アルバム全曲レビュー * アーティスト名 : どーず。

Reviewer:13th. 930-932 名無しのエリー2007.01.14.

1.ウォークマン ★★★☆
アップテンポのポップチューン。アルバム一曲目としてはいい出だし。
2.明日は来るのか ★★★★☆
デビューシングル。
イントロの重いギター・前半にためてサビで爆発する構成で、評判が良いが割と異色な気も。
これで知った人が他の曲聴いてイメージと違う、って言ってるのをよく聞く。
Bメロの「やれやれやれやれやれ…やれ!」が好きw
3.田舎のライダー ★★★☆
これも結構イントロ重い感じ。ギターの音にシンバルがかぶさり1.2.3.4の掛け声でエンジン始動みたいな。
盛り上がりどころが後半にならないと出てこないのだが、短い曲なのでダレる感じもあまりしない。
サビの「行けライダー」の歌声が非常に良い。
4.愛が見えた ★★★
ボーカルの声質と曲調が合ってない気がする。短い曲。
この曲に限らないがカタツムリを「マイマイ」と言ったり、言葉のチョイスセンスが古臭さとカッコよさの微妙なライン上にあるので、
そこをダサいと思うかどうかでも評価変わるんじゃないだろか。
5.赤いサンデー(ALBUM MIX) ★★
2ndシングル。確かかなり古い曲らしい。
自分としては★5つ付けたいのだが、
最初に聞いたときAメロの浮遊感(というかドラムの単調さ)にダレダレできちんと聞かなかったことを思い出して減らしてみた。
物凄いスルメ曲で、聞けば聞くほど好きになっていくと思う。オムニア色がいまだによく分からん。
アウトロの終わり方がちょっとダルい。次の曲へつなぐため?
6.ダンス・イン・ザ・ムーンライト ★
アルバム中、唯一5分を超える曲。ミドルテンポ。正直ダレた。
7.ロストワールド ★★
カッティングから始まる。早い。ギターソロもあるのだが短くて印象は薄い。
8.地下鉄曲 ★
暗い。テクノっぽい音を入れればもっと良くなりそうな気がしたけど、ライブで再現できなくなるな。
あんまボーカルいじらない方がこのバンドには合うと思う。でもこの曲はボーカルいじらないと雰囲気出ない。
9.君は僕の好み ★☆
歌謡曲みたいな感じ。まったりしすぎていて前曲と流れが合ってない。
いま気付いたけどタイトルわりと直球だなw
10.都会のスキル ★★★
09から緩い流れを引き継いでいるがこちらのがメリハリ効いてる。地味というか物悲しい、でも温かい感じ。
ちなみに03とはタイトルで対比になってるっぽいが、曲自体は全く別物。
ラストが中途半端で、えっ終わり?と思ってしまう。
11.雨の日曜日 ☆
最後なのに印象薄い…。ありがちなサウンド、ポップすぎるサビでピンとこない。
総評.★★★
DOES初のフルアルバムにしてメジャー1stアルバム。
少々盛り上がりに欠ける。前半にノリが良い曲が集まってしまい、後半にゆったり系が集まってるので最初ダレた。
重いサウンドを期待するとちょっと外れるが、割と正統的なギターロック。

(後述レス)
聞きすぎてあまり客観的な評価が出来てないかも…
自分は既にヲタを化してしまっているので一応はじめて聴いた時の感じを思い出した
(★:2点,☆:1点の計10点満点。)

Reviewer:21st. 496-499 名無しのエリー2009.06.28.

