アルバム全曲レビュー * アーティスト名 : ざ・ぶるー・はーつ。

Reviewer:5th. 619-620 名無しのエリー2003.09.30.

1.未来は僕等の手の中 ★★★☆
初っ端GO!の叫びはロック好きの心を確実に動かす。軽いストロークながらギターはかなりキレモノ。
2.終わらない歌 ★★★
サビをしつこく歌って聞き終えたあとからも頭の中で鳴りつづける、これもギターが冴えてる。
ストレートなドラムに裏打ちリズムのベースが絡む。
3.NO NO NO ★★☆
メッセージ重視、パンクのテーマであるNOのメッセージを投げかけるメロディは非常にキャッチー。
ギターもしかり。
4.パンクロック ★★★
ロック好きの中学生高校生をわくわくさせる方法を知ってるんじゃないかというほど巧み。構成はへぼい。
5.街 ★★★☆
ギターのカッティングにハイファット打ちのうるさいドカスカドラム×ベースがやばい。
例によって中学生ねらいの歌詞だけどこれはやられた。
6.少年の詩 ★★★
自分達が受けたロックの衝撃をそのまま衝動で曲にしてしまったような曲。
バズコックスのような軽快な歌メロ。ヴォーカルの声の幼さも共通する。
7.爆弾落っこちる時 ★★☆
中だるみ。なんの構成のセンスも感じられないし、曲はだるい。
けどこのアルバムの看板である歌詞の熱さと青さはこの曲でもしかり。だめさを補える。
8.世界の真ん中 ★★★
歌詞だけでも★を稼げるほど名歌詞。コードをかき鳴らすだけのリフなのに荒っぽさもてつだってインパクト大。
9.裸の王様 ★★☆
こんな歌詞をかいて自然に歌えるのもこのバンドの専売特許的に思える。
このアルバム全体でギターのコードストロークがいいが、この曲もしかり。
10.ダンス・ナンバー ★★
お遊び。このアルバムには遊びはいれてほしくなかったな。
ノリだけでやり切ってる。ごく初期のモッズ&R&R的ヴァージョンを聞いたことありますが、そっちのほうが断然いい。
11.君のため ★★★★
いいよね。ロックンロールのバラードの原点的。
セリフがちょっと臭いが、ダイレクトに言ってるからこそ意味がある。
12.リンダリンダ ★★★
鳥山明が音楽やってたらこんな曲書いたであろう一曲な気もするが、バカクソなほどキャッチー。
それだけでなくこのアルバムの集大成的でもある。
総評.★★★★(☆ひとつおまけ)
音楽を語るだけでは語りつくせない、何か特別な、初期衝動を受けた時のように野性でなければ感じ得ないもの。
抽象的な論だが、そうとしか語れないパンクの魔力、ある種のとんでもなさも秘める。(以上が☆おまけの理由)
歌詞の面では現代ではパンクロックの揺るぎない位置に佇むモノリスとして大々的に居座っているが
やっぱ歌詞を看板にしているバンドなので歌詞を大きく評価したい。
曲もこれ以降引き出しを多く展開してみせるわけだけど。
(★:2点,☆:1点の計10点満点。)

Reviewer:1st. 234 名無しのエリー2002.07.08.

1.TRAIN-TRAIN ★★★★★ 当時の真島の作曲のレベルが上がったと感じた。
2.メリーゴーランド ★★☆ 甲本真島、初の共作。後追いのコーラスがおもろい。
3.電光石火 ★★★☆ 特に際立った感想は無し。いい曲。
4.ミサイル ★★★★ 個人的に好きなので高ポイント。「ロマンチック」とかこれみたく、ヒロトのキレイな曲はいいね。
5.僕の右手 ★★★★☆ 伝説の片腕パンクスMASAMIを唄った曲。地味だけどメロディーラインがなんか泣かせる。
6.無言電話のブルース ★★ なんだろねえ・・・。面白いと思うけど、パッとしない。悪く言えばトロくさい。
7.風船爆弾(バンバンバン) ★★★☆ 河口の才能開花を思わせる作品。でも結局開花したのはこの作品のみ。
8.ながれもの ★★☆ まんまディズニー。
9.ラブレター ★★★★☆ ヒロトの臭いがプンプンするラブソング。
10.ブルースをけとばせ ★★★★ やっぱ真島の地声シャウトはかっこいい!!
11.青空 ★★★★★ 説明不要。
12.お前を離さない ★★☆ ちょっとメリーゴーランドに感じが似てる。
(★:2点,☆:1点の計10点満点。総評なし。)

Reviewer:5th. 616-617 名無しのエリー2003.09.30.

