Reviewer:13th. 210-214 名無しのエリー2006.09.10.
1.ハイファイ メッセージ ★★
シングル。軽いノリで楽しい曲。軽いギターが演奏のメイン。
最初は楽しく聞けたが、飽きるのが早い曲だと思う。単調だし、5分半はちょっと長いなあ
何でこれが1曲目なのかはよく分からない、でも次曲へのつながりは良い。聞いてるとだんだん楽しくなってくるので、次曲へテンションを高める事が出来る。
2.スイミー ★★★★★
某人気ドラマ主題歌のアップテンポ曲。なぜか実況板でも人気の曲w
話題のちょわちょわコーラスから始まる。インパクトがあっていいんじゃない。
曲も歌詞も爽やかで、聞いてて清々しい。間奏で再びちょわちょわコーラスの後、久々にいっくんがギターソロがんがん弾いてる。滑らかなピアノも気持ち良い。
ELTにしてはシンセが少なく、テラテラ~てのとサビのキーンってのしか使ってないと思うんですが、両方入れ方が上手くて気持ち良い。
スイミーというネーミングも最高。
欠点を挙げるとすればドラムが少しうるさいって所かな。
3.風待ち心もよう ★★★★☆
アップテンポ。
最初は静かで、ジャジーなピアノが入って、サビはポップとにぎやかだがクセもなくスイミーと同じく普通に一般受けしそう。
1番と2番でのBメロの変化も気に入った。アレンジが凝ってるけどギトギトしてないのが良い。
最近のELTっぽさもありつつ爽やかに聞ける。なぜかこういう速い曲は歌い方あまり変に思わない。
4.雨の鳴る夜、しずくを君に ★★☆
少しキャッチーなバラード。持田の歌詞は少しずつだが確実にレベルアップしてる。
歌詞と曲があいまってきれいな情景が浮かんでくる。曲だけではちょっと退屈なバラードという印象もあるが。
前曲と比べると分かるがもっちーはゆっくりの曲で巻き舌っぽくなるんですね。
位置で得してる曲でもある。
5.恋文 ★★★
シングル。特に特徴の無い、(歌い方以外は)癖の全く無いプレーンな曲。歌詞も純愛。
あらゆる面で中の上という感じのバラード。速く言えばシングル的。いっくんの代わりにピアノとストリングスが主役、いっくんはアコギで裏方。
ここまでプレーンなバラードは意外にも今まであまりなかったと思う。入りやすく飽きにくい佳作。飽きにくいといってもバラードにしてはですが。
6.スカーレット ★☆
恐らくライブを意識したアップテンポ(私はライブ見た事ないですが)演奏はバンドサウンド+ピアノ。
持田作曲だがメロが稚拙。持田作曲は基本的にいまいちだが、これは本気で作曲したんか?
ほとんど4分音符、たまに2分音符、これで99%占める。
たーたーたーたーたーたーーー、たーたーたーたーたーたーーーと言うテンポが続く。
星いっぱいの夜空を飛んでるような感じで、6分近くあるのに長く感じない、聞いててわくわくするアレンジはgood
やはりここでももっちーの歌が問題となるわけだが、この曲の場合は歌い方というよりも単に歌唱力の不足。
Cメロと最後のサビはなんかもう面白い事になってる。
CD音源なのでさすがに音程は大きくはずしてはないけど、声がライブ音源みたい、てかYUKIみたい。自分で歌えない曲書くなよw
このアルバムでは一番だめかなぁ。アレンジといっくんのギターが良いので、捨て曲!というわけではないけれど…
7.SWEET EMERGENCY ★★
いっくんのインスト。ハードです、全然スイートじゃないです。布袋みたいでカコイイ!いっくんギターうめぇ。
このインストで休憩、場面転換ですね。
8.あすの心 ★★☆
キラキラふわふわしたトラックに乗せてスクラッチやら持田の声やらがいろんな所から聞こえてくる。
ここに前曲の流れを引くいっくんのハードなギターが入る。てかAメロにギターリフがあるwELTに今までこんなのあったっけ?
