アルバム全曲レビュー * アーティスト名 : しまみやえいこ。

Reviewer:13th. 44-46 名無しのエリー2006.08.20.

1.求道の人 ★★★
「あなたがもし本当に神様みたいな人なら そんなところに座ってないで祈ってないで 今すぐここへ来て」
初めから「おっ」と思わせる一曲。
彼女の曲は初めて聴くのだが事前情報から少し偏見が入っていた。しかしそれを払拭してくれた。
歌詞、音共にアジアっぽい感じ。
2.Endless Loop ★★☆
「愛情と劣情がもう二人を繋ぎとめないなら 毎夜毎夜揺らしてたゆりかごを今業火の中へ」
微妙。決して嫌いなわけではないのだが・・・不思議な感じの曲。
なんか精神的に来る。まさしくトランス?だが歌詞の世界観とは良くあった曲調だと思う。
3.秋空の彼方 ★★★
「さよなら 君に逢えてよかった いつか君が会う誰かを愛した時は どんな小さな噂さえ 秋空の彼方の 私には届きませんように」
前の二曲からうってかわって今度はピアノから始まる明るく切ない曲調。
打ち込み音楽が不自然ではなくいい感じ。最後のピアノが印象的。
4.Ozone ★★★★★
「Ozone ハートが黒ずんで Ozone 僕が醜くなる Ozone「さよなら」って言った君の冷たい声だけが薬」
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!! 個人的にこのアルバム一の名曲。
ゆっくりと、美しい歌声でえぐい歌詞を歌い上げる。
さらに、女性がこんな感じの「ふられて歪んでる男」の歌を歌うのはとても面白い。
5.MAY ★★★☆
「Happy Birthday 灯したケーキのキャンドルはどうか吹き消さないで
燃え尽きてゆくまで 2人で見ていたい 生まれて初めて感じるこの想い」
今度は正統派な泣かせる曲。ちょっと中島みゆきっぽい?
大人の女性の恋をしっとりと歌った曲。彼女本人の人生経験の賜物か?
6.Automaton ★★★★
「望まぬ最後の足音が近付いて 狂った雨が降る 真が罪ならば深く愛したまま この手で幕を引け」
一転して今度は重くダークな曲調。前曲からこの曲にはいってきたこととも相まってとてもインパクトに残る。
歌詞の世界も前の曲達とは違い暗く、深い。
総評.★★★★
なかなか良かった。少なくとも購入以前の偏見は払拭できた。
だが少し曲構成が微妙な気がする。「Automaton」は最後に持ってくる曲かな?と思った
それぞれの曲の質は高い。
(★:2点,☆:1点の計10点満点。)

Reviewer:19th. 203-206 名無しのエリー2008.08.20.

