Reviewer:18th. 376-379 名無しのエリー2008.07.17.
1.ドライフラワー ★★★★
心地いい、ひたすら心地いい、それに尽きる。
歌唱も、バックの演奏も、コーラスもどれも自己主張激しくなく、ただ、アルバムの世界へ、孤独を感じ、孤独を癒す世界へと誘う
歌唱も、バックの演奏も、コーラスもどれも自己主張激しくなく、ただ、アルバムの世界へ、孤独を感じ、孤独を癒す世界へと誘う
2.on saturday ★★★★☆
ふと、安藤裕子の「パラレル」を想い出す、そんな感じ。
憂鬱の月曜を捨て去り、土曜日、”君の街”へとただ走っていく。そのリズムのいいドラムと、程よい疾走感、キラキラしている。
”冗談めいた量のパン”っていう詞とか、凄く素敵だ
憂鬱の月曜を捨て去り、土曜日、”君の街”へとただ走っていく。そのリズムのいいドラムと、程よい疾走感、キラキラしている。
”冗談めいた量のパン”っていう詞とか、凄く素敵だ
3.群青(album mix) ★★★★★
デビュー曲、かなりの秀曲。初期のCoccoを彷彿とさせる。
”憎しみ 愛しさ 違いはない”,”身体さえもういらなくなる”というワード
それでも自暴自棄というよりは、目的もなく、ただ浮遊感を纏い生きていくような無常観が漂っている
”憎しみ 愛しさ 違いはない”,”身体さえもういらなくなる”というワード
それでも自暴自棄というよりは、目的もなく、ただ浮遊感を纏い生きていくような無常観が漂っている
4.太陽 ~the swelling sun ★★★☆
アルバム一、ダークな雰囲気に堕ちている。
太陽、という曲名ながら、彼女の出身地である稚内のような世界の果て、寒々しい荒野を連想させる
太陽、という曲名ながら、彼女の出身地である稚内のような世界の果て、寒々しい荒野を連想させる
5.開け放つ窓(piano version) ★★★★★
3rdシングル、もしかしたら「群青」以上の名曲かもしれない。陰鬱な空気は変わらずなのだが、暗いけれど、明るい。
”あなたのやさしさを守るから”,”信じて”という強い言葉と、ピアノの織り成す珠玉の美しいメロディー。
意志、生まれ変わるような予感、希望に溢れている
”あなたのやさしさを守るから”,”信じて”という強い言葉と、ピアノの織り成す珠玉の美しいメロディー。
意志、生まれ変わるような予感、希望に溢れている
6.trip -うちへかえろ- ★★★☆
やや小休止、まったり、のほほん。いつもの通勤電車の、反対方向に飛び乗って、どこか遠くへ行きたくなる。
田舎の、単線の、自分以外誰も乗っていないような電車で聴きたい感じ
田舎の、単線の、自分以外誰も乗っていないような電車で聴きたい感じ
7.さみしいときはどうしている ★★★★
ぶつけようのない憂鬱を吹き飛ばす爽やかな曲。誰もが抱えているような不安を共有。
”胸がギュウっとなってしまう どうしろっていうの!”
どうしている?どうすればいいかはまだ分からないけれど、背中を押され、自然と生きていけるような気がする。
詞の世界も凄くいい
”胸がギュウっとなってしまう どうしろっていうの!”
どうしている?どうすればいいかはまだ分からないけれど、背中を押され、自然と生きていけるような気がする。
詞の世界も凄くいい
8.なみだは乾かない ★★★☆
夜空を思わせる、心地よく眠りを誘うようなバラード。
”なみだは乾かない それでいいんだと思うよ”というメッセージはまさにこのアルバムの枢軸を成しているものだと思う。
ただ、ただ、安らぐ
”なみだは乾かない それでいいんだと思うよ”というメッセージはまさにこのアルバムの枢軸を成しているものだと思う。
ただ、ただ、安らぐ
9.青春と路地 ★★★★
2ndシングル、またここで深い虚しさを誘ってくる。
いつかの日、どこかに置き忘れた日々、青春、どうしようもない程に郷愁を感じさせ、ひどく憂う
いつかの日、どこかに置き忘れた日々、青春、どうしようもない程に郷愁を感じさせ、ひどく憂う
10.ぼくら平凡 ★★★☆
"特別なものなど無い 無い 無ェよ"
やや普通のJ-POPにもありがちなそれこそ平凡な曲だが、歌唱、編曲でよく補われていると思う
やや普通のJ-POPにもありがちなそれこそ平凡な曲だが、歌唱、編曲でよく補われていると思う
11.chill ★★★★★
今までになく、攻撃的な詞、サウンド。特に冒頭からのギターと、”ガクガク…”という歌い出しにはドキッとさせられる。
”たとえようのない寂しさ 目を開けていられる幸運”という言葉はまさにこのアルバムそのものだと思う
”たとえようのない寂しさ 目を開けていられる幸運”という言葉はまさにこのアルバムそのものだと思う
12.planetary ★★★★
すべての鬱憤を浄化して禊いでいくような1分弱のインスト
総評.★★★★☆
個人的、2008年上半期で5本の指に入るアルバム。阿部芙蓉美(あべふゆみ)アーティストについてはWikiなどで見て頂ければ、と。
そのウェットで、アンニュイで、メランコリックな楽曲と歌唱、情緒深い、無常観の漂う空気である一方、鬼気迫るような厳かさは無く、
暮らしの中で誰もが感じるちょっとした憂い、寂しさにまるで語りかけられるように、体に染み込んでくる。
もちろん残念な点がないわけではない。
シンガーソングライターながら、本人作曲は2曲のみ「ドライ~」「開け放つ~」
ほかは谷本新、もしくは2人での共作となっているのが、やや惜しい。
ちなみにDVDに収録されているPVもお金が無いのか、まったく面白味がない。彼女は音楽で魅せられるので、わざわざ付属させる必要はなかったかも。
とはいえ、1stでこれだけの作品を創ってこられ、なおかつ成長の兆しすらまだ見えるのは凄いと思う。
上記にも登場した、安藤裕子、Coccoなどが好きな方はもちろん、女性アーティストを聴くならとにかく一度は聴いてもらいたい。
(特に「新垣結衣はウィスパーボイス」とか言っちゃう輩に聴かせてやりたい)、でっす
そのウェットで、アンニュイで、メランコリックな楽曲と歌唱、情緒深い、無常観の漂う空気である一方、鬼気迫るような厳かさは無く、
暮らしの中で誰もが感じるちょっとした憂い、寂しさにまるで語りかけられるように、体に染み込んでくる。
もちろん残念な点がないわけではない。
シンガーソングライターながら、本人作曲は2曲のみ「ドライ~」「開け放つ~」
ほかは谷本新、もしくは2人での共作となっているのが、やや惜しい。
ちなみにDVDに収録されているPVもお金が無いのか、まったく面白味がない。彼女は音楽で魅せられるので、わざわざ付属させる必要はなかったかも。
とはいえ、1stでこれだけの作品を創ってこられ、なおかつ成長の兆しすらまだ見えるのは凄いと思う。
上記にも登場した、安藤裕子、Coccoなどが好きな方はもちろん、女性アーティストを聴くならとにかく一度は聴いてもらいたい。
(特に「新垣結衣はウィスパーボイス」とか言っちゃう輩に聴かせてやりたい)、でっす
(★:2点,☆:1点の計10点満点。)