 145 名無しのエリー2003.11.23.

1.水の中のナイフ ★★★★ イントロがニルバーナのRape meに似てるとか聞くが…ちょっと違うと思う
2.EVIL ★★★ まだあの頃の名残。
3.モザイク ★★☆ 普通にいい。後は何も言わないでおく
4.BUTTERFLY KISS ★★ 明るめ。個人的にちょっと受け付けがたい…。
5.イノセント ★★★ 前曲からの繋がりはいい感じ。もう一歩
6.アパシーズ・ラスト・ナイト ★★★★☆ 歌詞がダウナー。もうそれだけでいい
7.LOVE/HATE ★★★★ 歌詞がすばらすぃ。見事に引き篭もってる
8.ジェニファー'88 ★★★★ 少し前のアートらしい激しさ。
9.BELLS ★★★★☆ 間奏とかの音が好き。昔聞いた気がする、デジャブ。
10.SKIRT ★★★ アートにしてはポップなキャッチャー。それ故分かれるかも
11.UNDER MY SKIN ★★★ 別に悪くはない。歌詞カード見るまでShe's lost a sunshine smileとは分からんかった
12.プールサイド ★★★★★ 独特の張り裂けるような感覚。きちんと反映されてます
13.しとやかな獣 ★★★☆ 実感する生というもの。明日も生きれるよ
14.SONNET ★★ 後ろでなってる英語の会話がよくわからんけど、なんか怖い
Sec.SEAGULL ★★★★ 実は以外にいい
総評.★★★☆
イノセンス~のころと比べれば激しさが減ったというかダウナーなノリが増えた気がします。
曲調が似たりよったりだけどアートらしいといえばアートらしい仕上がりなのでご愛嬌。
最初に聴いて(゚Д゚)ハァ?だったけど何度か聴くと解る。
(★:2点,☆:1点の計10点満点。)

Reviewer:17th. 482-486 名無しのエリー2008.04.20.