ミスマッチも楽しめる曲。アウトロのギターもかっこいい。
ただ曲構成が×。実験的で面白いAメロも何の工夫も無いサビも同じフレーズ繰り返しすぎ。
自分は1曲聞き終わらないうちに飽きた。ABメロ面白いからまた聞きたくなるけど、1番が終わったら次の曲へ飛ばしたくなる。
繰り返しとかいらないから無駄なとこ削ぎ落として。
また、最近のELTの傾向としてネガティブなバラードの他に、この曲のような遊び心あふれる曲をよく作っている。
1つ思うことは、この曲やBaby Loveのような遊び心曲には今の歌い方は正直合ってる。
9.きみの て ★☆
シングル。切ない感じのミドルテンポ。
構成がAメロ→Bメロ→サビと機械的に進む。いや、他の曲もそうなんだけど、この曲やT.8は特に聞いててそう感じてしまう。
Bメロ→サビが滑らかじゃないのと、曲全体が抑揚が無く単調なのが原因だと思う。
こういうのはこの曲が好きな人以外には退屈に感じてしまう。T.3みたいにしろとまでは言わないが…
それと、たしかT.5とかこの曲って喉が逝っちゃった頃の曲だよね?再録してよ。
なんか叩きすぎたけど、切ないピアノとアコギ、エレキギターが魅力の曲だと思います。
10.いずれもROMANTIC ★★
T.9からT.11じゃ疲れるので、ここでのんきなアップテンポで一休み。ピコピコ系。
いっくん作曲で懐メロっぽく作ったというが、何だこのアレンジは…なぜか自分は温泉に入ってる気分になった。
T.8,9でダレた空気、T.9で沈んだ気持ちを吹き飛ばします。
サビのボコーダーみたいなシンセをはじめシンセを多用しており、初期を思わせないでもない。
小ネタ的な曲だが悪くない。長さもこれくらいでちょうど良い。
11.azure moon ★★★★
シングル。
歌い方きつい、サビメロ違和感、声出てないと三拍子そろっているので初めてサビだけ聞いた時大糞曲と思ってたが、
1曲全部聞いたら全然違った。完成度高いバラード。
2番と最後のサビで盛り上がるが、個人的にはアコギとピアノ、ストリングスが絡んで美しい1番のサビが好き。
最後の力無いシャウト(?)も良い。アルバムのもう一つの核でしょう。
2番と最後のサビでいっくんのギターもガーっと入る。シリアスな曲だし、ここでギターバンドならギターの音量上げてヘビーバラードにする所だが、
そこはELTなのでちゃんと線引きしてあると言うか、いつもどおりいっくんの音量は抑えてあり、声とコーラスの音量が大きくてあくまでポップにしている。
赤ちゃん言葉みたいな歌い方に慣れれば優良曲だと思うけど、ダメならダメです。というか歌い方以前に歌えてない所もあるな…
良い点と悪い点両方が多い曲。
12.I MET YOU ★
マターリインスト。つなぎ。
出来は普通。キーボードがきれいだけどありきたりだったり。
13.good night ★★
シングル。追悼の歌詞が良い、広がりのあるバラード。歌詞は暗めだけど曲は明るい。
これも最初はとても良い曲と思ったけど、あまり特徴が無くて少し飽きやすいかな。
T.5と違って悪い意味で普遍的。神曲の予感がしただけに残念、たまに聞くと良いけど。
サビがなんというかメロが少なめ。ピロウズのBran-new lovesongとかスピッツの楓とかそんな感じ。
あまり完成度高くないのにそうしたのも飽きやすくさせる原因か。
アルバムの締めとしてはいい曲。
総評.★★★
最近劣化が激しいと評判のELTの7thです。
まず最初に驚いた事は、シングルや前アルバムから判断してELTはもうバラードやアコースティック路線で行くんだなと思ってたし、
ほとんどの人がそう思ってたと思うが、見事にはずれた。5thまでと同じくアップテンポ主体でいろんな曲が入ってます。
アルバム曲でマターリはT.4だけ。前作とはまるっきりイメージが違う。それでいてこれといった駄曲が見当たらない。
もっちーの歌詞も以前よりはレベルアップしてて良い。ネガティブなのも良いし、T.4みたいな情景描写系ももっとやってほしいと思った。
演奏についてですが、今回は全体的にいっくんががんばってる。ギターがいつもより前面に出てる曲が多い気がした。
と言うよりいつもよりシンセが少ないのかな? いっくん作曲の曲もT.7,10,12と3曲もある。
ピアノも多用している。半分以上の曲で使われています。シンセ使いまわすよりはこっちの方が好印象です。
悪い点。もっちーはとりあえずボイトレをしろ。CD音源ではテレビのように大きく音程がはずれてはないが、やはり不安定で細い。
(前アルバムの某曲はCD音源なのに平気でずれまくりという最凶駄作だったが)
歌唱力を上げればT.6,11はもっと聞けたと思う。
歌い方は好みが分かれる、てか最初は少し抵抗あったけど、初期のように声を張り上げて、機械でいじって、という手法じゃ今の楽曲に全く合わないのも事実。
ボイトレした上で、今のELTに合った歌い方をしてくれれば良い。
あと、長い曲が多いと思った。T.1,8は長すぎる。
構成を練るか、T.3,6のようにアレンジ練るか、そうでないならバラードでもないのに5分超えるのはやめてほしい。
ただ、これらの欠点を最初からだいたい分かっていて、シングルがいまいちだったのでT.2のためだけにアルバムを聞いた自分には、完全に期待以上の内容だった。
自分はELTヲタってほどじゃないし、実は聞いてないオリジナルアルバムの方が多いんですが、とりあえず結成十年目と聞いたときは驚いた。
びっくりするほどマンネリ感が全然感じられなかった。むしろT.6なんて若いバンドが作りそうじゃない?
世間からの風当たりがきつい人たちですが、これからに期待してます。
(★:2点,☆:1点の計10点満点。)