アルバム全曲レビュー * アーティスト名 : こっこ。

Reviewer:2nd. 272 名無しのエリー2002.08.03.

1.首 ★★★★★ アルバムの最初としても最高の曲。
2.カウントダウン ★★★☆☆ まあ、好きな人は好きそうな感じ。サビでいきなり盛り上がる。
3.走る体 ★★☆☆☆ そんなに好きでない。悪くはないけど。
4.遺書。 ★★☆☆☆ 歌い方が嫌い。
5.Rain man ★★☆☆☆ 感情を込めているつもりなのだろうけど、ハスキーな声が耳障りかも。
6.ベビーベッド ★★★★☆ ストーリー仕立ての歌詞が好き。
7.Sing A Song ★★★★☆ メロディがいいと思う。
8.がじゅまるの樹 ★★★☆☆ のどかな感じはいいけど・・・微妙。
9.眠れる森の王子様 ★★★★☆ サビがよい。
10.やわらかな傷跡 ★★★★☆ すっごく良いのだけど・・・もう飽きた。ガムかも。
11.ひこうきぐも ★☆☆☆☆ 12.でもゆったりとした曲があるから、おなか一杯って感じ。
12.星の生まれる日。 ★★★☆☆ まあ、アルバムの最後の曲としては妥当な良い曲。でも飽きた。
総評.★★★★☆
近頃になってやっと聴いた。
母性を感じる声と聞いたことがあるけど、どちらかといえば、こちらが母性を感じる、悪戯な子供のような声と思った。
歌詞は、妄想90%という感じはあるのだけど、中にはストーリー仕立てになっていて読みやすいものもあります。
ただ、仰々しいまでにゆったりとした曲を聴かせるには、声がちょっと汚い・・・と思たよ。
でも、なんだかんだいって良いアルバムと思ったです。
(★:1点,☆:0点の計5点満点。)

Reviewer:23rd. 494-496 名無しのエリー2010.08.05.

