Reviewer:22nd. 155-159 名無しのエリー2009.08.31.
(Disc.1)
1.カレーのちライス ★★
1曲目はシャ乱Qとかがやりそうな、ちょっと下世話な感じのアップテンポ曲。まあ演奏陣シャ乱Qより上手いけど。
もっとユルイのかと思ってたらなんか基礎がしっかりしてて地味に上手い。
キーボードとリードギターは回ってくるソロをすんなりこなしてるし、ドラムも特に派手なテクの披露はないけど手堅い。
一方ベースは下手ではないが、ボーカルの声と相性の悪いブリブリの音作りといい、でしゃばって弾き倒したようなプレイといい、方向性がズレてて浮いている。
そういう目立ちたがり屋なキャラ設定とかがあって、スタジオの人がわざとそう弾いてるのだろうか。確かに一番高校生っぽくはある。
プレイとしてスライドやグリスを多用しているが、視覚的には指板を上下にしごくような動きになるので、アニメ的にいい絵にする狙いなのかも。
ボーカルは下手で、そもそも全力で歌う気がない印象。「キャラの声で歌う」というやつなのだろうが、
アニメ観てない人間からすると自意識過剰なブリッコ歌唱に聞こえる。歌う方もそれはそれでいいと割り切ってるもんなんだろうけど。
曲は古臭いが構成はそつがなくこなれているという、二重に高校生らしくない曲。
もっとユルイのかと思ってたらなんか基礎がしっかりしてて地味に上手い。
キーボードとリードギターは回ってくるソロをすんなりこなしてるし、ドラムも特に派手なテクの披露はないけど手堅い。
一方ベースは下手ではないが、ボーカルの声と相性の悪いブリブリの音作りといい、でしゃばって弾き倒したようなプレイといい、方向性がズレてて浮いている。
そういう目立ちたがり屋なキャラ設定とかがあって、スタジオの人がわざとそう弾いてるのだろうか。確かに一番高校生っぽくはある。
プレイとしてスライドやグリスを多用しているが、視覚的には指板を上下にしごくような動きになるので、アニメ的にいい絵にする狙いなのかも。
ボーカルは下手で、そもそも全力で歌う気がない印象。「キャラの声で歌う」というやつなのだろうが、
アニメ観てない人間からすると自意識過剰なブリッコ歌唱に聞こえる。歌う方もそれはそれでいいと割り切ってるもんなんだろうけど。
曲は古臭いが構成はそつがなくこなれているという、二重に高校生らしくない曲。
2.わたしの恋はホッチキス ★★
どうも動きすぎるベースが気になる、ミドルテンポの曲。
やたらオクターブ上とかに行って低音を留守にするが、リードギターもキーボードもいるし、しかも両方上手いので、
ベースがそんなにメロディ楽器的な動きをしなくていいのでは。
多分それもアニメの設定があって、彼女は元々3ピースのメロコアバンドでベースボーカルやってたとかいう事なんだろう。
そんな訳なのかどうかは知らないが2番はベースが歌う。やはり上手くはないが、普通の高校生っぽくはあるし、役に徹してるのかも。
それにしても曲が古臭いが、誰に憧れて音楽やってる設定なんだろう。十代の頃なんて影響元がモロに音に出そうな気がするけど。
やたらオクターブ上とかに行って低音を留守にするが、リードギターもキーボードもいるし、しかも両方上手いので、
ベースがそんなにメロディ楽器的な動きをしなくていいのでは。
多分それもアニメの設定があって、彼女は元々3ピースのメロコアバンドでベースボーカルやってたとかいう事なんだろう。
そんな訳なのかどうかは知らないが2番はベースが歌う。やはり上手くはないが、普通の高校生っぽくはあるし、役に徹してるのかも。
それにしても曲が古臭いが、誰に憧れて音楽やってる設定なんだろう。十代の頃なんて影響元がモロに音に出そうな気がするけど。
3.ふでペン ~ボールペン~ ★★
またもや中途半端に古臭いロックチューン。なつかしいキメ満載。普通もっとさかのぼるか、最新の音にこだわるかするのでは。
丁度今高校生くらいの歳の子にとって一番ダサい感じの出来な気がする。
しかも演奏が変にこなれていて完成度が高いので、ステレオポニーとかみたいな天然っぽさが無く、
本気で80年代後半から90年代初頭頃のガールズロックを信奉してるような印象を受ける。
きっとアニメでもそういう設定なんだろう。ピンクサファイアを目指してるとか。特にリードギターとキーボードとドラムはプロ志向っぽいし。
そんで別バンドで活動してたけど、ベースとボーカルがメジャーデビューする他のバンドに引き抜かれて、
空いたポストにひょんな事から熱血メロコアべーシストと声優志望の萌え系ボーカリストが加入する事になって、
