アルバム全曲レビュー * アーティスト名 : ぼうりょくおんせんげいしゃ(ばいおれんとおんせんげいしゃ)。

Reviewer:23rd. 197-199 名無しのエリー2010.03.14.

1.Introduction ★★
冒頭になんかのバンドのライブ版から取ったと思われる外人の「This next one is first sound and a new-album!」というMC。
その後はファンキーでタルい音楽の上に何故か「歯磨き」について語る遅回しのナレーションが重なる。
2.V.O.G And History of Mortown Sound ★★★
そして前曲がどっかのスピーカーから流れているような小さいこもった音になり、ナレーションが左右にパンする中、誰かが歯磨きをしているwwww
しかも3分掛けてじっくりと、隈なく磨いてます。いいことです。
3分40秒過ぎた辺りから、スカムなノイズが流れ出す。典型的な中原氏のノイズ。いつもの喚き声も聞けます。
3.Ander The Cover Night ★★★★★
スーパーで聴けるようなやっすい音楽に合わせて誰かが口ずさんでいる。
で、一瞬カーペンターズ見たいな綺麗な曲が流れてリズムトラックが流れて最後に「キイテクダサイ…」って気味悪い声が流れる。ここまでがイントロ。
その後の本編が面白すぎる。
基本はドラム缶を叩いてるような音を再構成した音とレコードを手で回しているような音で構成された前衛的な曲なんだけれど、
何故かそこに中原さんと友人(と思われる人物。数人居る?)がはしゃいだりレコードに合わせて歌ったりしてふざけている音が終始重なっていて、
なんかミュージシャンが曲を作っている所に何かいろんな人が邪魔しに来ている現場をそのまま音で切り取ったような面白さがある。
ちなみにスチャダラパーの「0718アニソロ」のリミックスで使われていた「親鳥が、屋根の上から…」というサンプルはここから。
4.Motor City Is Burning(For Chuck Norris) ★★☆
モーター音の背後で何人もの外人が騒いでいて、それにノイズが重なる、それだけの曲。
それだけで、特に変化が無いまま9分ぐらい続きます。
5.Hibakusha For Anal Sex No. 6 ★★★★★
演歌か歌謡曲と思われる曲を再編集して21秒にしてしまったイントロがバカすぎて笑えるw面白い。
しかし笑えるのはこのイントロだけで、本編は相当極悪。
虫の羽音のようなギターノイズに、ホラー映画の断末魔のような猛烈な喚き声が延々と続き
そこに加えて重量感のある肉厚なノイズが圧し掛かってくるかなり本格的なノイズナンバー。
このアルバムの他の曲にあるようなちょっとしたバカさやユーモアは一切存在しない。かなりハード。
ノイズ耐性の無い人が聴いたら相当怖いと思う。不謹慎まっしぐらなタイトルも曲を聴いてから改めて読むとちょっと怖い。
6.We Will Meet Again ☆
陽気なサンプルがちょっと流れるだけ。
7.The Blue Nun ★
短いサウンドコラージュ。面白い流れがあってもなんせ39秒しかないので一瞬で終わってしまう。
8.Anal Machine Music (feat.Teenage Chuck D) ★★☆
ピイイイイイイイイイイイイという耳に良くなさそうなパルス音が流れ、背後で水音。
そしてファンキーな音楽が流れ、とある禍々しい事件についてのナレーションがたまーに被さる。しばらくすると静かなノイズが鳴る。
…というのが20分間ぐらい延々と延々と延々と延々と延々と続く。しかも展開など何も無い。同じことの繰り返し。
もうこれは本人も作ってて楽しいのか不明。というかどうしてこれを作ろうとしたのかも不明。
終盤、ファンキーな音楽に歌声が入る部分と「チマチョゴリ姿で4階の窓から飛び降りたのだった」というナレーションが何回も繰り返される部分があるんですが、
ごく当たり前の展開なのにそれまでがあまりにも単調なのでそれだけでも物凄い展開のように聴こえる。CDの要領が無駄遣いされている…
9.Gotta Have It ★★★★
いろんなサンプルを再構成して作られた、ローファイなダルいロックナンバー。
このアルバムでは珍しい、ちゃんと曲の体を保っている曲。オルガンのしょっぼい音が印象的。ラストの控えめなノイズも良い。
10.Check Your Chuck(Chuck Is Suck) ★☆
数秒の無音を経て始まる短いサウンドコラージュ的な曲。
「だば、だば、だば、だっだっだ」というムサい男声コーラスが間抜けで面白い。
総評.★★★☆
91年発売のカセットテープを再編集し、未発表音源なんかも加えたCD。
初版は91年で、93年に海外レーベルから再発されている。俺が持ってるのは再発盤の方。
なんつーか、簡単に言えば本当にどーしよーもない音楽。特に8曲目とかは救いようがない。
でもどうしようもなさを突き抜けた面白さがある、とか良さげなこと言っておく。
自分が中古レコード店で見つけたときは1260円。俺は前から探してたから純粋に嬉しくて買ったけど。
人によっちゃあ1260円をドブに捨てた、いやドブに捨てた方がまだ有意義だと思う可能性がある。相当に聴く人を選ぶ音楽だと思う。
少なくとも俺はこのアルバムが好きですが、例えばMerzbowとかMassonaとかを聴いている人がノイズを期待して買ったら怒るかもしれない。
この人の音楽って最近の音源は結構硬派なノイズが多くて、こういうクズみたいな面白さはなくなってきてしまいましたね。
いや勿論今の作品も大音量で流すと気持ち良いし、この音源に比べたらまともでカッコいいノイズだけれども。
やはり暴力温泉芸者からHair Stylisticsという名前に変わったのが一つのターニングポイントだったのかな、と今では思う。
中原氏本人のこのアルバムに関するコメント。「カセット版の方がよかった」「後半は面白くなさすぎる」…とほほ。
(★:2点,☆:1点の計10点満点。)

