アルバム全曲レビュー * アーティスト名 : どりーむず・かむ・とぅるー。

Reviewer:9th. 168-170 名無しのエリー2004.12.27.

1.DIAMOND 15 THEME
恒例のオープニング。英詩。
前作の名曲「カノン」のフレーズを後ろで挿入。前作からなにかしら繋げるというこれまた恒例の手法
2.朝日の洗礼 ★★★★☆
イントロ聞いただけでわかってしまう、「決戦は金曜日」へのアンサーソング。かなり気合が入っている。
歌詞が少し弱い(痛い?)が、あの曲のアンサーというだけあって70年代ソウルフレイバー。
全盛期の勢いを彷彿とさせつつ、完成度も高い1曲。作曲クレジットは「もちろん中村正人」。
3.マスカラまつげ ★★★★
ちっとも売れなかったシングル曲だが、いかにもドリカムらしい失恋がテーマの曲。
韻を語尾ではなくサビの頭で踏ませるという結構深い詩。タイトルが微妙だが、佳作。
4.どうぞよろしく ★★★★★
吉田が旦那に書いたかのような吉田美和節炸裂のラブソング。
ビートは激しくR&B寄りだが、少しひねった詩・メロディともまさにドリカムで、3人末期の音に馴染めなかった人でも難なく聞ける。個人的には傑作。
5.ラヴレター ★★★
これまたいまいち売れなかったシングル。ちょっとアルバムの流れを止めてしまうクセモノ。
シングルかつお得意のミディアムバラードにしては弱い感じも否めない。可もなく不可もないドリカム。
6.今も ★★★★
ストリングス主体のバラード。歌詞も短いが、吉田美和の詩・曲・歌唱力ともに本領が発揮された1曲。
7.MUSIC TRANFERS ★★★☆
中村作曲の「音楽が好き!」的なナンバー。サックスを用い、途中から入るビートはけっこう激しい。
アルバム中1曲はあってほしいいい意味でのひねくれもの。
8.OLA! VITORIA! ★★★
サッカーのタイアップがついたが、本当に売れなかった1曲。確かに異色を放ったユーロビート色まで兼ね備えたナンバーで、
単発で聞くと違和感が拭えない(くせに頭を離れない)が、意外にアルバムの流れ的にはしっくりくる。ライブでは盛り上がりそう。
9.イノセント ★★★★
エレキで入るイントロが未だかつてない斬新な1曲。エレキとストリングスの絡みがカッコいい。
もう少し長くてもいいような気がするが、すごくクールな1曲。
10.HOLIDAY ~much more than perfect!~ ★★★★★
tr8のカップリングとして既出だが、夏の休日を描いたちょっとタルい1曲。
最近のドリカムには珍しい4分半超え、かつ英詩がまざり、かつAメロ→Bメロ→サビ‥Cメロ→サビという一般的な構成、という珍しい1曲。
しかし完成度は非常に高く、飽きも来ない。こっちを押し出せばもう少し売れたような。
11.ヒの字 ★★★★☆
吉田作詞・作曲の切ない系ナンバー。ふざけたタイトルだが、詩を読んでみるとなるほど、と思わせる。
決してシングルにはならないが、アルバムの中では確実に存在感を放つ佳曲。
12.やさしいキスをして ★★★★
2年半ぶりの日本語曲となった大ヒット曲。
ドラマ「砂の器」のテーマだけあって、一筋縄ではいかないラブバラードだが、曲としての完成度はさすがの貫禄を感じる。
ただどの曲にもいえるが、短い。この曲は短いから味があるともいえるが。
13.高く上がれ! ★★★☆
花火がテーマの曲。サビでは中村のコーラスが際立っており、初期の初々しさすら感じるゆったりとしたナンバー。
メロディもいいが、最後の終わり方が個人的には気に食わない。
14.はじまりのla ★★★★★
「砂の器」の挿入歌になる予定だったが間に合わず、「マスカラ~」と両A面で出されたミディアムバラード。
アルバムを締めくくるにふさわしい壮大なナンバー。吉田、やっぱりうまい。個人的には、今年のシングル曲の中ではこれが一番だと思う。
15.初雪~ENDING THEME~ ★★★
最後の最後はなぜかほのぼのした冬の歌。エンディングというだけあって、2分程度。
15周年、15曲ということでどうしても15にしたかったのだろうが、個人的には「はじまりのla」で終わってもよかったと思う。おまけとしてどうぞ。
総評.★★★★★
15周年、15曲という気合の入った1作。
前作まで(東芝時代)はチャレンジ的要素が作品を通して感じられたが、今回はその精神を継承しながらも見事に原点回帰を果たしている。
韻にこだわっていた前作と比べて吉田の詩にも味があり、中村のコーラスが復活したことで、初期の雰囲気も随所に感じられる。
一曲一曲が短く、15曲もありながらわずか50分強で終わってしまうのだが、繰り返してもあまり飽きはこない。
これといった捨て曲もなく、長年のファンはもちろん、新規のファンも、また全盛期を好んで聞いていた人に聞かせても好まれるよい作品だと思う。
年始にはツアーも始まるが、ドリカムの醍醐味はライブにあるので機会があったら是非見てほしい。
(★:2点,☆:1点の計10点満点。tr.1は星評価なし。)

Reviewer:16th. 199-201 名無しのエリー2007.12.12.

