Reviewer:5th. 652 名無しのエリー2003.10.05.
1.BORDER ★★★★
暗めの曲。サビが秀悦。だけど、好き嫌いが分かれる曲だと思われ。個人的には好き。
2.リフレイン ★★★
1stシングル。どちらかというと暗めの失恋ソング。単品で聞いた時は良かったんだけど、BORDERの後だと影が薄い…みたいなかんじ。
3.クローバー ★★☆
3rdシングル。でもって、インディーズ曲(アレンジ違い)ドラマ主題歌のタイアップがあった曲。
ほんわかしてるけど、それだけってかんじだった。いい意味でも悪い意味でも「気が抜ける」曲。
4.流れ星 ★★★
アップテンポ。歌詞の意味がよくわからない。でも、聞きやすい曲。
5.エアロビクス☆ガール ★★
お遊び。
6.1999.12.24 ★★★☆
Aメロは好き嫌いが分かれるかも。終わりの方の、半音ずつ上がってくサビがなんともいえない。切ない。でもアップテンポ。
8.赤いマフラーの女 ★☆
盛り上がりはない。ずーっと同じような曲調の曲。イナズマのあとだからってのもある…かも。
9.様々サマー ★★★☆
歌詞は繰り返し(7行しかない)題名のイメージとは違い、凄く切ない。
けど、サビの歌い方が上手いとき・下手なときのバラツキというか…それが気になった。
10.Butterfly ★★★★
インディーズ曲。歌い直してます。正にCUNEの王道。
11.おやすみ ★★
アコースティック。語り弾きみたいなかんじで、少し眠くなる(w
12.SAMURAI DRIVE(cosmic ver.)
評価無し。入れた意味はなんとなくわかるけど、ハッキリ言って入れなくてもいい。
総評.★★★☆
02.リフレインは、単品なら本当にいいと思う。だけど、01.BORDERが濃すぎたかんじ。
03.クローバーはインディーズ曲の方が好みだった。10.Butterflyに関してもほぼ同じ。11.おやすみで終わりにしときゃもっと良かったのに…。
曲は基本的に短いです(サムライ以外)。全体的にVO.が高音で、曲調は切ないかんじ。
アップテンポだろうとなんだろうと、とにかく切ないトコロがやってきます。
…てか、インディーズ曲(Butterfly・サムライ)カプ曲(流れ星・様々サマー)加えてクローバーも一応インディーズで、アルバムからの新曲は5曲しかないって…。
2ndはさすがにそれはないと思うけどさ。
(★:2点,☆:1点の計10点満点。tr.12は星評価なし。)
Reviewer:19th. 279-283 名無しのエリー2008.08.23.
1.Border ★★★★☆
アルバムの幕開けにしては、ヘビーで妙にスケールの大きいロックが流れてきて意表をつかれた気分になる一曲目。
張り詰めた空気の中、超高音で歌い上げるメロディーは聴きやすいだけではなく緊張感もあり良い感じ。
メロディーを引き立てる為の自己主張をしすぎていない演奏は、いかにも日本のポップ、ロックバンドといった趣。
なかなか佳曲だけど、これに乗る歌詞の内容は要約したら"君と海へ行く"ってだけ。まぁなんとももったいないというかなんというか。
2.リフレイン ★★★★
CUNEのメジャーデビューシングルがこの曲で、疾走感溢れる歌謡ロックナンバー。
日本人の琴線に絶妙に触れてくる切なさ全開でメロディアスな曲調や、ドラマティックな構成には問答無用で心を奪われてしまう。
失恋した人にとっては歌詞も含めてまさに必殺の一曲じゃないかと。
3.クローバー ★★★★★
CUNEの楽曲コンセプトである"胸キュンな曲"というものが、アルバム内で一番色濃く出ているのがこの曲かな。
ドラマ「おとうさん」の主題歌だったので耳にした人も多いと思う。
男性ヴォーカルとしてはかなり高い音域を歌うヴォーカルと、聴いてて赤面してしまうような青臭い恋愛の歌詞、
そして何よりとびっきり甘酸っぱくセンチなメロディー。これら全てが噛み合っているので胸キュンしないはずがない。
いかにも売れ線のバラードだけど、ここまで王道を突っ走っていたらもう何も言うまい。
J-POPの教科書というのがあったなら、お手本として掲載して良いような一曲。
4.流れ星 ★★☆
スピッツとかミスチルが歌ってもおかしくないようなアコースティックなポップナンバー。
軽快で躍動感溢れるメロとか広がりを持ったサビとか、やっぱりこのバンドはメロディー作るの上手いなー。
あんまり癖とかインパクトは強くなく、あくまでアルバム曲としてサラッと耳に流れてくる。
ここまでずっと内容の濃い曲が連続していたので、こういうアルバム曲らしい曲が来ると安心する。
5.エアロビクスガール ☆
パンキッシュなサビと、テンポダウンして気だるげに歌うメロのギャップに思わず脱力してしまう実験作?
