アルバム全曲レビュー * アーティスト名 : どあ。

Reviewer:17th. 139-141 名無しのエリー2008.02.29.

1.心のリズム飛び散るバタフライ ★★★★★
8thシングル。シングルとしては初めて徳永がメインボーカルを務めている。
流れるようなメロディーライン、恋愛の不安を内省的に綴った歌詞は自然と心に入り込んで有線でロングヒットしたのがうなずける。特に女性が好みそう。
徳永のボーカルはスウィートな福山雅治というか、線の細い織田哲郎というか。
微妙に震えるボーカルを「下手」ととるか、「繊細」ととるかで評価は変わると思う。
2.地球の中で二人っきり ★★★
アルバムに先駆けてテレビ番組のテーマソングになった曲。ボーカルは引き続き徳永。
予告編のCM映えするようなサビは、そこだけ別の歌みたいで違和感がある。
3.RUNAWAY ★★★
メインボーカルは吉本。彼らのお得意とするウエストコーストロックを基調としたミディアム。
サビのファルセットで統一したコーラスワークが印象的。
徳永による詞は重々しく聴こえるが、楽曲製作中の逃げ出したい気持ちを歌っている。
4.Keep Rollin' ★★★☆
これもボーカルは吉本。
歳を取っても頑張り続けようぜ、という大田の歌詞をハンドクラップと賑やかなコーラスと共に歌い上げている。
5.ゼロの気持ち ★★★
7thシングル。従来の流れを汲む攻撃的なロックナンバー。
収録曲中アレンジが最も派手で、シングルで聴いた時はそれをくどく感じた(特にサビ)が、
この流れで聴くと詰め込み気味の歌詞が生み出すスピード感をカッコよく思える。
6.嘘 ★★★★★
再びボーカルは徳永。左右から鳴り続けるアコギと次第に激しくなるピアノの音、
絡み合うコーラスが作り出す幻想的な世界はニューミュージック黎明期の空気が漂い、懐かしくもあり新鮮でもある。(・∀・)イイヨイイヨー
7.はるかぜ ★★★
9thシングル。「心のリズム~」のロングヒットを受けてアレンジを派手に、サビで盛り上げてドラマティックに仕上げた曲。
ヒットを意識し過ぎて分かりやすくした分、飽きるのが早い。徳永の震えまくるボーカルもここでは少々あざとく聴こえる。
8.SALMON JUMP ★★★
1番はかきならされるギターを、2番はベースのうねりとリズムを楽しめる。
バラードが続いた後で聴く大田の突き抜ける高音のボーカルは気持ち良い。
9.アツイウチニウテ ★★★
ライブで盛り上がりそうな吉本メインの軽快なロック。
徳永と大田の共作による歌詞は、パッとしない人生を会議の専門用語になぞらえている。
10.ROUTE 26 ★★★★
唯一の吉本作詞曲。タイトルは大阪と和歌山を結ぶ国道で、歌詞のところどころに大阪弁が。
カントリー調のサウンドと相まってほのぼのとした歌を聴かせてくれる。
11.cactus(Interlude) ★★★★★
ギターのアルペジオに乗せて、コーラスだけで展開される40秒程度のインスト。
3人のハモりの美しさを堪能できる。もっと聴きたい。
12.One Love ★★★★
8thシングルのc/wで大田ボーカルその2。直球ど真ん中のラブソング。
歌詞は男性こそ共感できる要素が多々あり、彼女のためにカラオケで歌いたくなるかも。
終わり方からして、個人的にはここでアルバムを〆ても良いと思った。
13.自由形 ~フリースタイル~ ★★★
最後にもうひと騒ぎしましょうと、吉本ボーカルでファンキーナンバー。
「フリースタイル」と「うるさい」をかけた歌詞が面白い。
総評.★★★★☆
レーシングドライバーの吉本大樹(d)、元BAADの大田紳一郎(o)、メロディーメーカー徳永暁人(a)の3人による
doaの、タイトルどおり3枚目のオリジナルアルバム。
oaで回ったキャンペーンの影響か、アコギ2本とコーラスがあれば成立しそうな楽曲群はメロディがしっかりしていて、最後まで飽きずに聴き通せる。
46分という演奏時間もちょうど良い。
徳永ボーカルを増やしたことで、吉本が多数を占めていた従来作よりもメリハリの効いた内容になった。
Beingという先入観があるからなのか、最高位30位、1万枚しか売れなかったのはもったいない。
こういうの好き、聴きたいという人はもっといると思うのだけれども……。
(★:2点,☆:1点の計10点満点。)