そんでその2人が意見が合わずに対立して色々騒動を起こすとかいうお話なんだ多分。あくまで音からの想像です。
丁度今高校生くらいの歳の子にとって一番ダサい感じの出来な気がする。
しかも演奏が変にこなれていて完成度が高いので、ステレオポニーとかみたいな天然っぽさが無く、
本気で80年代後半から90年代初頭頃のガールズロックを信奉してるような印象を受ける。
きっとアニメでもそういう設定なんだろう。ピンクサファイアを目指してるとか。特にリードギターとキーボードとドラムはプロ志向っぽいし。
そんで別バンドで活動してたけど、ベースとボーカルがメジャーデビューする他のバンドに引き抜かれて、
空いたポストにひょんな事から熱血メロコアべーシストと声優志望の萌え系ボーカリストが加入する事になって、
そんでその2人が意見が合わずに対立して色々騒動を起こすとかいうお話なんだ多分。あくまで音からの想像です。
4.ふわふわ時間 ★★
今作で最も高校生らしいアイデア持ち寄り感のある、概ねビート系の曲。
なんかドラムが丁寧に強弱つけてフィル叩く感じとかが落ち着き払いすぎてて高校生っぽくない気もするけど。
アウトロのプレイも何か初々しくないというか、技術を持て余してる感じ。まあプロ志向なら不思議じゃないか。
他の曲でもそうだが、メロディは使い古されてる感じだが構成がしっかりしてて、上手く見せ場を持ち回してる印象。ラップパートへの持ち込み方とかスムーズ。
全体のリズムが絡むキメのフレーズを弾きながらフリーテンポな台詞を乗せるギターボーカルが何気に凄い。
なんかドラムが丁寧に強弱つけてフィル叩く感じとかが落ち着き払いすぎてて高校生っぽくない気もするけど。
アウトロのプレイも何か初々しくないというか、技術を持て余してる感じ。まあプロ志向なら不思議じゃないか。
他の曲でもそうだが、メロディは使い古されてる感じだが構成がしっかりしてて、上手く見せ場を持ち回してる印象。ラップパートへの持ち込み方とかスムーズ。
全体のリズムが絡むキメのフレーズを弾きながらフリーテンポな台詞を乗せるギターボーカルが何気に凄い。
(Disc.2)
1.カレーのちライス ★★
全体にホール感のある音になったライブ音源。MCやカウントが入ったり、拍手が追加されている。
彼女たちはどう聴いても覚えたフレーズを必死になぞるだけのレベルではないので、ある程度のアドリブを入れてくると予想したが、
どうも音源完全再現主義らしく、コーラスが減ったりしてる以外は全く同じものを弾いてるように聞こえる。
彼女たちはどう聴いても覚えたフレーズを必死になぞるだけのレベルではないので、ある程度のアドリブを入れてくると予想したが、
どうも音源完全再現主義らしく、コーラスが減ったりしてる以外は全く同じものを弾いてるように聞こえる。
2.わたしの恋はホッチキス ★★
部分的にツインボーカルのパート分けが変わってたり、キーボード2台で弾いてた部分が1台になってる以外は何も変わってないように聞こえるが…。
よく聴くと違うのかもしれないが。
よく聴くと違うのかもしれないが。
3.ふでペン ~ボールペン~ ★★
ギター3本重なってた部分が2本になったり、ボーカルが入れ替わったりしてるだけのような…。ギターソロくらい違うの弾いていいのでは。
この曲が一番アドリブしやすそうなのに。ほぼ同じ曲なので評価も変えようがないがこれは…。
この曲が一番アドリブしやすそうなのに。ほぼ同じ曲なので評価も変えようがないがこれは…。
4.ふわふわ時間 ★★
ボーカルに声量が無いと、ライブで生音のでかいドラムに音量負けしがち。
そこでマイクボリュームを上げて対抗しようとすると今度はマイクがハウリングを起こしてしまう、というのはよくある事。
しかし今作の一連のライブテイクはむしろボーカルがドラムよりでかく聞こえる上キレイに録れているので、まさにナイスPAといった所だろう。
そこでマイクボリュームを上げて対抗しようとすると今度はマイクがハウリングを起こしてしまう、というのはよくある事。
しかし今作の一連のライブテイクはむしろボーカルがドラムよりでかく聞こえる上キレイに録れているので、まさにナイスPAといった所だろう。
総評.★
アニメ「けいおん!」内に登場するバンドの作品としてリリースされ、オリコンウィークリーチャートで史上初めてアニメのキャラソンでの一位を獲得した作品。
それだけ売れたということはアニメファン以外の購買層からも支持されたと踏んだが、
内容としては一昔前のアニソンという感じで、特別に広く人を惹き付ける要素は無さそう。
