アルバム全曲レビュー * アーティスト名 : でぃー・ごーいち。

Reviewer:16th. 364-366 名無しのエリー2008.01.15.

1.TOP OF THE SUMMER ★★★★★
メジャーデビュー曲。軽快なベースラインと透き通るボーカル、コーラスが心地よい。
青臭い歌詞と明るい曲調は正に真夏の海辺を感じさせる。
間奏とアウトロのサックスソロが秀逸。
2.Dreamin'on ★★★★☆
シングル曲にしては地味な気もするが、秋から初冬にぴったしのミディアムナンバー。
こちらは哀愁のある渋いギターが良い仕事してる。
3.NO MORE CRY(SMILE POWER MIX) ★★★
彼らの3枚目のシングルにして一番売れたヒット曲。
前曲の路線と打って変わって、バックが生の演奏ではなく全パート打ち込みによるポップな曲。
だがその分以前と比べてメロディーが少し単調気味でもある。
タイトルにSMILE POWER MIXとあるがシングルverとはほとんど変わってない気が・・・
4.風のメロディー ★★★☆
アコギの弾き語りから優しいバンドサウンドへ続く一曲。サビの雰囲気が後にリリースされたヒット曲のALWAYSと微妙に似てるような。
NO MORE CRYのようなタイプの曲が有名になってしまった彼らだが元々はこういった曲のほうが得意なのかもしれない。
5.MILLION NIGHTS ★★★★
ここにきてバラード。
歌い方が少々クドい気もするが、彼らのコンセプトを考えるとこれくらいクドいほうが似合うんだろうな。
演奏のアレンジはGOOD。
6.希望クラップ ★★☆
とことんポップでキャッチー。こういうのはライブで盛り上がりそうな曲。
ただ手拍子がしつこいと感じるかもしれない。
7.コーノトリ ★★★
三味線の音が印象的なノリノリのナンバー。沖縄人じゃないとわからないようなネタを歌詞に入れてくるのはどうかと思うが・・
Bメロの掛け合いが面白い。
8.BELIEVER ★★★
キャッチーで爽やかなサビのアップテンポな一曲。曲の雰囲気は03.に近いかと。
9.Another DAY ★☆
1.のカップリング曲で唯一このアルバムに収録されたカップリング曲なのだが、んー・・・何故この曲が選ばれたのだろうか。
特にリミックスや再録されているという訳でもないし似たような曲が続くので収録しなくてもよかったのでは?
10.HARMONY ★★
どうも全体的に盛り上がりに欠ける。メロディにあまり大きな変化が無いのでサビが分かりづらい。
ただ、波や鳥の鳴き声がところどころ入ってるのは沖縄出身の彼ららしいのかな。
11.LET's TRY(STREET BAND VERSION) ★★★★
彼らのインディーズ時代の代表曲の再録。STREET BAND VERSIONとあるように全パート生演奏でバンドサウンドが強くなっている。
軽快なコーラスに加え、開放感のあるキャッチーなサビが心地いいアップテンポな一曲。
総評.★★★
二人組み男性デュオ、D-51のメジャー1stアルバム。
聴く前はCHEMISTRYのような雰囲気をイメージしていたのだが実際聴いてみると、彼らよりも若い・・・というか青臭いポップな曲揃いだった。
もっとも、それがD-51の個性なのかもしれんが。
曲順に関しては、シングル曲をいきなり全て最初に持ってきたのは正直どうかと思った。そのせいか後半のほうになるとちょっとだれるのが残念。
しかし曲単位で見ればポップでキャッチーな曲揃いなので、こういうのが好きな人なら聴いても損は無いだろう。
(★:2点,☆:1点の計10点満点。)

Reviewer:22nd. 168-172 名無しのエリー2009.09.01.

