Reviewer:15th. 62-65 名無しのエリー2007.06.13.
1.~TOXIC GORILLA~ ★
取り敢えず勢いのあるオープニングナンバー。盛り上げ方はベタ。
もっとポップな仕掛け満載なのかと期待したが、ジャケ負け気味。狙いの根本にポップがありすぎて吹っ切れたロックが出来ないのかも。
理性的には正しい1曲目。
もっとポップな仕掛け満載なのかと期待したが、ジャケ負け気味。狙いの根本にポップがありすぎて吹っ切れたロックが出来ないのかも。
理性的には正しい1曲目。
2.CUM ON FEEL THE NOISE ★★★
ボーカルやドラムのポップな音作りが印象的だが、それほど目新しいことをしている訳ではなく、普通のメロコア。
節々で出てくるピストルズのパロディがユニーク。しかも最終的にはイギーポップと混ぜやがった。
節々で出てくるピストルズのパロディがユニーク。しかも最終的にはイギーポップと混ぜやがった。
3.TONIGHT,TONIGHT,TONIGHT ★★★
サビ前のコードにフックがある、ストレートなメロコア。Aメロの歌は今一つリズム感が良くないか。
洋楽的ではあるが、洋キッズ向けパンクを敢えて国産で再現されても微妙なような。
まとまりは良いが、ベースの音粒も今一つで、特にビート感があるとはいえない。
洋楽的ではあるが、洋キッズ向けパンクを敢えて国産で再現されても微妙なような。
まとまりは良いが、ベースの音粒も今一つで、特にビート感があるとはいえない。
4.E.M.O ★★
ベースラインはいかにもメロコア。多分聞き手を選ぶのでは。
言うほどメロディックでもないので、すぐに飽きてしまうかも。
キーボードとギターの掛け合いソロはポップだが、それ以外は可もなく不可もない演奏。
言うほどメロディックでもないので、すぐに飽きてしまうかも。
キーボードとギターの掛け合いソロはポップだが、それ以外は可もなく不可もない演奏。
5.DAY AFTER DAY ★★
作中全般で2ビートを使いすぎるせいか、印象が他曲と被り気味で今一つ印象が薄い。
そもそもその差別化のために演奏の表情が必要なのだと思うのだが、どうにも聴いた事のあるようなプレイが並んでしまう。ヒダカのワンマン?
そもそもその差別化のために演奏の表情が必要なのだと思うのだが、どうにも聴いた事のあるようなプレイが並んでしまう。ヒダカのワンマン?
6.HEY×2 LOOK×2 ★★★
ここでボーカル交代。曲はストレートなパンクだが、歌い放ちに独特の味があるボーカルが適度にパンキッシュでスパイスが効いている。
シンプルで陽気な曲。
シンプルで陽気な曲。
7.~SPROUT!~ ★★
ロックなインスト。
可もなく不可もない出来で、特に演奏技術が高くなく、描写力もないことを再認識させられるような曲。
全くダメではない、ということは共通だが。
可もなく不可もない出来で、特に演奏技術が高くなく、描写力もないことを再認識させられるような曲。
全くダメではない、ということは共通だが。
8.PERFECT DAY ★★★★
前半のヤマか。リムショットで爽やかに入るメロコアナンバー。
ためらいがちな1周目サビ、駆け出したような2周目サビという表情の変化が甘酸っぱい。
ボーカルも色気のある歌い方。キラキラした鍵盤の音もポップ。
作り込みが深いわけではないのでいずれ飽きるかも。
ためらいがちな1周目サビ、駆け出したような2周目サビという表情の変化が甘酸っぱい。
ボーカルも色気のある歌い方。キラキラした鍵盤の音もポップ。
作り込みが深いわけではないのでいずれ飽きるかも。
9.TREASON ★★★
ハードめのメロコア。居直ったようにいかにもなメロディを歌うサビがなかなか堂々としている。
サビのギターのフレーズも何とも。世代によってはノスタルジックかもしれない曲。狙いなのだろうが、聴き入るほど演奏に深みがないのが微妙。
ドラムがもっとキック入れるなりしてもう少し低音を強調してもよかったような。
サビのギターのフレーズも何とも。世代によってはノスタルジックかもしれない曲。狙いなのだろうが、聴き入るほど演奏に深みがないのが微妙。
ドラムがもっとキック入れるなりしてもう少し低音を強調してもよかったような。
10.ANOTHER TIME/ANOTHER STORY ★★★
80年代的なディスコビートと残響感がダサカッコイイ、ダンサブルなロック。
キーボードを活かせるのはやはりこの手の曲か。もう一仕掛け欲しかったような。
キーボードを活かせるのはやはりこの手の曲か。もう一仕掛け欲しかったような。
11.MIGHTY BLOW ★★
キーボードを前面に出して変化をつけようとしているものの、メロディは結構ベタで、ビークルが演る必然性はないような。
全般的にヘタウマを狙ったドラムは面白いが、あとは何かが起こりそうで起きないもどかしいアレンジ。80年代感を楽しむ曲か。
全般的にヘタウマを狙ったドラムは面白いが、あとは何かが起こりそうで起きないもどかしいアレンジ。80年代感を楽しむ曲か。
12.SOLITAIRE ★★★