Reviewer:16th. 81-86 前スレ802007.11.13.

1.INTRODUCTION ★
あんま印象に残ってない。まあ「INTRODUCTION」だし。
スカスカなサウンドコラージュ。
2.HEAVY INTRODUCTION ★★
初聴の時はマジでびびった記憶がある。
一曲目の内容を音量を三倍ぐらいにしてかなりエコーをかけまくったような曲。非常に心臓に悪いです。
まあこの「心臓に悪い系」の曲は「NATION OF RHYTHM SLAVES」収録曲「ROLL OVER "LOVE-STYLIST"」で頂点を極めることになるのだが・・・
3.LOVE CHILD,HAPPY PARADE ★★★★
コーネリアス参加曲。
リズムボックス、アコギの優しい響きにやる気のなさそうな男の声が乗せられる。かなりシュールな曲。
初聴の時声にエコーかかるところで笑った。暴力温泉芸者では聞きやすい部類の曲。
4.SURF DESPAIR '65 ★★
波の音の後ろで低い音が鳴っている。
ときどき非常ベルみたいな音が鳴る。それだけ。それが八分間延々と続く。
退屈すぎて最後まで聞いたことがない…
5.MILKCOW BLUES ★★★
カバー曲らしいが原曲は知らない。スカスカな演奏に中原さんの叫び声が乗る。
途中でいきなりでかい音でギターがなるのでビックリするかも。
6.DEADCOW SOUL ★★★
ドラムの音ループにHyde真似してるようなボーカルが乗るナンバー。
後半は牛の鳴き声が幾重にも重なる訳の分からない曲に変貌する。
前半のヴィジュアル系真似したようなボーカルがやけに印象に残る一曲。
7.COME COME COMPANY'S DESENT PRESIDENT ★★★★
MELT-BANANAのIchirou Agata、元MELT-BANANAのToshiaki Sudohが参加。
何かの映画からサンプリングされたとおぼしき「ねぇ」がやたらと多い男の語りで曲が始まる。
この語りはここからの収録曲に繰り返し登場する重要なアイテム。そして曲がスタート。ギター、ドラム、絶叫の三重奏(なんて高貴な物ではない)。
何か演奏うまい気がする。疾走感が申し分ない一曲。
8.GOOD MORNING MRS.LEECH ★★★
「GOOD MORNING」と言うタイトルには合わない女性の悲鳴から始まる。そこから地を這うような低いノイズが展開する。
全体的に印象に残りにくい曲。
9.STARSHIP CARRIES BEAUTIFUL LOVERS ★★★★
MELT-BANANAのIchirou Agata、元MELT-BANANAのToshiaki Sudohが参加(その2)。
ギターのやる気のない響きから始まり、静かな音の世界が展開されていく。
途中で金管楽器を適当に吹いたような「ピイイイイイイイイイ」と言う甲高いノイズが重なる。
今再聴してみたけどこれはもしかして隠れた名曲か?
10.THE COCONUTS FARM ★
30秒にも満たない繋ぎ的な曲。
どこかからサンプリングされた喘ぎ声の重なった曲のループに妙な音の欠片が挟み込まれる。
と、そこに先ほどの男の語りの一部分「ねえ、もう飽きちゃったよ」が挟みkビビイイイイイイイ
ええ…心臓止まるかと思いましたよ…最後一秒でいきなり大音量でノイズが不意打ちで来る。
11.HOT FREE MIND ★★
コーネリアス参加曲その2。その割には面白味にかけた出来になっている。
なんていうか、意外性がない。「噂の探偵 QAZ」のテーマソングが自分にはいまいちだったのを思い出す。
12.DON'T LET ME BE MISUNDERSTOOD ★★★
これもカバー曲らしいが原曲は知らない。M-5と同じような構成なのでちょっと退屈。
13.WHITEHAIR BIG EXPLOSION ★★★★★
「もぉうこりごりだ」と言う声を加工した音から始まり、数個ノイズをはさんだあとで、本編スタート。