1.水の中のナイフ ★★★
グランジ色全開のヘヴィーな曲、一曲目に相応しい。ライブではほぼ必ずやってると言ってもいいほどの定番曲。
2.NEGATIVE ★★☆
軽快なロックナンバー。1番サビ後に「願って!」のシャウトが入ってる。ひなっちのベースがブリブリ。
3.EVIL ★★★
ドラム→ギター→歌→ベースの順で入ってくる。シンプルなリフが印象的な分かりやすい曲だと思う。
沈黙と激しさが入り乱れる荒々しいグランジ。木下の歌い方もヤケクソ。
4.モザイク ★★★☆
静かなAメロ→激しいサビの流れを繰り返す曲。ベースの存在感がありまくり。
単調に聴こえるかもしれないけど悲壮感たっぷりの素晴らしい曲です。
ただ、間奏で「フゥー!」って叫んでる奴がいてちょっと気になる。
5.ガラスの墓標 ★★★☆
CDと比べるとかなりテンポが速い。終始流れてるアルペジオがいい雰囲気を出してる。歌詞変えあり。
6.foolish ★★☆
CDよりもさらに攻撃的でイントロが格好いい。サビのメロディーと木下の声がマッチしてると思う。
7.DIVA ★★★
構成自体はシンプルなロックナンバーだけど飽きることなく聴くことができる。シャウトからラストサビへの流れが鳥肌。
8.エイジ オブ イノセンス ★★
「疾走」という単語を「しっせい」と発音してるのが気になる。それ以外はあまり特筆すべき箇所がないかも。
9.ダウナー ★★☆
CDの歌い方は気持ち悪いけどこれは普通。2番Aメロの出だしで歌詞を間違えてる。
テンポが速くあっという間に終わってしまうといった印象。
10.BUTTERFLY KISS ★★★☆
好き嫌いが分かれる曲だと思うけど個人的には好き。演奏が前のめりだけどメロディーと歌詞は秀逸。
11.車輪の下 ★★★
これもライブの定番曲。シンプルかつヘヴィーなベースが格好いい。「アイソレーション!」と一緒に叫びたくなる。
12.MISS WORLD ★★★☆
歌詞を少し変えてる。Bメロから勢いでサビに持っていく演奏は圧巻。
13.ウィノナライダー アンドロイド ★★★☆
イントロのギターが大好き。CDだと綺麗で静かな曲だけど、なかなか激しい曲になってる。
Aメロの時のギターがちょっと先走ってる気がするけど、これは隠れた名曲です。
14.LOVE/HATE ★★★★
歌詞がこれ以上ないってくらい退廃的。
サビ後のブレイクのような演奏がより一層悲壮感を高めていて素晴らしい。とにかく鬱になります。
15.ジェニファー'88 ★☆
個人的に好きになれない曲。テンポはいいけどそれだけな感じがする。歌詞もイマイチ。
16.サッドマシーン ★★★
イントロのアルペジオが格好いい。攻撃的というよりは心に突き刺さってくるような曲。うまく表現できないけど。
17.シャーロット ★★★★
とにかく切なくて木下の掠れたファルセットがそれにさらに拍車かける。確か木下が亡き母親に捧げた曲だった気がする。名曲です。
18.ロリータ キルズ ミー ★★★★
ライブで本領を発揮する曲。イントロからどんどん激しくなっていって最終的に崩壊するかのような展開が見事。
19.OUTSIDER ★★
未発表曲。やたらとテンポが速くてめちゃくちゃ。勢い以外は何もない。
20.FADE TO BLACK ★★★☆
シンプルだけど重厚感はたっぷり。個人的にイントロがツボ。どんどん加速してシャウトで終わるラストサビがたまらない。
21.FIONA APPLE GIRL ★★★
ゆったりとしたCD音源とは違いロックチューン。印象が全く変わるから面白い。曲自体はあっという間です。
22.UNDER MY SKIN ★★★☆
なんと言ってもひなっちのベース。格好よすぎる。攻撃的で激しいグランジ色の強い曲。サビの歌い方がいい。
23.斜陽 ★★★
ラストはやっぱりこの曲。メロディーがいい。曲が終わった瞬間「あぁ、終わったなぁ…」って感じになる。
総評.★★★★☆
ART-SCHOOLの第一期完結を銘打ったライブアルバム。
各地のライブのベストテイクを集めたアルバムで選曲もバランスがいいので初心者にもオススメ。DVDも付いてるけどそっちはイマイチ。
(★:2点,☆:1点の計10点満点。)

Reviewer:8th. 481 名無しのエリー2004.08.30.

1.スカーレット ★★★☆
表題曲、掻き鳴らすギターをバックに乗せたメロディーが馴染みやすい。
ポップさを獲得したともいえるが、良くも悪くも流しっぱなしにしても気にならないような曲。
2.RAIN SONG ★★☆
単調なメロディーながら持ち味の突き刺さるようなギターが心地よい。ただ何回か聴くと飽きる。
3.クロエ ★★★★☆
可愛いギターにARTっぽい単純ながら太いベース、リズムが心地よい。相変わらずアレンジは単調ながらそれがいい方向に働いた佳曲。
ボーカルのへタレ加減も曲には合っている。
4.タランチュラ ★★☆
イントロのリフがかっこいい。アレンジはメロディー含めどこかで聴いた感じ。ARTの曲でそれを言うのも野暮だが。
詞と曲の雰囲気は切なくていい。
5.1995 ★★★
爽やかなイントロ、切ないメロディーとそれを引き立てるギター。邪魔しないでボトムを作るリズム隊。
良くも悪くも当り障りの無い曲。が、それらに載せた詞の雰囲気が作品として押し上げている。
英詩の間違いは萎えるがいつものことで。
6.APART ★★★★
イントロのハットとベースが緊迫感を感じさせ、そのままギターを掻き鳴らし歌へ。
その流れが作り上げた勢いが最後まで途切れずに続くが疾走感を感じるわけでもない。
切迫した雰囲気を持った楽曲とグデグデ気味の詞、新生ARTの方向性の一つとなりそうな曲。
7.君は僕の物だった ★★
曲中通して流れるミュートのアルペジオ、静かに展開しながらも広がりそうで広がらないもどかしさを感じさせられる。
それが詞とあいまって雰囲気を持った曲となっている。
もうちょっと練りこめば化けたのかも。
総評.★★★
これからに期待。歌の劣化が激しいのが残念ながら、歌で聴かせられるようになればシンプルな曲がもっと強い印象を持って聴こえるはず。
歌が無理ならもっとアレンジに凝らなければ新生ARTは転げ落ちてしまいそう。頑張れ。
(★:2点,☆:1点の計10点満点。)

Reviewer:9th. 339-340 名無しのエリー2005.02.10.