音作りはポップだが、イントロはまさに邦ビートパンク。メロディは今作中では良い方か。
といっても基本の作りは同じで、あまり無茶をしないので、もう個人の好みの問題か。
演奏は何となく浮かぶアイデアで埋めているような印象で、作り込んだようなこだわりは感じられない。
言ってしまえばベタ。今作全般で演奏はこんな感じの気がする。
といっても基本の作りは同じで、あまり無茶をしないので、もう個人の好みの問題か。
演奏は何となく浮かぶアイデアで埋めているような印象で、作り込んだようなこだわりは感じられない。
言ってしまえばベタ。今作全般で演奏はこんな感じの気がする。
13.YOUR MELODY ★★
多分本人達的には面白いことやってるつもりの、サマーテイストのインスト。逆に演奏面の引出しの浅さが出てしまってるような。
特にベースは、普通なら単なるパンクよりずっとアイデアを出し易い曲調のはずだが。
思っていたほど幅広いジャンルをこなせる訳でもないのかも。
特にベースは、普通なら単なるパンクよりずっとアイデアを出し易い曲調のはずだが。
思っていたほど幅広いジャンルをこなせる訳でもないのかも。
14.GHOST ★★★★
懐かしめのギターイントロで入る甘酸っぱいナンバー。切ない展開をみせるBメロからキレイなサビメロへ。
メロディが良いので充分聴けるが、繋ぎ繋ぎのアレンジがベタすぎてやや興ざめか。曲はいいが、どうしても名演も期待してしまう。
メロディが良いので充分聴けるが、繋ぎ繋ぎのアレンジがベタすぎてやや興ざめか。曲はいいが、どうしても名演も期待してしまう。
15.LET'S ESCAPE TOGETHER ★★★★★
ボーカルのテイストを変えてエレクトリックなサウンドを前面に出してきた、完成度の高いダンスチューン調ロック。
多彩な仕掛けで攻めるポップな曲。必ずしも最先端という訳ではないが、実力を充分に発揮した曲。
メロディと演奏の噛み合いの良いBメロが秀逸。
サビメロはトライセラの「FEVER」や氣志團の「恋人」より良いが、やはりオリジナルという感じはあまりしない。
多彩な仕掛けで攻めるポップな曲。必ずしも最先端という訳ではないが、実力を充分に発揮した曲。
メロディと演奏の噛み合いの良いBメロが秀逸。
サビメロはトライセラの「FEVER」や氣志團の「恋人」より良いが、やはりオリジナルという感じはあまりしない。
16.ZENITH ★★
音作りがあくまでポップで、ローファイな鋭角感が今一つ出ていないのが物足りない曲。ある意味ロックっぽくないバンドといえるかも。
荒さも足りないが、隅々までポップなアイデアで埋め尽くしているわけでもない。
一定のクオリティはあるものの、総合的には「彼らの音にはロックの全てが詰まっている」的な崇拝は危険かも。
荒さも足りないが、隅々までポップなアイデアで埋め尽くしているわけでもない。
一定のクオリティはあるものの、総合的には「彼らの音にはロックの全てが詰まっている」的な崇拝は危険かも。
総評.★★★
頭カラッポで誰もが楽しめるポップな楽曲が並んだロックアルバム。
しかしこれを理屈で評すると「メロディはそこそこ、演奏は並」というつまらなそうな感じになってしまう。悪くないのだが。
曲者揃いのロキノン系にあってかなり「普通」で、ドーパンの構成力もバンアパの体現力もバクホンの描写力も髭のプリミティヴさもない。
英詞スタイルのため、ゴーイングほどの甘酸っぱさもない。
洋楽的ではあるが音自体は90年代のトレンドなので、シーンの先端を担うバンドとも言い難い。
そして予想通りワンマンで、ベースは微妙にセンスが古く、キーボードはポップスに寄りすぎてロックが不得手といった印象。
ヒダカの脳内のアイデアをバンドが体現し切れているのかは疑問。
とにかく「楽しみたい」という本能に訴えかけて、1人でも多くの聴き手を振り向かせようというポップな作品。
小難しいアーティスト気取りはないので、まずはロック自体に興味を持たせようというロック伝道師的な役割を狙ってるのかも。
そんなに深くないが、それこそが存在意義の作品。
しかしこれを理屈で評すると「メロディはそこそこ、演奏は並」というつまらなそうな感じになってしまう。悪くないのだが。
曲者揃いのロキノン系にあってかなり「普通」で、ドーパンの構成力もバンアパの体現力もバクホンの描写力も髭のプリミティヴさもない。
英詞スタイルのため、ゴーイングほどの甘酸っぱさもない。
洋楽的ではあるが音自体は90年代のトレンドなので、シーンの先端を担うバンドとも言い難い。
そして予想通りワンマンで、ベースは微妙にセンスが古く、キーボードはポップスに寄りすぎてロックが不得手といった印象。
ヒダカの脳内のアイデアをバンドが体現し切れているのかは疑問。
とにかく「楽しみたい」という本能に訴えかけて、1人でも多くの聴き手を振り向かせようというポップな作品。
小難しいアーティスト気取りはないので、まずはロック自体に興味を持たせようというロック伝道師的な役割を狙ってるのかも。
そんなに深くないが、それこそが存在意義の作品。
(★5個が満点。)