1.小さな雨の日のクワァームイ ☆
覚束ないメロディをアカペラで綴る。しかし初っ端からどことなく歌詞が暗い…。
2.濡れた揺籃 ★★☆
いきなりハードロック。実質上のオープニングナンバーがこれかあ…
最初はただただびっくりした覚えがあるが、よく聴いてみるとちょっと微妙な出来かもしれない。
「赤く滴る揺籃の柘榴」というフレーズが意味深。
3.強く儚い者たち ★★★★★
邦楽史に残る名曲、あるいはハートフルボッコソングとして名高い曲。
実はアルバム中この曲だけ本人作曲じゃなかったりする。
しかしこの美しい曲にこの美しいようで内実かなりおぞましい詞を乗せるのは恐らく彼女だけでしょう。
何より彼女の声とメロディの相性がすごく良い。これはCocco以外の人が歌っても意味が無い。
4.あなたへの月 ★★★★
物悲しいメロが印象的なロックナンバー。幻想的でどこか怖い歌詞が印象的。
決してキャッチーな曲ではないのだが、一度聴いたら絶対忘れられない。ベスト盤に入ってるNew Mixバージョンも良いよ。
5.Rose letter ★★★
重々しいドラムと暗いアコギのメロディを軸にして進行するスローテンポの曲。全英詞。
とにかく重々しい。なんか聴いてるだけで胃が痛くなってくる…
というか歌詞がなんか凄く怖いんですけど…。
6.My Dear Pig ★★★☆
ピアノの童謡のようなほのぼのとしたメロに乗せて畜産を童謡っぽく歌うシンプルな曲。
アナログノイズが全体にかかっていて、暖かい雰囲気を作り出している。
「怖い曲」スレとかでたまーに名前が挙がる。でも意外と平和な曲かも。
畜産やってる人とか結構こういうこと思うかもしれないし。ただ、サビの英詩はかなり不穏な匂いがする…
あと、単純であるが故にいくらでも深読みできそうな歌詞でもある。「日曜の教会」とか色々と意味深なワードもあるし。
7.うたかた。 ★★★★☆
思春期の不安を綴った幻想的な歌詞が素晴らしい。
ストリングスのみで綴られるメロディもとても美しく、これは素直に安心して聴ける一曲。
安易な結びつけかもしれないけれど、ビョークとか好きな人に聴いてほしい。
8.裸体 ★★★
聴くだけで不幸のどん底に陥れられそうな曲調に、ダークにも程がある歌詞、滅茶苦茶な曲展開、極めつけは1分21秒で唐突に訪れる「アレ」…
こんな曲が「Raining」のカップリングだったというのだから恐ろしい。
9.夢路 ★★★★★
叙情的で美しく、それでいて強烈な虚無感を煽られる歌詞に、伸びやかで清清しいのだけれど切なくてどうしようもない気分になるメロディ。
サビの霞が一気に晴れるような展開が圧巻。個人的にCoccoの曲の中でも一,二を争う名曲だと思う。
前曲でどん底に堕ちたリスナーの気分を、一気に天上にまで引き上げるかのような配置も絶妙。
10.SATIE ★★
全英詞の、アコギによるスローテンポのバラード。まったり系。
正直、次に控える名曲のための繋ぎだと思う…でもPVがあったりする。あとファンには凄い人気があったりする。
11.Raining ★★★★★
邦楽史に残る名曲その2。かなりリリカルで、更にはリストカットという常人だったらまず体験しない行為まで語られている。
そんな、一見リスナーからは遠く離れた場所にあるような歌詞なのに浮世離れした感じを一切感じさせないのは、
よほど充実した人生を送ってない限り、こういった緩やかな絶望って個人差はあれど学生時代に誰もが感じることだからじゃないだろうか。
そんな絶望をまるで昨日のことのように思い出させる「教室で誰かが笑ってた」というフレーズが凄い。
メロディについてはもはや語ることが無いです。死ぬまでに一回は聴いておきましょう。
12.ウナイ ★★★☆
このアルバムに詰め込まれた情念を一気に昇華するかのような優しい曲。これがあるかないかでアルバムの印象が大分変わると思う。
前曲で終わってもそれはそれで絵になると思うけど、これが無いととにかく救いのない作品になる。
イントロを聴いた瞬間に救われる気分になること必至。何気にこのアルバムの最重要曲かも。
総評.★★★★★
Coccoの最高傑作の呼び声高いセカンドアルバム。とにかく売れた。
かなり久々に聴き返してみたけれど、やっぱり圧倒的な力を持った一枚だと思う。
その力が強すぎて、聴き通した後は少し疲労感まで感じるが、その疲労感も含めて手離しで支持したい作品。
驚異的なのは、メロディにドベが無い点。曲としては出来が微妙なものもあるけれど、メロディが駄目な曲はほぼ無い。
アルバムとしてのまとまりもしっかりとしていて、ちゃんと一曲一曲がそれぞれを支え合ってると感じた。
またCoccoの声はとても素晴らしい。提供曲の3曲目が浮かずにちゃんと馴染んでいるのも、彼女の声あってこそ。
とまあ絶賛ベタ褒め状態ですが、本当にそれだけのモノを持った、特別な作品だと言い切れます。
ブックオフで小銭価格で買えると思うので、今更、なんて言わずに是非聴いてほしい。
それにしても、美しい曲や明るい曲も入っているのにここまで気が滅入るアルバムって他にあるだろうかw
(★:2点,☆:1点の計10点満点。)

Reviewer:3rd. 247 名無しのエリー2002.09.27.