1.O ★★★☆
"ゼロ"ではなくて"オー"と読む。だから、全角のオーを使いました。地球について、壮大なオケに乗せて歌い上げる。
しかし、この曲についてはドラムが煩い(ヘッドフォンのせい?)。リズム隊はベースとパーカッションのみに変えた方がよかったんじゃないかな。
2.笑顔をみせて ★★★
ヴォーカルスクール講師時代に出逢った生徒とのふれあいから生まれた曲らしい。
島みやと中沢のコンビは相性が良いのか、メロディが生きているように思う。
間奏はコーラスという扱いで教え子を引っ張ってきて欲しかったけど、まぁ、生徒を褒める先生ってポジションならアリかな。
あと、最後にもコーラスが欲しかった。その方が生徒と楽しんでるって感じがするし。
3.カーネリアンの奏でる夢 ★★★☆
ゆったりしたアレンジで、悪いことは悪いこととして受け止めて、前に行こうという背中を押すタイプの応援歌。
ストリングスがおとなしかったから、アレンジャーがElements Gardenメンバーだと気付かなかったのは俺だけじゃないはずw
ただ、サビが煮え切らないのはちょっといただけなかった。
4.胸のクロス ★★☆
失恋後の出会いを描いた曲。スイマセン、男には重いです。
これがクロスじゃなくて、高い指輪だったら...想像したくねぇ!!
アレンジが場末の喫茶店みたいで、余計に重く感じる。
5.求道の人 -remix- ★★★
Endless Loop収録曲のリミックス。不思議な世界観の曲とメロディー、だと思う。
オリジナルは聴いたことが無いから何にもいえないけど、この曲は地に足が付かない感じがする。ゆえに、なんか落ち着かない。
6.太陽 ★★★★
多分、外注アーティストによるアレンジ。本当にシンプルなので、不安にもなったが、途中でシタールが出てきたときにはビックリした。
最後のサビでようやく、開放されたような気分になる。ある意味、民謡を聴いてるような感じ。
7.I need you ★★★
インディーズで歌っていた曲...の、ようだ。前曲が前曲だったせいだろうか。
より、明るく聞こえるダンスポップ。歌詞はやや後ろ向きだけどな。
ある意味、ジャニーズが歌っても大丈夫そうな曲ではあるかな。
8.宇宙のまほろば ★★★★★
唯一の他者作詞曲。なんだか、古文みたいな言葉が随所にちりばめられていて、まるで外国語を聞いてるような感覚に陥ってしまう。
シンプルながらも広大な宇宙を感じるアレンジは見事。島みやによる童謡に通じる優しくも憂いの篭ったメロディにも惹きつけられる。
9.銀河の子 ★★
ここに来て、ようやくI'veらしい音が来た感じがする。メロディは前曲を引きずったのか、童謡っぽいメロディになっている。
今度は歌詞がつかみ所が無い内容になっている。しかし、アレンジはやっぱり歌詞やメロディと噛み合っていない。
C.G mixに島みや曲のアレンジをやらせるのはキツいのか。
10.Recovery ★★★
再び外部アーティストによるアレンジ。二胡が導入されるのは珍しい。
こちらもシンプルなアレンジを施しており、逆にそれが島みやのメロディを上手い具合に引き立てている。耳に優しいのも嬉しい。
最後に盛り上がる演出はバラードならでは。ちょっとベタだけど。
11.ひぐらしのなく頃に ★★★
アニメ「ひぐらしのなく頃に」オープニングでおなじみ。
ひぐらしを知ってる人からすればニヤリとする内容だし、あるパートを逆再生するとちょびっと怖くなるという、隠れた恐怖を演出している。
一部でヴォーカルの凄みを効かせた方が良いという意見もあったが、あの世界観を考えると、多少幼さを残したヴォーカルの方が良いだろう。
ただ、終わりがちょっと唐突のように思えたり、ピアノソロが邪魔に思えたりともう少し改善する点はあったかなぁ、と思う。
本当はもう一個"★"をつけたいけど、アルバムの流れを止めたので減らしました。
12.どこにも無い道 ★★★★★
ラストはバラード。ゆったりと、透明感のあるアレンジが気持ち良い。
そっと包み込むような歌い方がカッチリとハマっているので、歌詞も生きる。
それらが一体となり、ラストを飾るにふさわしい一曲になっている。
総評.★★★★
島みやえい子初のフルアルバム。過去にミニアルバムを出した経験からか、ほぼ、アルバムの空気を壊さない良作に仕上がっている。
しかし、モロにI've soundの「銀河の子」やタイアップ曲「ひぐらしのなく頃に」はアルバムの中では浮いた存在となっているのが惜しい。
彼女が作曲を手がける曲のアレンジャーにC.G mixは外すべきだと痛感。
さらには、ひぐらしタイアップも曲の流れを考えないといけないのでは。せっかくの素材も、これではもったいない。
それ以外はクオリティが高いものなので、安心して勧められる。特に、イージーリスニングを嗜む人には聴いて欲しい一枚。
(★:2点,☆:1点の計10点満点。)