個人的にはこのアルバムの中で一番好きな曲。
スクリーミングが冴えている。中原さんの声ってかっこいい。
ドラムがかなり下手なんだけど、それがかえってプラスになっていると個人的には思う。
14.ATTACK OF BEATS DESTROYER ★★
リズムにずれを生じさせている、基本的にそれだけの曲。
リズムを追って聞いているとかなりいらっと来る瞬間がある。
15.QUE SERA,SERA(THINGS GO FROM BAD TO WORSE) ★★★★
初めて聴いた時、イントロで腹筋崩壊するかと思った。…詳しく書こうと思ったけどこれはやっぱり実際に聞いてほしい。
ネタバレしたら絶対面白くない。聴いてからのお楽しみ、と言うことで。
本編もかなり笑えるものがある。これを聞く前にMUDDY WATERS「MANNISH BOY」を聴いておくことをお勧めする。
ただ、俺は真のMUDDY WATERSファンだ!という人は聴かない方がいいと思う。怒りがこみ上げてくる可能性があります。
16.HELL VAIN ★
ホラー映画で流れる不気味な歌も、掛け声をつければギャグになる。そんなノリの短い曲。
17.SUPER SAD ★★★★★
リズムボックスにギターの哀愁ある響きが重なる、ノイズミュージックとは遠い位置にいる曲。暴力温泉芸者時代の楽曲の中でも屈指の名曲だと思う。
この哀愁は今のHAIRSTYLISTICSの活動の中では出せないものだと思う。
まあ、HAIRSTYLISTICSの活動は完全にノイズミュージックに傾倒してしまったのもあるし…。
HAIRSTYLISTICSの音源はノイズとして充実している反面、こういう面白い曲が出なくなってしまったのがちょっと寂しい。
18.ILSA ON HIGHWAY ★★★★
アコースティックギターとハーモニカの響きが優しい、のどかな曲。というかこの曲が暴力温泉芸者の音源であることが驚きだ。
車の走行音、「My name is Ilsa」の声、全てが聴く物を癒していく。
そして、曲はドラムの音で閉じられ、バイクの音が途切れ、静寂。
総評.★★★★★
暴力温泉芸者の音源の中では比較的聞きやすい部類に入ると思う。
インディーズ音源の中では珍しくトラック分けされているし、何より「ビイイイイイイガアアアアアア」というノイズではなく、メロディ主体のノイズとなっているため、
「暴力温泉芸者のアルバムが聞きたいけど、どれから入ればいいデスカ?」という人に特にお勧めしたい。
もちろん「すでにいくつか聞いた!中原マンセー!」な人が聞いても満足できる作品になっている。
ただ、ビックリしたくない人は最初はボリューム小さめで聴いた方がいいと思います。
(★5個が満点。)

Reviewer:18th. 274 名無しのエリー2008.07.01.

1.Mirror Man ★
不気味な音がリバーブしながら近づいたり遠ざかったり。10分弱の曲だが9分くらいから気持ち悪くなってきた。
計算してリバース(嘔吐)する直前に曲を終わらせてくれたんなら天才ですな
2.Babes In Toiletlandman ★
「戦え僕らのミラーマンだー」というアニソンっぽい曲をふざけながらカラオケしている。
所々で声にエコーがかかってたりして、やっぱり不気味。
もしかしてミラーマンってアニメ実在すんの?知らん
3.N.R.F ★
一時間超の曲。30分くらい聴いたけど途中でやめた。カオスの一言
4.Wild Jhony Guiterman ★
17秒の曲。アメリカB級コメディーのエンディング(?)みたいなしょぼいラッパの音が流れた後、外人が何か言って終わる。
この外人の声がバイオハザード2のタイトル画面でスタートボタンを押した時に聞こえる「バーイオハッザード、チュー・・」に酷似している
総評.★
某雑誌の名盤ランキングで結構上位にきてた一枚。とりあえず僕には理解不能でした。
ちなみに「暴力温泉芸者」読み方はバイオレントオンセンゲイシャです。
(★5個が満点。)