1分強で終わるお遊び曲として扱って問題ないと思う。
んー…単純にメロディーの作りこみが浅いかな。聴いてて退屈。
サビと思われる部分はノリが良くてライヴでも盛り上がりそうだけど、メロはキャッチーじゃないしやけにローテンションなんでライヴ向けといったわけでもなさそう。
「じゃあ何なんだよ」なんて聴かないで下さい。自分も知りたいから。
6.1999.12.24 ★★
タイトルの通りクリスマスソングだと思って期待したら大間違い。
クリスマスソングはクリスマスソングでも、クリスマス万歳!!!なJ-POP界では珍しい"アンチ"クリスマスソング。
そのせいか、Bメロ、サビに比べAメロは投げやりでぶっきらぼうな歌唱やメロディーになっている。
「TVとみかんをかじる 僕はひとりだ」「友達に言ったのさ "俺は日本人だから"」なんていった歌詞だから、
曲調は明るいけど間違っても恋人と一緒の時に聴いちゃいけません。
7.イナズマ ★★★
ここで目の覚めるようなハイテンションポップロックナンバーの登場。
イナズマが走ったようなギターと浪々と歌い上げるヴォーカルから始まり、最初から最後まで全力で駆け抜けていく。
こんな疾走感溢れるナンバーの中でも、彼ららしいフックの強い歌心溢れるメロディーは健在。
細かな転調を何度もしているので、集中力が途切れずに一気に聴けてしまう。
ちょっと地味なアルバム曲が続いていたので、アルバム内の良いカンフル剤になっている。
8.赤いマフラーの女 ★☆
ギターのアルペジオが主軸で透明感のある曲調のミディアムテンポの一曲。
曲自体は微妙なレベルのアルバム曲といった所。けどここで言いたい事はとにかく歌詞。とにかくシュール。
女が突然吹っ切れて仕事を辞め、恋人のために世界一長い赤いマフラーを編む。
その恋人もなぜか吹っ切れて彼女から去り、昔のよしみで世界一強いレスラーを目指す。
何のことだろうかわからないだろうけど、自分も分からん。
もしかして物凄い崇高な隠喩か何かなのか、それとも自分みたいな凡人には理解できない詩的な表現なのか。
どこかスピッツの超現実的な歌詞にも通じるものも…。CUNEの秘められた可能性が感じられる曲。いや、そうでもないか。
9.様々サマー ★★★☆
こんなあからさまにふざけたタイトルからは想像もつかないくらい真面目に作られたバラード。
アルバム曲ではあるけれどこれがなかなか良く出来ていて、
透明感のあるギターと歪ませたギターを効果的に使ったスケールのでかいアレンジで、この美メロの魅力を更に引き出す事に成功している。
ふっと夕暮れ時や夜中に聞いたりしたら涙ぐんでしまうかもしれない。
10.Butterfly ★★★★☆
このアルバムのクライマックス、未来に進む痛みを高らかに歌い上げる珠玉のロッカバラード。
もともと切ないメロディーを得意としているバンドだからか、こういうベタに切なさを演出するロッカバラードが良く合っている。
特にCメロの必死に空に向かって舞い上がろうするかのように上昇していくメロディーは、高揚感に溢れていてこのアルバム内でもっとも感動的な一瞬だろう。
11.おやすみ ★☆
いかにもアルバムの末尾を飾るナンバーといった感じの3拍子のスローバラード。
子守唄のような優しいメロディーとふわふわとしたドリーミーな演奏で、ぼーっと聴いてると思わず眠ってしまいそうになる。
良いけどまぁ単体で聴くものではないね。アルバムとしてはここで完結する。
12.Samurai Drive(Cosmic Version) ★★
ご存知hitomiがカバーして大ヒットした事で知られる疾走ナンバー。多分ボーナストラック的な意味合いの一曲。
ここでは浮遊感溢れるイントロから、メロで一気に弾けるように展開されるアレンジになっている。
まぁ悪くはないけど、原曲の持っている破天荒な魅力みたいなのが漂白されちゃっている。洗練されているぶん聴いていてスリルがないかな。
総評.★★☆
インディーズ時代にhitomiがSamurai Driveをカバーした事で有名なギターポップバンド、CUNE。
よく様々なスレッドで何で売れなかったのか分からない、売れるタイミングを逃した等と色々書かれているので、興味が湧いて聴いてみた。
全体的にロック的要素の多いJ-POPの王道を行くような楽曲群で、聴いていて安心感が強いけどスリルはない。ベタといえばベタ。
確かに王道で特に個性的ではないけれど、彼らの強みである"胸キュン"で絶妙にツボを抑えてくれる切ないメロディーは良く出来ていて、
そんな余計な考えを吹き飛ばしてくれるくらい魅力的。01、02、03、09、10なんかはそんな彼らの魅力が十分に収められている。
本当に何で売れなかったんだろう…。実質上解散なのが惜しまれる。
ただ、全体を通して聴いてみると曲の出来、もっと言えばアルバム曲とシングル曲とのレベルの違いが大きすぎる。
中盤以降はアルバム曲だらけなので、一部の曲を除いて集中力が途切れてしまう。
これでアルバム曲も粒がそろっていたら、かなりの傑作ポップロックアルバムになっていただろうに…凄く残念。
なんにせよ、前述の5曲なんかはかなり出来が良いしさらっと全体を聞いた感じだと耳当たりも良いので、まぁ悪くないポップロックアルバム。
J-POP好き、メジャーなギターポップ好きな人は機会があったら聴いてみてください。
(★:2点,☆:1点の計10点満点。)