Reviewer:21st. 291-294 名無しのエリー2009.04.16.
1.サムライロジック ★★★☆
結果的に将来のcapsule像を映し出してしまっている1分強の8bitインスト。ご丁寧に3和音。なんというゲームボーイ感。
メロディラインは和風だが、アレンジのせいであんまりそうは思われない作りになっている。
メロディラインは和風だが、アレンジのせいであんまりそうは思われない作りになっている。
2.粉雪 ★
和風とエスニックの中間辺りに位置しそうな曲。
実際の楽器っぽい音を打ち込みで再現しているからか、J-POPにありそうでない曲調になっている。
イントロのブラスのビブラートが気持ち悪かったり、えんえんと鳴っているコンガが鬱陶しかったりする。
メロディもマンネリJ-POPを回避しようとしすぎて変な感じ。
Bメロからサビへの繋ぎは目新しいが、斬新すぎる感も。
実際の楽器っぽい音を打ち込みで再現しているからか、J-POPにありそうでない曲調になっている。
イントロのブラスのビブラートが気持ち悪かったり、えんえんと鳴っているコンガが鬱陶しかったりする。
メロディもマンネリJ-POPを回避しようとしすぎて変な感じ。
Bメロからサビへの繋ぎは目新しいが、斬新すぎる感も。
3.恋ノ花 ★★
パッと聴きではメジャースケールかと思うが、Dmでサビが終わりズッコケる曲。
よく聴くとここの他にも調が変わっている所がいくつかあり不思議な仕上がり。バッキングはボサノバっぽいリズムで、やはり邦楽としては特異か。
時々ベースがスラップ化するのが面白い。
サビスタートだったり、ラストの転調で全音上がったりと使い古された感じのベタさが残るのが気になる。
よく聴くとここの他にも調が変わっている所がいくつかあり不思議な仕上がり。バッキングはボサノバっぽいリズムで、やはり邦楽としては特異か。
時々ベースがスラップ化するのが面白い。
サビスタートだったり、ラストの転調で全音上がったりと使い古された感じのベタさが残るのが気になる。
4.真夜中の電話 ★☆
サビのコード進行が古臭さを醸し出す。
使っている音がそこらで投げ売りされてるキーボードに入ってそうなレベルでチープ。これもレトロ感のアップに貢献してるっぽい。
アコーディオンを使うことで古っぽさはまだ上がる。80年代歌謡系?
リズムは前曲とだだ被りで、だいぶ似た印象。電話の効果音は入れないほうがいいのでは。
使っている音がそこらで投げ売りされてるキーボードに入ってそうなレベルでチープ。これもレトロ感のアップに貢献してるっぽい。
アコーディオンを使うことで古っぽさはまだ上がる。80年代歌謡系?
リズムは前曲とだだ被りで、だいぶ似た印象。電話の効果音は入れないほうがいいのでは。
5.花火 ★
こしじまとしこの歌い方って実は一種類しかない…?と疑念を持ち始める頃か。
無駄に小細工を入れる中田ヤスタカの作曲に追い付けていないのはこの曲でも同様。
臨時記号を入れれば入れるほどダサくなるのに、そのせいで歌いにくくなるのは多少かわいそうではあるが。
曲中では打ち上げ花火を模した音をぶっぱなすベタさ。ベースラインに落ち着きがなく、せわしないイメージが常に付きまとう曲。
無駄に小細工を入れる中田ヤスタカの作曲に追い付けていないのはこの曲でも同様。
臨時記号を入れれば入れるほどダサくなるのに、そのせいで歌いにくくなるのは多少かわいそうではあるが。
曲中では打ち上げ花火を模した音をぶっぱなすベタさ。ベースラインに落ち着きがなく、せわしないイメージが常に付きまとう曲。
6.壊れた時計 ★☆
90年代GIZA系な曲。
とはいってもZARD坂井や小松未歩と比べて歌唱力はだいぶ落ちるため、かなり苦しい。もっと頑張れこしじまとしこ。
サビのメロディ運びがベタなわりに、マイナーっぽい流れでドメジャーなメロディを突っ込んでくる謎の展開を見せたりで、曲としてまとまりがない印象。
とはいってもZARD坂井や小松未歩と比べて歌唱力はだいぶ落ちるため、かなり苦しい。もっと頑張れこしじまとしこ。
サビのメロディ運びがベタなわりに、マイナーっぽい流れでドメジャーなメロディを突っ込んでくる謎の展開を見せたりで、曲としてまとまりがない印象。
7.愛してる愛してない ★★★
スウィングのリズムが意外とハマった曲。無茶なコード進行が多かった今までと比べて、オーソドックスなサビが妙に落ち着く。
主旋律の下から上にかぶせてくるハモりが軽妙。サビの歌詞は、今のところこんな着眼をした曲を見たことがないだけに新鮮。
主旋律の下から上にかぶせてくるハモりが軽妙。サビの歌詞は、今のところこんな着眼をした曲を見たことがないだけに新鮮。
8.うつつ ★★
竜頭蛇尾っぷりが激しいインスト。テクノテクノしている割にいまいち乗れない。
展開はしてくるが、使用音があまりにも一定すぎる。ゲームの「オプション」のBGM辺りに最適か。
展開はしてくるが、使用音があまりにも一定すぎる。ゲームの「オプション」のBGM辺りに最適か。
9.神様の歌声 ★★★☆
アフリカ系パーカッシブなイントロが面白い、今アルバム内でも無国籍度の高い曲。
ハモりラインをそのままメインに持ってきたようなAメロがフワフワした感じで曲名とマッチングしているのが楽しい。Bメロのキメの入れ方もうまい。