1.けもの道 ★★★★☆
動物占いが「狼」だったというCoccoまさしくな曲。
かつて愛していた男への両価性と彼女自身の揺らぐアイデンティティを「けもの道」に見立て、剥き出しのパッションで歌い上げている。
2.水鏡 ★★★★★
非常にアップテンポでノリのいい曲。
けもの道と同じく別れた恋人への分離不安と脱価値化の間で揺らぐ苦悶を表現したものであろうが、
これだけ心象風景を言語化できるのは詞藻豊かな彼女ならではだろう。
3.熟れた罪 ★★★☆☆
「焼け野が原」の想いを昇華する前バージョンといったところ。
4.雲路の果て ★★★★☆
タナトスとヌミノーゼ感情を揺さぶられる。初めて聴いたときは総毛立った。
静と動の織りなすシンフォニーは圧巻。
5.白い狂気 ★★★★★
独特のコケティッシュな声の絞り方。清々しいメロディと透徹した狂気が不可思議にマッチしている。
6.T'was on my Birthday Night ★★★★☆
アコギと歌声だけで奏でられている曲。巧緻なレトリックがなく、まっすぐに幼少の頃のトラウマを歌っている。
歌詞が英語なのも頷ける。
7.樹海の糸 ★★★★★
樹海に咲く花の滴る朝露の映像さえ浮かんでくるほど洗練された歌詞。理屈抜きで素晴らしい!!!!
8.ねないこだれだ ★★★★☆
ブーゲンビリア時代の名残を残す重厚な曲。
サビの部分のレトリックに富んだ歌詞とABメロ部分の子供に語りかけるような歌詞のギャップが凄い。
9.かがり火 ★★★☆☆
おそらく持ち歌の中で一番ライブ栄えしたであろうハードビートナンバー。
10.ポロメリア ★★★★★
数少ない抒景詩の曲。狂おしいほどに耽美的なメロディ。
初心者も抵抗泣く聴けるのではないだろうか。
11.海原の人魚 ★★★★☆
恐らくすらすらと筆を執って書き上げたのではないだろうかと思える率直な曲。
スクールオルガンとカスタネットのアレンジが絶妙。感情移入しやすいのでは?
12.しなやかな腕の祈り ★★★★★
よくぞ最後にこの曲を持ってきてくれたという感じ。
攻撃性と衝動性が昇華して、聖心の母性と慈愛に満ち溢れている。
彼女が歌うことで、鏡の中の自分の激情と折り合いをつけようとしてきたことが痛いほど伝わってくる。素晴らしい!!
(★:1点,☆:0点の計5点満点。総評なし。)

Reviewer:1st. 84 名無しのエリー2002.07.03.

1.珊瑚と花と ★★★★ 穏やかな曲。キーが低めで、落ち着いて聴ける。
2.わがままな手 ★★ むりやり詰め込んだような歌詞がちょっとうるさい。
3.Why do I love you ★★★ 2曲目と同様、捨て曲といった感じ。こっちのほうがまとまっているので1点Up。
4.羽根 ★★★ バラードにもハードロックにもなりきれてない曲。
5.美しい日々 ★★★ 個人的にメロディが好きじゃないのもあるが、うまくミックスされてない感じで聴いてて気持ちよくない。
6.歌姫 ★★★★ 小品。歌い方がかわいい。
7.風化風葬 ★★★★★ メロディが最高。活動の終わりを感じさせる曲。
8.Still ★★★ これも短い曲。可もなく不可もなく。
9.Drream's a dream ★★★★ アップテンポな感じでCoccoには珍しい曲調。
10.星に願いを ★★★★★ テンポはスロー、リズムはハード。このアルバムを引き締めてる。
11.卯月の頃 ★★★★★ しみじみと聴けるいい曲。
12.焼け野が原 ★★★★★ 何回も聴きたくなるスルメソング。さわやかな感じ。
13.コーラルリーフ ★★★ 壮大すぎて冷める感じ。
総評.★★★★
穏やかで、全体の統一感などはあるが、一曲一曲でみると物足りないものが多い。
(★5個が満点。)

Reviewer:18th. 305~308 名無しのエリー2008.07.11.

