アルバム全曲レビュー * アーティスト名 : くりーちゃー・くりーちゃー。

Reviewer:20th. 483-485 名無しのエリー2009.02.06.

1.MABOROSHI ★★★☆
歪みを効かせて重たく妖艶に。
無機質な打ち込みを入れてより生々しさを強調するような仕上がりもex.MAD CAPSULE MARKETSの成せる技。
アルバムを象徴するような一曲。
2.Red ★★★★
誰が予想できたか、ex.LUNA SEAの真矢とL'Arc-en-Cielのtetsuによる、一昔前のキッズにはたまらないリズム隊。
まぁそんな前置きはなくても純粋にカッコイイ。前曲の怪しさはそのままにヘヴィで疾走感のある仕上がり。
3.星憑き ★★★☆
タイトル通り掴み所のないオカルトさを漂わせるも、サビではどこか懐かしいメロウさ。
知らず知らずに中毒になる。
4.パラダイス ★★★
アルバム中最もポップでここまでの淀んだ雰囲気が一気に晴れる。
ただポップに終わらず、ギターソロではMORRIEとともにDEAD ENDのメンバーだったYOUがテクニカルなソロを聞かせてくれる。
5.ゾーン ★★★
こちらもポップながらトリッキーさが強い。
tetsuの遊びもドラムの手数も多いので、リズム隊を聞くとラルク好きはニヤリとしそう。
6.天真爛漫 ★★☆
ドロドロしたバラード。正直けだるい。そして長い。もうちょっと起伏をつけて欲しかった。
7.千の闇夜に ★★★★
ストレートなビートを軸に、どこか懐かしい歌謡曲風の展開やら唐突なカオティックな展開やらがあって、一見普通の曲に見えて引き出しが多い。
特に後半は燃え上がる。アルバムの中に埋もれがちな感じだけど、聞き逃せない曲。
8.風の塔 ★★★★
tetsu作曲ということもあり、お得意の美メロなバラード。
やっぱり綺麗な曲を作らせたら上手いもので、アルバムに良い山を作ってくれる。
9.COSMOS BLACKNESS ★★★
歌詞は全編英語で、今までと違ってコードを響かせるよりも、パワーコードで押してくる。
所謂キラーチューン的な曲で、急に英詞になると違和感は拭えないのでもう少し先に入れておけば良かったような。
10.LIGHTS ★★☆
これもほとんど英語だけど、曲は今まで通りの雰囲気。
フックがない。正確に言えばない訳ではないけど、この曲を聞くまでには他の曲で耳が慣れてしまって新鮮味がない。
11.春の機械 ★★★
最後はMORRIEのオカルト色全開のバラード。悪くはないけど、前曲まででだれてるからもっと仰々しい方が締まりが良い。
総評.★★★☆
DEAD ENDのボーカルにして、アンダーグラウンドのカリスマMORRIEのソロプロジェクト。
ギターにex.MAD CAPSULE MARKETSのMinoru、ベースにラルクのtetsuを基準とした流動的なメンバー構成で、
DEAD ENDのメンバー全員、凄腕のスタジオミュージシャンからプログレ系まで知名度も技術も申し分ない人達の手がける濃厚な世界を味わえる。
気になったのは曲順に難があること。前半は凄まじいスタートダッシュなのにだんだん失速してゆく。
特にラスト3曲は他に散らすべき。曲がカッコイイのに印象に残らないのはもったいない。
MORRIEの持つ怪しさがアルバムの全体的な雰囲気としてあるので、そこで好みがハッキリ別れるとは思うけど、
割とキャッチーだから聞きやすいと思う。
(★:2点,☆:1点の計10点満点。)