1.Daisy
導入の短いアカペラ曲。試聴で全体が聴ける。
2.The life is dramatic ★★★
これも導入っぽいアップテンポな曲。間奏のピアノの音などで賑やかな感じ。
D-51の励まし系の曲は歌詞が多少気恥ずかしい感じもする。
あまり売れていないせいか、自分が主役であると主張せねばならないほどのワキ役感を感じているのか?と楽しい曲調なのに穿った考えが浮かんでしまった。
3.ロード ★★★★
Vlidge提供によるシングル曲。これもまた導入ぽい感じの映画音楽的イントロで始まり、その後、普通っぽいイントロに繋がる。
80年代調。普通の声でなくボーカルに全体的に多少効果をかけている感じ。マイウェイ的世界観な内容。
明るいがしみじみしている。
4.マノン ★★★
失恋の歌で、励まし系や人生を考えているような歌よりも歌詞が聴きやすく感じた。
失恋でも、とことん暗いのではなく、恋愛映画を見ているだけ、といった雰囲気の曲。
間奏が声を楽器のように使っている、というより呪文を唱えているような感じで、
本作の中ではこれだけがアレンジで妙なムードを醸してアルバムの中でアクセントになっている感。
5.and i love you ★★★☆
次は上手くいっている恋愛を描いている歌。ピアノの音でしみじみと始まり明るい祝福的な感じに移っていく。
曲調がこのアルバムの中の平均値的な感じがするというか、
1stアルバムに楽園的ムードの曲がいくつかあったのと違って都会で普通っぽく暮らしている人の生活という印象。
6.ひとりじゃない ★★★★
ミドルテンポテンポだが、しみじみしている。歌詞の部分ではこの歌が本作を代表しているように思える。
都会で住みづらく感じ、満員電車に乗るのが好きでなく、自分を脇役のように感じてしまうといった内容が本アルバムでは繰り返されるのだが、
この歌ではそうした哀感を表現した後、周囲の人々に支えられていること歌っている。
自分の実際を描いているのか?と思わせるが、もしそうなら直球すぎて気恥ずかしくはならないのだろうか、と余計なお世話の心配をしてしまった。
やはりこれも、しみじみはしても暗いムードにはならない。
7.Love ★★★
ここで小休止という感じでバラード調の曲が入る。
街の雑踏の音で始まり、楽器はピアノを特に目立たせるようにしてあり、都会的な夜のラウンジで歌われたら似合いそうである。
やや、くどい感じの歌唱がこの曲に合っている。本作中、いちばん大人っぽい曲。
8.Another sky ★★★★
失恋の歌その2。
やはり暗くはならず、メロディーは、あきらめた後の寂しいけれども穏やかな感じを表しているように思える。
カタ、カタ、という音が拍子をとっておりリズミカルで、失恋以外の歌詞でも合いそうな曲調。終盤にものすごく高い声で歌う部分がある。
9.Play on! ★★★
アップテンポで乾いた感じのメロディーが元気な調子で歌われる。手拍子その他で賑やか。
やや字余り気味の歌詞。嫉妬や自己嫌悪という言葉を出しながらも前向きで明るい。
しかし本作には誰かを羨ましがっているという歌詞がたびたび登場するため、具体的に誰のことが特に羨ましいのかと訊いてみたくなってしまう。
10.Travelers Of Life ★★★★★
Vlidge提供による最新シングルでカルピスのCMソング。
Vlidgeぽいと言われたデビュー曲に似ている曲をVlidgeが書いている……。いわゆるパクリ曲的似方ではないのに似ている。
似てはいてもデビュー曲と較べると、楽園的なものから一般人の世界へとシフトした印象。
たぶん本作中でいちばん良曲でパっとした曲。賑やかに盛り上がった後、さらに盛り上がったアカペラで終わる。
11.ファイト ★★★
賑やかな曲が続いた後、急に地味なイントロ。
自分自身を励ましている感じの歌。がんがん励ますのではなく、やや抑え気味に歌われる。
歌部分はギター主体のアレンジで、最初の間奏に弦楽の穏やかな音が入る。
間奏その2でギターソロ。自己紹介のような部分あり、誰かへの羨望とか満員電車嫌いとかいったモチーフの再度登場もあり。それでも明るいムード。
12.奇跡は出会いまたそれへ ★★★
静かできれいな音のイントロから、ややぼそぼそ気味の歌唱に繋いだ後、緩やかに盛り上がっていく曲。
05同様、上手くいっている恋愛の歌だが、05の明るさに較べ、こちらはしっとりした感じ。
13.LOVE SONG ★★★★
チャゲアスのカバー。かわいいオルゴールのような音や、楽器ではないものを叩くような音などが入る。
ハモリの入れ方の分量を曲の部分部分で微妙に変えていったり、本作中で最も複雑な音が聴ける印象。
抑え気味に歌う部分が多くて物柔らかな曲。
14.東京 ★★★
Do As Infinityのギタリストが参加。意気込んだ歌唱と、なんとなくオバマ氏を連想するような歌詞。
都会に住むことの厳しさが何度も登場する本作だが、この曲では特に直球で歌われている。仮想敵・東京に対し気炎を上げているといった印象。
しかし別に東京が嫌いというわけではなく、悩みや不満といったものの喩えとして表現しているのかもしれない。
総評.★★★★
D-51の4th。
今までのアルバムにはあったおちゃらけた曲が無くなり、全体的にまとまりがあって、誰かがいるときでも流してかけやすいかもという印象。
1st等の楽園的ムードが無くなり、都会で悩みがありながらも明るく暮らしているといった世界観になっている。
又、今まではラッパーやバックボーカル男女が登場することがあったが、いなくなったか目立たなくなっている。
歌詞で悩みが描かれても、とことん暗い曲というのは無く、全体的に明るいムードである。
(★:2点,☆:1点の計10点満点。tr.1は星評価なし。)