1.LOST IN THE AIR ☆☆☆☆☆
飛び抜けた良曲。ピアノがアンサンブルに加わる事でギターの硬質な響きに絡み、曲に柔かな繊細さを与えている。
全編今までに無い凝ったアレンジ。相変わらずメロは単純ながら繰り返し叫ぶ歌が補って余りある。
木下のヘタレ声の魅力が活かされている。
2.FLOWERS ☆☆☆★ 珍しく明るい曲。ベースがかつてのアートを彷彿とさせる。16分の五連は意味無くて笑った。佳曲。
3.羽根 ☆☆☆ ミニアルバムの中では攻撃的な曲。音源よりLIVEで聴いた方が映えそう。構成は単純。
4.刺青 ☆☆☆☆ メロウながらグルーブ感がある。イノセンス~の頃の木下に歌ってもらいたい。宇野ちょっと圧倒的。
5.I CAN'T TOUCH YOU ☆☆★ 曲が自己コピーっぽい。木下に英語を歌わすと凄いという見本のような曲。宇野は圧倒的。
6.PERFECT ☆☆☆☆★ 最後をきっちり締める良曲。イントロの声含め曲の展開がドラマチック。アンサンブルに効果的なピアノが入った事は大きい。
総評.☆☆☆☆
スカーレットから一回り成長した印象。どの曲もアレンジが今までよりも凝っている。
新メン、戸高の個性が出て来た分、次は宇野に期待。
(☆:2点,★:1点の計10点満点)

Reviewer:10th. 223-224 名無しのエリー2005.07.03.

1.LOST IN THE AIR ★★★★ イントロのピアノが印象的な名曲。サビがやや物足りないかもだが、途中のカッティングが凄く良い雰囲気を出している。
2.FLOWERS ★★★ ギターのエコーが良い。初期に近いポップな曲。木下の下手さが強調されている。
3.羽根 ★★★★ 重いです。ガツーンとくる感じ。このアルバムの核かと。
4.刺青 ★★★ おとくいの退廃的歌詞と退廃的メロ。
5.I CAN'T TOUCH YOU ★★ あまり印象に残らない。イントロのベースは良い。
6.PERFECT ★ とにかくサビがきつすぎ。聞き取れない変な声は良かったけど。最後を締めくくるには良いのかなぁ
総評.★★★★
キツく書きましたが、名盤ですw おそらくこれでアートにはまる人も多いのではないかと。
歌詞は賛否両論ですが、似たような歌詞が多いのでバンプとかの感動系が好きな人には向きません。
タワレコ限定販売だそうです。
(★5個が満点。)

Reviewer:19th. 285, 287-289 名無しのエリー2008.08.23.