調べたらやっぱりアニソン畑の人が曲を作ってるようだが、この機にその人たちの過去作を再評価しようとかの動きも無さそうなので、
曲よりも単純にキャラが今まで以上に受けたから売れたという解釈が正しいか。
曲作ってるほうも「今まで作った曲と今回売れた曲、出来にそんなに差があるか?」というやるせない気分なのかもしれない。
声優のレベルに合わせてスタジオミュージシャンが手加減して弾いた感じの、
今までもチャートの上位に来たけど一般層の反応が今ひとつで大ヒットに至らなかったようなキャラソンと大差ないように感じる。
そういう過去作をろくに聴いてないから何とも言えないけど。
このCDの状況だと、歌手はキャラ声を無視して朗々と歌うわけにはいかず、スタジオの人も高校生相応のレベルを意識する必要に迫られ全力を出せないので、
そもそも音楽的な良作にはなりにくいのかも。
となると後はアニメの設定にどこまで忠実かというのが評価基準として挙がってくるが、色々調べたらかなり聴いた印象と食い違って思えた。
ドラムはリズムが走るという設定になっているが、自分のレベルではどこで走ってるのか全く判らなかった。
試しにメトロノームで計ったら、さすがに人間のする事なのでBPMが前後に1くらいズレてはいるものの、ライブでこんだけキープ力あったら十二分にプロレベルでは。
ギターボーカルも初心者という設定だが、手の動きと全くリンクしないフリーなリズムで感情こもった台詞を入れたりするのはむつかしいのでは。
露骨に役割分けてるくさい。奏者としてはプロだが役者としては入り込みが浅くて再現度が低い印象。
ライブ音源もスタジオの人にもう1テイク弾いてもらう金を惜しんで適当にでっち上げ、
水増しの8曲入りアルバムとして二千円以上の値をせしめるという商魂たくましい作品。
曲によってはサイドギターが潰れるほどベースの音量がデカイが、
これもベースのキャラの人気があるから「どの音がベース?」という人にもよく分かる仕様にしたっぽい。
ほとんど同じ進行の曲ばかりが集まったavexのポップスアルバムも中々の曲者だったが、それに匹敵するものを感じる作品。
DISC2の値打ちをコレクションとして割り切れる人向け。
それだけ売れたということはアニメファン以外の購買層からも支持されたと踏んだが、
内容としては一昔前のアニソンという感じで、特別に広く人を惹き付ける要素は無さそう。
調べたらやっぱりアニソン畑の人が曲を作ってるようだが、この機にその人たちの過去作を再評価しようとかの動きも無さそうなので、
曲よりも単純にキャラが今まで以上に受けたから売れたという解釈が正しいか。
曲作ってるほうも「今まで作った曲と今回売れた曲、出来にそんなに差があるか?」というやるせない気分なのかもしれない。
声優のレベルに合わせてスタジオミュージシャンが手加減して弾いた感じの、
今までもチャートの上位に来たけど一般層の反応が今ひとつで大ヒットに至らなかったようなキャラソンと大差ないように感じる。
そういう過去作をろくに聴いてないから何とも言えないけど。
このCDの状況だと、歌手はキャラ声を無視して朗々と歌うわけにはいかず、スタジオの人も高校生相応のレベルを意識する必要に迫られ全力を出せないので、
そもそも音楽的な良作にはなりにくいのかも。
となると後はアニメの設定にどこまで忠実かというのが評価基準として挙がってくるが、色々調べたらかなり聴いた印象と食い違って思えた。
ドラムはリズムが走るという設定になっているが、自分のレベルではどこで走ってるのか全く判らなかった。
試しにメトロノームで計ったら、さすがに人間のする事なのでBPMが前後に1くらいズレてはいるものの、ライブでこんだけキープ力あったら十二分にプロレベルでは。
ギターボーカルも初心者という設定だが、手の動きと全くリンクしないフリーなリズムで感情こもった台詞を入れたりするのはむつかしいのでは。
露骨に役割分けてるくさい。奏者としてはプロだが役者としては入り込みが浅くて再現度が低い印象。
ライブ音源もスタジオの人にもう1テイク弾いてもらう金を惜しんで適当にでっち上げ、
水増しの8曲入りアルバムとして二千円以上の値をせしめるという商魂たくましい作品。
曲によってはサイドギターが潰れるほどベースの音量がデカイが、
これもベースのキャラの人気があるから「どの音がベース?」という人にもよく分かる仕様にしたっぽい。
ほとんど同じ進行の曲ばかりが集まったavexのポップスアルバムも中々の曲者だったが、それに匹敵するものを感じる作品。
DISC2の値打ちをコレクションとして割り切れる人向け。
(★5個が満点。)