1.音速パンチ ★★★★☆
Cocco復活の狼煙、最強のリズム隊。音速と言うだけあってそのサウンドに痺れること間違いナシの超ロック。
歌詞がカタカナ書きであるのも、何かが吹っ切れた証拠だろうか。
だってこんなにもCoccoが楽しそうに歌っていて、凄く嬉しいんだ
2.暗黙情事 ★★★☆
意外とダーク路線、とはいえ活動中止前の負のオーラは感じない。
今さらシャウト…って意見もあるようですが、個人的には無理はしてないと思う。
エロチックで、どこかメランコリックでっていう感情は誰しもが持っているもので、そういう意味で"余裕"すら垣間見れるのです(切羽詰まってない感じ)
3.夏色 ★★★★
なんでこう、こんなにも涙腺を緩めてくるんだろう。
”僕から君を奪う朝が来て、君から僕を消してしまうそんな夜が来たんだろ” ”君の好きな花が 咲いていたよ”
なんて虚しくて、悲しくて、だけど嬉しくて…
決してでっかい曲じゃないんだけど、アルバムの醍醐味の1つって、こういう淡い曲だったりする
4.Beauty C ★★☆
全英詞、エレクトロニカ。
少し淫らに、ムーディーに、大人っぽい、新しいCoccoの世界
5.四月馬鹿 ★★★★☆
アルバムの核心の1つでもあると思う。
軽く、素朴な長田のギターの音、凄くポップなのだが、消えてしまった面影を彷彿とさせるのが、ひどく物悲しい。
”行かなくちゃ” ”君がいない四月が来る”
嘘だと信じたかった。そうだろ?
6.Swinging night ★★★★
Jazz風味に、M4に引き続き英詞で、エロティックに。
PVで踊り笑うCoccoは本当に楽しそう
7.野火 ★★★
骨太ロック、ダーク路線。 ”断つこともできないんだから 勃たせるなんて至難の技”
サラッと凄いこと歌ってるもんだ
8.唄い人 ★★★★
まるで語りかけるように唄う過去の迷いとの決別。云うなれば”New Cocco 前夜”
M9「愛うらら」からラストまで聴き手を捉えて離さない
9.愛うらら ★★★★★
叫ぶほど、儚く、強い。
M5「四月馬鹿」と同様、たまらなく誰かに会いたい気持ちにさせる。
”ここへおいで 忘れていい 何度でも想い出すから”
かつて、”でも大丈夫、私はきっと あなたを忘れるから”(「風化風葬」)と歌ったあの頃の彼女からの変化。
忘れることなど、恐くない
10.インディゴブルー ★★★★☆
重厚なリズム隊がM1「音速パンチ」以上に炸裂。 準備が出来たら、熱く腫れあがれよ
”1、2、3、GO!!!”
11.陽の照りながら雨の降る ★★★★★
あまりに強烈で壮大な祈りに、思わず涙がでる。復帰後のCoccoの、まさに集大成的な曲だろう。
亡き人への想い、失われつつあるものへの思慕、すべてを包むような慈愛、沖縄を香らせる母性
”会いたいや…”という呟きはどうしようもなく心を擽るが、たとえ会えなくても、生きていけそうな予感に包まれる。
ラストの64人によるコーラスは、それぞれの想い人へと向けられている
12.Happy Ending ★★★★★
”雲はまるで燃えるようなムラサキ 嵐が来るよ”(「焼け野が原」)
しかし、”ムラサキの雲の向こう”はこの、Happy Endingに繋がっていたのだ。
”紫の雲の向こうのその先を見ようと君は先に走りだして 消えた”またもあまりに虚しい歌詞で始まるものの、
”恋する 焦がれる 愛され 想い出になる”という言葉に救われる。
もうこれは、理屈なんかじゃない。
長田進による新しいCoccoのアレンジ。美しい弦の奏でる音色、それが、聴覚的なものを超え、視覚にすら訴えかけてくる。
見えるんだ、碧い、蒼い海が ”Smile, oh my baby blue...”
総評.★★★★☆
当時、一聴したときこそ、イマイチ掴み所のないアルバムだと感じた。
しかしあれから私自身が守りたいものを手に入れ、失くしてしまったとき、このアルバムは思いがけず、”名盤”になってしまった。
淡い空気、焦がれた海、亡き人を慕う珊瑚…
なんだろう、いなくなってしまった人達に、とてつもなく会いたくなるのだ。
会いたくて、会いたくて、会いたくて… けれどそれは後ろ向きなものではなない。
”たとえ会えなくても、私はここで生きている”という、それは、かつてのCoccoでは考えられなかったような、明るく強い決意。
また今年も 夏がくる
(★:2点,☆:1点の計10点満点。総評は星評価なし。)