1.Waltz ★★★
いきなりグランジっぽさ皆無のモグワイ・シガーロス的ポストロックから始まることで、バンドの変化を雄弁に語った曲。
豊かな海を想起させる音づくりはさすがモグワイスタッフが関わっているだけのことはある。ボーカルが不安定なのはまあいいかって感じになる。
キーボードや女性コーラス、逆再生風ギターなど、ライブ再現が困難な要素満載。
2.BLACK SUNSHINE ★★☆
前曲から続けて始まるのは、コードカッティングを軸にしたポップなミディアムナンバー。
堅実な作りをしていて、それだけに既聴感もそれなり。
ちょっと面白みに欠ける気がしないでもないが、きっちりとしたリズムは聴いてて気持ちいい。
こういうシンプルな曲でもよく聞くと細かいSEっぽいのや女性コーラスが入ってたりする。何故かPVがある。
3.ダニー・ボーイ ★★★★
アコギと透明感のあるギターが優しいゆったりとした曲。
サビの盛り上げもギターの轟音ではなくシンセとコーラスを使用。奇麗で少し洒落た音世界。
Aメロをサビの後にもう一回、テンション上げて歌う構成は好き。涼しげな昼間から夜にかけての草原を思わせる雰囲気。
4.Forget the swan ★★★★★
個人的にアルバム中一番の出来だと思う。
USインディの元気いっぱいでキラキラしてて、ジャリジャリした音で疾走するあの感じそのまま。
オルタナ感全開なベース、ヤケクソ気味で前のめりなドラム。可愛らしいノイズやしょっぼいリフを弾くギター、
その中を基本いい感じに抜けの悪い音でしかもFMフィルターがかかったりしながらも突き抜けていく、セックスばっかり歌う情けないボーカル。
レモンヘッズ的オルタナパンクがばっちり決まった名曲。
5.クロエ ★★★☆
後期ARTの新規路線の一つ「ファンク路線」の代表曲。
ファンクといってももろに脂っこいプリンス張りのそれではなくて、「ああ木下頑張ってる」程度のそれ。だがそこがいい。
軽快にリズムを刻むギターがサビで澄んだフレーズに変わるのが印象的。ストイックなリズムの組み立て方が良い。
歌詞はもろにセックスセックスしてる。
6.あと10秒で ★★★
第二期ARTの代表曲。ライブではほぼ必ずやる。
まさかのダンスチューンっぽい打ち込みを導入した、しかしどう考えてもダンスソングっぽくないシューゲイザーな曲。
単調を極めんとするその曲構成は、サビの「なんもねーへ!」の連呼に帰結する。このひたすら愚直でヘタレな連呼が、かっこいいというよりも可愛らしい。
ギターはエフェクトを駆使した空間的な作りをしていて、全体的にいい浮遊感を醸しだしている。キラキラしたポップな曲。
7.欲望 ★★
前曲の勢いが途絶えて重苦しいイントロへ。アコギが鳴る荒涼としたAメロから重いサビにという、静と動を強調したナンバー。
静のパートの音が奇麗なだけに、動のパートはもっと激しくやってほしかった。
個人的には、別に無くても困らないタイプの曲。『羽根』とかと被るイメージ。
8.刺青 ★★★★
深いコーラスのかかったギターのリフが水的なものを想起させるミドルテンポナンバー。
ポストロック的リズムを習得したドラムが頼もしい。淡々としたベースの動きがARTらしい。
多分『プールサイド』とかと同系統の曲。ARTのこの系統の曲は外れが無い。
浮いているのか沈んでいるのか分らない、けどなんか透き通った雰囲気が良い。
聴きどころは間奏からのU2チックなギターとハイハットを利かせたドラムのからみ。ここからサビの絶望的な高揚感へ向かう展開が素晴らしい。
9.LOVE LETTER BOX ★★☆