1.曇天 ★★★★
ひたすら疾走の、シンプルで単純明快なオープニング曲。
Aメロの途中くらいからベースがどんどん前のめりになって全体も加速してくるので最終的にどうなることかと思ったが、
サビ前にそこまでのエネルギーを大きく放るようなタメを作って仕切り直している。これは爽快。丁寧な演奏とは言い難いが、バンドらしい迫力がある。
空が垂れ込む、耳鳴りが尖る、弱虫をぶら下げる等、動詞の使い方が個性的な詞も面白い。
詞というより詩。
2.レインボウ・セブン ★
急にありがちな詞になる、パンキッシュなミドルテンポ曲。メロディもありがちで古臭く、アレンジも最近ではflumpool位しかしなさそうな古臭さ。
ボーカル兼任のギターとはいえ、おおよそパワーコードだけで押し切ってくるうえに、重ねて録ってるギターもベタなことしかしていないので退屈。
ベースもルート音に張り付き過ぎてるし、リズムの選択肢も無さすぎな気が。
3.ネバー・マインド ★★
再びテンポアップして、やはり古めかしい感じの短調の曲に。
相変わらずドラムが考えたリズムパターンに工夫無く乗っかっただけのようなベースが寂しい。
一体感があるというより、一体感しかないという否定的な見方をしたくなってしまう。
「勝手にしやがれ」とか男臭いことを歌う割にボーカルの声が意外とヘロヘロしてるのも何とも。
4.インディゴ ★★★
ちょっと演奏が荒い感じがうまく無骨な雰囲気につながってる感じの、ミッシェルとかa flood of circle系のマイナー調ロック。
詞ありきでそこからイメージを膨らませて曲を作っているのか、詞が印象的な曲のほうが全体の出来が良く感じる。
ベースは今までの流れ同様惰性で弾いてる感じだが、この曲にはそのルーズな感じが合ってる。
Bメロのドラムは裏をおさえるスネアのタイミングが遅すぎてリズムがいびつな感じだが、それも結果オーライか。
5.レイジー・ベイビー ★★★
新進気鋭の若手バンドにしては古臭い曲が多い印象の彼らだが、ここで確信犯の目を感じさせる曲が登場。
スマートなカッコよさを望む人にはウケそうもない、ダサダサな近藤真彦路線の曲。彼らはまだ80年代に生き、80年代で戦ってるのだろうか。
あまり凝ったアレンジでない事がかえって凝った結果というか、計算されているように思える。「心晴れるや~」あたりが特にマッチっぽい。
1周聴いた後の印象としては、彼らは別にレトロさを意識的に狙ってるバンドでもなさそうに思えたが、天然ならそれはそれでナイス。
6.陽はまた昇る ★★
似たような曲が多いので、もう数曲前の曲と区別がつかなくなってくる。古臭くてありがちなマイナー調のアップテンポ曲。
技術が高い人が特にいないせいか、体力勝負の曲がズラリ並んでる印象。音の厚みを稼ぐ為か、ほとんど同じプレイのギターが途中から重なってくる。
彼らは3ピースでギターはボーカル氏原の1本だけだが、彼はギター1本だけでやりくりする愉しみを見出すタイプではなさそう。
素直にもう一人ギターを迎えたほうが。
詞のほうでは本とかCDの帯で使えそうな印象的なフレーズもあるが、曲は微妙。
7.ワンダーデイズ ★★★
パンキッシュでポップなミドルテンポ曲。イエモン時代の吉井が書きそうなメロディを陽気なマーチングドラムが彩る。
バスドラ4つ打ちをしながら更にフロアタムを叩いてるのか、低音がドスドス鳴るサビのドラムが気持ち良い。
ここまでほとんど動きのなかったベースだが、この曲でオカズを入れてるのを初めて認識した。
8.デイ・サレンダー ★★
うん、もうわからん。入り方が違うとかで判別は出来るが、例えばBメロだけ聴かされてどの曲のBメロか問われたら分からん。
そんな古臭くてアッパーなマイナー曲。
メロディも似たり寄ったり。ほとんど攻めずにありがちなメロディだけでまとめようとするから尚更もたれるのかも。
彼らの曲はシングルしか知らなかったが、予想以上にインスタントな量産型。
ただ、この曲は今作中ではまだ3人での再現を強く意識してるっぽいところが救いか。
9.夏の散歩道 ★★
得意?のミドルテンポの昭和歌謡ロック。
詞の通り陽炎が揺らめくようなサビのギターが心地良い。やっぱりギターは常時2人いた方がいいかも。
非常にシンプルな4つ打ちバスドラのイントロは味があるのだが、Aメロのドラムは苦手なパターンに挑戦していびつに。
シンプルにこなしておいたほうがよかった気が。ベースもガチガチにルート8分弾きすぎるような。
1弦とかチューニングする必要ないなこの人。
10.太陽病 ★★
今作中ではテンポの落ち着いた、じっくり聴かせる感じの曲。
イントロの歌い方でふと思ったが、氏原の書くメロディのルーツはバックホーンかも。
太陽や雨、稲妻などの小道具を使うのが好きな氏原だが、印象としてはこの曲のような夏の太陽が最も得意か。
悪くない曲だが、歌い方がずっとおんなじなのでどうも頭の切り替えができない。
11.君の好きな歌 ★★★
シンプルに重ねたギターと非常にストレートな詞が胸にくる、後期ピロウズ風の曲。
ゆっくり淡々と進むが、バンドのさじ加減なのか天然なのか、テンポが速まったり戻ったりするのが気になる。
やはり遅い曲を正確なリズムで強弱つけて叩き分けるタイプのドラマーではないのかも。
ギターはいい感じだが、やはり2本入るの前提で曲作ってるように思えるし、今のメンバー編成では今後が不安な気が。
12.世界の果て ★★
初期アジカンといった感じのエモーショナルな曲。
今作中に多いアッパーな曲の中では相対的に良い方に入るが、特別演奏が上手い訳でも、実験的要素に富んでいる訳でもないので、
かなり能動的にいい所を拾って聴いてないと苦しくなってくる。
珍しくベースが動き回っており、特にサビではアタックが分かりにくいため、低音キーボードで大きなサイクルのオブリを弾いてるような不思議な印象を受ける。
ベースとして上手いかはともかく、やっぱり何でもやってみるに越したことはないか。
総評.★★
全詞曲を担当するギターボーカルの氏原を中心とした3ピース、DOESの3rd。
シャッフルやワルツに手を出さず、ひたすら全員一丸となったような8ビートに没頭するさまは男らしくて潔いと言えなくもないが、
単純に出来る事の幅が他バンドより狭いという印象のほうが強いか。
特に短調の速い曲が多いが、どれもあまり凝った出来とは思えず、
氏原の得意な曲調だから固め打ちしたというよりは惰性で書いた曲で埋めたらこうなったという印象。
バンドがそういう曲調を得意とするが故の偏りだ、とこじつけるにも演奏技術が半端。歌も含め、頭一つ抜けて上手いと思える人がいない。
リズムキープにいくらか難のあるバンドなので、粗の目立ちにくいアップテンポを揃えたのはある意味正しいか。
正確さや繊細さに欠け、それでいて大胆さも持ち合わせていないというのは心細い。
ほとんどパワーコードのギターとルート弾きのベースで埋まってしまう彼らのアレンジは、3ピースバンド中でもかなり大人しい部類に入るのでは。
結果的にそれがダサカッコ良さにつながっている曲もあるが、
全体としては、得意でもない曲調をイチオシしているだけあって、通して聴くにはもたれる内容。
特に歌詞に値打ちを感じない人からすると、作曲も演奏も誰にでも出来そうな曲の並んだ飽きやすい作品かも。
ただ、CD用みたいな嘘臭い加工の後は無いので、ライブを観たら全然ヘタ、ということはないのでは。
技術が足りない分をひたすら運動量でカバーする体力勝負な1枚。
(★5個が満点。)