1.a little prayer
ドリカムの一曲目はアルバムテーマ曲。インストか小曲。3rd以降ずっとこの形式。
また、ドリカムは前のアルバムから必ず何らかのモチーフを引き継いでいる。
今作は「何度でも」のイントロのメロディをコーラスで使っている。
2.ア・イ・シ・テ・ルのサイン ~わたしたちの未来予想図~ ★★★☆
シングル曲。未来予想図の続編。完結編などではなく、この曲の主人公達は“まだ未来予想図を描いている”のだという。
オーソドックスなバラード。シングル盤よりアウトロが長い。
3.大阪LOVER - ALBUM EDITION - ★★★☆
シングル曲。演歌&中華系のアレンジが楽しい。
大阪人の恋人を持つ東京在住の女の子の視点という切り口が面白い。
4.アピール ★
一番どってことない曲。詩もメロディもありきたり。
3曲続けて吉田美和作曲で、近年の彼女のクセが出ていて正直Aメロの時点で飽きた。
ここらへんに鼻歌作曲法の限界を感じる。
5.さよなら59ers! - ALBUM VERSION - ★★★★
変な曲。世間的にはすっかり大御所のドリカムだが、個人的にドリカムは変なバンドだ。
世界的ギタリストアル・ディ・メオラが参加しており、超絶速弾きが堪能できる。
そのギターに負けじと吉田美和の高速シンギングも楽しめる、ラテン色の強い曲。ちなみに59とは号泣の意。
6.CARNAVAL ~すべての戦う人たちへ~ ★★★
続けてラテン・サルサ調の曲。今ドリカムはラテンがブーム。
チャッチャッチャチャチャというダサい掛け声に慣れてしまえば楽しんで聴ける。
7.NOCTURNE 001 ★★★★☆
かすれ気味のボーカルがたまらない一曲。ドラム・ベースラインのアレンジが秀逸。
途中でテンポが倍になる。
8.きみにしか聞こえない ★★★★
シングル曲。LOVE LOVE LOVE・やさしいキスをして、と同じような構成の曲。
だんだんと重なるコーラスワークが美しい。後半のフェイクは圧巻。
9.今日だけは - ALBUM VERSION - ★★★
いい意味で空気曲。これでもシングル曲。
よく聴くとアレンジが凝ってる気もする。詩のテーマは「姉妹」
10.UNPRETTY DAY! ★★★
泥臭いファンク。ゆとりだったら飛ばしそうな曲。
間奏の英語のコーラスの最低音部も吉田美和らしいのだが信じられないくらい低い。ダースベイダーくらい。
11.またね - ALBUM VERSION - ★★★★
「ONE PIECE エピソード オブ チョッパー プラス 冬に咲く、奇跡の桜」の主題歌。
アニメ主題歌のお手本のような曲。参考にしてくださいね。
2月にシングルカットされるが、
「またね featuring ルフィ、ナミ、ゾロ、ウソップ、サンジ、チョッパー、ロビン、フランキー、ヒルルク、くれは」って何?
12.もしも雪なら ★★★★☆
シングル曲。この曲がアルバム製作のスタートとなった。冬、しかもクリスマス前の発売にこだわったのもこの曲を収録するからである。
「大人のほうが恋は切ない」という必殺フレーズに喪女はやられた(推測)。
13.AND I LOVE YOU
“ドリカム・吉田美和、夫に捧ぐ112秒…悲しみを心細さを1曲に込めて”
Yahoo!ニュースのタイトル添付。つまりはそういう曲。
総評.★★★★
ごめんなさい。途中からやっつけ・・・というか半分ネタにしてしまいました。大学卒業したいです。
前作THE LOVE ROCKS、前々作DIAMOND15が共にキャリア最高傑作レベルだっただけに、今作は完成度の低さは否めない。
諸々の事情で製作に遅れが生じ、最後の曲から推測できるように、当初の予定とは違った内容であるかもしれない。
ワンダーランドという国立競技場、ドームを含む44万人動員のライヴと準備・本番と並行しての製作も難を極めたことだろう。
これという一曲がないのが残念。
個人的感想や感情論をなるべく入れずに紹介程度で書きました。
(★:2点,☆:1点の計10点満点。tr.1,13は星評価なし。)