1.TRAIN-TRAIN ★★★
この疾走感は本当にロックンロール好きなんだなぁと感じさせる、時代を映し出している歌詞もいい。
2.メリーゴーランド ★★
ただのお遊び。二人がかりで作るほどの曲でもない。構成にセンスがあるのでまぁいいけど。
3.電光石火 ★★★☆
ベースラインはシンプルなエイトビートであればあるほどよくなるバンド、コーラスの清涼感もてつだって非常に軽快。
4.ミサイル ★★
柔らかい音作りが星空の下で夢見心地の詩の情景と噛み合って良い。が、それ以外はウンコ。
5.僕の右手 ★★☆
電光石火と曲の路線など重複が多いが、詩を聴かせるための一曲、
とは言えキャッチーな詩の内容だが実在の人物を歌ったものでハッとさせられはしない。
6.無言電話のブルース ★★★
シャレの一曲。でありながらもアンダンテなテンポでのシンプルなカッティングとリムショットが歌詞の魅力を引き出す。
7.風船爆弾(バンバンバン) ★★★☆
甲本というよりも、河口の他曲でも見られるポップセンスが冴えてる一曲。
ロックバンドの全盛期のノリの良さが爆発。
8.ラブレター ★★☆
歌詞はいい。ギターをはじめ演奏がなんも面白みなくてただの歌謡曲チック。
コーラス&ボーカルの雰囲気がうまいが、聴きどころはそんぐらい。
9.ながれもの ★★★★
これはキター、ただの全盛期バンドのヒット曲が並んでるだけのこのアルバムだが、
カントリーなフィドルにテンポが速いほどリズム隊が光る単純さがいい。
10.ブルースを蹴飛ばせ ★★★☆
歌詞のセンスはなかなか。ブルーズを本当に好きでなければ出せない音。ハープとギターの絡みがいい。
録音状態ヘボイ。
11.青空 ★★
なんかベタなポップス、曲的な感想は4.ミサイルに同じ。歌詞も狙いすぎ。
若干ロックに目覚めて間もない子供がわくわく出来る曲を、という感もあるのかも。
12.お前を離さない ★★★★
このアルバムで真島のロックセンスがようやく光る。
梶原のドラムが例によって下手糞だけど力一杯的な気合のドラム。ベースwithブラスセッションも効果的。
総評.★★★
ブルーハーツ全盛期、ハイスクール落書き主題歌になりふつーのヒット街道をまっしぐらだった一枚。よってふつーのポップスの集まり。
初期の3部作ではアルバムごとにどんどんダメになってる。次で方向変えたのは正解。
甲本真島ともに駄曲が多いのもこのアルバムは特徴的。河口に一曲やらせたのも正解か。
よくも悪くも青春パンクなんていう糞ジャンルの種となった初期ブルーハーツの影ともここでお別れ。
(★:2点,☆:1点の計10点満点。)

Reviewer:5th. 621-622 名無しのエリー2003.09.30.

1.イメージ ★★★★
のっけからとんでもない曲。歌詞の凄さは真島の詩の中でも特筆すべき。
ある種の中毒にかかる前にテメエで振り払うという凄いもの。複数のギターアレンジもいい。
2.殺しのライセンス ★★☆
カッティングにリズムがザクザク乗っかってる。歌詞はおバカとも取れるし厨っぽさもあり面白みがある。
3.首つり台から ★★
魔人でも呼び出すようなベースソロのメロディラインが面白いが、曲は全体的にだめ。取り柄のない曲。
あえて言うならカッティング。
4.能天気 ★★★☆
個人的には☆もう一つつけたいが、ロックバンドでこんな曲やるのはブルーハーツしか出来まい一曲。
こういう詩にはこんなポップス的なフォークロック調がぴったり。
5.夜の中を ★★★★
これは☆ひとつおまけ(個人的に)
真島のアコ曲がアルバム内で違和感なく出来るのも3rdから4thへのこの方向転換の成功を意味しているだろう。
ビートルズのポールのアコのセンスから影響を受けた感があるがなかなか自分のモノにしている。
6.悲しいうわさ ★★☆
ジャニス的な哀愁性を組んでいるところが往年のR&Rファンである真島らしいけど、ちょいと歌謡チック。
ギターはなかなか聴かせる。
7.Hのブルース ★★★
これまたジャニスを思わせる音楽ではない精神面のブルース性を音で体現する。
安っぽいスリルはチープスリルと真島の曲って結構そのまま好きなR&Rの関連用語あげることが多いよね。
Hをこう解釈すると言うことは真島は結構むっつりと思われ。
8.夢の駅 ★★☆
かるーいテクノな印象も残るが、ブギーなピアノが軽い横ノリを誘う。ブルハはダブはやらないのね。
9.恋のゲーム ★★★
このノリはこのアルバム全体の良さの一つ、軽快なんだけど初期3部作みたいに中高生狙いを今回はしてない、
なくなったのではんくあからさまじゃなくなって自然に消化したのだろう。
10.スピード ★★★
遊びな印象も受けるが、メロティック・コア的な音作りだけど、R&Rをベタベタにしてコア系を組んだといったほうが近いか。
この時期の甲本の声はこのアルバムに絶妙に合う。
11.キューティーパイ ★★
来ましたー完全な遊び曲。
ひとつのアルバムに一曲ぐらいは遊びを意図的に入れてるのがブルハの子供っぽさの象徴的。
12.情熱の薔薇 ★★★☆
テンポがいいほどリズム隊が冴えるバンドだが、コードストロークもしかり。非常に素朴。
クロマティックなベースソロは河口のベストプレイのひとつに挙げられる。
あくまでシングル向けアレンジなシングル版より断然こっちに元来的な音がある。
13.真夜中のテレフォン ★★★
河口の曲は日本のR&R、ロカビリーと言った非常にポップな流れを組んでいて、ラモーンズ的なベースを聴かせるがこの曲もしかり。
ポップのいい味をうまく出す作曲。ライブ版は歌気持ち悪い。
14.ナビゲーター ★★★
甲本のアコ曲はそのまんま弾き語り系、フォークソング的。
自分の歌詞がとてもいい歌詞だと認識して作ったであろう、詩の内容をそのまま曲にしてある。
総評.★★★☆
これがブルーハーツでの一番ロックンロールサイドのアルバム。
当然ながら情熱の薔薇のヒットでポップス的な流れが入るのは否めないが
あくまで象徴的にやってきた初期3部作とは違って少しのびのびと曲作りが出来てきてる。
(これ以降次のアルバムではだいぶ自由さが出てきてこの路線に向かったことが大切だったと感じさせる)
特にトータル・アルバム性のある凸凹では甲本もヴォーカルが趣向的になり作曲での自由性は高くなっていっただろう。
初期のブルハとは完全に決別、と、いうよりもパンクであったブルーハーツは1stと2ndだけ(それも数曲だけ)であるから
B.W.H、ブルーハーツ4th、このアルバムは全アルバムを通しても要であり、とりわけ重要なアルバムであることは間違いない。
(★:2点,☆:1点の計10点満点。)

