Reviewer:21st. 102-105, 109 名無しのエリー2009.03.10.
1.No Way ★★★☆
退廃臭漂うゆったりとしたクラブチューン。
本作はロックとクラブの融合をテーマに掲げているそう(世間から見ればどちらもASKAは門外漢だろう)だが、
それが端的に示されているかというと微妙。グルーブの質感はむしろ大陸的と評されるお馴染みのスケール感を感じさせてくれる。
ただ歌詞は夜景にナパームを撃つ場面を妄想したりするなど、ハードボイルドタッチ。
本作はロックとクラブの融合をテーマに掲げているそう(世間から見ればどちらもASKAは門外漢だろう)だが、
それが端的に示されているかというと微妙。グルーブの質感はむしろ大陸的と評されるお馴染みのスケール感を感じさせてくれる。
ただ歌詞は夜景にナパームを撃つ場面を妄想したりするなど、ハードボイルドタッチ。
2.Girl ★★★★☆
アコギのアルペジオにミディアムの打ち込みが入る。
歌詞は不倫の真っ只中のことらしく、いつか来る別れを自覚しながら愛し合う情景が描かれている。
旋律は独特。『戦メリ』のように和風とも洋風とも言えそうで言えない。
アルバムの色に合わない気もするが完成度は高い。
歌詞は不倫の真っ只中のことらしく、いつか来る別れを自覚しながら愛し合う情景が描かれている。
旋律は独特。『戦メリ』のように和風とも洋風とも言えそうで言えない。
アルバムの色に合わない気もするが完成度は高い。
3.Now ★★★★
ハードロック。
高速ではないが縦ノリの曲調。前曲からの流れには合わないがイントロ他で顔を出すドラミングのパターンが荒っぽくて良い。
ただ、演奏隊はヴォーカルを食うくらいもっとラウドになっていいかも。
ヴォーカリストASKAのアルバムである以上仕方のないことかもしれないが。
高速ではないが縦ノリの曲調。前曲からの流れには合わないがイントロ他で顔を出すドラミングのパターンが荒っぽくて良い。
ただ、演奏隊はヴォーカルを食うくらいもっとラウドになっていいかも。
ヴォーカリストASKAのアルバムである以上仕方のないことかもしれないが。
4.In My Circle ★★★
蟻を見守るような優しい曲調のバラード。打ち込みだが、曲とミスマッチのような気がする。
今までのお馴染みを実験しているようにも思えるが、大きな成果は生まれていないような。
ただ、メロディに微かに潜んでいる寂しさを引き立てる役割は果たしているかもしれない。
今までのお馴染みを実験しているようにも思えるが、大きな成果は生まれていないような。
ただ、メロディに微かに潜んでいる寂しさを引き立てる役割は果たしているかもしれない。
5.遊星 ★★☆
4よりもスロー。夜空に願いをかけるような曲調。良曲だがいつも通り。
アルバムのカラーに合っているわけでもない。
アルバムのカラーに合っているわけでもない。
6.馬を下りた王様 ★★★☆
控えめに挿入されたアコギが爽やかなミディアムチューン。
ごめんと言いたくないけど言わなくちゃいけない境遇に追い込まれている人の唄、なのかな?
特に盛り上がるでもない淡々としたメロだが、そこがいい佳曲。
ごめんと言いたくないけど言わなくちゃいけない境遇に追い込まれている人の唄、なのかな?