Reviewer:15th. 581-584 ◆bJrAD53DJE2007.09.12.

1.燦 ★★★★★
このアルバムの一曲目にふさわしい、燦々と輝く太陽のような爽やかな曲。
「日の照りながら雨の降る」と少し雰囲気が似てるかも。
2.あしたのこと ★★★☆☆
優しい感じの歌。後ろのコロン、コロンというベルの音がいい
3.In the garden ★★★☆☆
Coccoの典型的な明るい曲、といった感じです。
4.甘い香り ★★★★☆
映画の主題歌にもなった、爽やかで少しだけ切ない、甘酸っぱい曲。
5.お菓子と娘 ★★★☆☆
(おそらくCoccoの)リコーダーの演奏が入ってる。可愛いだけじゃない、少しだけひねりのあるメロディー。
格別にいい曲というわけではないけれど、このアルバムには合ってると思う。
6.An apple a day ★★☆☆☆
歌詞が英語。カーペンターズの曲に似てる。
短いおまけ的な歌なので評価は低くしましたが、結構よく聴きますし、気付くと口ずさんでる曲です。
7.秋雨前線 ★★★★★
なんとなくあまり聴かないのですが、聴いてみるとやっぱりいい曲だな、と思います。
「焼け野が原」系。間奏もちょっと似てる気がします。
8.Baby、after you ★★★☆☆
後ろで色々な人達の声が聞こえます。楽しそう。
9.君がいれば ★★★☆☆
優しい歌です。結構耳に残ってて、口ずさむことの多い歌。
10.花うた ★★★★☆
これもCoccoの典型的な歌、
つまり、なんとなく何処かで聴いたことあるような…という感じの歌なのでそこまで印象には残らないのですが、それでも凄くいいです。
「…樹海にはお菓子の家」という歌詞が好き。
11.Tokyo Happy Girl ★★☆☆☆
んーこれも悪くはないのですが、おまけみたいな歌だと思いました。
12.小さな町 ★★★★★
このアルバムで唯一の、活動休止前の面影を残した暗めで激しい曲。
やっぱり、こういう胸に突き刺さるような切実な曲は昔のCoccoらしくて好きです。
13.雨水色 ★★☆☆☆
「小さな町」の後のワンクッション。
こういう意味では無くてはならないんですけど、曲自体は眠たくなる…ほど穏やか。印象には残りません。
14.ハレヒレホ ★★★★★
個人的に大好きな曲です。
サビの部分で子供も一緒に歌おうとしているけど、早すぎてついてこれてないのが可愛い。
Coccoも声がほんの少しだけ笑ってて、本当に楽しそう。歌詞もユニークで好きです。
15.タイムボッカーン! ★★★☆☆
これも楽しそうな曲。キャー、とか叫んでる。それでいてほんの少しだけ寂しい。
16.10 years ★★★☆☆
歌詞は英語です。9番と少し雰囲気が似てるような気がします。
このアルバムらしい優しい歌。
17.チョッチョイ子守唄 ★★★☆☆
沖縄の子守唄をカバーしたという曲。
寄せては返す波のような反復するメロディーが 美しい、2分ちょっとの短い歌。
18.Never ending journey ★★★☆☆
正直、なんだか面倒くさいのであまり聴きません。
本当にアルバムの終わりとしてふさわしい、それでいてこの先の未来を感じさせる曲です。
総評.
活動復帰後2枚目のアルバム。
一曲一曲、独立して聴くのには少し物足りなくても全体として聴くと余分な曲なんて一つもなくて
どの曲もそれぞれ美味しい、お菓子の詰め合わせのようなアルバムだと思いました。
そして昔の曲と比べると、凄く明るくて、本当に「きらきら」してる。
以前の身と魂を削りながら歌ったような歌い方ではなくなったけれど、これはこれで好きです。
Coccoが苦手な人でも聴きやすいアルバムだと思います。爽やかな朝や、ゆったりとしたい午後にでもどうぞ。
(★:1点,☆:0点の計5点満点。総評は星評価なし。)