Reviewer:5th. 632-633 名無しのエリー2003.10.01.

1.ドラマーズ・セッション ★
すげー冗長。アレンジ性のヘボさから、リズムのゴミ箱みたいな曲。
2.ヒューストン・ブルース(月面の狼) ★☆
80年代のテク重視のサイケ&プログレみたい、それを下手糞のテクでやったかんじ。
3.もどっておくれよ ★
セミクラシック性をフィーチャーしているが、曲はほとんど惰性。
凹のアコ路線を自堕落に続けたあんばい。
4.ボインキラー ☆
うんこヒップホップ、歌詞もなんのひねりもなく都道府県名などを言ったりしてるだけ。
リズムパターンなんかシャレで作ったとしか思えない。
5.花になったかまきり ★☆
梶原初の自作曲、スチールドラムにサンバやちょっとしたカリプソ的、南国風味を出している。
ヴォーカルが一般人並。
6.バイバイBaby ★★
ビートルズの悲しみはぶっ飛ばせの歌詞を意識してるようだったり、これが最後のブルハの青臭さの一曲。
真島のバイバーイの叫びと共に終わってくんだね。
7.歩く花 ★★★
最後の最後でブルハの名曲。この一曲だけでも出してくれたことに意味があるんじゃないかな。
歌メロはいささか荒っぽいが、弾き語りがサマになる一曲、バンジョー、エレキもいい味だしてる。
ドラムじゃなくてボンゴやカウベルを打楽器にするなどこだわりがあったら最高の曲だったと思う。
8.休日 ★★☆
このアルバムで唯一まじまがまじに作った曲。
歩く花と同じ路線を辿る曲調だが、断然歩く花には劣っている。が、歌詞と歌詞を映し出すように作られた曲を味わえる。
9.トバゴの夢(キチナーに捧ぐ) ★
ビートルズでもリンゴ作曲はたった二曲、梶原もしかり。
こういうドラマー的路線を守り続けている姿勢は評価出来るけど、まぁ聞くのなら暇つぶしに。
10.幸福の生産者 ★☆
なんでここまで歌詞がブチ切れているか、彼女は多くを語らないが、メンバー感の人間関係の悪化をモロにアルバムに出しすぎ。
俺がファンだったら閉口してただろう。
11.Good friend(愛の味方) ★★★
ハッキリ言ってこのアルバムで今までの勢いを保ち続けていられたのは甲本だけ。しかしながら河口のポップセンスも健在している。
このアルバムで聞ける曲と言ったら歩く花とこのグッドフレンドだけだと思う(一応休日も加えておきます。)
12.ひとときの夢 ☆
音楽でラリってみたい人は聞いてみてもいいんじゃないかな。なにも言うまい。
13.ありがとさん
★ゼロです。リスナーなめんな。
総評.★
一通り見直ししたあと、書くんじゃなかった、って思った。まー、これ一枚で歩く花のシングルだと思えばいい。他12曲はカップリング。
梶原もドラマーとしてはまっとうしたし、真島はきちんとブルハの青さの肖像にバイバイしたし
河口も持ち味のポップセンスを健在させたし、甲本の歩く花を出してくれただけでも。
クラッシュみたいに駄作を作っても一本筋のとおった信念はかわらなかったり、ビートルズみたいにバラバラになっても各々名曲&名盤を作るなど、
そこまで器量が足りなかった部分、それはブルハの最後の青さだったのであろうか。
・・・アルバム一枚聞くのにこんな疲れたって話もねえな。
(★:2点,☆:1点の計10点満点。tr.13は0点評価。)