Reviewer:20th. 108-110 名無しのエリー2008.11.23.
1.HAPPY!Stand Up ★★★★
ギターのリフが印象的なファンキーディスコチューン。こういうクールめな曲はデビューシングルくらいだったので新鮮。
「発見したんだ」と「HAPPY!Stand Up」のフレーズで踏む韻など詞も曲もつんくキレまくりでかなりいい出来。
フロントメンバーで歌唱の面でもフューチャーされている、太くてぶっきらぼうな声の菅谷と甘ったるいけどなぜか凛とした嗣永の声がいいアクセントに。
惜しむべきは締めがちょっとかっこ悪い。
2.この指とまれ! ★★★☆
唄っているのは嗣永、徳永、須藤。ソウル風のブラスアレンジ、高音の映える美しいメロディーがさわやかな一曲。つんくこんな癖のない曲も書くのね。
「タタタタタン!」というリズムはスタイル・カウンシルの「My Ever Changing Moods」からの引用で、その意味では娘。の「真夏の光線」の姉妹曲的な良曲。
でも生バンド編成の真夏の光線と聞き比べると、当時とはかけられるお金が違うんだなぁというのを実感。
3.バカにしないで ★★
一転してシンセの炸裂するマイナー歌謡ロック。完全に前作の「サヨナラ激しき恋」を踏襲したバージョン2と言える曲。(曲構成も編曲者も一緒)
でも個人的にはこっちのメロディーの方が好きかな。聞いてる分にはダサいけど、カラオケで歌うときっと気持ちいいと思う。
唄っているのは、清水、夏焼、熊井、菅谷。
4.行け 行け モンキーダンス ★★★☆
とっても評判の悪かったシングル曲。でも自分は大好きですw
エレクトリック・ズンドコ節なトラックに素っ頓狂なメロディーが乗る様子はいい意味で可笑しくて楽しい。
緩急の激しいメロディーに合わせてアレンジもコロコロと印象を変え、随所で鳴るギターもいい感じ。
歌詞はオリンピック応援・日本人賛美という内容で、同時期に発売されヒットしたアラジン「陽は、また昇る」と同じ。
伸介の素直すぎる歌詞は若干プロパガンダ臭を醸し出していたけれど、
こちらはつんくの日本人をモンキーと言い換えたり、日本賛美の内容が日本のお米のみだったりという突っ込みどころ満載っぷりが
上手い具合にアホでそういうのは感じない。グッジョブ、なのか?
5.Ah Merry-go-round ★☆
唄っているのは清水、嗣永。大仰で湿っぽい演歌~歌謡曲なメロディーなのにアレンジはチキチキR&Bで違和感。
ベリでは歌唱力ナンバーワンと言われ、このアルバムでも唯一コーラスにもクレジットされている清水がつんく歌唱バリバリなのに若干萎え。
鼻にかかった声だからそう感じるだけ?二人ともM-2、M-3の曲の方が似合ってるかな…
6.CLAP! ★★☆
唄っているのは夏焼、徳永、熊井。ずっと横でアコギが鳴っているようなアレンジはハロでは珍しい。
皆で一緒に唄いたいような牧歌的な曲だけど…
なんていうか声がヘロってるメンバー(歌の上手い下手じゃなくて)で構成されているせいか能天気…
通り越して若干マヌケという形容詞が似合う曲に。中途半端なコール&レスポンスもフェイクも然り。
でもアイドルだからまあアリかな。中盤でカントリー風のアレンジになったりする。
7.REAL LOVE ★★★
菅谷のソロナンバー。最年少だけど大人っぽい見た目の彼女に合わせた「背伸びする少女」の曲。あざといな。
編曲はハロプロ一のR&BアレンジャーAKIRA。ブラックミュージックに全然疎い自分でも、同じR&B調のM-5と比べて「重くて黒い」のが分かる。
アレンジがかっこいいのに間奏のセリフが正直邪魔。菅谷の声は映えているけれど、何かもう一押し欲しい気も。
8.夢を一粒 ~Berryz仮面 Endingテーマ~ ★★★
遊び曲かと思いきやしっかりした出来の感傷的でクラシカルなタンゴナンバー。高橋諭一の切ないけどにぎやかなアレンジがいい仕事。
この曲でメインになっているのは須藤。
癖声の多いこのグループの中で須藤の声質は唯一の正統派で、もうちょっと歌が上手くなると歌唱で重要なポジションを握れるかも。
9.ジンギスカン ★★☆
ジンギスカン×ダンス☆マンで悪い曲になるはずはない。
ちょっとキーが高すぎなのがアイドルっぽい。嗣永の声とかキンキンするw
10.付き合ってるのに片思い ★★
去年のシングルでキラキラしたアイドルソング。このどキャッチーなメロはやっぱりつんくすごい。
この曲が無難な分、今回のアルバムはは色んなタイプの曲があったなあと改めて実感できる。
11.BE ★☆
鍵盤とストリングスで構成された合唱曲のようなユニゾンバラード。知らない子供が一緒に唄ってる…!まあラストっぽい。
いいこと言っているような歌詞が分かるようで分からない。まだ見ぬ子供への歌?
12.スッペシャル ジェネレ~ション(エキセントリックRemix) ★★☆
2005年のシングルのリミックスを収録。…何で?ジンギスカンから入ってくる(かもしれない)一般人に代表曲を、という狙い?
今の大人になった声を一通り聞いた後だとかなりの違和感。せめてボーカル録り直せばいいのに。
ギターリフにユーロ、テクノとちょっとずつ色んな要素を放り込んだリミックスはまあまあ面白い。
総評.★★★
シングル曲M-10とM-4は超!アイドルソングとイッちゃってる曲なので普通の人は引くかな。
でもそれ以外の曲は、以前と違って曲名ですらおちゃらけていない、良い意味で「普通」なポップソングで構成されている。
本人たちの見た目も歌唱もぐんと大人びたし、女の子ポーカルのポップスが聞きたいと思ったら手にとってみてもいいかも。
と思うんだけど、自分はわりとハロプロに慣れてるから麻痺してるかもしれない。
(★5個が満点。)