Bメロの締め~サビは考えるの疲れました感満載でいまいち印象に残らない。てか何曲目かとかぶって…
ハモりラインをそのままメインに持ってきたようなAメロがフワフワした感じで曲名とマッチングしているのが楽しい。Bメロのキメの入れ方もうまい。
Bメロの締め~サビは考えるの疲れました感満載でいまいち印象に残らない。てか何曲目かとかぶって…
10.カクレンボ ★
童謡とポップスを混ぜこんだ感じの曲。
この頃のヤスタカはダイアトニックから外れるのは得意だが帰ってくるのが苦手なようで、つなぎ目での強引な進行が目立つ。
この曲は4小節に1回くらいの頻度で唐突な回帰が目立ち、アルバム内でも屈指の気持ち悪さを誇っている。
Aメロの入りだけならどれもいい出来なんだが…
この頃のヤスタカはダイアトニックから外れるのは得意だが帰ってくるのが苦手なようで、つなぎ目での強引な進行が目立つ。
この曲は4小節に1回くらいの頻度で唐突な回帰が目立ち、アルバム内でも屈指の気持ち悪さを誇っている。
Aメロの入りだけならどれもいい出来なんだが…
11.電気十露盤 ★★
ボサノバのリズムを基調としたテクノ曲。
後年の「music controller(piconova-mix)」の原形がかいま見える(同曲には★★★★★をつけたい俺)。
なんだかんだで6分は長い。曲が半分の長さなら可もなく不可もなくで★★★なんだが。
後年の「music controller(piconova-mix)」の原形がかいま見える(同曲には★★★★★をつけたい俺)。
なんだかんだで6分は長い。曲が半分の長さなら可もなく不可もなくで★★★なんだが。
12.東京喫茶 ★★★★☆
こしじまとしこの声が何となく鼻声なこと以外は非の打ち所がない曲。
他の曲と比べたら浮きまくっている。phony phonic辺りからタイムスリップした感じ。
次作からヤスタカは臨時記号はなく転調とコード進行でヒネリを加える方向に走りオシャレだと目されるが、まさにその手法。
このサビ直前の高揚感は、なかなか出せるものではない。
ヤスタカが中期capsuleの軸を確立した大事な一曲。
他の曲と比べたら浮きまくっている。phony phonic辺りからタイムスリップした感じ。
次作からヤスタカは臨時記号はなく転調とコード進行でヒネリを加える方向に走りオシャレだと目されるが、まさにその手法。
このサビ直前の高揚感は、なかなか出せるものではない。
ヤスタカが中期capsuleの軸を確立した大事な一曲。
13.写真 ★
何の特徴もない、と言っちゃって問題ない気がする曲。似たような曲あったし、必要性に欠けるか。
Bメロのピアノの刻みがなければ1点だった。危なかった。
Bメロのピアノの刻みがなければ1点だった。危なかった。
14.さくら ★★★★
アルバム内でも群を抜いて明るく、妥当なシングルカット曲。
初期capsuleは和風だ、というのはこの曲の印象が強いのだろう。他はどっちかというと大陸系だし。
マーチングバンドのような2番サビ前など、アイデア勝負がうまく決まった箇所が多い。てかティンパニかっこいいよティンパニ。
Bメロのキメはどっちかというとダサい。
初期capsuleは和風だ、というのはこの曲の印象が強いのだろう。他はどっちかというと大陸系だし。
マーチングバンドのような2番サビ前など、アイデア勝負がうまく決まった箇所が多い。てかティンパニかっこいいよティンパニ。
Bメロのキメはどっちかというとダサい。
Sec.ハイカラガール ★
ピアノ一本のアレンジをされた100秒にも満たない小曲。宅録風にしているため音質はやや低め。
和モノハネモノで悪くはないが特に必要性を感じない。
和モノハネモノで悪くはないが特に必要性を感じない。
総評.★★
紆余曲折を経て今やクラブサウンドを鳴らしているcapsuleの1stアルバム。
「初期capsuleは和風」と言われるが、別に琴や尺八を使ったりしている訳ではない。
メロディの無国籍感と効果音にある懐かしさが日本を想起させられるのだろう(黒電話を聞いて欧米を真っ先に思い付きはしないような、そういう感覚)。
今でこそ「淡々と歌える」と評されるこしじまとしこだが、この時は単に表現が出来なかったようで、
ポップな曲もシリアスな曲も一本調子で歌ってしまっている。またヤスタカによる曲も、キメの作り方や転調の使い方が明らかに変。
ただヤスタカはそれなりに分析力があるようで、2nd以降はバラード曲はほとんど書かなくなったし、誰得な臨時記号も使わなくなった。
後年の良盤が生まれるためには不可欠だった一枚。
「初期capsuleは和風」と言われるが、別に琴や尺八を使ったりしている訳ではない。
メロディの無国籍感と効果音にある懐かしさが日本を想起させられるのだろう(黒電話を聞いて欧米を真っ先に思い付きはしないような、そういう感覚)。
今でこそ「淡々と歌える」と評されるこしじまとしこだが、この時は単に表現が出来なかったようで、
ポップな曲もシリアスな曲も一本調子で歌ってしまっている。またヤスタカによる曲も、キメの作り方や転調の使い方が明らかに変。
ただヤスタカはそれなりに分析力があるようで、2nd以降はバラード曲はほとんど書かなくなったし、誰得な臨時記号も使わなくなった。
後年の良盤が生まれるためには不可欠だった一枚。
(★:2点,☆:1点の計10点満点。)