特に盛り上がるでもない淡々としたメロだが、そこがいい佳曲。
7.同じ時代を ★★★☆
ASKAから同世代へのメッセージソングらしいが何とも言えない寂寥感に終始包まれている。
乾いた打ち込みがいい具合に曲調に馴染んでおり、テンポも前曲からの流れとしてはぴったり。
初聴では印象に残りづらい地味メロだが、別な日に単独で聞けば良さに気付ける曲。曇りの午後に廃工場の隅で聴きたい。
乾いた打ち込みがいい具合に曲調に馴染んでおり、テンポも前曲からの流れとしてはぴったり。
初聴では印象に残りづらい地味メロだが、別な日に単独で聞けば良さに気付ける曲。曇りの午後に廃工場の隅で聴きたい。
8.Tattoo ★★★
グランジ・・・なのだがオケの音量が小さすぎ&大人しすぎる。もっと暴れていい(メロ自体はクラブ調だが)。
しかしASKAの唄い回し、声だけでも十分グランジ風。
ただ、サビ前でブレイクしポップでないメロをこれ見よがしに登場させる手法(99年のチャゲアス活動再開直後にもしばしば使われていた)は微妙。
しかしASKAの唄い回し、声だけでも十分グランジ風。
ただ、サビ前でブレイクしポップでないメロをこれ見よがしに登場させる手法(99年のチャゲアス活動再開直後にもしばしば使われていた)は微妙。
9.Kicks Street ★★★
ストリングスの絡んだ思いっきりスローな曲。グランジは詳しくないがパール・ジャム風か?
これの前のアルバムでは『ID』なんてナンバーも作っていたがあれよりもはるかに乾いた音でありバンドサウンド。
当時のファンは戸惑ったことでしょう(1,3,8 などもそうだが)。
当時の彼の狙いが結実した一作かもしれないが、好き嫌いはすっぱりでしょう。
これの前のアルバムでは『ID』なんてナンバーも作っていたがあれよりもはるかに乾いた音でありバンドサウンド。
当時のファンは戸惑ったことでしょう(1,3,8 などもそうだが)。
当時の彼の狙いが結実した一作かもしれないが、好き嫌いはすっぱりでしょう。
10.花は咲いたか ★★★★★
バンドサウンド。2のB面としてシングルで切られたが、個人的には彼のキャリアを通して見ても傑作の部類に入ると思う。
乾いたリフに乗って淡々と始まるがBメロでバックが派手に展開しヴォーカルもシャウト。サビは伸びやか。
歌詞は落ち込んだ友人を突き放しているようで実はさりげに励ましているような内容。
(従来の「僕」「君」に変わって「俺」「お前」といった言葉が使われており、チャゲアス再開後にも同様の傾向が見られる)
全体を通じてサウンドはスタイリッシュにまとめられており、ヴォーカルが暴れている割に品のある後味。
乾いたリフに乗って淡々と始まるがBメロでバックが派手に展開しヴォーカルもシャウト。サビは伸びやか。
歌詞は落ち込んだ友人を突き放しているようで実はさりげに励ましているような内容。
(従来の「僕」「君」に変わって「俺」「お前」といった言葉が使われており、チャゲアス再開後にも同様の傾向が見られる)
全体を通じてサウンドはスタイリッシュにまとめられており、ヴォーカルが暴れている割に品のある後味。
Sec.Bonus Track
二分ほどの2のリミックス。かなり高速。評価は省略。
総評.★★★★
パブリックイメージとの大幅な剥離にビビること請け合い。
裏社会的空気が漂う曲がちょこちょこ散りばめられていて、かと思うと従来通りの4や爽やかな6もあり、各トラックの色彩はそれほど統一されていない。
ただ、全体を通じてポップ要素はほぼ皆無であるにも関わらず聴かせる内容に仕上がっている辺りはさすがベテランという感じ。
やりたいことをやり抜いた結果の硬派な一枚。
裏社会的空気が漂う曲がちょこちょこ散りばめられていて、かと思うと従来通りの4や爽やかな6もあり、各トラックの色彩はそれほど統一されていない。
ただ、全体を通じてポップ要素はほぼ皆無であるにも関わらず聴かせる内容に仕上がっている辺りはさすがベテランという感じ。
やりたいことをやり抜いた結果の硬派な一枚。
(★:2点,☆:1点の計10点満点。)