可愛らしいアルペジオから、ポップなエモ的展開をする曲。トレモロがかったギターが入ってくるのが良い。
あとコーラスとか。あと間奏のギターとシンセだけのところとかも可愛い。タイトルやちょっと前向きな歌詞とかも含めて「可愛らしい」って感じの元気のいい曲。
もうちょっと演奏的に毒があったら大好きだったかも。
10.PERFECT KISS ★★★
奇妙でファンキーなリフのギターとワウのギター二本の絡みが中心となった、『クロエ』系統の曲。
こっちの方が幻想性を剥ぎ棄てて大人的で猥雑な感じを強調している。
ドラムがかなり奮闘している。あとコーラスが良い。コーラス大事だなあこのアルバム。
11.PALADISE LOST ★★★★
一気に緊張感のある雰囲気になだれ込む、『羽根』やM7的な尖ったナンバー。そういう系統の中だと一番キレがある気がする。
とりわけドラムの緊張感が素敵。クールに駆けるAメロからやたら神々しいBメロ(サビというほどは盛り上がらない)に入るのがかっこいい。
やたらいろいろな音が入っていて、神々しい雰囲気を作っている。
あと終わり方がクール。「盛り上がらない」感じが新鮮で良いが、こんな地味な曲をよくタイトル曲にしたなあとも思う。好きだけど。
12.僕が君だったら ★★
歌やギターのメロディも良く、サビの音の世界観も奇麗なスローバラードだけど、正直かなり印象薄い。
奇麗なんだが地味。なんかアルバムの最後に入ってそうな雰囲気。
これの後に曲が続くから違和感。曲順が悪かったか。神々しい感じのアレンジはいいんだけどなあ。
13.影 ★★★
イントロが好き。ひょろいシンセにギターが重なり、ベタなメロディになる。
Aメロのリズムギターもいかにもすぎるブリッヂミュートで、そこに可愛らしく飛翔するメロディが乗って、
なんだかGet Up Kidsとかに通じる微笑ましい感じの世界観がある。
あと間奏のアレンジがいい。後ろのひょろひょろした音がいいんだよなあ。
ポップでいい曲なんだけど、ラスト前の曲としては荷が重いか。やはり曲順が……。
14.天使が見た夢 ★☆
かなり静かな、子守唄的エンドロール曲。厚くリバーブがかかった歌が特徴的。
神々しいというよりも、ひたすら地味な印象がある。多分ギターを弾いてないんじゃないか。
それ自体はいいが、曲が曖昧さに埋没しすぎている気がする。
曲中にもう一つ山場を作るか、それか前曲に壮大な曲を配置すべきだったと思う。
総評.★★★☆
メンバーチェンジ後初の、ミニアルバムを連発した後のフルアルバム。
レコーディングスタッフが異様に豪華で、モグワイやベルセバのプロデューサーであるトニー・ドゥーガンのスタジオで彼の協力と助言を受け録音している。
さらに一部レコーディングにモグワイのメンバーまで参加していたりしてなんか物凄い。
ただ、そうした急激な環境の変化のせいか、色々なサウンド的挑戦を試みて、その結果内容がやや散漫になった感じはある。
ポストロック的要素の吸収が不完全というか。
あと、前半は緩急の付いた曲順でいい感じに進むけど、後半はちょっと緊張感が足りない感じがする。
最後が弱いというか、これといった山場も無く先細っていく感じが寂しい。それが狙いなのかもしれないが、個人的には納得がいかない。
どことなく、名盤になり損ねた感じがする。所々で煌めく部分はあるんだけれど。
もっとシンプルにするか、もしくは逆にもっと(モグワイ的方向に)踏み込んでほしかったかも。
次のアルバムの方が好き。次作でARTがポップに振り切れる前の過渡期的時期だと思う。
(☆:2点,★:1点の計10点満点)