Reviewer:24th. 504-507 名無しのエリー2011.01.29.

1.三村エレジー ★★★★☆
Aメロのスッカスカのアレンジが印象的なオープニングトラック。
v この曲は節回しが沖縄言葉気味なのだが、沖縄言葉は割と拗音が混ざる(「豊見城」が「とぅみぐし(ゅ)く」くらいになる)ので幼さを感じさせる。
Coccoのイメージとはちょっと違うかも。
サウンドエフェクト的な音遊びも多めで一風変わった曲。…かと思いきや時折真面目になったりして意味わからん。
サビは「エレジー」らしく重厚なアレンジになるし。展開が目まぐるしい割に3分で終わるコンパクトさが驚き。
歌詞は深読みすれば沖縄と本土の関係くらいに読めそうだが、詳しくはわかりませーん。
2.ニライカナイ ★★★★★
もう冒頭の掛け声から星5つ付けようと決めた力強い曲。
Aメロもなかなかパワフルで、サビにでも流用出来そうなメロディでこの先どうするのかと思いきや、サビの爆発力に感服。
長い音符を伸びやかな声で歌い上げ、合間にベースが顔を出す構成もカッコイイ。ギターはリフを弾き通しだが、いい安定感。
Coccoらしさという意味では他の追随を許さず、他のどんなアーティストにも歌えない楽曲に仕上がった。
あ、でもドラムのハイハットが割と邪魔。そんなにベッタリな8ビートか…?
3.蝶の舞う ★★★
古めかしいマイナー調ヘビーロック。
Coccoはビブラートで技巧的に攻めることはできないものの、その分を押し切るには十分なまでの声量がある。
この手の曲ではそっちの攻め方が間違いなくプラスに出ているため、十分に聴ける曲。
メロディだけ聞けば相対性理論みたいだが、アレンジと歌い方が正反対。そのことに気づくとちょっと笑えてくる。
4.Spring Around ★★★
打ち込みテクノなかわいい曲。
メインフレーズがキュートな電子音だが、時折濁ったギターが首を突っ込んできたり謎のキメが入ったりと簡単な編曲には留まらない出来。
歌詞は結構直接的にエロくてその噛み合わせにビビる。
Bメロが「ロコローション」のサビみたいで、編曲がRYUKYUDISCOというのは変な縁…いやなんでもない。
5.玻璃の花 ★★★☆
しっとりめのバラード。
言うなれば中島美嘉とかそういう路線の曲だが、もっと発声がしっかりしているのであまり湿っぽくならない。まぁこの曲は歌詞前向きなのでいいんだろうけど。
その割に声の張り上げ方がワンパターンというわけではなく、うまく逃げているのは好印象。
Dメロの展開から間奏までに一ひねりあり、定型テンプレートなJ-POPからは逸脱している。今まで全部そうだったせいかだんだん疲れてくるが。
6.4×4 ★★
今度はアコースティックギターの弾き語りのような曲に。昔のBONNIE PINKとかそういう感じ。全英詞。
英語の発音は悪くないが、わざわざCoccoがこういう曲をやる必要があるかは疑問。しかもハ長調なんで、単純すぎて飽きが早そう。
7.のばら ★★★☆
再びTr.4路線。もっと陰がなく明るい。
とか思ってたら「Mama,Papa,(中略),and my lover さよなら forever」とか歌ってる。怖っ。
しかもご丁寧にそれに合わせてバックがぼっかり止まるし。まさかのダークさ。