Reviewer:14th. 653-656 名無しのエリー2007.05.14.

1.Beautiful Monster ★★☆
アートにしてはポップな一曲目。後ろ向きだけどどこか前向きな歌詞は秀逸。
ただ曲全体を通して過去の音源に使いまわしのようなメロディ、しかもベースがやたら目立ちギターサウンドが薄いのは残念。
2.テュペロ・ハニー ★★
先行シングルにもなった曲。正直なぜシングルで出したのか意味不明。
しかし耳に残るメロディ、違和感なく雰囲気をより引き立てるシンセ、そして木下の声がはまっている曲。
3.Nowhere land ★★☆
バンドサウンドとシンセのいやらしい駆け引き、そしてサビの切実なシャウトが印象的。
ただサビにこの英語の発音がかわいそうでしかたないw
4.影待ち ★★★★
ミュートをきかせたイントロ、飾らなく美しいシンセ、そしてサビの美メロ。
A,Bメロは正直頂けないがそれ以上に素晴らしい曲に仕上がっている。
5.アダージョ ★★
まずイントロ前の雑音が無駄に感じる。キャッチーなイントロ、サビに思ったより中毒性あり。益子さんがんばったねw
6.Close your eyes ★☆
同じテンションを保っているので聴いてて飽きてくる。悪くはなんだけどコメントしにくい微妙な曲。
7.LUNA ★★
粘っこいメロに素晴らしく鬱な歌詞、木下の真骨頂ともいえる一曲。ただ初めて聴いたときには吹いたw
8.Mary Barker ★★★
戸高の作詞作曲ということでかなり異色な一曲ではあるが思わず微笑んでしまうメロや歌詞、戸高の沁みるハスキーボイスが良い。
曲順的に見てもそろそろ飽きてくるころに入っていて気分転換にもなる一曲。
9.SWAN DIVE ★★★
なによりこの曲全編通して流れるギターリフが美しく、なぜかひどく中毒性のあるメロが憎たらしい。
木下のソロ時代の曲だが全くそんなことを感じさせない。ただこういう楽曲の場合はギターを一本に絞ったほうが良いなと思った。
10.SAD SONG ★★☆
正直最初はイントロでClose your eyesと間違った、つーか激似。
ただ中身は打って変わって比較的アップテンポな内容になっておりSWAN DIVEの雰囲気を良い意味で壊している。
ここからこのアルバムの第二部に感じる。
11.Piano ★★★☆
アートがこんな曲を作れるとは全く思ってなかった。印象的なリフに美しく切ないメロディにぐいぐい引き込まれる。
益子さんのおかげかね・・・?
12.IN THE BLUE ★★★
ピアノに続いて美メロな内容。イントロで深海を想像させその後ぶあっと世界が広がるような感じ。
ただここらで眠くなってしまう・・・
13.THIS IS YOUR MUSIC ★
ん?この曲入れる必要どこにある?
WISHに似た感じのアップテンポなのはいいけどアルバムの雰囲気ぶち壊しの一曲。
テュペロのカップリングにでも入ってたほうが良かったな。クオリティが中途半端に良いだけに悔やまれる。
14.光と身体 ★★★★☆
間違いなくこのアルバム中一番の名曲。正直この曲入ってなかったらアートを見放してた。
絶望があるからこそ希望がある、そんな風に感じた歌詞にはぐっときた。
また一、二弦の開放を使ったコード進行によってより切なさ、悲しさが際立っている。
15.Low Heaven ★★★
最後をさらっと、かつしっとりと締めくくる一曲。
光と身体からの流れは完璧、続けて聴いたら涙を流してしまうほど。実際泣きそうになった。
総評.★★★
今回からプロデューサーに益子さんということで曲中にかなりシンセやらピアノが入ってくる。
アート二期が好きな人にとっては良盤、美メロが売りの一枚になっている。
ただやはり一期が好きな方、電子音ピアノ音が嫌いな人にはただの駄作。聴く人をかなり選ぶアルバム、ただスルメには違いない。
(★:2点,☆:1点の計10点満点。)

Reviewer:16th. 71-72 名無しのエリー2007.11.10.

1.SHEILA ★★
退廃的な歌詞が印象的。次のタイトル曲への流れを大切にした曲だと思う。
2.左ききのキキ ★★★
タイトル曲。近年のポップ寄りなART-SCHOOLとは若干違い第一期のような陰気っぽさが滲み出ている。
綺麗にまとまっていて聴きやすいけどタイトル曲としては地味かも…
3.Ghost of a beautiful view ★★★☆
やや強引にいきなり始まるミディアムナンバー。歌詞はひとつひとつの言葉が小説の一文のように美しい。
少しこもった木下の声がよく映えている。
4.Candles ★★☆
戸高の作詞・作曲・ボーカル曲。戸高の楽曲にしては珍しい轟音ロックっぽい一曲。
歌唱力の低さは相変わらずだけどこの曲に関しては良い味が出ているかもしれない。
5.real love/slow dawn ★★★☆
出だしが「水の中のナイフ」に似ている。ワウの効いた歪んだギターが印象的。
個人的にはこのミニアルバムの中で一番好きな曲。
6.雨の日の為に ★☆
ミニアルバム全体の流れで聴くための曲。それだけ。
総評.★★★
「Flora」に引き続きポップ志向なのは変わらないけど原点回帰を意識した楽曲もあってART-SCHOOLの新しい可能性を垣間見ることができる。
良くも悪くも"今のART-SCHOOL"を感じさせる一枚。
(★:2点,☆:1点の計10点満点。)