そう思うとアレンジとか歌詞とかが全体にどことなく空虚に感じられるような…?
8.十三夜 ★★★
ヒップホップというかダンス系というか、SPEEDみたいな遅めのシンセが印象的なイントロとヘビーなギターのサビの対比が面白い一曲。
歌詞の言葉のひとかたまりを一気に歌い切るメロディもスムーズ。
ただコードとか展開は実に普通。箸休めにするにはちょっと重い。
9.Light up ★★
ワルツのリズムな物悲しい三拍子曲。フルートとギターが飾り付けに奔走している。
曲が後半になるに従ってごちゃごちゃするのが個人的に好かない。
10.クロッカス ★★☆
引き続き三拍子。Tr.9と違ってアイリッシュとかケルティックとか牧歌的な出来。
使用楽器も少なく曲の構成もすっきり。重い曲が多かっただけにこの位置にこれはありがたい。
11.Stardust ★★★★★
壮大な疾走系ピアノロック。WEAVERほどピアノが前に来ていないが、その分出るところが出ていてかっこいい。
オープンハイハットがバシャバシャ鳴ってるのも音の響きを生かしていてGood。
そしてこの歌唱力。非の打ち所がない一曲。
12.あたらしいうた ★
ストレートなギターロック。一発録りだろうか。ちょっとテンプレすぎる。
スタジオミュージシャンとか使って技術的には申し分ないが、大して技術を誇る系の曲でもないので加点要素にはしにくいかも。
13.カラハーイ ★★★★★
またヒップホップかよ、とか思ってるとビビるかも。ヒップホップ系の部分と直球ポップスをいったりきたりするアイデア勝負な曲。
というかその二つの繋ぎかたが強引極まりなく、実にバカっぽい。とってもバカっぽい。あとあのストリングスは絶対弾きたくない。
最後の盛り上がりとか考えるとこれがクライマックス。でももうちょっとだけ続く。
14.絹ずれ ~島言葉~ ★★★★
概ね大半の人のCoccoのイメージ通りのロック系の曲ピアノ入り。
タイトルの通り、最初から最後まで沖縄言葉での歌唱となっている。聴いても全くわからない。
サビのラストが導入と同じ形をしているため短いサイクルで何度もサビが回ってくるように聞こえる。
結果的にアレンジの重厚さの割にコンパクトな仕上がりになった。
総評.★★★★
Coccoの7thアルバム。エメラルドというタイトルだが、かなり暗い光を帯びたイメージ。宝石ってより海の比喩とかみたいな。
多数のアーティストが編曲に携わっているため曲の幅は広め。その中でも結構しっかりしたアレンジ・構成の曲が多い割に後味がさっぱりしている。
曲順の勝利か。埋もれてしまった曲もいくつかあるが…
単曲で全くといっていいほど歌詞に触れなかったが、これが割と直球で恐い。比喩とか使ってるはずなのに直球。恐い。
世に沖縄っぽさを小手先でとってつけるアーティストが多い中、方言指導までつけて(といってもCoccoの父だが)曲を歌い上げるスタンスは稀有。
歌唱力はもちろん言うことなし。ガッチリした女性ボーカルものが聴きたいあなたにオススメ。
Coccoアルバム初聴の自分でもこれCoccoっぽいな、と思える要素が多かったので、きっとCocco入口にも向くはず。
(★:2点,☆:1点の計10点満点。)